それは紫野和久傳という歴史ある料亭のお土産店。
京都で医療関係の仕事をしているお友だちが、
夏になると、毎年のように
この店の和菓子を送ってくれて、
そのあまりにも上品な美味しさに驚かされて、
さすが京都のお菓子だと感動したことがあった。
有名なのはれんこん菓子『西湖』
たつやもこれが送られてきた時は、
世の中にこんな上品な食べ物があったのか!?
と思わず声を上げたことを覚えている。
和久傳のホームページの西湖については
以下のように書かれている。
和久傳を代表する商品
<れんこん菓子西湖>。
蓮根のでんぷん質である蓮粉を使い、
和三盆糖と和三盆糖蜜で練り上げ、
二枚の生笹で包んだ生菓子ですが、
当初蓮粉は、「椀だね 」として
和久傳の料亭で使われていました。
蒸し器で温め、塩と醤油で
少し味付けしたものを土台に、
海老や椎茸、柚子を置き、 餡をかけたり、
お出汁をはった椀物としてお出ししていました。
食感は少し違いますが蕨餅に似ていたことから、
夏場のお菓子として使えるのではないかと、
和三盆を入れて練り上げ、
お料理の最後のお菓子としてお出ししたものが、
今日の<西湖>の始まりです。
笹で巻くかたちもこの頃に考えられ、
最初は粽のように笹紐を結んでみたのですが
中身が強ばってしまいます。
独特の食感を活かすために、
若水菜など野菜を束ねる今の結び方になりました。
おかげさまで今では多くの方に
愛されるまでになった西湖。
これが機械ではどうしても無理で、
微妙な手加減が必要。
だから今もずっと手作りです。
青々とした笹の葉は香りがよいだけでなく、
防腐作用もあります
京都に詳しい人から聞くと、
紫野和久傳は、京都の一流料亭で、
その歴史は若狭の廻船問屋から始まったという。
京丹後から京都の町の中に出て、
料亭を作り、現在はいくつかの店舗を有し、
お土産品を中心としたおもたせの店が、
京都、東京、名古屋にある。
その中の大徳寺店へ先日伺った。
お店の2階がカフェスペースになっていて、
そこで和久傳の甘味などを食べること出来る。
4人中、たつやを含めて3人がぜんざいを、
もう一人の友だちはわらび餅を頼んだ。
旅先だから、和久傳だからということもあって、
ぜんざいが1200円という金額でも
妙に納得してしまう。
それにやっぱりめちゃめちゃ美味しかった。
小豆の茹で加減や甘みの塩梅が
絶妙なバランスで成り立っている。
京都はまだまだ奥が深くて、
行ってみたいお店や神社仏閣がたくさんあります。
今の年齢になったからこそ、
今の感性で京都を楽しむことが
出来るのではないかと思っています。
また近いうちに行こうと思います。
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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