2020年01月10日

紫野和久傳・おもたせの店@京都市

京都に行ったら一度行ってみたいと思っていたお店がある。
それは紫野和久傳という歴史ある料亭のお土産店。

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京都で医療関係の仕事をしているお友だちが、
夏になると、毎年のように
この店の和菓子を送ってくれて、
そのあまりにも上品な美味しさに驚かされて、
さすが京都のお菓子だと感動したことがあった。           

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有名なのはれんこん菓子『西湖』
たつやもこれが送られてきた時は、
世の中にこんな上品な食べ物があったのか!?
と思わず声を上げたことを覚えている。

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和久傳のホームページの西湖については
以下のように書かれている。

和久傳を代表する商品
<れんこん菓子西湖>。
蓮根のでんぷん質である蓮粉を使い、
和三盆糖と和三盆糖蜜で練り上げ、
二枚の生笹で包んだ生菓子ですが、
当初蓮粉は、「椀だね 」として
和久傳の料亭で使われていました。

蒸し器で温め、塩と醤油で
少し味付けしたものを土台に、
海老や椎茸、柚子を置き、 餡をかけたり、
お出汁をはった椀物としてお出ししていました。
食感は少し違いますが蕨餅に似ていたことから、
夏場のお菓子として使えるのではないかと、
和三盆を入れて練り上げ、
お料理の最後のお菓子としてお出ししたものが、
今日の<西湖>の始まりです。
笹で巻くかたちもこの頃に考えられ、
最初は粽のように笹紐を結んでみたのですが
中身が強ばってしまいます。
独特の食感を活かすために、
若水菜など野菜を束ねる今の結び方になりました。

おかげさまで今では多くの方に
愛されるまでになった西湖。
これが機械ではどうしても無理で、
微妙な手加減が必要。
だから今もずっと手作りです。
青々とした笹の葉は香りがよいだけでなく、
防腐作用もあります






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京都に詳しい人から聞くと、
紫野和久傳は、京都の一流料亭で、
その歴史は若狭の廻船問屋から始まったという。
京丹後から京都の町の中に出て、
料亭を作り、現在はいくつかの店舗を有し、
お土産品を中心としたおもたせの店が、
京都、東京、名古屋にある。

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その中の大徳寺店へ先日伺った。
お店の2階がカフェスペースになっていて、
そこで和久傳の甘味などを食べること出来る。
4人中、たつやを含めて3人がぜんざいを、
もう一人の友だちはわらび餅を頼んだ。

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旅先だから、和久傳だからということもあって、
ぜんざいが1200円という金額でも
妙に納得してしまう。
それにやっぱりめちゃめちゃ美味しかった。
小豆の茹で加減や甘みの塩梅が
絶妙なバランスで成り立っている。

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京都はまだまだ奥が深くて、
行ってみたいお店や神社仏閣がたくさんあります。
今の年齢になったからこそ、
今の感性で京都を楽しむことが
出来るのではないかと思っています。 
また近いうちに行こうと思います。







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記事2913回目
posted by たつたつ・たつや at 22:39| Comment(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月11日

いもきんつばの季節

仲秋の名月・・・
日本人はどうしてこんなに繊細な感性を持っているのだろう。
こうして秋の訪れを実感する。
お団子とすすきでお月見。

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毎年、仲秋の名月は意識して眺めているが、
今年は翌日はスーパームーンということで、
2日続けて、結構長い時間、空を見上げていた。
めっきり朝晩が涼しくなったので、
薄着で外にいると、気が付くと体が冷えている。

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雲の中を行き来する月を見てると、
(正確には雲が動いているのだけど)
同じようでそうでない写真が撮れるので、
結構な数のシャッターを切っている。




さてこの季節になると、食べたくなるある和菓子がある。
大野市七間にある伊藤順和堂の『いもきんつば』だ。
季節商品で、ちょうど9月からの販売の時期と重なる。
このいもきんつばを知ったのは、もう20年近く前にで、
父がなかよしだった近所の友達からものが初めての出合だった。
一口食べて、おっ!コレいけるやん^^
20年前のたつやは甘いモノがさほど好きではなかったが、
このいもきんつばはとても口にあった。

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以来、毎年のように秋のこの季節になると、
大野市まで行って買い求めている。
値段も手頃なので、ちょっとしたお土産にも喜ばれる。
女性からの反応はすこぶるいいので、
下手なスイーツを持って行くより印象に残るみたい。

たつやさんって素敵〜♡となる(笑)

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店頭では最後の仕上げの工程を見ることが出来る。
おじちゃんではなく、美しい女性が焼いてるのは、
店側としてもちゃんと考えてるのかもしれないなぁ^^
なので、その場で出来立てほやほやの
あったかいいもきんつばを食べることも出来る。
ふたつに割ると、きれいな黄色。
半分を口に入れると、ほんのりあったかいイモが、
口の中で広がり、やがて甘味を感じる。

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毎年最初にこれを食べると本格的秋なんだなぁといつも思う。

このいもきんつばは地元、大野市周辺で採れたサツマイモを使い、
9月から2月辺りまでの限定販売となるので、
いもきんつばファンは、この月を待ち侘びているみたいです。
週末になると、お昼過ぎに売り切れることもあるらしく、
確実の買いたい場合は、通販かお店には午前中に行くのが確実です。

場所は朝市で有名な七間通りにあります。
そうそうこの朝市で売ってる野菜やお花はとてもいいです。
何と言っても水のきれいな大野で採れたものばかりで、
美味しくて新鮮で安いという3拍子揃っているので、
たつやも大野へ行くと必ず野菜類も買って帰ります。

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いもきんつばは、1個140円(税込)です。
昨シーズンまで130円だったのですが、
原材料費が上がってるから仕方ないのでしょうね。。。

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伊藤順和堂
福井県大野市元町9-21
0779-66−2125
営業時間:8時〜18時
無休






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記事:2528
ラベル:大野市 和菓子
posted by たつたつ・たつや at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月04日

絶品のイチゴ大福@四季創菓ハヤシ

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敦賀の気比神宮の前にある郵便局を左手に見て、
ガソリンスタンドの手前の広い通りを海の方へ走ると右手に小さな洋菓子店がある。
どちらかといえば、あまり目立たなく控えめな店構えなので、
スピードを出していると見逃してしまいそうだ。

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実はこの店のイチゴ大福が美味しいという噂を聞いた。
最近は敦賀や小浜方面に行くことが多いので、立ち寄ってみることにした。

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中に入ると正面のショーケースにたくさんのイチゴ大福が並んでいた。
「すいません、イチゴ大福を5個お願いします。」
思ったより大きい。
一般的なイチゴ大福は餡子とイチゴと求肥の組合せだが、
この店のイチゴ大福は、洋風仕立てになっている。
イチゴ、スポンジケーキ、クリームと求肥という組合せだ。
お店に貼ってあった断面図を見れば、良くわかる。

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クルマに乗って、待ちきれずに一つ食べることにした。
しっとり柔らかい求肥に包まれたハヤシのイチゴ大福は、
冷んやりと、ずっしりしていた。
イチゴ大福はお上品に食べるとイチゴまで到達しないことがある。
思い切ってガブリと行った。

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口の中でイチゴの果汁がパッと広がり
スポンジケーキとクリーム、そして求肥のハーモニーが奏でなれる。

う〜ん、確かに旨い!

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甘さは控えめで、それぞれの食感が違っているのが
また何とも言えない味わいを醸し出しているのだ。
持って帰ると家族からも大好評で、
その後、敦賀に行く度にお店に立ち寄り、
店主の林さんご夫妻や息子さんとも顔なじみになって、仲良しになった。

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そして最近は越前市のイチゴ農家さんが作る渾身の一粒という
新鮮そのものの美味しいイチゴを取り寄せ、
そのイチゴを使った更に進化したイチゴ大福になった。
越前市の明城ファームさんというところのイチゴで、
その日採れたイチゴを使うので鮮度は抜群で、
もちろん香りも味もものすごく美味しくなった。

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たつやは、この明城ファームさんとは、別のところでご縁があって、
間接的だが、ハヤシさんに紹介したことにもなるので、
更に美味しくなったというイチゴ大福が出来たことはとてもうれしい。
常連さんからも好評のようで、今まで以上に売れているという。
特に週末は売り切れてしまうことも多いようだ。

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イチゴ大福はもちろん、チーズケーキ大福やモンブラン大福などもお勧め。
明城ファームの渾身の一粒イチゴを使ったイチゴ大福は一個230円(税別)
普通のイチゴ大福や、チーズやモンブラン大福は一個210円(税別)という
買いやすい価格もうれしい。

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とっても素敵なご夫妻と息子さんと3人でやっている
小さな店『四季創菓ハヤシ』さん、
敦賀に行った際には是非、行ってみてください。
たつや一押しのイチゴ大福です。

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四季創菓ハヤシ (HAYASHI)
福井県敦賀市元町7-23
0770-22-0956
営業時間:9時半〜19時半
定休日:火曜日







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posted by たつたつ・たつや at 23:07| Comment(6) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月24日

幸せの黄金鯛焼き・小浜店

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小浜の駅前の商店街を歩いていると、鯛焼きの大きな布看板と、
やたらかわいく金色のキラキラした鯛の風船が目に付いた。
ちょうど小腹が空いていて、フラフラと吸い込まれるようにお店に入った。

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へ〜、いろんな鯛焼きがあるんだ。
アンコは安納芋で作られたものや、生地がクロワッサンで出来たもの、
それにアイスの鯛焼きなどもあった。

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店内には小浜の観光案内のパンフレットや地図、各種イベントの
案内チラシなどがたくさん並べられていた。
こういう光景を見ると、この店が地域に密着して、
地域の人から愛されているかを垣間見ることが出来る。
たつやも市内の地図と、翌日の放生祭のチラシをもらって帰ることにした。

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お店には、めちゃくちゃ明るい女性店員さんと、
ちょっぴり控え目な店長さんとがいて接客してくれるが、
ホント明るくて気持ちいい。

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しばらく待って安納芋あんの鯛焼きと、
クロワッサン生地の鯛焼き2種類が焼き上がってきた。
折角なので、焼き立てをその場で、食べることにした。
一緒に行った友達と半分づつ交換することした。
おお!これはまさにクロワッサンの生地!
餡子との相性はとっても良くて、
パリパリという食感で美味しかった。
安品芋あんの鯛焼きも人気ナンバーワンだけあって、
しっかりした甘味と食感が際立っている。

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店長おすすめのカレーも食べることにした。
お!これは旨い!

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今度行く機会があったら、
小浜水産高校の高校生が考えたレシピの鯛焼きを是非食べてみたいと思う。

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神戸に本部を置くチェーン店のようだが、
とっても感じのよい店で、
地域と連携したり、小浜の人たちに愛されているようで、
居心地がとても良かった。

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幸せの黄金鯛焼き・小浜店
福井県小浜市駅前町3-18
0770-52-1544
営業時間 12:00〜19:00
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)







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2012年01月18日

木屋傳の酒饅頭とでっちようかん

小浜市の老舗和菓子店『菓子司 木屋傳』と言えば、
酒饅頭、くずまんじゅう、でっちようかん、お巻などが人気だ。

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季節に寄って売れ筋が変わり、今の寒い時期にはでっちようかんが一番人気。
なので、年末年始にかけては、毎日のように仕込んでいる。
それにたつやが驚いたのは酒饅頭の作り方だった。

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この上の写真は上用饅頭を蒸しているところです。

酒饅頭の皮を作るために、毎日のようにもち米のお粥を炊いている。
それに前日仕込んだ麹で発酵したタネをそのお粥に加える。
それがまた翌日のタネとなるのだ。
その工程は数十年に渡って、繰り返し繰り返し続けられているのだそうだ。
ということは、おそらく140年前の麹がそのまま今でも受け継がれているのだ。

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これがタネ、これだけを味見してみると
少しの甘みと酸味と炭酸がミックスされたような味だった。
麹には糖化作用があって、穀物のデンプンを糖に分解する機能があるので、
そのためこのような味になるのだろう。
簡単に言えば、甘酒だ。
だけど100年以上受け継がれてきた麹の味と思うと、
それだけでありがたい味に思えてくる。

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このタネを皮に混ぜて作り、餡子を包み、そして焼印が押される。

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木屋傳のでっちようかんは、紙箱で作られるものではなく、
大き目のバットに流し込んで固めたようかんを、
型抜きして、パックや箱に詰められる。

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年末に訪れるお客さんのほとんどが、でっちようかんを買っていく。
もう何代にも渡って培われた木屋傳の味には、
また同じように何代にも渡ってのファンがついている。

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これも人気のひとつ、『ぱんどじぇーぬ』

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これが元洋菓子職人、現、和菓子職人さんが作る人気のお巻(ロールケーキ)
このスポンジ部分がしっとりしていて、激ウマでした。
たつや好みの味で、価格も600円〜、ちょっとうれしい金額です。

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小浜に訪れた際には、また寄り道して
立ち寄ってみたいと思っている。

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菓子司 木屋傳
福井県小浜市小浜白鬚42
0770-52-0565
営業時間 9:00〜19:00
不定休
http://www2.plala.or.jp/kiyaden/








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2012年01月16日

菓子司 木屋傳 ゆず饅頭編

小浜市のつばき回廊の近くに老舗の和菓子店『菓子司 木屋傳』がある。

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最近はいろんな職種の職人さんと会ったり、話をしたり、
そして撮影させてもらったりする機会が増えてきたのだが、
そういう方たちに会う度に、いろんな感動や発見や気付きがあって、
毎回、その技術の素晴らしさや歴史や伝統に感激させられる。
たつや自身が大変勉強になるし、とても楽しく有意義なことだ。

今回、ちょっとしたご縁が繋がって、
この老舗和菓子店の木屋傳4代目の木村隆夫さんと知り合う機会を得た。

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たつやが訪れた日には、ちょうど柚子饅頭を作っているところだった。
広くて明るい厨房の中で、木村さんは黙々と作業をしていた。
しばらくお話を聞きながら、許可をもらって、
一連の菓子作りの工程の撮影をさせてもらうことにした。

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柚子の皮をおろし金で細かくおろして、中身は柚子の絞り汁を取る。
その横で緑色の餡を鍋で作り、大きめのバットに流し込み冷えて固まるのを待つ。

へ〜、これはいったい何にするんですか?

あ、これ柚子の葉っぱにするんですよ。型で抜いて

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今度は寝かせておいた生地に先ほど作った柚子を加えて、
練り合わせると、棒状に伸ばしてそれをカットしていく。
この工程はパン屋さんでも見かけるが、お饅頭の皮の部分なので、
かなり小さくカットされている。

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その皮を広げると、中にこし餡を包み込んでいく。
小さな竹のヘラを使って、あっという間に出来上がる様子に見とれてしまった。
このヘラは自分の手の大きさに合わせて、自作したものだそうだ。

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饅頭を丸めると今度は何やら先の尖った茶筅のようなもので、
皮の表面数箇所に刺している。
最初は何でこんなことをしているのだろうと思っていたが、
なるほど〜!饅頭が柚子に見えてくるのだ。

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次に布巾を饅頭に被せて、お箸で天辺に穴を開けて行くと、
さらに柚子の雰囲気が出てくるのだった。
これを蒸篭で蒸して、型抜きした葉っぱを乗せると、
木屋傳の柚子饅頭の完成となる。

こうしていくつもの手作業と技を重ねていく工程を見ていると、
本当に大変な手間隙と菓子作りへの愛情を感じる。
ある程度は既製品を利用している和菓子店もあるだろう。
それはいたしかたないことだと思っているが、
こうして、当たり前のように手作業で作り上げていく様子を目の当たりにすると、
和菓子職人の素晴らしさと共に、和菓子に対する認識も変わっていく。

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以前は洋菓子の職人をされていた木村さんだが、
家業の和菓子店を継ぐべく、小浜に戻ってきた。
なかなか休みが取れないんですよ、
ほとんどひとりでやってるのでね。

と笑う木村さんは、創業140年余の老舗の職人さんの笑顔だった。

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菓子司 木屋傳
福井県小浜市小浜白鬚42
0770-52-0565
営業時間 9:00〜19:00
不定休
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2011年12月25日

御菓子司 森本@敦賀市

福井の冬の風物詩の代表的食べものとして、
水ようかんがある。
場所によっては丁稚ようかんとも呼ばれる。
しかし全国的に見れば福井のそれらは他の地域とちょっと違うようだ。
福井の水ようかんは冬に食べるもので、
和菓子店の数だけ水ようかんがあると言っても過言でないほど、
すごい種類の水ようかんがある。
そのため、福井人にはそれぞれ贔屓の水ようかんがある。

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たつやが子どもの頃には、水ようかんは、
赤い漆が塗られた木の箱に入っていて、近所の和菓子屋さんの名前が入っていた。
かなり大きな木の箱で、多分60cmくらいはあったのではないだろうか。
今のB5くらいの大きさの箱なら五つ分はあったように思う。
台所の片隅に置いてあって、食べたい時には、
そこへお皿を持って取りにいくのだった。
薄い木のヘラを使って、水ようかんをそっと取り出した感触は今でも覚えている。
と同時にツルリと口に滑り込んできた冷たい水ようかんの食感もはっきり残っている。


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さて先日、敦賀市にある老舗和菓子店、御菓子司・森本さんの
水ようかんを作る工程を見学する機会を得た。
朝一に訪れた時は、紅白のお饅頭をセイロで蒸しているところだった。
冷たく凛と張り詰めた空気感の中で、水蒸気がもうもうと上がっていた。
セイロから出された紅白のお饅頭は、実に美しかった。
お饅頭ってこんなにきれいなんだ!
色もカタチも、おそらく触った感触も、全部きれいに思えた。

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いよいよ水ようかんを作り始める。
この道、50年というベテラン職人さんの吉田さんだ。
水に浸けておいた寒天を火にかけて、
舟の櫓のような大きな木のヘラで緩やかにゆっくりゆっくりかき混ぜていく。

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完全に溶けきると、今度はザラメを入れて同じようにヘラで溶かしていく。
店によっては上白糖を使ったり、黒糖を使ったりするが、
森本さんはザラメを使用していて、これは少なくとも50年間は変えたことはない。

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今度はきれいに濾された餡子を加えていく。
驚いたのは、えっ?こんなに入れるの!?
と思うほど大量だ。
もちろん餡子は自家製。

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後はただひたすらヘラでずっと混ぜるのだ。
それも同じリズムで身体全体を使って攪拌する。
この作業からは使うのは右手だけ。
左手は腰の辺りに回して、左右のバランスをとっているように見える。
銅鍋の底から上がってくる泡の具合を確かめて火を止める。

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それを大きなステンレスのボウルに移し、
たっぷりの水を張ったシンクにそれを浸けて粗熱を取っていく。
やはりここでも攪拌は続ける。
それをしないとボウルの中の水ようかんが、回りから固まってしまうのだそうだ。
時折、水の温度も一定になるように左手でかき混ぜる。
人肌にまで温度が下がると、片手鍋に移す。

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そしていよいよ箱に移していくのだ。
泡が出来ると、その水ようかんの肌がきれいでなくなるという理由で、
泡は全部吉田さんによってつぶされていく。
水ようかんに写る吉田さんがかっこよく見えた。

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約2時間の作業中は持ち場を離れることは出来ない。
一連の作業にはまったく無駄な動きがなく、
この道50年の職人さんの技を感じた。

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吉田さんに職人さんの素晴らしさを話した時にこんなことを言われた。
時々思うんですわ、大工さんとかモノ作りの職人さんは、
作ったモノが残るからいいなぁって。私らのは・・・


確かにそうかもしれない。
でもたつやはこう思うと伝えた。

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吉田さんによって作られた水ようかんや和菓子は、
完成した時に吉田さんの手を離れる。
しかしながらその後には数々の物語があるはずだ。
正月に親子親戚が集まって、皆で水ようかんを食べる。
あ〜、この水ようかん懐かしいなぁ・・・
死んだじいさんも好きだったなぁ。
あの頃は貧乏だったけど幸せだったねぇ・・・

などといろんな思い出が水ようかんの味を通して甦るのだと思う。
それはカタチとしては残らないけど、記憶に残るのではないか。
それを話した時に吉田さんは、少し納得したように笑顔を見せてくれた。

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森本には創業の年(昭和6年)に生まれた名物おかみさんが、
365日店番をされています。
ご縁を大切にしたいという思いで、
五円玉を使った縁起物の根付をお客さんにプレゼントしています。
たつやもひとついただきました。

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出来たての長命水ようかん、ほんの少し甘さを控えた優しい味の逸品でした。
また買いに行きたいと思います。
冬の名物ですが、森本さんでは一年を通じて長命水ようかんを作っています。

このらくがんもとっても美味しいんですよね。
木型が歴史を感じさせてくれます。

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御菓子司 森本
福井県敦賀市神楽町1丁目2-23
TEL: 0770-22-0329
営業時間: 7:00〜19:00(日祭日は17:00まで)
定休日:無休






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2011年11月09日

志保重の景色@小浜市

ちょっとしたご縁がつながって、
小浜市にある老舗和菓子店『志保重(しほじゅう)』
清水勇雄さんと出会った。
※清水勇雄さんはフェイスブックをやっています。
お友達になってください♪


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小浜の夏の風物詩「くずまんじゅう」
製造販売する200年の歴史を持つ老舗中の老舗で、
地元を中心に県内外のお客さんから支持されている。

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今年の夏から何度かお会いする機会があって、
その度に美味しい和菓子をいただいたり、購入したりした。
もちろん季節モノのくずまんじゅうだけでなく、
一年を通して酒饅頭、丁稚ようかん、どら焼きなどが人気だ。

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戦前にはこうした器でくずまんじゅうが作られていました。
こんな歴史が残ってることも老舗ならではです。
個数限定で、この器で作って欲しいなぁ・・・。


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他に洋菓子部門もあり、オバマロール(ロールケーキ)や
シュークリームなどのファンも多い。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/221389099.html

先日は工場の見学と撮影の許可をもらい、
お菓子の製造工程を説明してもらったり、
実際にバター入りどら焼きを作っている現場を見せてもらった。

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たつやが驚いたのは、その製造がすべて自家製で、
ひとつひとつ手間隙かけて手作りされていることだった。
北海道産の小豆を洗い、蒸してどら焼き用餡子を作る。
どら焼きの皮?の材料を混ぜ合わせ、鉄板の上で一枚一枚手焼きする。
置く場所によっては温度が多少違うこともあるので、
裏返す順番も微妙に調整しながら焼いていくのだ。

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それを2枚一組にして、容器にきれいに並べられていく。
こうして写真を切り取ると青海波みたいに見える。

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家族分業で製造工程が手分けされ、
清水さんの奥さんが、一個一個丁寧に餡子を入れていく。
適当な量を取っているように見えるが、
その誤差はほとんどない。

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そのままどら焼きとして販売されるものもあるが、
最近人気なのが、このバターをはさんだどら焼き!
かなり贅沢な厚切りのバターをまた丁寧に挟んで、
最後に手でカタチを整えて出来上がり!

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思わず「あの〜、一個食べてみたいんですが」
こんな感じでたっぷりバターが入っています^^
餡子や皮の甘みとバターの塩気と濃厚な味のバランスがいいです!

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最終のパッケージを担当するのは、清水さんのお母さん。
慣れた手つきでパッケージしていきます。


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もうひとつ驚いたのは餡子だけで7種類以上作るということ。
毎日ではないが、小豆でのこし餡、つぶ餡もあれば白餡もある。
その餡に栗を混ぜたり、ようかん専用の餡、上用饅頭の餡など・・・。
入れる砂糖も数種類あるのだ。
手作りが当たり前で、でっちようかんの寒天も海草から作るのだ。

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志保重さんにすれば毎日繰り返される日常の当たり前のことなので、
なぜ、たつやがそれほどまでに興味を示すのか
理解できないようだった。
しかし、出来上がった和菓子のカタチだけを見ていると、
その製造工程や原材料は消費者にとって知る由はない。
だからこそ、われわれは知りたいと思う。

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200年以上に渡って地元に人に愛されている理由のひとつが、
この製造工程を見ているだけでも納得が出来た。
伝統の味を守りひとつひとつ心を込めて、
丁寧に手作りすることを当たり前のこととして
引継いでいる志保重さんは小浜のタカラモノだと思いました。

志保重西津店
福井県小浜市雲浜1-8(ママーストアー西津店に隣接)
TEL:0770-53-0599
営業時間 AM 10:00〜PM 8:00
定休日 不定休 年2回
http://www4.ocn.ne.jp/~shihojyu/index.html




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2011年08月20日

志保重の葛まんじゅう@小浜市

小浜では、数十年前までは各家庭で葛まんじゅうを作る習慣があったそうだ。
なのでそれぞれの家庭の味があって、その饅頭を作るための器もいろいろあった。
それを井戸水で冷やして食べるというのが、小浜の夏の風物詩だった。

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今年の猛暑は8月に入ってからも34.35度は当たり前になって、
つい先日、小浜では観測史上初めて38度を超えた。
なので今年の夏は余計、冷たいものが美味しいような気がする。

夏の蒸し暑い季節、日本人は五感を通して暑さを和らげる感性を持っていた。
涼をとる…という言葉は諸外国にはないのではないのかも?
音なら身近なところでは風鈴、旧家にあった鹿威しや水琴窟などもそうだろう。
見た目なら葛まんじゅうはいかにも涼しそうだ。

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先日、最近ご縁のあった小浜市内和菓子の老舗『志保重(しほじゅう)』さんへ行ってきた。
小浜で葛まんじゅうというともう一軒、伊勢屋さんが有名で、
たつやも数年前のブログにも掲載したことがあるが、
他にもこんな老舗の名店があったのだ。

さて志保重の創業は文化3年ということだったので、
お店に行った時に、西暦で言うと何年なのかと尋ねてみた。
答えは、な、なんと1807年!
ということは創業204年という
すごい歴史を持つ正真正銘の老舗だ!

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志保重は小浜駅から市役所前を通り過ぎまっすぐ海の方へ走る。
まもなく左手にママストアがあり、その奥がお店となる。
とりあえず葛まんじゅうを食べようと思ったら、
カキ氷バージョンがあることを知り、
そのメニューをオーダーすることにした。

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滅多にアイスやカキ氷を食べないたつやも
お勧めしてくれた美人グッド(上向き矢印)の店員さんの言うがまま^^;
でも、実際これだけ暑いと食べてみたくなる。

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運ばれてきた葛まんじゅうカキ氷を見て思わずテンションが上がる!
見た目の美しさと涼しさが食欲を誘う。
氷のサクサク感と葛まんじゅうのツルツル感の組み合わせが心地いい。
それに氷で葛がひんやりして、より一層涼しさを感じる。
中に入っているこし餡の甘さと細やかな食感がたまらない。

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葛まんじゅう一個100円という求めやすい金額なので、
6個入りを5パックいただいて帰ることにした。
注文すると、井戸の中に白い湯のみのような器に入っている葛まんじゅうを、
ひとつひとつその場でパックに移してくれる。

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他に地元のお客さんから評判の丁稚羊かんを、
お土産に買って帰ったが大好評だった。
福井でいう冬の名物水ようかんみたいな感じですが、
寒天がもう少し強く、口当たりの滑らかさが好みだ。

福井新聞fu掲載のオバマロールというロールケーキも人気です。

写真00296.jpg

さて、なんと志保重さんでは午前中に注文をすれば、
県内ならその日のうちに配達してくれる通信販売をしています。
葛まんじゅうは季節限定品なので、
後一ヶ月経つと終了するのではないかと思います。
詳しくはホームページで確認してみてくださいね。


http://www4.ocn.ne.jp/~shihojyu/index_03.html

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たつやも今月末にまた行く予定です。
欲しい人には買ってくるから予約してね〜^^
8月30日に行くので、31日にカンパネルラに取りに来てくれる方限定ですが・・・。

4個・6個・10個を指定してね♪

志保重西津店
福井県小浜市雲浜1-8(ママーストアー西津店に隣接)
TEL:0770-53-0599
営業時間 AM 10:00〜PM 8:00
定休日 不定休 年2回
http://www4.ocn.ne.jp/~shihojyu/index.html






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2011年01月07日

元祖堅ボーロ本舗

中心街からちょっと南に入ったところを歩いていると、
すごいインパクトのお店に出くわした。
今まで何度も長浜を訪れているのに知らないお店だった。

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看板のインパクトがドカンと来た。
『本家堅ボーロ本舗 八幡町 清水ボーロ本店』
歴史を感じさせる大きな看板だ。
この手の看板は古い酒屋さんとかでは見たことがあるが・・・。
いったいココは?堅ボーロとは???

昭和を通り越して、明治の香りさえしそうなこの店、
入らないわけにはいかないと、覗いてみることにした。
他にも2人組のお客さんがいたので、割と気軽に入ることが出来た。

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近江名物堅ボーロ
どうやら小麦粉をベースに生姜と砂糖で焼いたお菓子らしい。
試食品があったのでいただくことにした。
お店のおかみさんが
「堅いから気をつけてくださいね」
と声をかけてくれた。

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あ、ハイ
ん?ホントに堅いわ
あせあせ(飛び散る汗)
じっくりなめて柔らかくなったら噛んで食べるお菓子なのだ。
素朴で生姜が効いていてなかなか美味しい。
一袋が525円というリーズナブルな価格。

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店内には歴史を感じさせる昔の缶や表彰状、
それに何と日清戦争・日露戦争・太平洋戦争中に
このボーロが前線の兵士への慰問袋に入れられ、
送られたというエピソードの資料が置かれていた。

戦争という過酷な環境の中でこのボーロが、
どれくらいその方たちへの力になったか想像するだけで、
胸が熱くなる想いだった。


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岩雄さんが作った堅ボーロはもっと堅かった?

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創業は明治27年という老舗だった。
日清戦争や日露戦争の兵士に送られたのも納得だ。
今も当時と同じように無添加無着色で、
手作りしているのだそうだ。
120年同じ味を作り続けること自体、驚異的かもしれない。
これからもずっと地元の人に愛され、
全国のファンに支えられて、
堅ボーロを販売して欲しいと素直に思った。

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会計時に堅ボーロ代525円と小さなボーロ100円の
合計625円を支払った後に、
おかみさんが、
「これ期限はありませんから次回お使いくださいね」
と言って差し出したのは、500円券だった。
申し訳ない気もしたが、
これは素直に次回の楽しみにしたいと思っている。

いろいろとお店のおかみさんと話をしていたら、
出身は芦原とのこと。
結婚してこの地に嫁いで来たのだとか。
多少のご縁も感じつつ、お店を後にした。

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元祖堅ボーロ本舗
滋賀県長浜市朝日町3-16
TEL (0749)62-1650
明治27年創業
営業時間 8:00〜19:00
定休日 なし
http://www.katabo-ro.com/index.html

看板は本家堅ボーロ本舗となっていましたが、
 正式店名は元祖堅ボーロ本舗らしくその店名で記載しました。

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posted by たつたつ・たつや at 21:44| 福井 ☁| Comment(7) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

幸西まんじゅう@大聖寺

大聖寺の駅前に美味しい焼まんじゅうのお店があるよ♪
という話は何人かの友人から聞いていた。

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この手の店はきっと名物おばちゃんが、
何十年も前からやっていて、価格も昭和のままで、
地元の子どもから年配の方まで、
たくさんの人に愛されているのだろうと想像していた。

先日、最近になって知り合った大聖寺に住む方(女性だよ^^)
に、案内していただきました。

お店が思った以上に新しかったということ以外、
たつやの想像は見事に当った。
名物おばちゃんが次々と大判焼を焼いていて、
その後で別のおばちゃんがタコヤキを焼いている。
その手つきは正確そのもので、
まったく余計な動きはなく、淡々と焼き続けるのだ。

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「おばちゃん、いったい何年くらい焼いてるの?」
「60年」
ちょっと意地悪な質問をしてみたくなった。
「え〜、いったい今までに何個くらい焼いたの?」
「ハハハ、地球何周分かなぁ」と言って笑った。

娘さん?お嫁さん?が会計と持ち帰りの袋詰めと、
新聞紙で包むのを、テキパキとこなしていた。
紙袋と新聞紙・・・あ〜もうこれだけで美味しい気がする。

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店頭で買って帰ることも出来るし、
お店の中で食べることも可能で、テーブル席がある。

持ち帰りを頼んで、とりあえずタイヤキを一個いただく。
手に持って写真を撮っていたら、
お皿を出してくれたのだが、このお皿が素晴らしい!
もうこのお皿だけでも欲しい!
幸西の歴史を感じさせてくれるアルマイトのデコボコのお皿だ。

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さてタイヤキは塩気がちょっと効いていて、
甘い餡子との相性で更に美味しく感じさせてくれる。
あまりの美味しいので、大判焼も追加で一個!
こちらは餡子の甘さも控えめで、
ふかふかの生地と餡子の組み合わせが絶妙だ。
甘いモノが好きな人なら2つや3つも可能かも^^

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うちの味が出せるうちは、全部手作りにこだわりたいんや!
と今も原材料を既製品に頼ることなく、
60年前からの幸西の味を守り続けている。

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大判焼80円・タイヤキ100円・たこやき15個300円は、
今の時代、驚異的な価格かもしれません。
(それでも最近値上げしたのだそうです)
近くにある高校の生徒から、近所のこどもたち、
そして60年前に子どもだった人たちにも愛され、
お客さんが絶えることはありませんでした。

kn写真00021.jpg

紹介してくれた方の話ですと、
幸西の大判焼やタイヤキは、持ち帰った後に、レンジで軽く温めてから、
オーブントースターで軽く焼いて食べると更に美味しくなるようです。

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幸西まんじゅう
石川県加賀市大聖寺南町30-7
0761-72-1898
定休日:月曜日(時折日曜にお休みすることもあるそうです)

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あせあせ(飛び散る汗)
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ラベル:昭和の町 石川県
posted by たつたつ・たつや at 23:29| ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

村中甘泉堂@福井市

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子どもの頃に聞いたコマーシャルソングは、
何故か忘れることが出来ない。
しかも大手企業のコマーシャルソングより
地元のちょっと田舎臭い←(失礼、ま、
40年内近く前のことだからお許しいただきましょう
がく〜(落胆した顔)
コマーシャルソングの方が耳に残っている。
そんな中でも、福井の三谷商事、村中甘泉堂、
鯖江のよしむらのおかきの歌
を良く覚えている。

以下知ってる人は口ずさんでくださいね。

るんるんまっすぐに、みたにぃ〜中略〜みったに、
みったにみったぁにしょおじぃ
るんるん

るんるんむ〜ら〜な〜かかんせんどおの
うちじゅうみんなの、は〜ぶたえもっちっ
るんるん

るんるん茶碗のマークのよっしむらのお・か・きっるんるん

このいずれかを口ずさむ人は福井県人度98%、
年齢は45歳以上かなぁ・・・?

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さて、ローカルコマーシャルソングのイメージもあって、
ちょっとお使いものと、正月用の和菓子を、
福井市内の老舗、村中甘泉堂へ行ってきた。
最近、リニューアルをしたばかりらしく、
正面駐車場にクルマを停めても、
外観だけでは既存の町中の和菓子やさんとは思えない。
日本庭園を感じさせるエントランスを入り、店内へ。
明るく広い店内は、外からの光が入り込み、
入り口左手のガラステーブルには、
このお店の商品サンプルなどが、
ディスプレイされている。

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村中甘泉堂さんは羽二重餅が有名だが、
その他にも、美味しい和菓子がたくさんあって、
口うるさい福井のファンを唸らせている。
この日は、お使い物に、豆大福餅と草大福餅を、
自宅用に数種類の和菓子を買って帰った。
これらのお餅は、勝山産のもち米、カグラ米を使用している。

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食の安全が叫ばれてる今日、福井の食材と国産にこだわって
和菓子を作り続けている。
村中甘泉堂は、100年前に創業したということだが、
100年前は、それこそ県内の食材や日本の中だけでの材料しかなかったはず。
その伝統を守りながら、新しい味を追求している姿は、
やっぱり福井のタカラモノだと思う。

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村中甘泉堂
福井県福井市中央1丁目21-24
営業時間 9:00〜19:00(定休日:火曜日)
TEL 0776-22-4354
ホームページ
http://www.kansendo.com/

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2008年08月24日

岐阜横断の旅・すや

中津川の駅前をぶらぶら歩くと、
いろんな歴史が見え隠れする。
人々の生活の知恵や習慣も垣間見え、
いろいろ想像を膨らましながら、
過去のこの地を思うのは、とても楽しい。

こういう辺りがひとりがいい所以だ。
別に人と一緒というのが嫌いな訳ではないが、
時間も行き先も、お腹の具合も、トイレのことも気にせず、
自分の思うまま行動する楽しさはたつやには合ってる。
ま、我侭だと言われれば、反論の余地はないが・・・。

たつやが中学生の頃から、ひとりで旅行に行っていたが、
ひとり旅が好きだった訳じゃなかった。
今になって考えれば当たり前のことなのだが、
そんな子どもが電車に乗って他県へ泊りがけで出かけることを
許してくれるはずもなかった。
なぜか蒸気機関車に魅せられ、その雄姿を追った。
昭和51年に、日本から蒸気機関車の姿が見られなくなる直前まで、
山陰・信州・東北・北海道などなど。
当時のたつやには、同じ趣味(蒸気機関車の撮影)
を持つ友達はいなかったし、
もし仮にいたとしても、一緒に行ける環境ではなかったのだろう。

そんな旅を繰り返しているうちに、
ひとり旅の気楽さや、身軽さに慣れてしまったのかもしれない。
大学時代も旅の手段が鉄道からバイクに変っただけで、
やっぱりひとりだった。


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さて、余談が長くなってしまったが、
中津川の商店街に『すや』を見つけた。
以前、犬山市在住のトールペイントの先生アングリさんから、
ここの栗きんとんをいただいたことがあった。

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有名な和菓子だったけど、食べるのはその時が初めてだった。
口に入れた時の香りや、舌の上で溶けて崩れる食感、
絶妙な甘さ加減
・・・もう、それは感動した。

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お店は歴史を感じさせる空間を上手に店舗に利用している。
特に天井が高く、一番上の明かり窓がいい雰囲気だ。
すや」は国道沿いに立派な店舗が出来ているが、
出切れば、風情のある本店に行くことをお奨めしたい。

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お目当ての栗きんとんは残念ながら9月〜ということ。
ちょっと残念だったが、他のお土産を買ってクルマに戻った。

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すや本店
岐阜県中津川市新町2-40
フリーダイアル 0120-020780
(0573) 65-2078/66-2636 

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2008年06月23日

麩市(福井市)と薔薇

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たつやさんに是非、紹介したいお店があるんです。」
と言って教えてもらったお店が、足羽山の麓にある『麩市』さん。
和辛しや、ところてん、田楽、カラシ酢味噌などが
人気の有名な老舗である。


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長年、福井に住んでいて、この麩市さんのすぐ近くまでは、
何度も行っているのに、こんなお店があることを知らなかった。
しかも、たつやの大好きな古い洋風建築物である
大正3年に建てられた福井市水道記念館がすぐ隣にあることも知った。
ここは後日、またゆっくり覗いてみたいと思っている。

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さて、麩市さんには、もうひとつ別の魅力がある。
有名なので、知ってる方も多いと思うが、薔薇のお庭なのだ。
お店に隣接されたご自宅の庭には、大小様々な薔薇が咲いている。
たつやが見せていただいた時は、ちょうど一番花の見事な時期を
少し外れたとのことらしいが、それでも美しい可憐な薔薇が、
ところ狭しと植えられ、訪れたお客さんの目を楽しませてくれる。

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麩市さんのご主人、お忙しいところをありがとうございました。

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ところてんコンニャク大好きたつやは、
た〜くさん仕入れてきました。
これからの季節は特に美味しいよ〜
メタボおじさんには、ノンカロリーもうれしいです^^;
それに辛し酢味噌が抜群に美味しくてビックリ。
正直、酢味噌って今まであまり好きじゃなかったけど、
麩市さんのを食べて、酢味噌観が変りましたわーい(嬉しい顔)

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麩市
福井県福井市足羽1-6-18
0776-35-0454
営業時間 9時から17時
定休日 日曜・祝日
http://fu-1.com/index.html

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2008年01月09日

叶匠壽庵(浜大津)

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商店街の路地を行ったり来たりしているうちに、
品格を感じる和菓子屋さんを見つけた。
近くまで行って暖簾に書かれた店名を見てビックリ。

和菓子界では、超有名店
叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」の本店だった。

暖簾をくぐり、店に入って、ちょっと驚いた。
たつやの予想では、きれいな硝子ケースに和菓子が並んでいて、
お店の人と対面で注文だと思っていたが、
右側の低い棚に、商品見本が並んでいるだけ。

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左奥にほんの4畳くらいの座敷があって、
待っている間に、お茶とこの店の最中が出される。
寒い中を歩いてきたたつやにはとってもありがたいサービスだ。

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座敷の上の神棚には、たくさんの大黒様が並んでいる。
どれもかなりの年代モノのよう。

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これらの大黒様が叶匠壽庵の人気の元なのでしょうか?
というか大黒様を大切にする心粋なんでしょうね。


買って帰った「あも」と「匠壽庵最中」。
どちらも、小豆の美味しさが際立っていました。
ツヤツヤした美しい小豆とつぶつぶ感、
深い甘味、やっぱ和菓子は奥深いです。

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店の奥にある小さな庭と蔵がまたいい雰囲気です。

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叶匠壽庵本店
滋賀県大津市長等2丁目4-2
077-525-8111

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2007年12月10日

松葉屋(小松市)

小松の街ぶらは、たつやの感性を刺激してくれる
昭和の街並みを残しているところが多く、
いくら時間があっても足りない気がする。

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商店街からちょっと外れた通りを行くと
小松の和菓子の有名店「松葉屋」がある。
最初は、寺口さんに教えていただいたのがきっかけ。
以来、小松に行くと必ずと言っていい程、
この店の栗むし羊羹をお土産に買って帰る。

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松葉屋栗むし羊羹は、竹の皮に包まれており、
葛を加えて蒸してあるので、食感がもちもちしていて、
控えめの甘さが好きだ。
とりわけどこを切っても栗が出てくるのがうれしい。。
その様子が、あたかも満月が闇夜に浮かび上がっているか
のような幽玄の美しさに満ちていることから、
月よみ山路』という名前がついたという話もある。

本当のところは良寛の詠んだこの歌から命名した。
月よみの光をまちて帰りませ 山路は栗のいがの多きに

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縦切りしてみましたひらめき 見て見て!この栗の多さハートたち(複数ハート)

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熱い濃い目の煎茶と、大きめに切ったこの羊羹をいただけば、
あ〜日本人で良かったぁ・・・と思ってしまうたつやです。

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以前は栗だけだったが、数年前からくるみもある。

そういえば、とんねるずの食わず嫌い決定戦で、
あの飯島愛が、この羊羹をお土産に持ってきたらしい。


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松葉屋
石川県小松市大文字町69
0761-22-0120

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ラベル:石川県 スイーツ
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2007年12月01日

あべ川の名店

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30歳になったら味覚が変わると言われていた。
確かにたつやは変わった。
どう変わったかと言えば、甘いものが食べられるようになった。

それまでは、まず一切甘いものは好きではなかった。
飲み物はもちろん、甘いお菓子などは、
目の前にあっても、手が出ない。
今でも、チョコとクッキーとアイスクリームは
この世になくてもまったく影響がないが・・・。

しかし近頃は、甘い和菓子系が結構好きになった。
アンコ系もそうだが、かみさんや娘の影響もあるのだろうが、
黒蜜+きな粉の組み合わせが気に入っている。

あべ川を自分で買うなんてことは、
一生ないと思っていたのに、
ごくたまだが、買ってみたりする。

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福井市内に昭和の香りそのままに、
なんとも風情のある餅屋がある。
お品書きがあべ川一本!
営業時間も不規則で、その日の用意した量が
売り切れると閉店となる。

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店に入ると古い石油ストーブがひとつっきりあるだけで、
店右側のガラス戸の向こうの小部屋に、
親父さんとおかみさんがいる。
メニューは一品なので、金額を指定して買うことになる。

すいません、500円ふたつと300円ひとつお願いします

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先客は500円四つと300円ひとつ。

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おかみさんが奥から三角に切った柔らかいお餅を持ってくると、
その横で、きっと80年以上は使っているであろうすり鉢
たっぷりの黒蜜が入っていて、親父さんが、
お箸でお餅を一個づつ蜜を浸ける。
そして、その左にあるきっと
90年は使っているであろうきな粉入り重箱で、
やはりたっぷりのきな粉をつけて、パックに入れてくれる。

ということは、先客の分だけで59個、たつやの分で33個、
計92個のあべかわを一個づつ丁寧に作っていくということだ。

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いくつかあべ川が入ると、上からまたきな粉をかけて、
その上にまたあべ川を入れていく。
まったく無駄のない動きで、思わず見とれてしまう。

写真を撮っていいか?と尋ねると、
許可はいただいたが、あまり宣伝はしたくないらしい。
本当に手作りで、決まった量しか作らないので、
常連さんのためにも、静かにしておきたいらしい。

この店は、江戸時代末期に蝋燭屋さんから
餅屋に転業し、現在の親父さんは餅屋で5代目らしい。
きっと江戸時代とさほど変わらない味を守り続けているのだろう。

こんな店は、ずっと残っていて欲しいな。

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ここのあべ川、絶品です!

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posted by たつたつ・たつや at 23:58| Comment(12) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

中村五市商店

先日勝山を訪れた時、良く行くそばや「八助」のお姉さんが、
勝山市内散策を企画していて、それについての相談を受けた。
と言っても、勝山市以外の人から見た勝山をどう感じるか、
などという程度のものだったが。

昭和の匂いが至るところに残っている勝山は、
たつやも大好きなエリアだったので、
以前に何度かこの町を歩いたことについての感想を言ったり、
ちょっとしたアドバイスもさせていただいた。

和服の似合う八助の看板娘さんから、お薦めされた店がここ。

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『中村五市商店』

名物のあべかわが絶品らしい。
しかも、午前中に行かないとまず買えないとのこと。
それなら行くっきゃない!

これが中村五市商店のあべかわ!

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直径5cmくらいの丸い薄いお餅10個に、
たっぷりの黒蜜ときなこがかけられている。
他の店に比べてはるかに黒蜜の量が多い。
八助さんに聞いたところによると、
持って帰る間に、黒蜜がこぼれることもあるとか・・・。

折角なので、その場で食べてみた。
黒蜜は黒砂糖のつぶつぶが溶けきれずに口の中に残る。

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かなり甘めだ。
お餅は思ったほど柔らかくない。
一つ目を食べ終わると、口の中に黒砂糖の甘味が残っている。
二つ目を食べると、甘さに慣れて、とても美味しく思う。
三つ目を食べる頃には、もう中村五市商店のファンになっている。

他にも、くるみ大福やおやきが有名だ。

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中村五市商店
福井県勝山市元町1丁目14-4
0779-88-0428

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posted by たつたつ・たつや at 23:50| Comment(14) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

ふく家餅店

他県から福井に来た人から話を聞くと、
福井にはそば屋と餅屋が多いと言う人が結構いる。

福井県人のたつやとしては、そばやは納得がいくけど、
餅屋ははたしてそうかなぁと思っていた。

だけど、そう言われてみれば、そのような気がしてくる。

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鯖江のたつやの家の近所にも、美味しい餅屋さんが
何軒かあるし、旧武生市内にも、福井市内にも結構見かける。
和菓子屋さんに餅が売ってることは、県外に行っても
見かけるが、確かに餅専門店というのは、珍しいのかもしれない。

街ぶらをしていて、歴史のありそうなお餅屋さん
(大抵がそうだが)を見かけると、つい暖簾をくぐってしまう。

あべかわ餅や豆大福、草餅、白餅、桜餅や柏餅などが
並んでいると、ちょっとひとつかふたつ買って、
歩きながら食べてしまう。

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ちひろの生まれた家の西隣りに「ふく家餅店」がある。
暖簾も、電話番号が書いてある看板も、
そしてガラスのショーケースにも
歴史を感じさせるたつやの好きなタイプの店ハートたち(複数ハート)である。

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草餅のこしあん豆大福のつぶあんのセットを
ひとつお土産用に買って、
別に草餅のつぶあんをひとつ、その場でいただく。

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手で掴むとその柔らかさに驚く。
口に入れた時の、草の匂いと、甘すぎない餡子が
絶妙に混じって、一瞬にして幸せな気分にさせる。
わーい(嬉しい顔)

さて、また街を歩こう!

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う〜ん、やはり福井は、うまい餅屋が多いのです!

ふく家餅店
福井県越前市天王町4-14
0778-24-3619

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posted by たつたつ・たつや at 22:34| Comment(8) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

あらたま

旧武生市内に、昭和の匂いを漂わす食品店がある。
『あらたま』

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高校時代の同級生から、もらって食べたのがキッカケだが、
ここのおはぎが旨い!

柔らかくて、甘さも適度、種類も多いし、結構デカイ!
しかも一個、100円(税込み)

お世辞にも、オシャレとは言えない、店のガラス戸を開けると、
左手に、ガラスケースがあって、
その中に、いろんな種類のおはぎが並べられている。

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ちょっとしたお土産に、安くておいしくて、
気軽に食べてもらえるから、時折、たつやも買って帰る。

以前に、関西じゃらんのライターさんが、武生に来られた時に、
お土産で、渡したところ、好評を得た。

ざっと覚えてるだけでも、これだけ種類がある。
あずき、きなこ、ごま、抹茶、クルミ、のり、よもぎ、
こしあん、スィートポテト、紫芋。

塩おはぎなんていうのもある。

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たつやのお勧めは、ごまきなこくるみ

小豆は北海道産を使用、餅米は100%北陸産使用とのことだ。

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場所は旧8号線のシピイ近くのマクドナルドのある交差点を、
東へ細い道を入り、2〜300m行った左手にある。

車だと通り過ぎてしまうようなお店なので、注意しててね。

あらたま製菓
福井県越前市小松1丁目5-1
0778-22-6272
営業時間 午前10時〜午後6時 無休

posted by たつたつ・たつや at 22:56| Comment(14) | TrackBack(1) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

銘菓 ワッフル

たつやの家の近くに昔からある亀屋萬年堂という
縁起のいい名前の和菓子屋さんがある。

そんなに目立つ店ではないし、どちらかと言えば質素な建物。

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だけど、ここの銘菓ワッフルはかなりすごい!

どこがどうすごいか説明は難しいが、その外側の柔らかな生地と
しっとりしたカスタードクリームのバランスと味
は、
もう、たつやの舌先を捕らえてしまった。

銘菓ワッフル 1個 110円バッド(下向き矢印)

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ここのワッフルは店の看板だし、人気商品なので、
午後に行くと売り切れの場合もあるので、
できれば、午前中に行きたい。

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WAFFLEの文字が逆になってるのが、ここの特徴ですよバッド(下向き矢印)

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お菓子処 亀屋萬年堂
福井県鯖江市本町1-2-13
TEL/FAX 0778-51-0230
午前8時〜午後8時 木曜定休
posted by たつたつ・たつや at 23:07| Comment(3) | TrackBack(2) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

くずまんじゅう

甘いものには、あまり食指が動かないたつやも、
時々、ハマってしまう甘いものがある。

その中のひとつに小浜にある伊勢屋のくずまんじゅうがある。

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限定モノに弱いたつやを、捉える季節限定商品!
晴れ夏季限定!晴れ

もちろん持ち帰ることも可能だが、
できれば、店の中で食べたい。
なぜなら、ここのくずまんじゅうは、地下30mからこんこんと
湧き出る名水につけてあって、
くずに含まれる水分がたっぷりある状態
食べれば、最高のものを食べることができるからだ。

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くず独特のふわふわぷりぷりつるりとした食感と、
抜群のバランスで作られた甘みのあるこしあん
口の中で溶け合って、体中に幸せが溶け込んでいく感じ。
それに、地下水の温度は、冷たすぎず、生温かすぎず、
ひとりで3つや4つは楽にいける。

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昨日は朝9時の開店と同時に入店したが、
次から次へとお客さんが絶えず、
ひとりでテーブルを占領していたたつやは
早めに退散することとなった。

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さぁー、これを見て食べたーーーい、というあなた。
残念ながら、これを食べれるのは来年夏まで無理なんです失恋
今年の販売は今日をもって終了したということですもうやだ〜(悲しい顔)

もっと早く教えろよ・・・パンチと言われそうですが、
行ったのが昨日だったので・・・ふらふら

もちろん、他の和菓子もおすすめです。
あまり食べたことはないのですが・・・

御菓子処 伊勢屋 
福井県小浜市一番町1−6
TEL・FAX 0770−52−0766
posted by たつたつ・たつや at 23:16| Comment(5) | TrackBack(2) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

いもきんつば

限定モノに弱いたつや・・・。
○個限定とか、季節限定とか。

数年前からたつやにしては珍しく、惹かれた甘いものがある。

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大野市の七軒通りにある「順和堂」いもきんつば
これも季節限定商品で、さつまいもが採れてからの数ヶ月、店頭に並ぶ。
その年のさつまいもの出来によって、販売期間は若干異なるが、
ちょうど今頃から、食べることができる。

朝市が行われる石畳の七軒通りに面したこの和菓子店は、
店頭で実演販売をしている。
勿論、デモ用で、実際にはもっと大型で大量に焼けるものを
使用しているのだとは思うが、
焼きたての温かいものが食べれるのは、ここでしか叶わない。

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店頭で焼きたていもきんつばを一個と豆たっぷりの豆大福
冷たいお茶と一緒にいただいてきた。

甘みと食感、しっとり感、大きさ、香り、
芋本来が持つ旨さを引き出したこの和菓子は、たつやの大好物!

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菓子処 順和堂
福井県大野市元町9-21
TEL 0779-66-2125
FAX 0779-65-7975 
営業時間 午前7時〜午後7時まで
定休日  正月元旦

posted by たつたつ・たつや at 21:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする