バランドロの食事はどれも本当に美味しくって、
最後に食べたポルチーニのパスタは、
これでもか!という量のポルチーニが入っていた。
後はカディスの街を散策して、セビージャに戻り、
夜の飛行機でバルセロナに向かうだけだ。
航空会社はもちろんLCC。
スペイン国内をくまなく飛んでいるRYANAIR。
フライト時間は1時間ちょっと。
飛行機を待ってる間から異変は気が付いていた。
とにかく胃が重い。
胃腸が動いていない感覚があって、
何度もトイレに行ったがただ座っているだけ。
喉が渇いて、ペットボトルの水を何本も飲んだ。
フライトの案内放送がありチェックインするが、
格安航空券では当たり前の一番端っこのゲートまで
かなりの距離を歩いた。
そこから更にバスに乗って飛行機まで。
もちろん屋根のないタラップから機内に入った。
たつやが座った席の隣は、
6歳の女の子とそのママだった。
彼女はバルセロナで不動産の会社を経営しているとのこと。
これもご縁といろんな話をして、
フェイスブック上のお友だちになった。
今度バルセロナに来る際には連絡してね〜と言ってくれた。
もう少しでバルセロナ空港。
飛行機が高度を下げ始めた時に、
いきなり胃の中のものがこみ上げてきたのだ。
必死に我慢したが、もっていたビニール袋の中に
少し戻してしまった・・・。
周りの人が気付かないように眠ったふりをした。
空港に到着後、トイレにかけこむと
何度も何度も嘔吐した。
食べ過ぎて吐くなんて、何十年ぶりだろう。
いい年して、バカじゃないの?と自己嫌悪。
しかしながら、胃の中のものがかなり無くなったことで、
かなり体は楽になった。
空港から市内に行くバスに乗っている間、
胃が痙攣しているのがわかった。
脂汗が噴出して来て、体全体に熱を持っていた。
59年間生きてきて、胃が痙攣しているのは初体験だった。
バルセロナの街はすっかり夜になっていた。
たつやが日本で予約した宿泊先は、
あのサグラダファミリアから歩いて15分という
住宅街にあるAIRbnbのマンションだった。
オーナーのAmeliaさんとは翻訳ソフトを駆使して連絡していたので、
グーグルマップで住所を調べて、
街の中央まではバスを。
そこからAmeliaの家まではタクシーを使った。
その移動中にも時折、胃がピクピク痙攣が続いてた。
番地を確認しながら歩いたが良くわからなかった。
かなり夜も遅かったが、
フェイスブックのメッセンジャーの電話機能を使って、
Ameliaに電話を入れた。
場所がわからない。今はここにいるとその番地を伝えると、
そこで待っていてくださいと言われた。
ほどなくAmeliaと背の高いドイツ人が迎えに来てくれた。
どうやらその彼もAmeliaの家に泊まっているらしい。
そしてようやく部屋に案内してもらうことが出来た。
彼女はどうやらこの綺麗なマンションで一人暮らしをしているようで、
趣味は掃除?と思うくらい、どの部屋もピカピカだった。
たつやが借りたお部屋は縦長の4畳半くらいで、
ベッドとクローゼット、テーブルなどがあった。
キッチン、リビング、バスルーム、洗濯機などは、
旅人の共有の場所で、
長い間滞在する人たちは、食材を買ってきて、
ここで料理することも可能。
長い一日が終わった。
ベッドに倒れ込んだ。
胃は思い出したように、突然痙攣し始める。
寝ていても、それで起こされるのだった。
体は熱っぽく、体温計がなかったのでわからないが、
体感的には8度くらいはあったのだと思う。
明日は昼からサグラダファミリア見学の予約がある。
後、十数時間で回復するのだろうか!?
かつてない旅先でのピンチだった。
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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