という施設で、その年の「夏のみらい塾2002」を開催した。
『一緒につくろうピカピカ
小中学生の一般参加者50人と、みらい塾のスタッフ60人、
そしてコムニタのスタッフ、土合皿尾の区長さんや
婦人会のおばちゃんたち20人、池田の民謡保存会の方々20人、
総合計150人近い人が集まって、
2泊3日の自然体験学習と、世代を超えた交流を行った。

当時実行委員長をしていたたつやが、
一番やりたかったのが、集落の人たちと一緒にやる夏祭り。
それも昔ながらの夏祭りだった。
もちろん、昔はどの集落でも夏祭りがあったらしいが、
今では、各地区の祭りはほとんどなくなってしまった。
だからこそ、たくさんの子供たちや若いスタッフ、
それに地区の方々が自分たちで企画し、
自分たちで手作りする祭りを計画した。
それがきっと世代を超えた交流になると信じていたし、
高齢化し、過疎化している集落の元気の素になると考えていた。
半年前から、地区の婦人会の会合に幾度となく参加し、
会の趣旨を伝え、おばちゃんたちには、子供たちと一緒に、
伝統的な祭りの食べ物を作ってくれるよう要請した。
最初は「わけのわからん人が来て、料理を作れってなんやの」
とか言ってたおばちゃんたちも、何度も通うたつやたちに
心を開いてくれるようになった。
結果、お祭り当日は山のようなおばちゃんたち手作りの料理と
民謡保存会の方々との盆踊りなどで、本当に世代を超えた
楽しいひとときを過ごすことができた。

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もうあれから5年の月日が流れた。
だけど、そのときにお世話になったおばちゃんたちとは、
時々会っている。
というかたつやが会いに行くのだけど。
どこの家が誰の家かはもちろんわかっているし、
あのおばちゃんが家にいないなら、あそこの畑にいる・・・とか
このおばちゃんの娘はどこに嫁に行ったとか、孫が何人いる、
なんていうことさえ知っている。

「たっちゃん、よーきとっけたの〜」
「なんもないけど珈琲でも飲んできね〜」
「お餅ついたんやけど、持って帰らんかぁ?」
「ほやほや、今わさびの葉っぱとってきたんや、持って帰りぃ」
「あのときはほんとに、楽しかったわ、いい思い出や」
「いややわぁ、あんまりおばちゃんとからかわんといて〜」
「バイクは危ないで気をつけなあかんよ」


いやはや、おばちゃんたちは相変わらずのパワー
元気に活躍しているのだ。
今年も、この笑顔に会いたくて、
幾度となく池田に足を運んでしまうのだろう。

たつやの心のふるさと・・・
それはおばちゃんたちの笑い声が聞こえる池田の小さな集落なのです。


みらい塾を体験できた子供達は、そのひとときを一生の思い出とすることでしょう。昔なら当たり前の、地域の人達と家族のように過ごすことができなくなっている世の中だから・・・。
私は、子育ては難しいものではないと思います。
親自身が、心から自然を愛し、素直に人を愛する生き方をしていたら、子供は明るく元気に心優しく育っていきます(と信じています)。
自分の子供だけでなく、どんな子供に対しても、大人たちは無償で愛情を注ぐ世の中であってほしいな〜。
おばちゃんたちはホントにいい笑顔で迎えてくれます。
こんな顔って、なれそうでなれないですよね。
いつも笑って、周りの人も幸せ気分にさせてくれる
池田のおばちゃんたちが大好きです。
みらい塾に参加した人、こどももスタッフも村の人も、
みんなタカラモノを見つけたのではないかと思っています。