2020年04月02日

ブルーライトヨコヤマ@高浜町

街の灯りがとてもきれいね、ヨコハマ〜♪
と聞いて、メロディーが出てくるのは、
50代後半以上かな?

いしだあゆみさんが歌っていたヒット曲です。
話は全然変わりますが、いしだあゆみさんは、
たつやが中学生の頃には、ずっと年上のおばさんだと
思っていたのですが、ある日当時話題になっていた
映画『日本沈没』に出ていたいしだあゆみさんの
水着姿を見て、大人の女性の魅力にびっくりしたものです。
たつやのブログでは初、お借り画像です^^;
今見ても、素敵です♡

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さてさて、いしだあゆみさんの話ではありません。
今回ご紹介するのは、
福井県高浜町にあるイタリアンレストラン
『ブルーライトヨコヤマ』さんです。

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この店を紹介してくれたのは、
たつやのグルメ師匠Sさん。
ちょっと遠いけど、行く価値は十分あるよ!
ということで、何人かのお友だちを誘って、
先月、ランチに出かけてきました。

距離があってなかなか行く機会がないかもしれないと
いうこともあって、ランチもシェフおまかせで
一人5000円というちょっと贅沢なコースをお願いしました。

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大阪の超有名店で働いていたという話を聞いていたのですが、
最初の前菜の盛り合わせをいただいた時点で、
もう十分納得です。
特にへしこのポテトサラダ絶品です。
これだけをパンに挟んで食べても
めちゃめちゃ美味しそうです。

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続けて出されたパスタ2種類も
今まで食べたことのないタイプの麺で、
ソースもシェフこだわりの素晴らしい美味しさでした。
ソースが美味しくてパンのお代わりをしてしまいます。
自家製のカラスミもいい感じです♪

それだけでもかなり満足なのに、
続けて、お魚料理とお肉料理。

ドルチェとコーヒーがついて、
大満足&満腹の幸せなランチでした。

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横山シェフは大阪出身で、
奥様がここ高浜町出身ということもあり、
この地に自分のお店を昨年、開きました。
世界で認められたビーチ、ブルーフラッグの
和田高浜海水浴場のすぐ近くにあります。

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最近はこのご時世もあり、
オードブルやパスタ・カレーなどの
持ち帰りメニューもありますので、
家庭でプロの味を楽しむことも可能です。

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ブルーライトヨコヤマ
福井県大飯郡高浜町和田118-30-1カミヤビル1F
0770-72-8180
営業時間:火水木11時〜15時
     金土日祝11時〜15時 17時〜21時
定休日:月曜日(祝日も休み)








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記事2963回目3
posted by たつたつ・たつや at 23:50| Comment(0) | 店グルメ・伊&仏編(洋食含む) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月31日

新田珈琲@敦賀市

敦賀市のメイン通りの一角に、
実力派のすごい珈琲店がある。
カフェではなく、自家焙煎の豆を主に
販売している。
試飲を兼ねたカップ販売もやっているので、
試したい豆で淹れたコーヒーを飲んで、
気に入ればその豆を買って帰ることが出来る。

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以前はチモトコーヒーという会社名が
そのままお店の名前だったが、
2年ほど前に店舗を改装した際に、
オーナーの名前をつけた新田珈琲という
店舗名となった。

たつやは以前の店から知っていることもあって、
改装後、初めて訪れた際には、
その変わりようにびっくりした。
この店の改装を手掛けたのは、
たつやの友人でもあるMさんなのだが、
とにかく素晴らしいセンスの持ち主。

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実はこの近くにある中道源蔵茶舗というお店の
店舗改装を手掛けたのは、前出のMさんだった。
たまたまご縁があったことで、
M氏を中道さんに紹介し、お互いに気に入って、
結果素晴らしいお店が誕生した。

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その過程を知っていた新田さんが、
M氏の仕事ぶりに惚れて
自分のお店も彼に依頼したと聴いている、

なので間接的にではあるが、
たつやも少しばかり関連していたので、
完成することを楽しみにしていた。







先日、久しぶりに新田珈琲を訪ねた。
以前は店内でもコーヒーを飲むことが出来たが、
現在(2020年3月31日)は新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため、テイクアウトのみになっている。

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店内にはたくさんの賞状やバッジやトロフィーが
飾られている。
というのもこちらの新田夫妻は、
2人そろって珈琲のプロ中のプロ。
数々の資格を持っている。
例えば、コーヒー鑑定士、コーヒーマイスター
生豆鑑定マスター、品質管理マスター、
コーヒーインストラクターなどなど。
こんなにたくさん資格があることも驚きだが、
それをお二人して持っていることは、
更に驚きだった。

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また奥様である新田千香子さんは、
日本の利きコーヒーの大会で1位を取ったり、
ハンドドリップの大会で日本で3位、
また世界大会でも14位に入るという
快挙を成し遂げている。
普段お店にいると、愛想のいいかわいい奥様
という感じなのだが、
実はとんでもない方なのだ。

千の香りを嗅ぎ分けるって名前だからかな?

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なので珈琲で疑問に思ったことなどは、
お二人に相談すれば、どんな答えでも帰ってくる(はず^^)
たつやもこの日は、挽いた豆の香りを嗅いで、
好みの香りの豆で珈琲をハンドドリップで淹れてもらった。
なんたってすごいドリッパー(というのかな?)なので、
豆の美味しさを最大限に引き出してくれる。

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この日は3人で行って、
それぞれ違うコーヒーを淹れてもらった。
豆の産地や特徴などを教えてもらいながら、
いただくコーヒーはまた味も格別だ。

敦賀に行く機会があれば、
是非、行ってみてください。

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新田珈琲
福井県敦賀市本町1-11-3
0770-22-0298
営業時間:月〜木10時〜18時
金13〜18時 土日祝11〜17時
不定休







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記事2962回目
posted by たつたつ・たつや at 23:33| Comment(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Viagem(布上智子・伊藤芳輝デュオ)ライブ

この二人のライブを初めて聴いたのは、
ちょうど一年前のこと。
旧清水町にある『さえずり』という
そばやさんでのライブでした。

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ギターの伊藤さんのライブには
過去にも何度か出かけていて、
その音楽性と、超絶テクニックと、
ちょっとスベルMCとが、
素晴らしいお人柄を知っていました。

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ボーカルの布上智子さんのことは、
何人かの音楽仲間から、
是非、聴いた方がいいよ!
本当に素晴らしいボーカリストだから
と聞いていたので、
この日の来簿をとても楽しみにしていました。

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歌い始める前から、
彼女の持つ雰囲気に引き込まれました。
言葉ではちょっと表現できない魅力を感じました。
久しぶりに演奏が始まって、
彼女がステージに登場した時から、
胸がドキドキしたのです。

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そして歌い始める・・・
えっ!?何これ!
失礼な表現に聞こえるかもしれませんが、
想像を遥かに超える抜群の歌唱力で、
とても驚きました。
と同時にハートを鷲掴みにされました。

天才ギタリストの伊藤さんと、
布上さんとの息もぴったりで、
お二人もとても楽しそうに演奏をしてくれました。
ライブはあっという間にアンコール。
その間、ずっとノリノリで、
そしてドキドキしながらライブを楽しみました。

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あれから一年が経って、
またお二人のライブに行くことが出来ました。
今回は越前市にあるライブハウス
『ラグタイム』でした。
相変わらず素晴らしい演奏で大感激でした。
最初の曲、カポエラを歌った曲、
めちゃめちゃカッコ良かったぁ。
ボサノバも日本の曲も
何でも自分たちの世界に引き込んでいくのです。
相変わらず智子さんはとても色っぽくて、
魅力的で、そして素晴らしい歌声・・・
目の前で歌っている智子さんと目が合うと、
ドキドキでした。

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2週間ほど前でしたが、
やはりお客様はとても少なかったです。
でもいつも以上にお二人の演奏が素晴らしくて、
めちゃめちゃ楽しい時間を過ごしました。

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2人の新しいアルバムを買って、
お二人にサインをしていただきました。

また音楽ライブに心配なく行ける日が来ることを、
心より祈っています。







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記事2961回目
posted by たつたつ・たつや at 00:01| Comment(0) | コンサート・ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月29日

ARABIKIと工藝

山代温泉界隈はたつやにとって
魅力的なエリアで、
時折、街中散策をする。

その中に山代コドンというお店がある。
普段はカフェとして運営しているが、
時折、ちょっとしたイベントや
面白い雑貨の販売などをしている。
このコドンが面白いのは、
運営のメインが何人かの移住者ということ。
それぞれの個性を生かした運営がなされている。

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なので地元の人には気が付かない
地元の良さや、強みを見つけて、
それを表に出して、商品化して
地元を盛り上げている。

この日は加賀市に住む友だちから、
「今日の展示会はなかなか面白いよ。
いつもと雰囲気がガラリと変わってる。
担当している人のセンスが素晴らしい!」
と教えてもらった。

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この日は展示会と販売をやっている関係で、
かなりたくさんのお客さんで賑わっていた。
いろんな商品が並んでいて・・・

たつやが一目見て、これ凄い!
と思った商品があった。
これだ!

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このサボテンの器として使われているのは、
山中漆器の木地師さんが最初に作る
粗挽きのお椀。
その後、ロクロに付けられ、
薄く削っていき、ペーパーをかけて
お椀の木地となるが、
この商品は、粗挽きそのままに漆を塗り、
金属製のAという刻印の釘のようなものをあしらっている。

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これには一目惚れした。
こんな感性は地元の漆器に携わっている人には、
出てこないだろう。
まさに移住してきた人だから
考えられた伝統工芸の新しい商品だと思った。

他には同じ器を使い、
一か所に穴を開け、
そこにはドライフラワーが一凛。
このセンスも素敵だ!

このその名もずばりARABIKIは
山中漆器と花や植物を組み合わせて出来た
新しい伝統工芸だ。

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「少しだけ生活を美しくする日用品」
と書かれていた。
同じ山中漆器でも、お椀を買うニーズと
このARABIKIを購入するニーズは
まったく別で、まさに新しいマーケットを
作り出している。
こうした動きは全国の伝統産業でも
取り組まれている。
日本の伝統技術や職人さんの技と、
新しいクリエーターが出会うことによって、
生まれる新商品は新しい付加価値を生んで、
世界に通用する商品が生まれてくると思っている。

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もうひとつ、たつやのツボにはまったのが、
このベンチ。
地元の製材所と一緒に作ったというこのベンチ。
こんなベンチが街中に溢れていたら、
それだけで楽しい町になっていくのではないだろうか。

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このARABIKIやベンチを考案した藤永さんと
短い時間だったが、いろんなお話をさせてもらった。
奥様がこちらの方で、東京から移住してきたとのこと。
こうした伝統工芸があったり、自然豊かなこの地が、
とても面白いと言う。

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また是非お会いしましょう!
と約束して別れた。
福井の伝統工芸にも是非力を貸して欲しいな。

山代コドン
石川県加賀市山代温泉通り24
営業時間:9時〜17時
定休日:火曜日・木曜日







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記事2960回目
posted by たつたつ・たつや at 22:23| Comment(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月28日

Bistro mistral@越前市

武生の旧市内は古い町並みが残っていて、
もしこれが京都や金沢だったら、
たくさんのオシャレな飲食店に生まれ変わるのに・・・
などともう10年以上前から思っていた。

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最近になってようやくその動きが出てきて、
たつやも嬉しく思っている。
武生には総社という由緒正しい延喜式の神社があり、
その裏手には古刹、引接寺(いんじょうじ)や
古くからお寺があるエリアがあるが、
その一角にかつて天皇陛下も召し上がったという
「うるしや」というそば店があった。

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たつやも若い頃に何度かその店に行ったことがある。
とにかくいろんなエピソードがあった。
そばを注文して食べ終わって、美味しかったので、
追加注文をしたら、最初に頼みなさいと怒られたとか・・・
毎月のように京都の大きなお寺の住職が
タクシーに乗って食べに来ていたとか・・・
残念ながら、そのうるしやは20年ほど前に閉店した。

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その語、ずっと空き家になっていたのだが、
昨年、うるしやは復活した。
かつての名店うるしやのファンは狂喜乱舞した。
そしてその名に恥じないそば店として、
そば懐石やそばを提供している。

うるしやがきっかけとなり、
また国の街中活性化の補助金を受けるなどの後押しもあり、
その京町界隈が賑やかになってきた。
うるしやの前には、京町ごはんやさんという総菜のお店、
最近になって、パスタのイタリアンレストランと、
フレンチレストランが加わって、
ちょっとした武生の注目スポットとなっている。

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今回、その中で訪れたのは、
まだ開店して一ヶ月という
フレンチレストランだ。
フレンチと言ってもビストロという名前が付いているので、
割とカジュアルなお店なのだろう。

この日は金沢からのお友だちの歓迎を兼ねて、
11名でランチでお伺いした。
ランチコースで税込み3000円。

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ビストロミストラルは、元呉服店を営んでいた
100年以上の古民家をリノベーションして開店した。
外観はその名残を残しているが、
店内は白を基調とした明るくきれいな内装で、
席数は25.6席。
料理はとても丁寧に作られていて、
地元の食材を活かした美味しいコースだった。

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3種類の前菜の盛り合わせ
スープ・パン
お魚料理
お肉料理
デザート
食後のドリンク

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この内容で3000円はうれしいですね。
まだ若いシェフと奥様が武生に開いたビストロです。
たつやもまた出かけようと思っています。

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Bistro mistral ビストロミストラル
福井県越前市京町1-6-22
0778-43-6221
営業時間:11時〜14時 17時〜20時半
定休日:水曜日








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記事2959回目
posted by たつたつ・たつや at 22:19| Comment(0) | 店グルメ・伊&仏編(洋食含む) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大神神社@奈良県

大神神社・・・
おおみわじんじゃと読むんです。
奈良県桜井市にあります。

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神社好きのお友だちから、
ここは本当に素晴らしいところだから、
一度は行った方がいいよと言われて
初めて行ったのは2017年7月のことでした。

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その日は金曜日の夕方、仕事を終えると、
急に奈良へ行こうかな?と、
それこそ唐突に思ったのです。
スマホでその日の奈良のホテルを探すと、
想像していたよりもかなり格安のホテルがあって、
しかも一室だけ空いていたのです。

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翌朝、7時には朝食を済ませて、
桜井市にある大神神社へ向かいました。
大神神社のご神山は三輪山です。

到着した時間は午前8時頃でしたが、
7月上旬ということもあって、
既に気温は30度近くありました。
しかし鳥居をくぐって、参道に入ると、
空気が変わります。
どんどん奥に行けば行くほど、
更に心地よい大地からのエネルギーを感じます。

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最後の石段を上がると、
ちょうど茅の輪くぐりがあり、
まわり方の説明書を見ながら、
くぐって、本殿にお詣りしました。
ここも不思議な光が差していました。

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もう3年も前のことなので、
鮮明には覚えていないのですが、
とにかくとても好きな神社で、
また行きたいと思ったことは覚えていました。

その後、実はこの大神神社を2度訪れることになりました。
昨年9月1日、そして今年の3月1日。
どちらも金沢在住のお友だちもから誘ってもらいました。
彼は神事が大好きで、ありとあらゆることに造詣が深く、
人間的にもとても魅力的な人で、
めちゃめちゃ元気でエネルギッシュな人です。、
まだ40代、でもたつやはとっても尊敬しています。

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その彼はほぼ毎月1日にこの大神神社へ
ご祈祷に来ているのですが、
その行程が驚きです。

夜、金沢を出発し、
夜中の12時前に大神神社へ到着。
お一日の毎月1日は午前0時からご祈祷を受けて、
終わるとどこへも立ち寄らずに
夜明け前に白山比盗_社へ行き、
金沢神社で祝詞を上げて家に帰る・・・

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たつやは北鯖江のサービスエリアで
彼に拾ってもらい、
大神神社でご祈祷を受け、
そして夜明け前に鯖江に戻ってきました。

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9月には商売繁盛を、
そして3月には念願成就を
ご祈祷していただきました。

毎回感じることなのですが、
ご祈祷殿に入ると、
前からす〜っと心地よい風が吹いてきます。
風というにはあまりにも
穏やかな空気の流れのような感じですが、
本当に気持ちがいいところです。

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大神神社。
お昼も良かったですが、
真夜中のご祈祷、
素晴らしい経験をさせていただきました。

心も体もきれいになって、
すべてのことに感謝したいと思います。

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2020年03月27日

森六@今立町(越前市)

福井県の旧今立地区には、
そばの名店が多い。
たつやはこの辺りのそば屋に通うこと、
もう35年ほどになるだろうか。

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学生時代6年を東京で過ごしたたつやにとって、
東京のそばは美味しいものではなかった。
ま、その頃はそばの美味しさはまだ知らなかったのでしょう。
もっぱら吉野家の牛丼とか、
町の定食屋で野菜炒め定食などを食べていました。

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福井に帰ってきて、
あらためて故郷のおろしそばを食べて、
その美味しさに目覚めたのです。
その頃から、たつやのお気に入りの店は、
この今立にありました。

その中でも一際異彩を放っていたのが、
『森六』でした。
メニューはおろしそばのみ。
なのでお客様はお皿の枚数をいうだけ。
3枚とか5枚とかそんな感じでした。

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はっきり覚えてはいないのですが、
たつやは最高8枚食べたと思います。
本当はもっと食べらえたのですが、
お金のことを考えてやめたことだけは、
はっきり覚えています。

その後も森六へは通っていたものの、
行く回数は減っていったのですが、
つい最近になって、
続けて2回行く機会に恵まれました。

今はメニューも十割そばのせいろそばや、
季節限定のメニューもあります。

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相変わらずおろしそばは太くてどっしりした
地から強い蕎麦です。
噛んで味わうそばで、旨味たっぷりのダシ、
それにピリリと辛い大根とのハーモニーが
絶品です。

十割そばのせいろは、
繊細な細麺。
おろしそばとはまったく違う麺とダシです。
香り高く、腰があり、喉越しの良い麺は、
非常に高いレベルのそばです。

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たつやにとっては思い出深い
この森六のそば。
この日は、たつやが大好きで尊敬する
大先輩の経営者の方とご一緒しました。
若い頃には
とてもご一緒出来るような関係ではなかったのですが、
30年の月日が過ぎて、
今は隣でそばを食べて、
ご一緒させていただけるようになりました。

そばはいい。
人と人の距離を近づける力があると思います。

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森六
福井県越前市粟田部町26-20
0778-42-0216
営業時間:11時〜17時
定休日:月曜日






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2020年03月23日

お彼岸の舟津神社@鯖江市

3月20日春分の日。
3連休の初日だからか朝早く目覚めた。
布団の中でスマホで時間を確認すると
午前5時40分。
いつもならそのまま再度寝てしまうが、
春分の日ということに気が付いて、
朝日を見ようとベッドから出た。
カーテンを開けると外は曇り空・・・。
日の出は無理かなぁ。

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今の時間から行ける場所は限られている。
まだかなり冷えている感じだったので、
厚手のダウンジャケットを着て、
近所にある舟津神社へ向かった。

舟津神社は鯖江に古くからある延喜式の神社で、
後には王山古墳群がある王山があり、
正面には鯖江と今立に跨る三里山がある。
以前から、この神社の日の出は、
春分秋分の日には三里山の正面から登ることを
予想していたので今日は検証だ。

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最近はスマートフォンのアプリを使うと、
日の出、日の入りの方向が地図上で示されたり、
カメラを開くと、その日の太陽の軌道が分かるものまである。
しかも日付を変えることで、
別の日の太陽の動きもわかるという優れモノだ。

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舟津神社の参道はほぼまっすぐで、
本殿の手前で少し曲がっている。
このほんの少し角度が変わるのは、
もしかすると三里山の仰角で
太陽が正面に登る方向なのではないかと
思っている。
残念ながら、参道の周りには大きな木があるので、
それを肉眼で確かめることは出来ない。

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最初に本殿でお参りをした。
日の出前でまだ少し暗い感じで、
誰一人としていない境内は
気温以上に肌寒く感じた。
たつやにとって舟津神社はちょっと怖いかも・・・。

右手にあった桜の花がきれいに咲いていて、
それを見ると心が落ち着いた。

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参道を戻り、鳥居の前で日の出を待った。
日の出時間は午前5時58分。
三里山のシルエットがより鮮やかになってくるが、
肝心の太陽が昇るところには
厚い雲があって、太陽は見えない。
アプリで確認してみると、
想像通り、三里山の中央辺りから太陽は登る。

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元々、この王山古墳群は、
白山の夏至冬至のレイライン上に位置する。
もっと平たく言えば、ここは
夏至の日の出は、白山から登る。
寄って王山古墳群は白山と三里山を
意識して作られたのだろう。

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帰りにたつや家の墓参りに行った。
この王山古墳群の一角に位置するお墓だが、
この辺りの墓石は同じ方向を向いている。
それは白山を正面にしている。
ということは夏至の日は正面から太陽が昇る。
考えてみたら最高の場所にあることがわかった。

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これから段々暖かくなり、
明るい昼の時間が長くなっていく。
桜の季節もすぐそこまで来ている。






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記事2956回目
posted by たつたつ・たつや at 22:21| Comment(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月22日

TAYLOR WITH RESPECT メガネブランド

メガネは作るものではないと思うんです。
メガネは仕立てるものなんです。


初対面のたつやに脇聡は言った。

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15年ぶりにSNSで連絡をくれた女性と会って、
多岐に渡る話をした時に、
たつやに是非、紹介したい人がいると言った。
その人は、今や鯖江のメガネ業界でも、
もっとも注目されている人だと言う。
話を聞くうちに、たつやも是非会ってみたいと思った。

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こんな時、思いはすぐに叶うもので、
その1週間後に、たつやは彼のオフィスを訪ねた。
約束の5分前に着くと、
紹介してくれた彼女は先に着いていた。

オフィスは雑居ビルの2階にあった。
スリッパに履き替えてオフィスに入った。
白を基調とした洗練された空間で、
驚くほどモノが少ない。
それでもところどころに
アンティークの椅子や小物が置いてあって、
お洒落な雰囲気を醸し出している。

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この新しいブランド
TAYLOR WITH RESPECT
の代表が脇聡だ。
なんて雰囲気のある人だろう。
名刺交換をした後に、
脇の経歴を聞いた。

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福井県や鯖江とは縁もゆかりもなかった。
兵庫県出身の脇は金沢の大学に進学し、
アートを勉強し、芸術家の卵として出発した。
その後、ものづくりに興味を持ち、
いつしかメガネにたどり着く。
メガネ会社として有名な会社で、
様々なブランドを立ち上げ、
いずれもヒット作を生み出してきた。
そして2017年に独立開業し、
オリジナルアイウェアブランド
TAYLORを発表した。

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僕はいい意味でも悪い意味でも
よそ者なんです。
だから好きなことがやれる。


古い因習や習慣に囚われることなく、
自分が作りたいメガネを
とことん拘って作っている。

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実は僕の祖父が背広の仕立て屋だったんです。

冒頭にメガネは仕立てるもの・・・
という言葉はここにつながっているのだ。

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その頃に祖父が仕立てたジャケットがあるのですが、
今でもまったく型崩れしていない。
それに信じられないくらい手間暇かけて作られています。


仕立て屋だった祖父を尊敬している。
だからブランド名はそのものズバリで、
TAYLOR WITH RESPECT

確かに彼は仕立て屋だったおじいさんのDNAを
確実に引き継いでいるのだ。
洋服がメガネに変わっただけのことなのかもしれない。
どちらも人が身に着けるものだからこそ、
仕立てる・・・のだろう。

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その後、脇がいかにこだわってメガネ作りに
傾倒しているかを聞かせてもらった。
買った人が長年使ってもらうため、
メガネの耳にかける部分をテンプルというが、
壊れた場合、簡単に取り換えられるように、
共通のパーツが取り付けられるように工夫されている。
また通常では出せないだ色のグラデーションを出すために、
職人と何度も試行錯誤することで、それを可能にした。

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あっという間の2時間。

たつやも一枚、彼に仕立ててもらいたい。

TAYLOR WITH RESPECT
http://tayloreyewear.com/

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敬称を略させていただきました。










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posted by たつたつ・たつや at 01:08| Comment(0) | たつやの好きなモノ・生き方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月20日

1974年思い出の額

1974年3月
高校受験が終わり、
中学の自分の卒業式を早退して、
福井駅から青森行特急『白鳥』に乗った。

生まれて初めて行く北海道に、
わくわくしていた。
SLダイヤ情報を隅から隅まで読みあさり、
行ったことのない北海道の地図と
蒸気機関車が走っている路線図、
そして撮影ポイントはすべて頭に入っていた。

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受験勉強という名の、
夜遅くまで部屋にこもる時間は
たつやにとって、誰にも邪魔されずに
ずっとこの情報誌を読んでいた。
蒸気機関車の写真を撮りに出かける旅は、
それまでに何度か一人で出かけていたが、
北海道を丸々2週間旅することは、
多少不安があったかもしれないが、
それよりも蒸気機関車の天国だった
憧れの北海道に行けるワクワク感の方が、
何十倍も何百倍も上回っていた。

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この旅行に出る1週間ほど前に、
父がこんなことをたつやに言ってくれた。
「いい写真を撮るためには、いい機材が必要や。
これ使うといい」
手には箱に入った新品の一眼レフカメラと、
135mmの望遠レンズを持っていた。

ASAHI PENTAX SP-F
本格的一眼レフカメラと
専用の望遠レンズだった。
もちろん当時はアナログカメラで、
ピントは手で合わせなければならないし、
露出とシャッタースピードも
自分で設定しなければならない。
そして当たり前だが、
モノクロフィルムかカラーフィルムを買って、
カメラにセットしなければならなかった。

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フィルムはやはり父が買ってくれたが、
まだカラーフィルムは高価だったこともあり、
メインはモノクロフィルムを使っていた。
1本36枚撮り。
ようするに1本のフィルムで36枚の写真が撮れる。
モニターなんてないから、
ちゃんと写っているかどうかは、
現像して、紙焼きしてみないとわからない時代。
なんとも不便な時代だったが、
それが何とも言えないドキドキ感と、
現像が出来るまでの間の楽しみでもあった。

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近所にある恵美写真館へ
北海道で撮ったフィルムを現像に出して、
出来上がるまでの10日間は
待ち遠しくて、それこそ指折り数えて待っていた。










あれから45年。
先日、家の中を片付けていたら、
高校2年生の学校祭で、、
友人と二人で開催した写真展で展示した
1974年3月に北海道で撮影した
たつやの写真のパネルが出てきた。
懐かしい写真・・・。
もう色あせて、写真の一部は破れている。

裏を見て思い出した。
このパネルは家にあった板切れを使って
自作したものだ。
その額に水にぬらした印画紙を貼って、
四方をホチキス止めし、
その上から、印刷屋で伝票に使う
黒のクロスを貼ってそれっぽく仕上げた。

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どうしようか迷った。
捨てようかと思ったが、燃やすことにした。
せめて燃やす前にカメラでデジタル保存。
しばらくその額を眺めていたら、
その当時のことをいろいろ思い出した。

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7年前に亡くなった父が
いかにたつやを愛していてくれたのか・・・
言葉にすることはなかったけれど、
何をするにしても黙って応援してくれたなぁ。

今日はお彼岸。
あらためてご先祖や父に感謝です。
おとうさん、ありがとう!








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posted by たつたつ・たつや at 23:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月19日

レジェンド・ヨコガワ分店@武生(越前市)

いまだに越前市というのはピンと来ない。
武生は武生だし、今立は今立だと思っている。
なので、たつやが大好きな老舗の町の洋食屋さん
『ヨコガワ分店』は、越前市ではなく、
武生の名店だと思っている。

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たつやが通っていたのは武生だったこともあり、
今でも外食するときは、
地元の鯖江よりも武生へ行くことが多い。
中でもココ、ヨコガワ分店へは通うこと30年。
今ではご当地グルメのボルガライスの人気もあり、
週末になるとお店の前に何人も並んでいたりするので、
平日か夜に行くことがいいかもしれない。

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たつやのおすすめカツ丼
揚げたてのカツの上には、
卵と和だしを混ぜたふわふわ状態の
卵が乗せられて、出てくる。
ネギやタマネギはなく、シンプルな卵カツ丼。

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しばらく間が空くこともあるが、
コンスタントに通う美味しい町の洋食屋さんだ。
最初に通った頃は、今いる息子さんはまだ中学生で、
親父さんが奥さんと2人でお店を切り盛りしていた。
昼間っから常連さんが、串カツをつまみに
生ビールを飲んでいる風景が日常だった。
昔の店から新しくリニュアルしたが、
雰囲気はまったく変わっていない。
ずっとオープンキッチンのスタイルを通しているので、
お客さんはカウンターに座って、
料理をする様子を見ることが出来る。
だからこそ、掃除は見事なまでに行き届いているし、
一瞬たりとも気が抜けない状態で、料理をしてくれる。

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たつやはこういうお店が大好きで、
特にこれくらいの規模のお店だと、
店主との会話が出来ることも楽しいし、
自分がオーダーしたメニューが、
今、どの行程にあるのかをライブ感覚で、
観れることが、とても嬉しい。
ヨコガワ分店は厨房を囲むように、
L字型カウンター12席。
座敷が4〜6席程度。

写真下:武生のご当地グルメで有名になったボルガライス
たつやもブーム以前から観光コンテンツだと思っていました。
この頃の親父さんはコック帽をかぶっていました^^
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/44135637.html
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/21780230.html

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勝手な想像だが、
このカツ丼はたつやのために作っている・・・
という意識が料理人にあるのかないのかでは、
味に差が出てくるのではないかと思っている。
大人数のレストランとなるとそうはいかない。
流れ作業で料理を作ることだけになる・・・
贅沢だが、たつやはやっぱり料理人さんが、
この人のために料理をしていると意識して、
作っていただいた方が、断然美味しく幸せだ。

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ヨコガワ分店のおすすめはたくさんあるが、
たつや的に好きなベスト3は
カツ丼・カツカレー・オムライスとハンバーグのセット。
有名なのはボルガライスなので、
県外から来られたとおぼしき人たちの8割?が
ボルガライスを頼んで、皆、写真を撮っている。
たつやがブログを始めた14年ほど前は、
食べ物の写真を撮っている人はほとんでいなくて、
変な目で見られることもあったが、
今では撮らない人の方が少ないかもしれない。

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どのメニューもたつやが最初に味わった30年前と
ほとんど変わることなく、
相変わらずの美味しさなのがうれしい。

カツは、肉に卵やパン粉を付けたり、
前もって揚げておくことはなく、
今でも注文を受けてからしかカツを作らない。

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何十年も元気でお店に立つ親父さん、
いつまでも元気で美味しい洋食を
たくさんのお客さんに食べさせてくださいね〜。

ヨコガワ分店
福井県越前市京町1-4-35
0778-22-7172
営業時間:11時半〜23時
定休日:火曜日



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2020年03月18日

オタバ@金沢市

眠音ホテルを出て、しばらく散歩することにした。
普段、福井にいるとクルマに乗ってばかりで、
なかなか歩くことがないたつやだが、
不思議と旅先に出ると、
歩くことが楽しくて仕方なくなる。

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この日も午前中はとてもいいお天気で、
散策するには心地いい日だった。
多少、風が冷たかったが。

金沢の駅近くとは言え、ちょっと中に入ると、
古い民家が立ち並ぶエリアが多い。
中にはこの家をリノベーションしたら、
素敵なバーとかカフェになりそうな
建物も結構あって、
そんなことを考えながら歩くのは楽しい。

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歩いているうちに浅野川にぶつかって、
その川に沿って歩いていくと、
彦三大橋の袂にかわいいカフェを見つけた。

おはようございます。
外観も素敵だったが、
中に入るとこのカフェも
古い建物をセンス良くリノベーションしていて、
さすが金沢だと思った。

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頼むのはコーヒーと決まっていたが、
メニューを眺めていると、
とても美味しそうなランチの写真があり、
思わず手を止めた。
お昼時だったら迷わず頼むのだが・・・。
色鮮やかでヘルシーなカフェめしという感じ。
こういうのは女子が好きだろうな〜

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そのうち常連さんとおぼしき、
初老のカップルが入ってきて、
仲良く朝のコーヒーを飲んでいる。
窓からは、彦三大橋の鉄の橋脚が見える。
町の中に川が流れていて、
その周り古くからの住宅街が広がっている。

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たっぷりコーヒーには、
店のかわいい女の子が、
手づくりクッキーをひとつ付けてくれた。

「金沢には旅行で来られたのですか?」

「はい、割と近くからですけどね」

「どちらから?」

そんなちょっとした会話があるのも、
旅先でのささやかな楽しみでもある。

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こんなところに住んでいたら・・・
毎日川沿いを散歩して、
ここでお茶して・・・
店の女の子と会話して・・・
そんなことを想像する時間も楽しい。

さ、そろそろ約束の時間だ。
「また、来ます。ごちそうさま」

店の名前はオタバ。

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オタバ

金沢市彦三町1-9-31
076-222-7811
営業時間・8時〜21時半
定休日:水曜日







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記事2952回目
posted by たつたつ・たつや at 22:05| Comment(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月17日

眠音ホテル宿泊体験記@金沢市

ひゃくまんえんの布団・・・
そんな布団で寝ることが出来るのは、
多分、日本ではここだけでしょう。
金沢駅からほど近いエリアに出来た
眠りに特化したホテル『眠音ホテル』
に宿泊してきました。

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これ!あか〜ん布団!
というのも、こんな極上の体験をしたら、
元に戻れない・・・という意味のあかんヤツ^^;

写真で見る限りはカバーがついているので、
まったくわかりませんが、
この部屋305号室には、眠音ホテルでも
最上級の寝具が使われています。

たつやは今年の1月22日にこのホテルのお披露目会にも
参加させていただき、その内部の見学をしたのですが、
この最上級の寝具を使っている部屋は
確か2部屋しかなかったと思います。
その時、説明を受けたのは、
全部屋17室で使用している寝具の合計金額が
4000万円・・・よんせんまんですって^^;
この日のことは2月1日のブログで書いています。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/473380850.html
高級寝具を扱っている石田屋さんならではの、
超贅沢の非日常が体験できるホテルです。

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洗濯機も完備、便利です。

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しかも宿泊金額はかなりリーズナブル。
たつやは本当なら4人泊まれるお部屋を
贅沢にも一人で満喫してきました。

さてお披露目会では決して見ることが出来なった
細部まで旅人目線でいろいろ見てきました。
たつやはわずか一泊しかしなかったので、
この部屋の機能の1割くらいしか満喫できませんでしたが、
出来れば3日、いや1週間以上の長期滞在に、
もっとも使い勝手がいい宿泊施設ではないかと思いました。

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友だち同士や家族で宿泊し、
キッチンで料理をすることも可能です。
電子レンジやオーブントースター
冷蔵庫、炊飯器まであり、
食器やグラスなどもすべて整っています。
近江町市場とかで食材を仕入れてきて、
気の合う仲間が集まって、
ここでちょっとしたパーティなどもいいのでは?

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お風呂も最新式。
広くてきれいでとっても便利。
たつやも携帯電話が絶対濡れないようにして、
お風呂に持って入って、
のんびり温まることが出来ました。

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壁に供えられたテレビの部屋には、
石田屋さんで扱っているギャベが敷いてあります。
壁には和紙が使われていたり、
間接照明が部屋にいても落ち着きます。

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そしてあの寝具ですが、
特筆すべきは敷布団でした。
石田屋のガマダンでも体験したのですが、
この布団には馬の尻尾が使われています。
お弁当箱のような大きさの布の袋に、
馬の尻尾がぎっしり詰まっていて、
その弁当箱をさらにポケット状になった
敷布団の中に敷き詰められています。
極上のクッション。
しばらくすると自分の体温で
じわ〜っと温かくなってきます。
体感的には自分の体温がコンマ5度か
コンマ7度くらい上がった感覚でした。

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たつやは部屋のすべてのエアコンをオフにして、
寝ることにしました。
その方がこの寝具の凄さを発揮してくれるからです。
顔は涼しくて、布団の中はヌクヌク・・・
というのが一番気持ちがいいと思います。

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朝、目覚めた時もヌクヌクポカポカ。
ホントにさわやかな目覚めでした。
7時45分からはフェイスブックで朝ピアです。
これは金沢在住の音楽家、北方寛丈さんが、
ほぼ毎日のように即興ピアノを配信しているのです。
最近ではyoutubeも始められたので、
その朝のピアノ演奏を見ることが出来ます。
北方さんは劇団四季の音楽の一部も担当している
素晴らしい音楽家なのですが、
こうして無料で音楽配信を続けている素晴らしい方です。
Facebookをされている方は是非、
北方さんとお友だちになって、
この朝ピアをご覧になってください。
一日のスタートがより幸せな気持ちにさせてもらえますよ。

この日はこの極上の布団の中で、
朝ピアを楽しむことが出来ました。

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眠音ホテルのチェックインは別の場所で
説明を受けて、暗証番号をもらい
セルフチェックインします。
チェックアウトも特に何もないので、
とても気楽です。

だけどたっぷり寝ていたいから、
チェックアウトの時間を遅くしてほしいかも〜^^

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眠音ホテルISHITAYA
石川県金沢市笠市町10-6
076-205-8092
予約サイトはこちらから
https://tabi-ne.jp/reservation/1824/










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記事2951回目
posted by たつたつ・たつや at 22:53| Comment(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昭和堂@鯖江市

たつやの家から歩いて5分のところに、
小さな町の和菓子と洋菓子のお店がある。
たつやが子どもの頃によく遊んだ
うちの会社の番頭さんの家が近くにあったせいで、
ず〜っと昔から知っているが、
馴染みの菓子と言えば、
水ようかんくらいのもので、
この小さな店のポテンシャルの高さを知ったのは、
ここ10年ほど前からかも知れない。

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その小さな名店は日本全国どこにでもありそうな、
『昭和堂』という名前だ。
売ってるお菓子も特別珍しいという訳ではないし、
今はやりのフランス菓子でもないが、
普通のショートケーキやロールケーキ、
わらびもち、水ようかんがとても美味しい。

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つい先日、お店に行くと、
今までには見たことない
四角形のパイが並んでいた。
よく見ると、桜もちパイ270円税込
書いてある。

ん?なんだこれ?
お店のオーナーご夫妻が出て来られたので、
聞いてみた。

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その名の通り、桜餅をパイの中に入れ
焼いたものだというので、
ちょっと面白そうと思い、
一個だけ買ってみた。

家に帰って、かみさんと半分に切っていただいた。
断面から桜もちのもちとあんこが見える。
なるほどこんな風になっているんだ。
一口・・・
おっ!これはイケる!
甘さ控えめのあんこと柔らかいお餅、
それにサクサクのパイ生地との組合わせは
びっくりするほど美味しかったのだ。

早速、翌日また昭和堂に行って、
おつかいものに8個ばかり買ってきた。

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実はもう一つ、超おすすめケーキがコレ!
エルトべーレというイチゴのケーキ。
イチゴとスポンジケーキ、クリーム、
そして表面は薄いババロアのようなもので
覆われている。
これはたつやのかみさんが、
20年以上前から大絶賛しているのだが、
この前買って食べてみたら、
改めてその美味しさに感激した。
店主のこだわりで
美味しいイチゴがある時期にしか作らない。

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昭和堂はその美味しさだけでなく、
価格も財布に優しいところもうれしい。
税込みでも300円台が多いのは、
とてもありがたい。
ただそんなにたくさん作っていないので、
まとめてたくさん買いたい場合は、
前もって予約することをおすすめしたい。
今の時期はイチゴがいいので、
イチゴのケーキがたくさん並んでいる。


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鯖江の隠れた名店、昭和堂。
是非一度食べてみてください。
たつやお勧めです。

昭和堂
福井県鯖江市本町1-1-21
0778-51-0458
営業時間:9時〜19時半
定休日:火曜日








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記事2950回目
posted by たつたつ・たつや at 00:37| Comment(0) | 店グルメ・カフェ・パン・スイーツ編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月14日

長谷寺(ちょうこくじ)敦賀市

敦賀南スマートインターチェンジを降り、
いつもなら右折するのだが、
なんとなく左に行く道を選んだ。
この辺りは敦賀の高台になっていて、
とても景色の良いエリアだ。

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道に沿って降りていくと、
右手に小さな神社とお寺が並んでいるのが見えた。
ちょうど西日が野坂山に沈みかけた頃で、
ふたつの建物は正面から太陽のスポットライトを
浴びているように見えた。

間もなく春分の日を迎えるので、
この神社とお寺は真西を向いているのだろうと
気になって、車を停めた。

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こじんまりとした村の神社といった感じだが、
五社神社、ちょっと珍しい名前の神社で、
とてもいい雰囲気のお宮さんだった。
お迎えしてくれる狛犬は、
敦賀では結構見かける一角獣だった。

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そのままお寺をちょっと覗いてみることにした。
雰囲気からして真言宗のお寺かも?
お詣りをして、中を覗き込んでいると、
ちょっと気になるものを見つけた。
それはかなり古いと思われる昆布を
刈り取るための鎌。
昆布消費地でもある敦賀と、
刃物を作っていた武生に纏わる
もしかすると貴重な資料かも知れない。

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お寺の正面の戸は完全に開いていて、
真ん中には大きな木の柱が置かれていた。
時折見かける梵字が書いてあったり、
お寺の記念行事の文字が書いてあり、
お寺の境内に建てられている木の柱で、
それはまさに新品でこれから建てられるものだ
ということは容易に想像が出来た。

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しばらくするとたつやを見かけた
ご住職が隣の建物から出て来られた。

「どうぞどうぞ良かったら中へお入りください」

「ありがとうございます。失礼します」

真言宗のお寺ですか?と尋ねると、
元々はやはり真言宗だったそうで、
後に曹洞宗のお寺になり、今に至るのだそう。
お寺の右手には古い木製の手や足のカタチをしたものが
かけられていた。
若狭にある三方石観音でも見たものと同じだったが、
ここにはあまり残っていないらしい。

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ご本尊は十一面千寿観世音菩薩で秘仏。
しかしながら33年に一度だけ御開帳されるとのこと。
ちょっと気になって、次回はいつですか?と聞くと、
こんな答えが返ってきて驚いた。

実は来月5日の予定だったんです。
でもコロナウイルスの関係で秋に延期になったんです。

2回前の御開帳の写真がありました。
66年前です。

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まさか33年に一度の御開帳の24日前に、
偶然通りかかったお寺で出会えるなんて・・・。
きっとこれは何かのお導きかもしれない。
秋の御開帳の際には、
秘仏である十一面千寿観世音菩薩さまに
お目にかかりたいと思う。

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お寺の奥の左右には畳4枚分ほどの大きな掛け軸が。
ご住職の話によるとこれは明の時代のもので、
大変珍しいものとのこと。
絵と漢字を見てると、
何となく言わんとすることがわかったりするのも興味深い。

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長谷寺の山本道興さんは、
いつもこの石の上で座禅をされているとのこと。
たつやも座らせてもらったら、
何と正面は野坂山!
ここだったら悟りも開けるかも^^
アプリで調べてみると、
想像通り、冬至の太陽は野坂山の山頂に沈む。

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改めて正面から見るとお寺の後ろにある
小高い山は完全な古墳だと確信した。
この地に住んでいた豪族は、
ちゃんと太陽の動きを見て、
この場所に古墳を作ったのではないだろうか。

お彼岸の一週間前に、
偶然、出会ったお寺。
これはとてもありがたいご仏縁と
感謝しています。







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記事2949回目
posted by たつたつ・たつや at 00:31| Comment(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月12日

魚音@三崎口

ブログを休んでいた期間の思い出の出来事を
少しずつ思い出して、
ブログにアップしていこうと思います。
今日のブログはもう2年も前のことですが、
たつやが大好きなミュージシャン、白井貴子さんと
ご一緒した時の感激の一日のことです。

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白井貴子さんとの出会いは唐突でした。
2013年6月、たつやが主催していたイベント
「第2回マルシェワンダーランド in FUKUI」
本番の前日のことでした。
その準備の作業をしている最中に、
丹南ケーブルテレビのスタッフさんから、
越前陶芸村にあるだいこん舎というそば屋の別館で、
紹介していただいたのです。

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そのイベントでは2日間に渡って、
音楽やダンスのステージイベントを
30分〜45分の時間を区切って、開催しました。

その話を白井さんにお伝えしたところ、
白井貴子さんがライブをしてくださることになったのです。
たまたまステージイベントには
45分の一枠だけ空きがあってのですが、
その時間だけが白井さんも空いている時間だったのです。

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まさかのタイミングでお会いし、
白井貴子さんのコンサートが実現したのです。
まさに白井さんとはミラクルな出会いだったのです。

以来、そのご縁がつながっていて、
たつや主催のコンサートに何度か出演していただいたり、
たつやが白井さんのコンサートに県外まで出かけて行ったりと、
お付き合いが続いていて、今でも連絡を取り合っています。










この日は、たつやがちょうど横須賀を訪れるタイミングで、
白井さんとギタリストの本多さんと待ち合わせして、
一日かけて三浦半島南部を回った時のブログです。

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たつやにとって、三浦半島の南部は
ほとんで初めての土地でした。
横須賀の街中よりも南に行く機会はほとんどなかったのです。
あちこち回った後、お腹が空いてきて、
お昼ご飯を食べようということになりました。

たつやも白井さんも目当ては三崎のマグロです。
魚が並ぶ店を冷かしながら、
歩いていると裏通りをちょっと入ったところに、
一軒のお寿司屋さんを見つけました。
『魚音』という大きな布のれんがかかっていました。
店の外にはいろんなお寿司の写真が貼ってありました。
その一枚はまさにマグロまぐろマグロまぐろ・・・。
そのまま吸い込まれるように暖簾をくぐったのです。

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中に入ってみると、
思ったよりも狭い店でL字型のカウンターだけでした。
いらっしゃい!奥の方からどうぞ!
店の大将に声をかけられて、
たつやはカウンターの一番奥の席に座りました。
たつやたちは3人横並びで座り、
メニューを眺めます。
マグロはやっぱり関東で食べる方が
圧倒的に美味しいと思っているので、
たつやの心は決まっていました。
そう、お店の前に貼ってあったあのお寿司、
まぐろ握りです。

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しばらく待っていて、出てきたお寿司は、
赤身、赤身、中トロ、中トロ、
大トロ、大トロ、めかじき、めかじき・・・
合計8貫!まさにまぐろ尽くし!!です。

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こういうのって食べる順番が大切です。
赤身・めかじき・中トロ・大トロ
そして折り返しは、
めかじき・赤身・中トロ・大トロ 
行きはうれしいのですが、
帰りはもう次がないので、
なんだか悲しくなってしまうたつや・・・
最後の大トロがなくなった時は、
タイムマシンで30分前にセットしたくなりました(笑)

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白井さんたちはマグロの握りと地魚の握り

たつやは追加でセットのお寿司です。

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憧れのミュージシャン白井貴子さんと、
一緒に三崎のマグロを食べられるなんて、
めちゃめちゃ幸せな一日でした。
この日のことは、一生忘れられないですね。

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鮨処魚音(ウオオト)
神奈川県三浦市三崎5-1-13
046-881-3322
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休(2月に臨時休業あり)









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2020年03月10日

木場潟から見る白山

この日は健康的な一日を過ごそうと考えたたつやは、
大好きなヘルシーランチのカフェで、
サラダランチをたらふく食べて、
常連さんたちといろんなお話をした後、
ウォーキングをすることにした。

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今までに、何度も運動を続けてやるぞ!
と決意もするものの、
いつの間にか、やめてしまっている。
雪だの、雨だの、寒いだの、暑いだのと
言い訳をしてはやめてしまい、続かないので、
こうして気が向いたお天気の良い日だけでも
やらないよりは運動した方がいいのではないかと
思うようにした。

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この日は景色のいい場所でウォーキングをしようと思い、
向かったのは、たつやが大好きな風景、白山が見えるところ。
福井から白山を望むことが出来るエリアは
意外に限られているが、
石川県まで来てしまえば、
お天気さえ良ければ、白山を見ることが出来る。

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2月1日に飛行機から見た白山

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新型コロナウイルスの関係で、
かの国での工業がストップしているらしく、
その分、大気汚染が少なくなり、
飛んでくるPM2.5の量も減っているのでは?
と思えるほど澄んだ空だった。

ここ20年ほど前までは、
こうしてお天気が良ければ遠くの山まできれいに見える日が多かったが、
最近では、いつも霞がかかっているようで、すっきりしない。

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この日はたつやお気に入りのスポット、木場潟までやってきた。
海の方からかなり強い風が吹いていたが、
青空が広がって、とても気持ちがいい日だった。
それに木場潟から望む白山が実に美しく見えた。

木場潟は湖の周りを一周出来る歩道が整備されている。
自然の景観を損なうことなく、
快適に人や自転車が走れる道が整備されていて、
休みの日ともなれば、たくさんの市民が訪れる。

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駐車場にクルマを停めて、
ウォーキングシューズに履き替えて、
歩き始めたら、なぜかとても楽しくなってきた。
初めは2キロくらい歩けばいいや〜と思っていたのに、
湖一周コースが6.8キロあるという看板を見て、
急にチャレンジしたくなった。

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結局、2時間ほどかけて、白山の写真を撮ったり、
植樹祭を記念に建てられたカフェを覗いてみたり、
のんびり歩いた。
帰りはすっかり暗くなってしまった。

西に夕陽が沈んでいく・・・

夕陽が沈む方向の景色は、一変していた。
木場潟のすぐ脇を新幹線が通るのだ。
8年ほど前に初めて、ここを訪れた時に、
湖の西側から見た風景の美しさが忘れられない。

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2020年03月07日

加越酒造@小松市

残念なことにたつやは
まったくお酒が飲めません。

だけど周りには日本酒が好きな友だちがたくさんいて、
いろんなお酒の知識だけは蓄積されてしまい、
飲める人のように日本酒を語ったり出来ます(笑)

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飲めないけど、舐めてみて味はわかるので、
このお酒がどんな特徴がなのかは、
ある程度わかります。

アルコールがダメなので、
日本酒でもアルコール添加したものは、
口に合わない感じがするのですが、
ワインのような香りと
フルーティーな味わいのお酒は
美味しいと思います。

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さて先月、酒蔵見学に誘われて、
小松市にある『加越酒造』さんへ行きました。
この日の見学会の主催は、
food plus+という団体で
『日本酒と微生物を楽しむ会』という
ユニークなタイトルがついていました。

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蔵人である奥田さんが、自己紹介をする時に、
自分は微生物の飼育員だと言われたのが
とても印象的であり、また好感が持てる挨拶でした。

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奥田さんの案内で日本酒が出来るまでの工程を聞き、
実際に仕込んでいる最中のタンクを見せていただきました。
たつやがずっと知りたかった
山廃仕込みとはどんなお酒なのかを
実際にタンクの中の泡の状態を見たり、
泡だけを味見したりすることで、
体験として教えていただくことが出来ました。
奥田さんは、この微生物が作り出す泡の様子が
楽しくて何時間でも見ていられるのだそうです。
笑顔で語るその様子を見てると、
ホントに微生物を愛していることが伺えます。

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タンクの中は微生物が作り出した二酸化炭素が
充満しているので、知らずに入ってしまうと、
酸素が足りなくて、死んでしまうということにも、
びっくりしました。

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一通り、蔵見学を終えた後は、
利き酒です。
4種類のお酒を当てるのですが、
たつやは香りだけで当てようと、
鼻をくんくんさせてチャレンジです。
最初の2種類はすぐにわかりました。
残りの2種はかなり迷いました。

結果は、やはり最初の2つは合っていたのですが、
迷った2種は残念ながら反対でした。
一滴も飲まずにパーフェクトを狙ったのですが、
残念ながら半分しか当たりませんでした。

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終了後、記念撮影をし、
帰りにはお土産のお酒と日本手ぬぐいを
加越酒造の社長さんから参加者に配られました。
たつやもショップで加賀の月『袋しぼり無濾過生』
の四合瓶を1本購入しました。

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誰か日本酒の好きな方に差し上げようと思っていたのですが、
何と、その数日後にはそんな機会に恵まれて、
あっという間になくなってしまいました。
皆からとてもいいお酒だと
太鼓判を押してもらうことが出来ました。

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posted by たつたつ・たつや at 23:26| Comment(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月06日

やっぱり味見屋のカツカレーそば!

味の好みってあまり変わらないな〜と思うのは、
このカレーそばのことは、ブログを始めた2006年にも、
そして10年前の2010年にも同じようなことを書いているから。

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暑い時期にはまず食べないのだが、
気温が10度以下になってくると、
DNAレベルから食べたくなるものがある。

それは鯖江市本町にある味見屋という町の食堂の
カレーそばである。
味見屋には実にたくさんのメニューがあるのだが、
カレーにまつわるメニューも多い。

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カレー、カツカレー、カレーうどん
この辺りは他の食堂でも食べられるが、
味見屋にはカレーそば、カツカレーそば、
カレー中華という珍しいメニューもある。
頼んだことはないが、
顔なじみのたつやなので、
カツカレーうどん、とかカツカレー中華とかも
作ってくれるのではないか?なんて思う。
もしかするとオムライスにカレーをかけて・・・
とか言ったら、味見屋の兄ちゃん、なんていうだろうなぁ。

世の中には、カレー専門店とか、
インドカレー、タイカレー、
スープカレー・レトルトのカレー・・・
実にいろんな種類のカレーがあるが、
たつやにとって一番のカレーは、
食堂のカレー!
ただこればっかりは食べてみないと、
当たりか外れはわからないのだが・・・

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断言する!
味は個人の好みだが、
味見屋のカレーは旨い!

ベースのカレーが美味しいからこそ、
うどんやそば、中華そばとの相性も良くなる。
と同時に、カレーとスープの割合も重要な要素だ。
たつやにすれば、その塩梅は絶妙なのだ。

先日、今シーズン4回目のカレーそばをいただいた。
(この日はカツカレーそばですが)
10年前も、そのずっと前も、
カレーそばを食べながら、アカギを読んでするから、
やってることとか好みって変わらないことに気が付いた。

27年続いたアカギの最終回・・・。
こんなフィナーレだったのか!

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アカギは麻雀漫画で、連載機関が27年という
超ロングランだったのです。
だから10年前も14年前もアカギを読みながら
カレーそばを食べてたはずです。

今日も味見屋のカレーそばが旨い!

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味見屋
鯖江市本町2丁目2-19
0778-51-0449
定休日:木曜日







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記事2946回目
posted by たつたつ・たつや at 23:44| Comment(0) | 麺グルメ・そば編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月04日

1932年のカレンダー

その部屋には1932年のカレンダーが
一枚もめくられることなく飾られていた。

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20年ほど前のことだろうか。
ある日の夜、ミーティングが終わり、
皆でラーメンでも食べに行こうという話になった。
Yくんにも声をかけると、珍しく首を横に振った。

「明日朝、早く姫路に行かんとあかんのやって」

「そうなんや、何しに行くの?」

「うちの親戚の家が姫路にあって、古い家なんやけど、
もう何十年も空き家になってて、今度取り壊しになるので、
その打ち合わせでおかんと行かないとダメなんや」


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聞くところによると、Yくんのお母さんは、
若い頃に姫路に住んでいたらしく、
その家を解体するということだった。

築100年くらいらしく、
高校の美術の先生をしていたおじさんが
住んでいたが、もう何十年も空き家になっていて、
その間に泥棒が何度も入ったなんていう話を聞いた。

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たつやはその話を聞いて、
一緒に連れて行ってもらえないかと頼んだ。
そして翌日、早朝にトラックを借りて、
Yくんとお母さんとたつやの3人で姫路に向かった。

その古い家は日本建築の平屋の立派な建物で、
しかも別棟でワンルームの洋館があった。
庭から見るとその洋館は八角形のようなカタチをして、
外の壁は下見板張りの古い西洋建築を想い起こした。

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その部屋の壁にこの1932年のカレンダーがかけられていた。
美術の教師だったこの家の家主が、
画材などを買ったお店のオリジナルカレンダーだ。
表紙はさすがにボロボロになっていたが、
中をめくると、アーティスティックな女性のヌードが
線画で描かれていて、
その下部に月ごとに曜日がピンク色で印刷されていた。

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その部屋はまるでタイムマシンに乗って、
70年前に舞い戻ったかのようで、
そこだけが時計の針が止まったままだった。
裕福な家だったのか、本棚やサイドボード、
そして椅子と丸テーブルに至るまでが、
同じ木を使って作られていることに驚いた。
当時は既製品なんてなかっただろうから、
腕の立つ家具職人が作ったものだろう。
埃をはらってみると見事な木目が出てきた。

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泥棒が入ったとか、一時期浮浪者が住んでいたとかで、
確かに部屋は荒らされている感はあったが、
家具一式、柱時計、照明、スイッチ、窓枠、
ウイスキーの空き瓶やガラスのペン立て、
それに箱入りの戦前のブリキの玩具など・・・
たつやにとっては、まさにお宝の山だった。
出来ることならこの洋間、そのままを持ち帰りたい。

取り壊し予定のYくんのお母さんも、Yくんも
古いモノにはまったく興味がないようで、
わーわー感激して叫んでいるたつやを見て笑いながら、
好きなだけ持って行っていいよと言ってくれた。

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大きな本棚を開けると、
古い美術雑誌の全集などがびっしり詰まっていた。
数冊取り出してみると、出版日はカレンダーよりも
数年早いものばかりで、すべて昭和初期の本。
分厚い表紙がついた上製本で、この当時としては
極めて珍しいカラー印刷がされていた。
オフセット印刷がまだなかった時代のものなので、
おそらく石版印刷だろう。
本当はこれらも持って帰りたかったが、
重いし、置く場所を考えて数冊だけいただいて、
後は置いて帰ることになった。

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でもこれって欲しい人にとったらお宝だよな・・・
多少お金になればいいかと思い、
姫路の古本屋に連絡して、引き取りに来てもらうことにした。
しばらくしてきた古本屋の親父は、
そこにあった本のほどんどを段ボールの箱に詰めた。
たつやが持って帰ろうと思って横に置いておいた
ブリキの玩具を見て、
「これもいいですか?」と聞いてきた。
「いやいやこれは私のです!」と断ると、
とても残念そうな顔をした。
帰り際に「これ少ないですけど・・・」と言って、
Yくんに封筒を渡して帰っていった。

「いくら入ってるんやろ?」
と言ったYくんが、封筒を開けてみて、
大きな声をあげた。
「うそやろ!?5万も入ってる!」
3人ともビックリ!
よほど貴重な本があったに違いない。

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Yくんは、
「わーいわーい!これで焼肉行こ〜〜」
それまでは古い家の始末に仏頂面だったのに、
途端に満面の笑みを浮かべて飛び回り始めた。

結局、小さいトラックに乗るだけの家具や小物を
引き上げて、そのほとんどはたつやがもらった。
今でもあの洋館の夢を見ることがある。

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1932年、昭和7年ってどんな年だったのだろうか。
たつやの両親は奇しくも1932年、昭和7年生まれ。

大正浪漫を過ごしたであろうこの家の美術教師は、
どんな生活をしていたのだろう?
たつやが想像するよりも遥かに文化的な生活をして、
精神的にも成熟した時代だったのではないだろうか。

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今でもそのカレンダーを眺め、当時を想像してみる。
月めくりのデッサンも実にいいじゃありませんか!?









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記事2945回目
posted by たつたつ・たつや at 21:26| Comment(2) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする