2011年09月27日

百坂@足羽山

平坦な町より坂のある町に風情を感じるのはどうしてだろう。
それは坂の下と坂の上では、
明らかに風景がまったく違って見えることにあるのではないだろうか。
ほんの少し坂道を上がるだけで、眼下に見える景色は一変する。

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知らない町を歩いていて、
坂道をほんの数分歩いただけで、
その町全体を見渡すことが出来ると、
なんだか得した気分にさえなる。

平坦な場所で見える景色は自分の目の高さだけなのに、
高いところに上がれば、景色は一気に広がる。
そういった意味で優越感を得るのかもしれない。

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さて先日のブログに福井市水道記念館のことを書いたが、
あの最初の写真を撮ったのは、
足羽山に登っていく石の階段『百坂』からだ。

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坂の途中にある空き地には基礎で使ったであろう笏谷石(しゃくだにいし)
が積まれていました。


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石段を上がっていくと、
上の方から植木やさんが、真っ赤な布袋と、
緑の袋を抱えながら、降りてきた。
どうやら坂の途中にある民家の庭の剪定をしているようだ。
そしてその赤い袋を下まで落としたい様子。
たつやは右の方に避けて、
「どうぞ〜、落としてもらっていいですよ」
と声をかけた。

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こんな何でもない日常の風景なのに、
狭い石段の坂の途中で出会ったから、
何だかちょっとドラマっぽくて面白いと思った。
それにその真っ赤の袋が
どちらかといえばモノクロームの世界の石段の景色を
華やかなユーモラスな世界に変えてくれたように思えた。

DSC_1888.jpg

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この百坂を上がると眼下に福井市の東側が一望できる。
もう少し北側から上がる坂が愛宕坂
そこと百坂を繋ぐ坂を横坂という。
もう少し山の方に上がれば足羽神社へと通じる。

笏谷石(しゃくだにいし)とは・・・
福井市足羽山付近で採取される火山れき凝灰岩です。
その色味から、「越前青石」とも言われ、
三国湊から北前船に積まれて遠くは蝦夷地まで運ばれました。
きめ細やかでやや青みを帯びた色合いの良さに加え、
軟らかく細工がしやすいので、墓石や石仏の材料として用いられたり、
また敷石や塀などにも広く利用されました。


img297.jpg

映画『HESOMORI』で幕末からやってきた福井藩士が、
この現代の足羽神社を訪れて、こうつぶやいた。
「ここだけはわしらの時代とあまり変わっていない・・・」
この映画、たつや的には大当たりのメチャメチャ面白い作品でした。
越前市の今立が舞台となり、
全編ロケを今立や福井市内の一部で行ったということで、
福井県民のたつやとしては、是非応援したいと思いました。

それにしてもこんなすごい映画なのに、
今立地区ではそれなりに盛り上がって、いろんな動きがあるのに、
武生地区ではまったく盛り上がりを感じません。
(同じ越前市なのにね)
なんだかメチャメチャもったいないと思うのですよね。

img298.jpg

HESOMORIは10月6日(それ以降はわかりません)までは、
鯖江アレックスシネマにて上映されています。
福井県の人は特に観るといいと思いますよ〜






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2011年09月23日

福井市水道記念館

足羽山の東側に百坂という石の階段があります。
その坂の下にある『麩市』さんというお店のコンニャクや味噌が好きで、
時折買い物に行きます。

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麩市さんの反対側にちょっと雰囲気のある古い西洋建築があります。
大正13年に建てられた「旧足羽揚水ポンプ場」でした。
そして今は福井市水道記念館として一般公開されています。

福井市の水道は、木田地区の井戸からくみ揚げた地下水を
一本木浄水場(福井市春日3丁目)できれいにし、
ポンプで足羽山にある配水池へ揚げ、市内各地に水を配ることから始まりました。
そのため、この建物は足羽山の麓に位置しています。

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たつやは明治・大正・昭和初期に作られた西洋建築に惹かれるのですが、
この福井市水道記念館も初めて見たときから、
その容姿に惚れてしまいました。
何度か訪れているのに、まともに写真に撮ったことは今回が初めてでした。

DSC_1895.jpg

「足羽揚水ポンプ場」は第二次世界大戦や福井の震災も乗り越えて、
平成3年まで現役として約70年間活躍していました。
なので、このポンプ場のおかげで
数え切れない福井の人たちの命を救ったのだと思います。
それに木田の地下水というのは相当な量が出ていたということも驚きでした。

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老築のため取り壊しの話が何度も出ましたが、市民の強い保存要望を受け
平成8年から保存工事に取りかかり平成16年4月に
「福井市水道記念館」として衣替えしました。
また、今年の1月26日 には、文部科学省文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、
「登録有形文化財」として登録されました。

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建物の中には補強のため鉄骨が組まれていますが、
ずっと現役で働いてくれたポンプなどが並んでいます。
建築当初は4台のドイツ製ポンプで高低差約40mの足羽山配水池に水を揚げました。
ポンプ動力はジーメンス社の三相誘導電動機(65馬力)が使われました。

ドイツ製のポンプは、たつやの会社にあるやはりドイツの活版印刷機を彷彿させます。
黒い塗装は、たつやが大好きだった蒸気機関車を思い出します。
なのでかどうかはわかりませんが、ここへ初めて足を踏み入れたのに、
ちょっと懐かしい感じがしました。

DSC_1901.jpg

その後、1964(昭和39)年頃に1台追加されました。
このポンプは日本製(荏原製作所)で、
電動機は東芝製三相誘導電動機(150kW)でした。
たつやの母方の祖父は東芝の大型モーター開発に携わっていたので、
この電動機を見たときは感慨深かったです。

DSC_1906.jpg

人間にとって命の源でもある水。
今では各家庭で水道の蛇口をひねれば、当たり前のように出てくる水ですが、
長い歴史の上で、たくさんの先人たちの血の滲むような努力の積み重ねで、
今があるように感じました。
水、そのものにも、そして先人たちへの感謝の気持ちを忘れてはいけないと
強く感じた福井市水道記念館でした。

DSC_1919.jpg

福井市水道記念館
福井県福井市足羽1丁目7番35号
0776-35-6751
開館時間 :午前9時〜午後4時30分
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
年末年始(12月29日から1月3日)
入館料:無料






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2011年08月24日

ある日の下馬公園

福井市美術館で開催されていたウルトラマンアート展の最終日
閉館ギリギリの時間になんとか間に合って、観ることが出来た。

たつやさんなら好きかと思って(は〜と)ハートたち(複数ハート)
と言っていただいていたチケットなので
期間中になんとか行きたいと思いつつ、最終日となってしまった。
たつやもすっかりウルトラマン世代なので、
かなりテンションが上がりっぱなしでアート展を楽しんだ。

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福井市美術館の開館時間は9:00〜17:15で、
しかも入館は16:45までというのは
いかにもお役所的時間のような気もするが、
それも仕方がないのかもしれない。

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さてそんな時間に追い出されてしまったので、
夏の終わりの夕方のひとときをカメラ片手に、
美術館の隣にある下馬公園を散歩してみた。

特に変わった風景がある訳ではないが、
50mmの単焦点レンズだけの世界が
どんな仕上がりになるのかを試してみたかった。

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たつやは普段は撮った写真のままブログにアップして、
その写真を加工したりトリミングをすることはほとんどないが、
今日の写真は少しトリミングをしている。
何気ない写真の中に微妙な表情を持っている感じが、面白いと思う。

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たまにはこうして公園を歩くのもいいね^^







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2011年08月03日

丸岡町女形谷(おながたに)

久々にバイクを出してきて、
ひとり加賀方面のカフェにでもお茶しにいこうと思った。

車庫から出してきた1978年式のバイクZ2
しばらく乗っていなかったこともあって、
バッテリーが弱っていて、セルモーターが回らない。
こんなことは古いバイクでは当たり前のことなので、
いつものようにキックペダルを出して、
チョークを引いて数回キックをしてエンジンをかけた。

写真00223.jpg

ドドドドドー
小気味いいDOHC4気筒エンジン音が響くはずが、
ん?何か物足りない感じ
3.5気筒しか可動してないような音だ。

アクセルを開けると回転数が上がるので、
大きな音に掻き消されてしまったのか、さほど気にせず、
カメラと最近買ったばかりのipadと財布を持って出かけた。

写真00225.jpg

8号線を北上している間も、なんだかエンジンがバタつくようで、
いつもの加速もない。
もしかすると燃料系のトラブルで、
ガソリンタンクが経年劣化でカスがたまり、
それがガソリンコックのところに詰まっているのではないかと思った。
コックの位置をon/off/リザーブに何度も回したりしてみた。

そして丸岡町の女形谷の集落の工事信号待ちでエンジンストールしてからは、
いくらキックをしてもエンジンがかからなくなってしまった。

写真00226.jpg

トラブルには違いないが、バイクを道の端に停めて
この偶然止まった集落の散策をすることにした。
それにたつやがいつもお世話になっているバイクやさんは、
丸岡からほど近い坂井町にあるので、いざとなれば迎えに来てもらえばいい。

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蝉時雨がうるさいほどの夏の暑い日。
照らす太陽光も真上から照らしていて、わずかに出来た日陰を選んで、
その小さな集落、女形谷を歩いてみた。
ほどなく『女形谷の桜』に出くわした。
そういえば、春先に誰からかこの地の桜の話を聞いたことがある。

写真00224.jpg

ここの桜の大木は、たつやが毎年訪れる
越前市の味真野小学校の桜と同じ種類のエドヒガンだ。
数年前に太い枝が折れてしまったようで、
見た目には太い幹の部分が大きく、細い枝が出ている。
折れて傷ついてしまった部分には亀の甲羅のようなブリキの板が被せられていた。

桜のすぐ北側には小さな白山神社がある。
日曜日の午後、聞こえるのは蝉の声と、飛び回る蜂の羽音くらい・・・。
暑い日中は集落の人も皆家の中にいるようで、実に静かだ。

写真00227.jpg

こんな小さな集落なのに、3つも4つも神社があった。
そのうちのひとつの神社にあった狛犬。
時代を感じさせる風貌で、あまり見たことのない形だ。
手前の狛犬でもかなりの年月を経ているのだろうが、
後ろ側のそれは、歴史の積み重ねを感じさせた。

写真00228.jpg

1時間半ほどの散策を終えて、バイクに戻ると何とかエンジンがかかった。
しかしいつ止まるかわからない頼りなさ・・・。
何とか8号線まで戻り、お世話になっているバイクやさんに
電話をかけて迎えに来てもらった。

012.jpg

結局、イグニッションコイルの劣化と、
プラグキャップのトラブル、そしてバッテリーの劣化が原因で、
火花が飛ばない状態だったようだ。
思ったほど重症ではなく、さほど修理代もかからなかったのでホッとした。

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トラブルはあったけど、おかげで出会えた風景がある。
バイクやさんの近くで動かなくなったのもラッキー。
予定通りのカフェでまったりは叶わなかったけど、
充実したいい一日だった。







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ラベル:坂井市 バイク Z2
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2011年07月28日

旅先での思い出・常神半島

旅先で出会った風景や人は、一期一会だと思っています。
だけど自分がどう考えるかや、どう動くことで、
それはそうでなくなることもあると思います。

人とのご縁は誰にでもあるのだそうです。
(縁がなければこの世に存在しないんだそう・・・なるほど)
だけどそのご縁を育てる人になった方がいいよね、
とある友人から言われたことがあります。

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たつやは漠然とそういうことを中学生の一人旅で感じていました。
北海道の蒸気機関車撮影の旅では、
汽車に乗る度に、隣の席のおばちゃんから
みかんやお握りをもらったりしていました。
また見知らぬおじさんに夕食をご馳走になったり、
トラックの運転手さんにヒッチハイクで乗せてもらい、
朝食を食べさせてもらったりしました。

そういう方たちとは、もう二度と会うことはないだろうと、
子ども心で感じていたのです。

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そして同じ趣味を持つ同世代の男の子と友達になりました。
当時、同じ中学3年生の4人組で宮城県気仙沼市から来ていました。
数日間、行動を共にし、ほんの短い間だったのですが仲良しになって、
高校時代には気仙沼に遊びに行き、
その後も交流は細々と続き、今でも年賀状のやりとりだけは続いています。
ただ今回の震災で被災し避難所で生活しているようで、心配です。

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こんなことを書いているとまだまだ続きそうなので、
この辺りでやめますが、
旅先での一期一会は、自分にまた会いたい!と思う気持ちがあれば、
一期多会にもなりうるのだと思っています。

さて先日、美味しいウナギが食べたくなって、
三方五湖にある鰻やさんへ行きました。
そのままちょっと足を伸ばして、ホント数年ぶりに常神半島を訪れました。
三方五湖からは曲がりくねった道を半島の先まで行くのですが、
海に浮かぶ島々の風景は神秘的でもあります。

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そして半島の一番奥にある集落、常神までは三方五湖から30分くらいかかります。
実はたつやはココへは何度か訪れたことがありますが、
2007年9月に来た時に、撮った数枚の写真があり、
その中の一枚がとっても気に入っていました。
女の子の姉妹がふたりでシャボン玉をしているその写真は、
今でもベストショットの中の一枚で、
いつか機会があれば、この写真を届けたいと思っていました。

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ただ撮った場所ははっきり覚えていますが、
この姉妹が常神のこどもたちなのか、
たまたまここに来ていたのかはわかりません。

常神に着いて、赤ちゃんを抱いていた若いお母さんに声をかけて、
「すいません、数年前にこの写真を撮ったのですが、誰かわかりますか?」
と聞くと、間髪を入れずに、
「あ、Hさんとこの女の子やね^^」
と言って、その家を教えてくれました。

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早速、写真を持っていったのですが、生憎お留守のようで、
たままま歩いていた方に聞いてみたら、
「この子らのおじいちゃんなら、いるよ」
と連れて行ってくれました。
残念ながら、ふたりの女の子は家族で買い物に出かけているようで、
会うことは出来ませんでしたが、写真を渡すことは出来ました。

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あれから、もう4年の歳月が流れました。
彼女たちも成長して、随分大きくなっているのでしょう。
特に旅先での出会いは一期一会なのでしょうが、
こうして一枚の写真がもしかすると、小さな縁になるかもしれません。

海のない県で新婚生活をしている娘夫婦に、
このおじいさんにお願いして、いろんな魚の干物を送ってもらうよう、
お願いしてきました。
またたつやも常神に行ったら、訪ねてみたいと思っています。

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常神には樹齢1000年以上といわれる蘇鉄があります。
一見の価値あり!
ものすごい生命力と、常神が持つ地力を感じることが出来ます。
今、流行の言葉にすれば、たつやにとってのパワースポットのひとつです。

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知らない土地を旅することが好きなたつやですが、
こうして再び訪れることの楽しさもいいですね。






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2011年07月13日

金津創作の森ガラス工房

年に数回ある金津創作の森のクラフトマーケット
毎年行きたいと思いながら、何らかの用事と重なり、
未だに行ったことがない。

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大好きな三国へ行く時には、
鯖江から高速道路を利用することがあり、
金津インターを降りて、三国方面に少し走ると
金津創作の森の看板が見える。
その看板がある交差点を左に曲がり、
少し行くと右手にある。

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たくさんの作家さんが集まるクラフトマーケットは
大変な人出で賑わうらしいが、
普段の金津創作の森は静かで、
訪れるお客さんも少ないようだ。

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ガラス工房では作家さんたちが作品を作っていて、
それらの工程を見学することができる。
たつやはガラスモノが好きだし、
作る・・・ということ自体に魅力を感じるので、
じっくり見学させてもらうことにした。

普段は2階スペースからの見学が許可されるのだが、
この夏のあまりの暑い時期は、一階の戸が開けられ、
危険のない距離からの見学が可能だった。
写真撮影の許可をもらって、
一連の創作過程を見せていただくことが出来た。

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それにしても夏のこの暑い時期は大変な肉体労働・・・。
高温に熱された炉にガラスを入れて溶かすので、
常に超強力ストーブを横に置いていることになる。
こまめに水分補給をしなければ、熱中症になってしまうだろう。

この日撮影させていただいたおふたりは黙々と作業を進めていく。
無駄な動きがなく、阿吽の呼吸でコンビを組んでいるかのようだ。
後から事務?の女性からお二人がご夫婦であることを聞いて、
なるほど!と感心した。

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ですが、ワイングラスを一個作るだけでも、
大変な手間隙と、時間と技が使われていることがよくわかりました。
ガラス製品に限らず、手作業で作られる一点ものは、
想像を絶する手間隙や技術が施されていることを知らされます。

出来た商品や作品だけを見るのではなく、
出来上がっていく工程を見るのは、
モノそのものへの愛着と大切にしたくなる思いが強くなると思います。

なので伝統工芸品や芸術作品は、その工程をどう消費者に見せるか、
どう体験させるか
が、商品販売への鍵になるように思います。

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帰り際に小さなガラスの蓋付きポットを購入しました。
他に欲しいのがあったのですが、
お財布と相談した結果、今回は諦めました^^;
ここではガラス体験教室なども行っているようで、
もう少し近かったら通ってみたいと思います。

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金津創作の森
福井県あわら市宮谷57-2-19
0776-73-7800 






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2011年07月12日

高倉峠−冠山峠

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福井県にはいったいいくつの峠があるのだろう?
何がある訳じゃないのに、不思議と行きたくなる。
それがちょっと変わった名前だったりしたら、
地図を見ながら、その峠へのルートを探して、
車やバイクでぶらりと出かける。

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もう20年近く前に、『誇りの国創造運動・デザインコミュニティふくい』
という団体で、広報誌を発行していた時は、
福井県の最東端、最南端、最西端、最北端を調べて、
それらを検証する旅をしたことがある。
他にも10000円の予算を持って、県内を旅して、
そのレポートを書く『一万円ポッキリぶらりふくい路』といった企画もあった。
その頃はポッキリだったんですね・・・今なら千円ポッキリかも^^;


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当時、たつやが担当した記事では
嶺南、高浜町にあった塩汲峠という地名に惹かれて、
取材に行ったことを思い出した。

さて先日、あまりの天気の良さに今庄の宅良から、
高倉(こうくら)峠までの林道を行き、
そのまま岐阜県側に抜け、418合線を冠山峠に上がり、
池田町に下りるというコースを走ってきました。

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途中でこんな秘密基地を発見^^
多分、現場作業か林業の方が作った休憩所だと思いますが、
覗いてみたら、あら素敵^^ 
しかもめっちゃ涼しい^^

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あまりの暑さに、ちょっぴりお邪魔させてもらっちゃいました。
車の中にあった賞味期限切れのカップラーメンを作って、
人様の別荘?コテージ?秘密基地でひとりランチ^^
ついでに靴下脱いじゃって、谷川の水に入れちゃいました。

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わぁお!つ、つめたい!
これはマジに冷たくて1分も入れてられない感じです。
こんなところにスイカやトマト、お茶(飲める人はビール)なんかを
冷やしておいたら最高だろうな^^

ちゃんと後始末をして(当たり前ですね)
心の中でこの秘密基地オーナーさんにお礼を言いました。

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ただ峠を走るだけじゃつまんないので、
こういう寄り道や景色を楽しんだり、
虫たちの観察をしたり、山菜を探したり・・・。
たつやにとって山のフィールドは遊び心をくすぐります^^

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峠・・・気になって調べてみました。
峠と名が付かないものもありますが、
「福井県の峠データベース」というので調べるとこんなにありました。

2割くらいしか行ってないかも?
峠をめぐる旅、なんていうテーマで出かけるのもいいかもしれません。

1:五波峠(ごなみとうげ)経緯度
  位置:京都府北桑田郡美山町田歌〜福井県遠敷郡名田庄村染ケ谷
2:知井坂(ちいざか)経緯度
  位置:京都府北桑田郡美山町知見〜福井県遠敷郡名田庄村槇谷
3:尼来峠(にらいとうげ)経緯度
  位置:京都府綾部市故屋岡町〜福井県遠敷郡名田庄村納田終
4:吉坂峠(きっさかとうげ)経緯度
  位置:京都府舞鶴市吉坂〜福井県大飯郡高浜町六路谷
5:塩汲峠(しおくみとうげ)経緯度
  位置:京都府舞鶴市登尾〜福井県大飯郡高浜町鎌倉
6:冠山峠(かんむりやまとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県揖斐郡藤橋村塚〜福井県今立郡池田町楢俣
7:高倉峠(こうくらとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県揖斐郡藤橋村塚〜福井県南条郡今庄町瀬戸
8:温見峠(ぬくみとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県本巣郡根尾村大河原〜福井県大野市温見
9:油坂峠(あぶらさかとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県郡上郡白鳥町向小駄良〜福井県大野郡和泉村東市布
10:橋立峠(はしたてとうげ)経緯度
  位置:岐阜県郡上郡白鳥町石徹白〜福井県大野市上打波
11:栃ノ木峠(とちのきとうげ)経緯度
  位置:滋賀県伊香郡余呉町中河内〜福井県南条郡今庄町板取
12:椿坂峠(つばきさかとうげ)経緯度
  位置:滋賀県伊香郡余呉町中河内〜福井県敦賀市杉箸
13:粟柄越(あわがらごえ)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡マキノ町牧野/白谷〜福井県三方郡美浜町新庄
14:木地山峠(きぢやまとうげ)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡朽木村麻生〜福井県小浜市上根来
15:牛ノ谷峠(うしのやとうげ)経緯度
  位置:石川県加賀市熊坂町〜福井県坂井郡金津町牛ノ谷
16:浜坂(はまさか)経緯度
  位置:福井県あわら市浜坂
17:浜坂(はまさか)経緯度
  位置:福井県あわら市吉崎/浜坂
18:熊坂(くまさか)経緯度
  位置:福井県あわら市熊坂
19:倉見峠(くらみとうげ)経緯度
  位置:福井県三方郡三方町白屋/遠敷郡上中町安賀里〜新道
20:粟柄河内谷林道(あわからかわちだにりんどう)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡マキノ町〜福井県三方郡美浜町
21:文ご魚越(あごうおごえ)概要 経緯度
  位置:福井県三方郡美浜町丹生
22:関峠(せきとうげ)概要 経緯度
  位置:福井県三方郡美浜町佐田/敦賀市関
23:椿峠(つばきとうげ)概要 経緯度
  位置:福井県三方郡美浜町佐柿/坂尻
24:馬背峠(まじょうとうげ)概要 経緯度
  位置:福井県三方郡美浜町竹波/敦賀市縄間
25:乙坂(おつさか)経緯度
  位置:福井県丹生郡朝日町乙坂/市
26:牛越(うしごえ)経緯度
  位置:福井県丹生郡朝日町横山/牛越
27:灯篭見坂(とうろみざか)経緯度
  位置:福井県丹生郡清水町坪谷/山内/島寺
28:花立峠(はなだちとうげ)経緯度
  位置:福井県丹生郡朝日町小川/茗荷/織田町笈松
29:打越(うちこし)経緯度
  位置:福井県丹生郡織田町中/織田/赤井谷
30:別司峠(べつしとうげ)経緯度
  位置:福井県丹生郡越前町厨/道口
31:立鎗峠(たてやりとうげ)経緯度
  位置:福井県丹生郡越前町左右/血ケ平
32:赤坂(あかさか)経緯度
  位置:福井県丹生郡越廼村居倉/赤坂
33:赤坂(あかさか)経緯度
  位置:福井県今立郡今立町赤坂
34:檜尾峠(ひのきおとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県揖斐郡藤橋村〜福井県今立郡池田町
35:実験峠(じっけんとうげ)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町上荒谷/定方/西角間
36:持越(もちこし)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町持越
37:塩坂越(しゃくし)経緯度
  位置:福井県三方郡三方町塩坂越/海山/今立郡池田町持越
38:大坂(おおさか)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町東俣/南条郡今庄町杣木俣/瀬戸
39:巣原峠(すはらとうげ)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町美濃俣/大野市巣原
40:杉峠(すぎとうげ)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町谷口
41:小原峠(おはらとうげ)経緯度
  位置:石川県石川郡白峰村白峰〜福井県勝山市北谷町小原
42:谷峠(たにとおげ)経緯度
  位置:石川県石川郡白峰村白峰〜福井県勝山市北谷町谷
43:護摩堂峠(ごまどうとおげ)経緯度
  位置:石川県石川郡白峰村白峰〜福井県勝山市北谷町谷
44:発坂(ほつさか)経緯度
  位置:福井県勝山市発坂/鹿谷町保田
45:栃の木峠(とちのきとうげ)概要 経緯度
  位置:滋賀県伊香郡余呉町〜福井県南条郡今庄町
46:山中峠(やまなかとうげ)経緯度
  位置:福井県南条郡今庄町山中/敦賀市元比田
47:湯尾峠(ゆのおとうげ)経緯度
  位置:福井県南条郡今庄町今庄/湯尾
48:牧谷越(まきだにごえ)経緯度
  位置:福井県南条郡南条町牧谷/武生市萱谷町
49:菅谷峠(すげんたんとうげ)経緯度
  位置:福井県南条郡河野村菅谷/武生市南条町奥野々/瓜生野町
50:梨ノ木峠(なしのきとうげ)経緯度
  位置:福井県吉田郡松岡町上吉野/湯谷/永平寺町京善
51:越坂峠(こえさかとうげ)経緯度
  位置:福井県吉田郡松岡町吉野/吉野堺/永平寺町諏訪間
52:横越(よこごし)経緯度
  位置:福井県坂井郡三国町横越/福井市砂子田町
53:近庄峠(きんじょとうげ)経緯度
  位置:福井県坂井郡丸岡町上久米田/上竹田/山崎三ケ
54:大内峠(おおうちとうげ)経緯度
  位置:石川県江沼郡山中町大内町〜福井県坂井郡丸岡町山竹田
55:赤坂(あかさか)経緯度
  位置:福井県坂井郡丸岡町伏屋/赤坂
56:榎峠(えのきとうげ)経緯度
  位置:福井県坂井郡丸岡町山竹田外3字入会地/長畝外34字入会地
57:堀越(ほりこし)経緯度
  位置:福井県坂井郡坂井町堀越/大牧/島/春江町辻
58:風谷峠(かぜたにとうげ)経緯度
  位置:石川県江沼郡山中町風谷町〜福井県坂井郡金津町入会地
59:稲越(いなごえ)経緯度
  位置:福井県坂井郡金津町南金津/稲越/市姫5丁目
60:蠅帽子峠(はえぼうしとうげ)概要 経緯度
  位置:岐阜県本巣郡根尾村〜福井県大野市
61:杉峠(すぎとうげ)経緯度
  位置:石川県石川郡白峰村白峰〜福井県大野市上打波
62:伊勢峠(いせとうげ)概要 経緯度
  位置:福井県大野市上秋生/大野郡和泉村伊勢
63:笹又峠(ささまたとうげ)経緯度
  位置:福井県大野市下笹又/木本
64:九十九廻坂(くじゅうくまわりざか)経緯度
  位置:福井県大野市中野/足羽郡美山町皿谷/野波
65:桃木峠(ももきとうげ)経緯度
  位置:福井県大野市上打波/堂嶋
66:寺月峠(てらづきとうげ)経緯度
  位置:福井県大野市小黒見/東勝原/柿ケ嶋
67:摺鉢峠(すりばちとうげ)経緯度
  位置:福井県大野市上黒谷/阿難祖領家
68:三坂峠(みさかとうげ)経緯度
  位置:福井県大野市上若生子/大野郡和泉村上大納
69:朝日前坂(あさひまえさか)経緯度
  位置:福井県大野郡和泉村朝日前坂/角野前坂
70:角野前坂(かくのまえさか)経緯度
  位置:福井県大野郡和泉村朝日前坂/角野前坂
71:福谷坂峠(ふくだんざかとうげ)経緯度
  位置:福井県大飯郡大飯町福谷/高浜町笠原
72:宝尾峠(たからおとうげ)経緯度
  位置:福井県大飯郡大飯町川上/横津海/高浜町日置
73:根来坂(ねごりざか)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡朽木村〜福井県小浜市
74:新坂(しんさか)経緯度
  位置:福井県大飯郡大飯町本郷/小浜市上田
75:勢峠(せいとげ)経緯度
  位置:福井県小浜市東勢/青井
76:国境(くにざかい)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡マキノ町〜福井県敦賀市
77:白谷黒川林道(しろたにくろかわりんどう)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡マキノ町〜福井県敦賀市
78:ウツロギ峠(うつろぎとうげ)経緯度
  位置:福井県敦賀市五幡/田尻
79:黒河越(くろこごえ)概要 経緯度
  位置:滋賀県高島郡マキノ町白谷〜福井県敦賀市山
80:木ノ芽峠(きのめとうげ)経緯度
  位置:福井県南条郡今庄町板取/敦賀市新保
81:馬坂峠(うまさかとうげ)経緯度
  位置:福井県敦賀市木崎/櫛川/沓見
82:越坂(おっさか)経緯度
  位置:福井県敦賀市越坂
83:深坂(ふかさか)経緯度
  位置:福井県敦賀市追分
84:深坂越(ふかさかごえ)概要 経緯度
  位置:滋賀県伊香郡西浅井町沓掛〜福井県敦賀市追分
85:野坂(のさか)経緯度
  位置:福井県敦賀市野坂
86:小宇坂(こうさか)経緯度
  位置:福井県足羽郡美山町小宇坂/小宇坂島/椙谷
87:横越(よこごし)経緯度
  位置:福井県今立郡池田町松ケ谷/足羽郡美山町折立/横越
88:折立峠(おりたてとうげ)経緯度
  位置:福井県足羽郡美山町折立/鯖江市上河内町
89:海士坂(あまさか)経緯度
  位置:福井県遠敷郡上中町海士坂
90:向笠峠(むかいがさとうげ)経緯度
  位置:福井県三方郡三方町向笠/遠敷郡上中町海士坂
91:久坂(ひささか)経緯度
  位置:福井県遠敷郡名田庄村久坂
92:堀越峠(ほりこしとうげ)経緯度
  位置:京都府北桑田郡美山町盛郷〜福井県遠敷郡名田庄村納田終
93:杉尾坂(すぎおざか)経緯度
  位置:福井県遠敷郡名田庄村虫鹿野の内虫谷
94:椿坂(つばえ)経緯度
  位置:福井県鯖江市西袋町





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2011年07月07日

青木蘭麝堂の蘭麝酒(ランジャシュ)

鯖江から大野方面に行く時に、福井市東郷地区経由で、
一乗谷付近を通って158号線に出るコースを辿ることがある。
その度にちょっと気になる看板が目に入る。
『青木蘭麝堂』
どうやらその集落の奥に、造り酒屋があるらしいのだが、
お酒の名前とは一風変わった名前だった。

DSC_7831.jpg

たまたまその日は時間に余裕があったこともあって、
その青木蘭麝堂を訪ねてみることにした。
看板の案内通り、集落へ入る道を進んでいくと、
一際立派な塀が続く大きな屋敷と、こんもりとした林が見えた。

DSC_7832.jpg

DSC_7833.jpg

ここが青木蘭麝堂だ。
ちょうどたつやが行った時には数人の年配のお客さんが
一升瓶を抱えて出てくるところだった。

「こんにちは、ちょっと見せていただいてもいいですか?」

「どうぞどうぞ、毎日暑いですねぇ」
品のあるおばあさんが一人で店番をしていた。

写真00190.jpg

DSC_7835.jpg

とにかく格式の高そうな建物と、歴史を感じさせるお酒の名前、蘭麝酒
お店の一角に貼ってある説明文を読んでみた。

何なにぃ・・・え?えええ〜@@;
朝倉家ってあの戦国時代の朝倉家???


健康酒「青木蘭麝堂蘭麝酒(らんじゃしゅ)」は、
遠く戦国の頃、越前の国一乗谷に百有余年の栄華を誇った
朝倉氏の英主敏景公ゆかりの幣堂祖先が創製し、
奈良東大寺に、聖武天皇が愛用されたとして伝えたという
名香「蘭奢待」に因み、「蘭麝酒」と名づけられたといわれています。

それ以来、朝倉氏一門の健康維持と氏族繁栄の霊酒として珍重され、
四百余年を経た今日まで、一子相伝の家伝酒として、
その秘法は厳に変わりなく継承されています。


DSC_7838.jpg

よ、よんひゃくねん・・・あせあせ(飛び散る汗)すごい!
ぴかぴか(新しい)
こんな老舗はちょっと聞いたことがない。

テレビの宣伝とかで養命酒は聞いたことがあったけど、
地元福井にこんな蘭麝酒という薬用酒があるとは・・・。
たつやはアルコールを一滴も飲まないので、
お酒に関する意識が低いから、今まで知らなかっただけで、
他の人たちは知っているのかもしれないが。

DSC_7841.jpg

蘭麝酒にまつわる伝説として以下のような話があるそうだ。

むかし、越前の國一乗谷が落城して間もない頃、
ひとりの老僧が、中脇村の青木家に立ち寄ったそうです。
その時、青木家には重病人がありました。
それを知った老僧は、あれこれと懸命の介抱をしてくれたそうです。
その甲斐あってか病人は危うく一命を取り留めました。
老僧は、家人の奨めもあり、青木家に逗留しました。
数ヶ月後、この老僧は当主を呼び、
長い間お世話になったお礼にと
朝倉氏の囲医から授けられた蘭麝酒の秘方を伝授したそうです。
爾来、青木家では、一子相伝の家伝酒として
堅くその秘法を受け継ぎ、今日に至っているのです。


DSC_7840.jpg

飲めないたつやですが、健康のため一番小さなビンを一本買いました。
水割りにして氷をたっぷり入れて寝る前にいただいてみようと思っています。

青木蘭麝堂(あおきらんじゃどう)
福井県福井市脇三ヶ町25-19
TEL:0776-41-0078
E-mail:shopmaster@ranjyado.com
http://www.ranjyado.com






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2011年07月01日

21世紀は感性とボランティアの時代

写真00209.jpg

目的地が決まってる旅もいいけど、
たつやにとっては、当てなきぶらり旅が好きだ。

ちょっと遠くに行けば、より旅気分にはなるけど、
県内の近いところでも、初めて行く場所は旅そのものだと思っている。
小さな集落には必ずと言っていいほど、神社とお寺がある。
そういう場所には、大抵その村の歴史を感じさせる建物があったり、
独特の空気感が感じられたり、面白い人に出会ったりする。
車で通り過ぎてしまえば、絶対に気がつかないような場所も、
どこかに車を停めて歩き始めれば、何かしら面白いものに出会える。

DSC_0080.jpg

DSC_0081.jpg

DSC_0066.jpg

つい先日、東京農業大学元学長で、
今は名誉教授の進士五十八氏のご講演を聴く機会があったのだが、
そのお話の中でも、たつやに響いたのは、ひとつのキーサードだった。

それは『20世紀は知性の時代、21世紀は感性とボランティアの時代』
感性とは・・・モノ(有形・無形)の価値に気付く感覚や能力のこと
たつやは5年前にブログを始めた時に、あまり深く考えずにタイトルに
『感性』という単語を選んでいたので、ひとり納得し、感激もした^^

DSC_0102.jpg

なので、たつやの感性旅先で見つけた何でもない風景や人に魅力を感じて、
それに対して価値を見出すこと
なのだ。
それが、楽しく、面白く、有意義なことなのだ。
それらをひとつづつブログに紹介していくことが、
『たつやの感性見聞録』のカタチなのだと再認識する機会となった。

写真00208.jpg

DSC_0067.jpg

山間の小さな集落の中の神社の境内で見つけた風景。
たつやにすれば、有名観光地や作られたイベントに行くよりも、
こんな風景の方に魅かれるし、こんな建物や錆びた遊具に価値を感じる。

DSC_0074.jpg

カメラ片手のぶらり旅は、まだまだたつやを魅了して止みません。
鯖江は、福井県は、北陸は、日本は本当に美しいと思います。







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2011年05月21日

朽飯神社・第40回式年大祭

3年前に関わった印刷の仕事で福井県絹織物工業組合50周年記念誌があった。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/76366481.html

DSC_0620.jpg

こういう歴史に関わる仕事に携われたことは、
ずっと後世に残るものだし、本当に名誉なことだったと思う。
仕事を通しての組合員さんとの出会いや、
織物の歴史を学ぶことが出来たことも併せてとても感謝している。

DSC_0598.jpg

DSC_0713.jpg

その仕事をしている時に、旧今立町にある老舗織物会社の会長から、
朽飯八幡神社(くだしはちまんじんじゃ)の話を聞いた。
この神社は織物の神様を祀っているということで、
その神様の写真をお借りして扉の頁に使わせていただいた。

DSC_0715.jpg

それから3年が過ぎて、そんなことさえ忘れかけていた頃、
最近人気急上昇中のブログ「和佳の福井幸せ記録帳」
(たつやのブログでもリンクしている)
http://ameblo.jp/a-relation5550/
を見ていたら、
その織物の神様が33年に一度のご開帳があって、
この3日間だけ一般公開されることとなった。
なので、たつやでもご尊顔を拝見できるということなのだ。

DSC_0740.jpg

4月29日はまだ雨が残る寒い一日でした。
今回は記念すべき第40回目の式年大祭ということです。
前回は今が2011年なので1978年、前前回は1945年、
えっと3回前は1912年、10回前だと330年前ということになるのです。
ということは40回前はと・・・
もう計算さえできませんあせあせ(飛び散る汗)

DSC_0754.jpg

そんな貴重な機会を見逃す訳にはまいりません。
たつやの家から旧今立町朽飯地区までは車で30分足らず。
きっとたくさんのお客さんでいっぱいだろうと思っていたのですが、
意外に少なく、地元の方がほどんどで、後はマスコミ関係者ばかりです。
たつやのような一般の人はわずかです。

DSC_0762.jpg

本殿から阿弥陀如来の檀像が神主さんによって、
地区の人たちの神輿に乗せられます。
神輿を担ぐ人たちもほとんどが初めての経験です。
急な石段を神輿が平行になるよう工夫をしながら、下の広場まで降り、
その後また少し石段を登って拝殿まで厳かな雅楽の音と共に運ばれます。

DSC_0793.jpg

そして拝殿に安置される直前に阿弥陀如来さまを撮影するチャンスをいただきました。
テレビ局も新聞社もたくさん取材に来て撮影していたので、
きっとたつやのブログで阿弥陀如来さまを掲載させていいものと思います。
33年に一度しか御開帳されない秘仏なので、
次回たつやのブログで紹介することもできませんし^^

それにしても連綿と続く神事を引き継ぎ、
今も変らず続けていく地区の方のご苦労とご努力には頭が下がります。

旧今立地区にはたくさんの神事が残されています。
これからもこうしてふるさとの文化や歴史を訪ねてみたいと思います。

DSC_0835.jpg

〜式年大祭について〜

本社の式年大祭は、白山開山の泰澄大師が、当地が霊地であると観じて
七堂伽藍を建立し、行基菩薩の刻まれた阿弥陀像を拝まれると、
毎朝、曼陀羅華が降るという奇瑞があったので、
この阿弥陀像を穢してはならないと本尊の扉を閉めて
これより33年毎に開扉される定めとされたことに始まる。

最初の御開扉は神亀三年(726年)で、本年、第40回の御開帳を迎えるが、
今回御開帳されるのは、源範頼の持仏と伝えられる阿弥陀像である。

源範頼は、源頼朝に追われて日吉御前とともに当地に落ちのび、
この神社に源氏の氏神である八幡大神を祀り、
「八架神」を「正八幡宮」と改めて終生崇敬した。
源範頼の死後、日吉姫は追善のため出家して浄円禅尼となり、
亡君の遺言によって持仏の阿弥陀如来の檀像を、
機織伝来の由緒に因み真奈蛮(お香)を入れた苧桶に納めて本宮に安置した。
その後は、古い御神体(本尊)に代りこの尊像が開扉されている。







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2011年05月07日

三国小女郎の花魁道中

写真00155.jpg

4月29日昭和の日、芦原温泉春まつりが開催され、
その中のひとつの催し物として
『三国小女郎の花魁道中』が行われました。

2年前の2009年、三国まつりで初めて花魁道中が行われました。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/120140342.html
その時、たまたま行っていたたつやが道中と遭遇し、
何枚かの写真を撮影し、ブログに載せたことから、
企画をされたMさんと知り合いになりました。
その時に撮った写真を気に入っていただき、
半年後それらの写真を三国の森田銀行ギャラリーにて
『子女郎道中写真展』に出させていただいたことがありました。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/128996830.html

DSC_0877.jpg

DSC_0890.jpg

DSC_0907.jpg

もともと三国には花街としての歴史があって、
北前船が全盛の時代には、江戸の吉原、京都の祇園と
肩を並べるくらいだったといいます。

DSC_1008.jpg

DSC_0984.jpg

DSC_1126.jpg

三国節の由来を調べてみるとこんな説明があります。

福井県坂井市三国町は、九頭竜川河口に開けた三国港は、
北前船の寄港地として知られた場所。
その花柳界での酒席で歌われてきたのが《三国節》です。
この三国は寛永年間には船問屋が57軒も軒を連ねていたといい、
出村、上町、松ヶ下といった場所を中心に花街があったといい、
三国の遊女は「三国小女郎」と呼ばれ、広く知られていたといいます。

○酒は酒屋で 濃茶は茶屋で 三国小女郎は 松ヶ下
○三国出村の 女郎の髪は 船頭さんには錨綱

といった歌詞は、そんな花街の様子が偲ばれるものです。


DSC_1031.jpg

DSC_1035.jpg

写真00152.jpg

今回の花魁道中は三国ではなく、芦原温泉で行われましたが、
温泉街での道中にはたくさんの観光客や地元の人たちが訪れ、
しばしその美しさに見とれていました。

写真00143.jpg

DSC_1117.jpg

撮影は芦原温泉でも老舗「べにや」さんの庭園を使わせていただきました。
すばらしいお庭、こんな写真を撮らせていただくことを光栄に思います。
帰り際にべにやの美しいおかみさんから、
「お時間があればお風呂に入ってゆっくりしていってくださいね」
とありがたい言葉をいただいたのですが、
次の予定があって、後ろ髪を引かれる思いで芦原温泉を後にしました。

DSC_1138.jpg

実は鯖江の誠市でも今年の10月には、
舞子さんや芸者さんのイベントを企画しています。
こんな衣装を着てみたい人を募集する予定です。
詳細は決まっていませんが、時期が来たら発表します。

明日、5月8日は鯖江で本格青空骨董蚤の市『誠市』&『ご縁市』が開催されます。
是非いらしてくださいね♪

ブログへの掲載のご許可をいただいていますが、
転用転載は固くお断りいたしますのでご了承ください。







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2011年04月19日

残雪と水芭蕉と桜散る

わずかに離れた場所なのに、
季節がまったく違う風景に出会ったことはありませんか?
あちらこちらで桜の開花が始まり、
海岸線では既に葉桜になり、平野部で散り始め、
山間部が一番の見頃だったりします。

DSC_9339.jpg

先日、神様の足跡を見つけた時には、
旧清水町の方から上一光町を抜けて、
五太子の滝を通って海岸線に出るルートを
初めて走ったのですが、季節はまったく違っていました。

DSC_9356.jpg

DSC_9359.jpg

上一光町の白山神社の境内には、
またかなりの雪が残っています。
その雪解け水が流れ出る境内下に、
水芭蕉が咲いていました。

ふきのとうは平野部ではもうすっかり花開いていますが、
この辺りはまだ蕾のままです。
少し採って持って天ぷらにしました。
ふきのとうは季節感たっぷりの天ぷらになりますね。

DSC_9367.jpg

子どもの頃にもしかして行ったかもしれない?
という記憶しかない五太子(ごたいし)の滝にも寄ってみました。
誰もいない遊歩道の階段を滝に向かって降りていきますが、
結構勇気がいりました。

DSC_9371.jpg

DSC_9372.jpg

水の流れる音はずっと聞こえてくるのですが、
いきなり大きな音になったかと思うと目の前に、
雄大な滝が現れます。
ゴウゴウと水の流れる音だけが響き、
他の音はまったく聞こえません。
一光川中流部の断崖から
豪快に水を落とす落差15mの典型的な直瀑です。
下に落ちる水が霧となって山肌に吸い込まれていきます。
霊気が漂っている感じさえして、
長居は無用と五太子の滝を後にしました。

DSC_9378.jpg

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DSC_9387.jpg

海岸線に出て、たつやが大好きだった
旧越廼村の水仙の里温泉に立ち寄りました。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/24020476.html

DSC_9416.jpg

校庭の片隅に飛んできたアカタテハです。
越冬個体の割にはきれいな羽なので、今年羽化した個体かもしれません。

写真00140.jpg

過去形で書かなくてはならないのが本当に残念ですが、
2年ほど前にこの施設は休館してしまいました。
小学校の分校を利用した近所の人が集うアットホームな温泉で、
湯質も良かったし、そのお風呂の中で地元の人とのふれあいが好きでした。
友人を誘って行ったり、バイクツーリングの帰りに寄ったり、
山菜採りの帰りにも立ち寄りました。
この学校のすぐ下の田んぼで、沈む夕陽を眺めていて、
グリーンフラッシュ現象を見たことも忘れることができません。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/24316200.html
だけどもう5年も前のことなんです・・・時の経つのは早いですね。

DSC_9401.jpg

しかしながら役場近くの海沿いに新しい温泉施設が出来てからは、
この温泉の営業時間も短くなってしまい、
今は休館したままで再開の予定はまったく立っていません。

DSC_9415.jpg

仮定の話でしかありませんが、越廼村が福井市と合併していなければ、
この温泉施設は今でも村の人たちに愛され、残っているように感じます。

DSC_9456.jpg

学校の跡地ということで桜の木がたくさんあります。
この辺りは桜が散り始めています。
海からの風に乗って、花びらがひらひら宙を舞います。
強い風が吹くと一気に花びらが舞い、
その一瞬をカメラで捉えようと試みますが出来ませんでした。

桜の花が散るときはやっぱり風に吹かれて散るのが好きです。
冷たい雨に打たれて風に舞うことなく、
真下に落ちるのは少しかわいそうな気がします。

季節は着実に春本番へと移行していますね。





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2011年04月16日

あなたは神様の足跡を見たか!?

先日、越前海岸を走っていて神様の足跡を見つけました^^;
っていうか看板を見つけました。
急には止まれず、少し走ってからUターンして、
空き地に車を停めました。

カメラ片手に近づいていくと・・・

DSC_9389.jpg

おおお!すげー

マジに神様の足跡がありました。
それにしてもでっかいです!
恐らく5mはあろうかという足跡で@@;
ジャイアント馬場さんも、アンドレ・ザ・ジャイアントさんも叶いません。
馬場さんの16文キックは彼の代名詞でもありましたが、
1文は約2.4cmなので、5mと仮定すれば208文にもなります。

img57fee665zik9zj.jpg

もし神様がドロップキックを放ったのであれば、
416文ウルトラロケット砲というものすごい技な訳です。
しかも神様は左足には足袋、右足にはわらじを履いての攻撃ですから、
二重の衝撃をも与えることが出来るのです。

images.jpg

DSC_9391.jpg

正直この手の石と岩は無理して見れば、そう見えないこともない・・・
という感じが多いのですが、ここは違います!
はっきり神様の足跡はわかりますよ。

DSC_9392.jpg

不謹慎なことばかりを考えてしまうたつやでしたが、
そこはちゃんと反省して、この地区に伝わる伝説を読んでみることにしました。

以下は看板より転載します。

DSC_9390.jpg

伝説 神の足跡 福井市小丹生町

上部断崖の人の足跡に似た岩は「神の足跡」とよばれ、
昔からこの地区に言い伝えられた伝説であり、
地区住民の信仰と、尊敬の対象になっております。


足跡の由来
昔、この地方に幾十日も雨が降らず大干害に見舞われ、
村中総出の雨乞いも、一向にききめがなく人の心まで乾ききってしまいました。
ある日一人の老婆の意見で、みんなが氏神様(春日神社)に集まって、
一心に祈り続けましたところ、一夜あけた朝、
「川に水があふれているぞ!田畑に大雨が降ったぞ!」
と叫ぶ若者の声に村の人は急いで田畑へかけていきました。
すると、田んぼには水がいっぱい波打ち、畑の作物は生気を取り戻し、
あちこちの小川も水が満ち満ちているではありませんか。
誰もがこの不思議な出来事に、夢ではないかと驚きと喜びに村中大騒ぎとなったのです。
するとある若者が「神社裏の断崖に神様の大きな足跡がついているぞ!」
と大声で叫びまわっていることに、
村人たちは打ち続く不思議さに驚きの目を見張るばかりでした。
神様は村人を救うため、夜を徹して海から水をくみ上げ、田畑に散水され、
その時の足跡が左は「足袋形」、右は「わらじ形」となって断崖に残ったということです。


DSC_9393.jpg

もうしばらくしたらこの神様の足跡花壇にも花がいっぱいになるのでしょうね。

福井にはまだまだ知らない場所がたくさんあります。
ちょっと出かけた際に目的地にまっすぐ向かうのもいいですが、
自分の感性の赴くままに寄り道を楽しんでみてくださいね。
何たって神様の足跡にまで出会えちゃう福井県ですから
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posted by たつたつ・たつや at 19:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月15日

2011年の味真野小学校の桜

今年も味真野小学校の校庭の桜が咲きました。
当たり前のように毎年この時期になると日本全国桜が咲きます。
どんなに悲しいことがあっても、辛い時でも、
桜が花をつけることで、ほんのひとときでも人は心和ませるのでしょう。

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日本人は桜が大好きで、特別な感情で眺める花なのだと思います。
葉をつける前のほんの一時だけ、美しい花でいっぱいに飾ります。
可憐で美しく、淡い香りを持つ桜。
短いひとときを私たちに特別な想いを与えてくれると、
散り際も見事という言葉以外には見つからないほど潔いと思います。
花吹雪で散っていくと地上に落ちて風に舞い吹き溜まりに集まり、
あるいは水の流れに乗って消えていきます。

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DSC_9318.jpg

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人々は今の時期だけ、さくら・サクラ・桜と言います。
かくいうたつやもそうなのですが、
一年で一週間だけ自己主張をする桜がやっぱり好きなのです。

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味真野小学校の校庭のど真ん中にある桜(エドヒガン)の大木の写真を撮り始めて、
10年近くの月日が流れました。
数年前には大雪で大きな枝が折れてしまったり、
枝が下がり過ぎて、下からつっかえ棒をしていたこともありますが、
今はすっかり元気になって、
地元の人たちだけでなく、訪れるたくさんの人たちを
温かい気持ちにさせてくれます。

DSC_9249.jpg

幸せそうな美男美女カップルに声をかけて撮影しました。
「わぁ〜めっちゃカワイイ彼女やのに、彼氏は大したことないわ」
と言って笑ってもらいましたよ^^

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たつやはこの桜の大木の下に集まる人が好きです。
毎年のように桜と人をテーマに写真を撮っています。
子どもから年配の方まで、誰もがこの桜を眺めて、
しばし無口になります。
そして写真を撮ったり、感想を話し合ったりしてます。

来年も、再来年もずっと撮り続けたい味真野小学校の桜です。

写真00133.jpg

ブログもそろそろ6年目を迎えようとしています。
味真野小学校の桜のことを書いた過去記事ですが、
いつの間にかこんなにたくさんになりました。
毎年、1枚か2枚気に入った写真が撮れる素敵な場所です。
よろしかったら順番に見てくださいね。

2007.4.8
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/38205156.html
2008.4.9
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/92815217.html
2008.4.5
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/92364008.html
2009.4.8
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/117102799.html
2010.4.6
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/145825834.html

こうして並べて見ると、今年の桜はちょっと遅かった感じがしますね。
これらの写真は4月14日の撮影です。

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posted by たつたつ・たつや at 21:37| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

菜の花の日野川堤防

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さばえ三花は菜花つつじです。
この4月.5月は特にいろんな花が咲きますが、
今まさに西山公園の桜日野川河川敷の菜花が見頃です。

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これは鯖江市が特産化を進めている「さばえ菜花」
菜の花独特の油臭みや辛味がなく、甘みがたっぷりでやわらかい。
花の色も従来の菜種油とり用の菜の花(ややオレンジがかった色)ではなく、
純黄色(黄緑がかった色)で、つぼみが見え始めた頃に
茎を折って茹でておひたしや酢の物として味わうほか、
炒め物などさまざまな料理に使うことができます。

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たつやは以前に鯖江B級グルメのレシピコンテスト
菜花とヘシコとジャコの麦トロ丼を応募したことがあります。
かなりの自信作だったのですが、入賞ならず・・・。
自分としてはメチャメチャ美味しかったんだけどな。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137940921.html

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この場所はたつやの印刷会社から歩いて10分の場所ですが、
普段この辺りを散策することはあまりありません。
ですがこの陽気に誘われて、菜花まつりの下見に出かけてきました。
ちょうど鯖江中学校のグラウンドの桜のピンクと
日野川堤防の菜花の黄色と空の青色とのコントラストが楽しめる時期です。
サッカー部や野球部の部員たちの元気な声に混じって、
吹奏楽部のYMCAが聞こえてきました。
4月23日の鯖江・中央・東陽中学校3校合同企画の
チャリテー『は〜とふるコンサート』(鯖江市文化センター)の
練習に励んでいるようです。

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今週末の16.17日に鯖江中学校西側の河川敷を会場に、
「さばえ菜花まつり」が開かれます。
まつりには20程の屋台が並び、
菜花おむすびや菜花入りカレースープ、菜花ロールなど、
さばえ菜花にちなんだアイデアメニューが楽しめます。

お問い合わせは
鯖江市特産づくり応援室
0778-53-2232

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さすが我が町、鯖江市です!

福井新聞オンラインニュースより転載
福井県鯖江市は12日、市に寄せられた東日本大震災被災者の義援金の使途について話し合う
「義援金配分委員会」を立ち上げ、届け先と配分額を決めた。
鯖江市と縁がある東北3県の8市町に13日から、計3500万円を直接送金する。

鯖江市には11日までに義援金3923万円超と、
災害応援のための国の特別交付金303万円超の支援金計約4227万円が集まったが、
市民からは、▽被災地へ早急に届けてほしい▽使い道を知りたい
▽2004年の福井豪雨でお世話になった自治体に直接渡してほしい
▽市内の避難者の就学、就労支援の充実を―などと、
届け先や使途を明確にするよう求める意見が多数寄せられている。

義援金は、日本赤十字社や中央共同募金会などを通して被災地へ届けるのが一般的だが、
被害規模の把握の遅れや被災自治体の混乱などで、被災者への配分は難航している。
鯖江市は迅速さと使途の明確化を優先し、独自に届けることとした。

委員会は牧野百男市長をはじめ、市区長会連合会や市社協、市議会、鯖江商工会議所、
市民主役条例推進委員会など11団体の代表者で組織。
市役所で開かれた初会合では3500万円について、
鯖江市が救援活動に入ったり福井豪雨で義援金を受け取った市町などに配分することとした。

岩手県陸前高田市と仙台市には1千万円ずつを送る。
残った727万円は被災地から同市内に避難、居住している住民に対する
見舞金支給などの支援策に充てる。
対象とする義援金は4月末までに寄せられた分と決めた。
市によると、同震災で市が配分委員会を設置するのは県内で初めてだという。





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ラベル:鯖江市 まつり
posted by たつたつ・たつや at 21:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月07日

ある日の夕方@武生

高校時代、武生に通っていたせいか、
今でも武生界隈にはよく行く。
食堂文化が色濃く残っていたり、
一本裏通りに入ると昭和の町に
タイムスリップしたかのような風景に出会えたり、
井戸端会議をしているおばちゃんたちに声をかけられたり、

何かと面白い町だと思っている。

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特にたつやみたいに
カメラ片手にブラブラするのが好きな人にとっては、
角を曲がる度に新しい発見があったり、
風景やモノや人との出会いがあったりして、
結構楽しい町かも知れない。

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しかし残念なことに、それに気付いていない人が多いように感じる。
たつやの知り合いの武生人に聞いてみるとこんな声が出る。
武生で何かいいことをやろうと企画が持ち上がっても、
『それはどんな目的でやるの?』という質問よりも、
『それは(トップは)いったい誰がやるんやの?』が先に来るという。
目的よりもそれをする個人が大事ということなのだ。
いいことをやろうと企画をしても、
その人が無名だったり、極端に言えば武生に100年住んでいない人ならば、
協力しない・・・というのだそうだ。

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あ〜もったいないあせあせ(飛び散る汗)
武生にはこんな日常的に美しい風景に囲まれているのになぁ。。。
以前も思ったのですが、
おさんぽカメラ部@武生を企画してみたいけど、
たつやは鯖江人だからあかんかな^^;

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こんな素敵な幼稚園に通える子どもは幸せですね^^


さて、東北太平洋沖地震での被害は、
想像を絶する規模で、毎日流れてくるニュースに
心を痛めている毎日です。
ですが、世界各国から日本全国からの支援の輪も広がっています。
たまたまたつやが知り合った輪島市の書家アーティスト
村田啓子さんがこんなブログ記事を書いていました。
以下、抜粋して転記しました。

以前お会いした時に書いたたつやのブログ
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/143817675.html

刻々と救済がされる中、原発だけはいまだに予断を許しません。
被災された方達の不自由な日々を思う毎日です。
生きる上で、何が大事なのか、共に考える場になればと願っています。
ほんとうに、申し訳ないくらいのことですし、それもこちらの都合ですが、
よろしかったらどうぞ。いっしょにおいしいお米を作りませんか?
受け入れは、40歳までの男性2名。有機無農薬の農業を志す方。
期間は5月中旬から10月末まで。
こちら、奥能登の禅寺、龍昌寺です。
5世帯13人で3町3反の田んぼと畑を作っています。
各自6畳の宿坊、宿泊代、食事代なし。
ただし、来客時は庫裡の2階に移動のこと。
土曜夜と日曜自炊。
基本的にこちらの生活と仕事をいっしょにしていただきます。
6時半より坐禅、7時朝課、掃除、朝食、9時より仕事。
詳しくは、
電話0768-26-1240 りゅうしょう寺 
eメール hanakuro@ca1.wannet.jp しーえーいちです。お間違いなく。
929−2361 輪島市三井町与呂見 龍昌寺 村田啓子
http://yoromi.cocolog-nifty.com/blog/


たつやの印刷会社でも被災地の方で
オフセット印刷の経験者がいらっしゃれば、
住居付きでお仕事をお願いしたいと考えています。
一軒家で築35年ほど経っていますが、部屋数は6つほどあります。
詳しくは、電話0778-51-2805 
e-mail:junchan.p@wt.ttn.ne.jp




鯖江市では、市民の皆様のご好意を一つにまとめ、
有効に活用させていただくため、窓口を一つにして義援金を受付しています。
義援金は市役所の案内窓口、各地区公民館
または市役所防災危機管理課までお願いいたします。
市民の皆様のご協力をお願いいたします。

義援金受付
・市役所の総合案内(募金箱)
・各地区の公民館(募金箱)
・防災危機管理課

4月7日現在
   38,900,043円

http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=10297






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ラベル:越前市
posted by たつたつ・たつや at 21:44| Comment(8) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

花月楼@勝山市

勝山市内は今までにも何度かしたことがあるが、
いつも気になる建物がいくつかあった。
その中のひとつに勝山お清水からほど近い古い料理旅館がある。

今は営業をしていないので、
建物は外観しか見ることは出来なかったが、
左義長の期間中は建物内部も一般公開しているという。

以前から気になっていた建物だったので、
すぐにその料理旅館『花月楼』に向かった。

DSC_6446.jpg

昭和そのままのトイレが残っていました。

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タイルがまたレトロでいい感じです。

DSC_6453.jpg

花月楼の前には大きな桜の木がある。
4月には満開の桜が見事だろう。
入口を入ると長い廊下があって、左手に二階に上がる階段がある。
意外なことに階段の段差が高くて驚いた。
洋服でも上がりにくいのに、着物だと大変だったろう。
芸姑さんたちが裾をまくって階段を上っていく様子を想像して、
ちょっとにやけた自分が可笑しかった。

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二階には32畳の大広間があって、ライトアップされていた。
天井はこんな風に曲線で仕上げられている。
畳の上に座って見上げると、更に感動的だ。
職人の技と魂と感じる実に見事な天井である。
10年ほど前までは普通に営業していたので、
この部屋で宴会が行われていたのだろう。

DSC_6456.jpg

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見学に来られていた地元のおじさんが、
「昔はよくこの部屋で飲んでいたよ・・・懐かしいなぁ」
などと奥さんに話しているのを聞いて、
時の流れを感じて、ちょっと切なくなった。

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花月楼の1階の部屋ではおかみさんや地元の方が、
お茶やお茶菓子でおもてなしをしてくれていた。
たつやがお邪魔した時も、数人のお客さんがいて、
おかみさんを中心に話が弾んでいた。

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花月楼は歴史ある料理旅館として名を馳せていたので、
たくさんの著名人がここを訪れていた。
おかみさんがそれらの方が書いた色紙を見せてくれた。

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何十枚もあって、昔の政治家などの色紙もあったが、
ん!?と手が止まったのがこの文字だった。
かなり古い色紙のようだが、
時空を飛び越えて文字からあふれ出るエネルギーを感じたのだ。
ぐっと迫ってくる力強さや圧倒的な存在感

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「花月 岡本太郎」

あ、なるほど!
世界に誇る日本の芸術家・岡本太郎氏の色紙だったのだ。

DSC_6476.jpg

池波正太郎氏の色紙もありました。

勝山にはこんな立派な料理旅館があったのに、
今は営業をやめてしまい、住居の一部として使っているそうです。
行政やNPOなどと協力して、花月楼を一般公開したり、
有効な利用方法を考えて、後世に残して欲しいと思いました。
たくさんの著名人の色紙なども整理して、
展示するといいのではないかと思います。






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または市役所防災危機管理課までお願いいたします。
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義援金受付
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・各地区の公民館(募金箱)
・防災危機管理課

3月26日現在
   14.776.083円






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ラベル:勝山市
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2011年03月25日

武生の路地裏にて

ナームチャイに行くのに、駐車場がないかもしれないと思っていたので、
ちょっと離れた場所にクルマを停めて、
路地裏をぶらぶら歩いて行くことにしました。

犬も歩けば棒に当たる・・・
たつやも歩けば面白い場面で当たる・・・


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小学校校庭横の一角に大きな石碑が立っていました。
よ〜く見ると武生山千次郎碑と彫られています。
いったい何の石碑なのだろう?
すぐ隣には武生山由太郎の碑というのもあるし、
もうひとつ同じような名前が書かれた石碑がありました。

DSC_7777.jpg

結構古いようで、近づいてみると明治34年と彫られています。
しかしながらその石碑を説明するような看板もありません。
ちょうど隣の家のおばあちゃんがいたので、聞いてみると、
どうやら草相撲の関取の名前のようでした。
明治の半ば辺りに武生でも草相撲が流行っていて、
武生で横綱?になった人の名前なのだそうです。
あまり詳しいことは知らないとのこと。
今はこの石碑をお守りする人は誰もなく、
おばあさんが花を植えたりしているのだそうです。

DSC_7770.jpg

石碑のとなりにある石は、
烏帽子を被って袈裟を着たお坊さんに見えるとのこと。
なるほど確かにそう見えますねぇ!

DSC_7778.jpg

ちょっと気になる豆腐やさんの車
どんな豆腐か食べてみたいなぁ^^

DSC_7820.jpg

一緒に歩いていた友人が
学校帰りの近所の女の子と会って楽しそうに話を始めました。
この日が終業式を終えて帰る途中です。
大きな布の袋の中には画用紙に描いた絵が
きれいに製本されていました。
パラパラとめくって見せてもらって、びっくり!

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「あら〜、なんてきれいな色使いなんやろ!めっちゃ上手やね^^
 絵描くの好きなんやね!?」

と声をかけるとちょっと気恥ずかしそうにうなづいてくれました。

武生の裏路地にはなんだか温かい人のふれあいがありました。

DSC_7831.jpg





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義援金受付
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・各地区の公民館(募金箱)
・防災危機管理課

3月25日現在
   14.735.083円






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2011年03月10日

一本義酒蔵まつり

毎年2月の最終土日は勝山市の奇祭『勝山左義長まつり』が開催され、
その日に合わせて、一本義の酒蔵まつりが行われる。

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勝山の左義長には毎年のように出かけている。
写真を撮ったり、勝山の友人たちに会ったり、
知り合いのそばやさんでお茶したりしながら一日ぶらぶら歩く。

今年は1月末の大雪で、雪処の勝山は2m近い積雪があって、
左義長の時には、かなりの雪が残っているだろうと覚悟をしていたのだが、
意外なことに、街中の雪はすっかり溶けていた。

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さて一本義の蔵開きは午前10時に始まる。
オープンの15分ほど前に到着すると
一本義の大きなシャッターの前には
既に大勢の日本酒ファンが待っていた。
遠くから望遠レンズで写真を撮っていると、
知っている人の多いこと^^

DSC_7283.jpg

数年前までは、勝山での友人に会う程度だったのが、
鯖江や福井の友だちがたくさん来ていたのには驚いた。
それくらいメジャーになっているのかもしれない。

午前10時になると、蔵の中から歌声が聞こえてきて、
大きなシャッターが少しずつ開いていく。
中には一本木の社員や杜氏さんたちがずらりと並んでいる。
男衆の低い声がユニゾンで流れてくるのは、感動的で
演出としても格好がよい。

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口上が述べられ、続いては成人式を迎えたふたりが鏡開きを行う。
大きな硬い木の樽はなかなか割れずに、
4回目のチャレンジで見事に鏡開き!
そしてその酒樽のお酒がお客さんに振舞われる。

飲めないたつやは、口をつける程度の味見をしたが、
辛口の美味しいお酒だと感じた。
変な混じり気がまったくない。

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中ではこの日しか販売しない搾りたての新酒や、
一本義のいろんな銘柄のお酒を販売したり、
屋台で飲むことが出来るようになっている。
工場内の見学も可能で、
いろんな場所で各イベントが開かれている。
ゲームコーナーや酒かすのつかみどりなどもあり、
集まった大勢のお客さんで賑わっていた。

写真00122.jpg

酒かすはこんな大きな(畳一枚弱)板が取れるのです。
これを細かく切って、1回100円というサービス価格でつかみどりが出来ました


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そういえば一本義の新聞広告に登場した人の中で、
知っている人がふたりいました。
餅つき&石窯パーティにも参加してくれた方たちです。

写真00123.jpg

本物と同じくらい美しく掲載されています^^

写真00124.jpg

勝山の左義長と同時に行われる一本義の酒蔵まつりは、
町の伝統行事に合わせて地元企業が一緒になってお祝いし、
まつりを盛り上げる一翼を担っています。






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ラベル:勝山市 祭り
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2011年02月13日

蓬莱祀(おらいし)@粟田部

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久しぶりに今立の『大福』へおそばを食べに行った。
相変わらず腰のある太い麺と旨味たっぷりのおろしそばをいただきながら、
昔から顔馴染みの女将さんと世間話をしてると、
「今日は『おらいし』さんに来なったんか?」と聞かれた。

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おらいしのことはここ数年新聞で読んだことがあって、
興味は持っていたが、その行事がまさかこの日だとは知らなかった。
奥さんは、粟田部は3日間お祭りがあって、
その最終日がおらいしなのだ
と言った。

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そしてこんなものを神棚から持って来てくれた。
「小判買い」というもので、2月9日の深夜0時(2月8日の深夜)から
岡太神社のお社を参り、この小判を買うのだそうだ。
それは金・銀の2種類があって、千両・万両となっていた。
これをお札と一緒に神棚にお飾りするのだそうだ。

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翌2月10日の深夜0時(2月9日の深夜)からは、「徳日参り」
神社を参り、この菓子をいただいて帰るのだそうだ。

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寒い中、おらいしの巡行を楽しみに出て来られています。

DSC_5425.jpg

2月11日には1500年の歴史を積み重ねた蓬莱祀(おらいし)が行われる。
おらいしがどういうものかは関連ホームページの説明を最後に転載するので、
興味のある方は是非、読んでみて欲しい。

女将さんにお礼を言って、すぐにカメラ片手に外に出た。
ちょうどお昼過ぎから粟田部の街中を回るようだ。
狭い町なので、すぐにおらいしは見つかった。

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地区のまわり番のお家では、それぞれがお酒や食べ物を用意して振舞われます。

DSC_5455.jpg

たくさんの子どもたちが太い綱2本を持って、舞台を曳き回す。
船のような舞台には三里山を象った山が作られていて、
台にはお囃子方の3人が大黒さんの装いで乗っていて、
マイク片手にずっと歌を歌っている。

DSC_5381.jpg

その前には、子どもたちが太鼓の演奏をする二階建ての山車が
フォークリフトに牽引されている。

DSC_5387.jpg

DSC_5390.jpg

隊列の最後に軽トラが縁起物の繭玉紅白のお餅を積んで走るのだ。
折角の機会なので、たつやも買わせていただいた。
帰り際に再び大福へ行くと、
大福のご主人と女将さんが心づけを持って出て来られ、
縁起物をいただいていたところだった。

DSC_5518.jpg

たつやは大福に通うようになって、既に30年近いが、
亡くなった先代の親父さんも
毎年のように神社に通って買い求めたらしい。
きっと粟田部の人は、代々この3日間のおまつりを
守り続けて、大切にしてきたのだろうと思う。
こうして子どもの頃から、このおまつりに当たり前のように参加することは、
地域にとって本当に大切なことで、こんな地道な普段の活動が、
この千数百年の歴史を伝えていく原動力となっているのだろうと思う。

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蓬莱祀とは・・・
男大迹皇子(継体天皇)が河内国樟葉宮にて天皇に即位された縁起の良い日を祭日とし、
この地に在りし昔をしのび蓬莱山(三里山)の形を屋台にかざって 
五穀成就 国家安全を願って千五百年前より粟田部に続いているお祭りです。
昔、この神事には山車物を終日街中曳きまわし、街中は大賑わいするが、
神事中往来の通行は厳しく蓑笠着用は何人といえども禁じられていた程の特権が与えられ、
毎年福井藩からは役人四名の礼服着用の警護人まで派遣されるという格式の高い神事である。


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ラベル:越前市 まつり
posted by たつたつ・たつや at 23:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月10日

あけっつぁま(明智神社)

普段、まったくと言っていいほどテレビを見ないたつやだが、
昨年からNKHの大河ドラマだけは見るようになった。
それは一昨年、高知を旅したことがきっかけとなり、
『龍馬伝』を見ていたのだが、その地を旅する時に、
その地の歴史を知っているか、そうでないかでは
旅の楽しみ方も雲泥の差が出ると感じたからだ。

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そして今年は福井にも関連する『江』
その中でつい先週、本能寺の変の主役となった明智光秀が、
たつやが住んでいる福井県鯖江市から
程近いところに住んでいたことがある。

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それは昨年5月に、たまたま通りかかった田舎道に
『あけっつぁま⇒』という看板を見つけた。
いったい何のことだろうとその矢印の方向に車を進めると、
左手に小さな祠があって、そこが神社だった。
なんと、そこが明智光秀を祀った明智神社だったのだ。

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神社の鳥居の脇に小さなプレハブの建物が建っていて、
中には明智光秀に関する資料が飾られている。
戦国時代に絶世の美女として、またキリシタンとして有名だった
細川ガラシャはココで明智光秀の三女として生まれた。

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しかしながらどうしてこの地に明知光秀が住んでいて、
またある意味、戦国時代の裏切り者の代表となる光秀が、
この地で400年もの間、村人たちによって現在まで
ずっと切れることなく守られているのかが、不思議だった。

その日は薄っぺらな情報だけを持ち帰ったのだが、
何と、そのあけっつぁまに行った2日後にその謎が解けたのだった。

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詳しくはこの日のブログを参照して欲しいが、
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/151599907.html
たまたまヒナタカコさんと横田はるなさんが出演する
イベントがあって、彼女たちの歌を聴きたいがために、
出かけた先で、聞いた講演がまさに『あけっつぁま』
三国町出身の女流歴史作家の中島道子先生の講演会では、
まさに明智神社の話を中心に、明智光秀の生涯のお話だったのだ。

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あれからもう半年以上経って、再び明智神社を訪れました。
雪が少し降っていた頃で、寂しい神社はモノクロームの世界の中でした。
歴史のことを知り始めると、いろんな歴史上の人物関係がわかってきて、
ますます面白くなってきます。
最近では歴女とかいう人たちも結構いるようですが、
なんかよくわかります。
ここ越前にはたくさんの歴史浪漫があります。
そういう歴史の宝を発掘して発信することによって、
まちづくりの一端を担うのではないかと思います。

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福井県や福井市も今年になって
ようやく『江』ブームに乗ろうとしていますが、
一年遅い気がします。
滋賀県辺りはもう1年以上前から『江』をうまく観光戦略に取り込んでいます。
福井からも歴史浪漫を多いに発信すべきだと思います。

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興味のない人は読んでいただかなくてもいいと思いますが、
たつやが疑問に思ったことの答えがインターネット上に出ていたので、
参考として掲載したいと思います。


福井市東大味町(ひがしおおみちょう)に「あけっつぁま」と呼ばれる小さな祠があり、
その中に高さ13cm程の木彫りの座像が奉られている。
これは明智光秀(1528〜1582)の木像で400年余り、
東大味の3軒の農家に大切に守り続けられてきた。
祠は100年程前に土井内さんら3軒の農家の先祖が建てたという。
明智神社の周囲はのどかな畑や水田が広がるが
耕地の下には取り除けないような大きな石が残り
近くに当時の物と思われる苔むした石垣も見られる。
光秀の邸宅跡に住む3軒の農家のうちの1軒である土井内さんの話を伺う事ができた。
土井内さんが光秀のものだと言う墓石には
「理言久意信士天正十年六月十三日」という文字が認められる。
天正10年6月13日は光秀敗死の日である。

1575年信長の命を受けた柴田勝家軍は一向一揆掃討作戦を開始、
府中(武生)を中心に家々を焼き払い3,4万もの命を奪った。
一向一揆に加担しなかった農民も山中深く逃げ込みどの集落ももぬけの殻であった。
この状況の中、光秀はかつて住み家族と親しく過ごした東大味の住民を守るために
柴田勝家・勝定兄弟に東大味地区を守らせる安堵状を出させた。
1582年光秀が主君信長を討って逆臣という汚名を着せられたが、
3軒の農家は光秀の遺徳を忘れず400年にわたり光秀の木像を奉ってきた。
後の世まで明智光秀の遺徳を偲んできたのは福井の土井内さん達だけではない。
福知山の400年にわたる御霊祭(みたままつり)は光秀の死後に、
その善政に感謝して始まったものであり御霊神社には光秀が祀られている。
光秀は今もって福祉行政の元祖と言われる程領民を手厚く守った人だった。

それにも関わらず、その後も江戸時代の儒教精神や
明治時代の軍国主義の風潮の元で逆臣とされ、
明智神社を守ってきた土井内さんも近年までは白眼視されたと言われた。
近年、光秀やガラシャがNHK等の全国放送で取り上げられ、
県内外からの取材が増えているという。


越前・若狭紀行より転載いたしました。
http://www.eonet.ne.jp/~etizenkikou/index.htm





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2011年01月26日

本物がいるまち。福井県鯖江市

鯖江の伝統産業の中でももっとも歴史がある越前漆器
そのルーツは1500年前に遡るという。
狂言でも『塗師』という演目があるが、
その舞台になったのはここ越前漆器という。

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たつやは一年半前に、越前漆器のカタログの制作をするにあたり、
越前漆器のイメージ写真や、作られる工程の写真を撮る機会を得た。
その中でも職人さんとの出会いは感動的だった。
漆器は完成するまでに様々な工程があって、
その工程それぞれに職人さんがいるのだ。
なので出来上がった越前漆器には何人もの職人の魂と、
伝統の技が込められている。

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例えば蓋付きお椀を取れば、
丸モノ木地→下塗り→砥ぎ→本塗り→沈金や蒔絵→磨き
という工程で作られるので
少なくとも5人以上の職人さんの手を通ることとなる。
まさに1500年前と同じ作り方をしているまさに本物だ。

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たつやは撮影を通して、
あらためて鯖江の越前漆器の凄みと、
それらを創り上げる職人さんの存在に感激して、
何とかこれらの漆器をひとりでも多くの人に、
その良さを知って欲しいと思った。

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越前漆器を一揃い持って知り合いのイタリアンレストランや
フレンチレストラン、洋菓子店、呉服店を回り、
漆器と洋食、漆器とスイーツ、漆器と生花、漆器と縮緬細工
などを組み合わせて、いろんな写真を撮ってみた。
それらの写真はブログで紹介する程度だったが、
今回、ポスター制作で一枚のお気に入り写真が、
再び光が当たることになった。
河和田の磨き職人さんの一枚だ。

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やっぱりひとつの仕事を半世紀近くしている職人さんって、
めちゃめちゃカッコイイと思うのです。


2月1日〜4日まで東京ビッグサイトで行われる
第71回東京ギフトショー2011の越前漆器協同組合ブースの鯖江市紹介コーナーに
たつや撮影・当社合資会社藤田印刷所作成のB1ポスターが展示されます。
こういう仕事に携われたことを、幸せに思うと同時に、
鯖江市には本当に本物ばかりがあることに誇りを持っています。

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2011年01月25日

本物が生まれるまち。福井県鯖江市

鯖江市の3大産業はメガネ、繊維、漆器。
今までに漆器やメガネをこのブログで紹介することはあっても、
繊維を取り上げたことはほとんどない。
だけどたつやが子どもの頃には、
家業が繊維会社をしていたり、
親が繊維会社に勤めていたりすることは、
回りにたくさんの友だちがいた。

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そういう子どもの頃の思い出は、
不思議と五感を伴って残っていて、
繊維会社は音、聴覚で覚えている。
織機のガチャガチャした音が激しくて、
友だちの家に行っても、どんなに大声で挨拶しても聞こえなかった・・・。
仕方なく黙って(本当は黙ってないのだけど)中に入った覚えがある。
外を歩いていても、いろんな場所から繊維会社の織機の音が聞こえてきた。

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しかしながら最近は、繊維会社が減ったこともあるし、
また最新の織機はあまり音がしないのか?
あの懐かしいガチャガチャした音を聞くことは滅多になくなってしまった。

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さて、たつやはやっぱり3大産業である繊維会社を撮影したいと思っていた。
今回、友人の紹介で撮影させていただいたのは、
鯖江市吉谷町にあるテクノワープ株式会社さん。
ここは経編(たてあみ)で繊維資材などの製造を行っている会社で、
独自の特殊が織り方を開発し、他の会社でマネ出来ない製品を作っている。

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たつやは糸が複雑に流れてくる様子に感動し、
またその糸の流れが実に美しいと思った。
午後からわずかに顔を出した太陽光線が窓から差して、
流れる糸は更に輝きを増して見えたから余計そう思えたのかもしれない。

中島みゆきファンのたつやは思わず彼女の歌『糸』を口ずさんでいた^^;

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担当してくださった常務の坂川真海氏は、
真剣な眼差しで製品のチェックや機械の調整を行っている。
織物自体は機械が行うが、そのメンテナンスや調整、改造は
やはり人間が主体、まさに職人の世界なのだ。

ものづくりのまち、鯖江市には世界に誇れる繊維がある。
海外メーカーにはマネできない最新技術と職人魂がある。
本物が生まれるまち。
福井県鯖江市


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posted by たつたつ・たつや at 21:39| Comment(12) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

本物があるまち。福井県鯖江市

鯖江市河和田地区にオプト・デュオというメガネ会社がある。
オリジナルブランド「spec espace (スペックエスパス)」、
H-FUSION (エイチフュージョン)」を展開している。
http://www.optduo.co.jp/

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先日、Bros Japanの浜田社長の紹介で、
opt duoの若きデザイナー兼専務の山岸誉さんにお会いした。
お会いした理由というのは、
たつやがどうしてもメガネの職人さんの撮影をしたかったからだ。
突然紹介していただいたにも関わらず、
山岸さんは自分の会社のセルロイド枠を手作りしている
西野正美さんという職人さんを紹介してくれた。

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西野さんの仕事場に行く前に、
西野さんが作られたというメガネを見せてもらった。
何て優しいラインなのだろう!
セルロイド独特の艶と色がとてもいい。

良く見るとテンプルの内側に
『西野正美 手仕事 シリアルNo』が印刷されていた。

写真00107.jpg

普段は絶対に名前が出ることはない職人さんの名前を
こういうカタチで出していることは
オプト・デュオさんのアイデンティティでもあり、
職人技を誇りに感じていることが良く伝わってきた。

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西野さんの仕事場は、オプト・デュオさんから車で5分ほどだが、
更に山奥の方に上がったところにあった。
ちょっとした工房風の建物で、
中にはちょっとした機械や研磨機が並んでいる。
細長いテーブルの先に年季の入った板があって、
そこにメガネを固定してヤスリや小刀などで削る。
まさに一本一本手仕事によってあの美しい曲線が生まれるのだ。
勿論、左右対称にならなければならず、
その感覚は西野さんだけが分かるものなのだろう。

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その後、研磨機でメガネの最終的カタチを整えて、
艶出しなどの作業をする。
良く見れば西野さんの爪は
まるでネイルサロンにでも行ったかのようにピカピカしている。
それはこの工程で爪も一緒に磨かれてしまうのだそうだ。
爪を見せてくれる西野さんは、仕事中とは180度違う顔で、
照れくさそうに笑った。

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部屋に1枚の写真が飾ってあった。
それは昨年、中田英寿氏が河和田を訪れた際に、
この西野さんの仕事場を訪れて、
メガネ作りの現場を見学された時の写真だった。

山岸さんのお話では、小売店のオーナーさんが来られた時に、
ここにご案内されるのだそうだ。
確かにココで西野さんが作られるメガネを見れば、
売る側としても力が入るはず。
たつやももしメガネ好きの友人が来たなら、
是非、西野さんの仕事場にご案内して、
出来れば西野さん手仕事のセルロイドメガネを買ってもらいたい、
と真剣に思った。

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2時間ほど仕事場にお邪魔していたが、
とても興味深いメガネの話や、面白い昔話などを聞かせてもらい、
本当にありがたい時間を過ごした貴重な一日となった。
この手仕事のメガネ枠が2万円代後半で買えるというのも素晴らしいと思う。

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河和田は越前漆器の産地でもあるので、
こんな面白いメガネもオプト・デュオさんでは作っている。
鉄ちゃん・鉄子にはたまらない逸品です!
越前漆器の沈金がされた一本。


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2011年01月16日

相木魚問屋@敦賀市

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敦賀に行くと、どうしてもちょっと覗いてみたくなるところがある。
できれば朝早い時間に行きたいのだけど、
なかなかそういう訳にもいかず、
お昼前にやっと行けるのがいいところだ。

そのお店は相木魚問屋さん。
敦賀魚市場のすぐ目の前にある。
その日セリで落とされた新鮮な魚介類が、
店先に箱のままずらりと並ぶ。
箱買いが基本だが、魚によってはグラム売りや、
一匹売りもあるので、気軽に利用できる。

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ちょうど今の冬の時期は、越前かにコーナーが設けられ、
多くの観光客や地元のお客さんがひっきりなしに訪れる。
お店の道を挟んで反対側にカニを茹でる加工場があって、
冬の風物詩のひとつとなっている。

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このお店のご主人(会長)が名物店主。
いつも元気溌剌として、お客さんの相手をされている。
御年85とおっしゃっていたが、とてもそんな年齢に見えない!
笑顔が絶えることはなく、お客様の写真を撮ったり、
世間話をしながらいつもニコニコ笑っている。
時にはポラロイドカメラを出してきて、
記念写真をプレゼントしてくれる。

何とな〜く気がついたのだが、
男性客よりも女性客とお話している割合が高いように思えた。
ま、その辺りが若さの秘訣かもしれない。

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さて実は相木魚問屋は、この越前かにを初めて
全国の名だたる市場に出した魚問屋で、
頑固なまでにその味にこだわってきた。
戦後間もないころ日本一の食材が集まる東京築地市場に挑み、
秀逸と絶賛された越前のかに。
相木はこのかにを『越前かに』と名付けたそうだ。

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訪れた日はアラレがバラバラと落ちてくる天候だったが、
それでもお店の方は忙しそうに仕事をテキパキとこなしていた。
魚の種類を教えてもらったり食べ方のアドバイスなどももらえる。
これはどうかな〜?と聞くと、
「あっ、それはイマイチやわ。それならこっちがいいんと違うかな?」
と正直な答えが返ってくる辺りも気持ちがいい。

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店先の魚を狙っているアオサギが向かいの建物の屋根に・・・。
あれはうちで飼ってるトリや(笑)と会長談。
隙を見せると取りに来るのだ。

新鮮でしかも市価よりも断然安い。
場合によっては、雑多な魚が大きな箱にたっぷり入っていて、
1000円くらいで買えることさえある。
この日、たつやが買いたかった魚「あこう」は入っていなかったが、
春先から水揚げされるとのこと。
また敦賀に行った際には、是非覗いてみたいと思っている。

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魚を捌けるようになって、魚屋を覗くのが好きになりました。
今までだったら、敬遠していた魚も、
どんな食べ方をしたらいいのか考えるようになりました。
だけどやっぱり新鮮さに勝る味はないので、
こうした産地直売のお店で買いたいと思っています。


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株式会社 相木魚問屋
福井県敦賀市蓬莱町16-11(魚市場前)
0770(22)0645  0770(23)5800
営業時間:日曜日・水曜日は8:00〜12:00、
     月〜火曜日・木〜土曜日は7:00〜17:00

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2011年01月14日

福井ホースパーク

ちょっと前のことですが、
福井市北部を走っているときに、
『福井ホースパーク』という看板を見つけて、
寄り道したことがありました。

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夏の終わりでまだ暑い日で、
今にも泣き出しそうな空でした。
入り口のすぐ目の前のところで、
一頭の美しい馬が草を食んでいました。
管理をしていらっしゃる男性スタッフが手綱を持っていますが、
馬は一心不乱に草を食べています。

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写真を撮ってもいいですかと尋ねると、
どうぞどうぞとのお返事。
カメラを構えて馬を撮影しますが、
我関せずといった感じで、
たつやを気にする様子もなく相変わらず草を食べ続けています。
たまには首を上げて颯爽とした姿を撮りたいと思っても、
ずっと首をさげたまま・・・。

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そのうち小雨が降ってきて、
男性スタッフに促がされて厩舎の方に引っ張っていかれました。
もう少し食べていたかったなぁ的後姿でした・・・。
厩舎の方の見学も許可をいただいて、
生まれて初めて、たくさんの馬たちを
目の前で見る機会を得ることが出来ました。

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学生時代、東京で競馬場デートなどで、
サラブレットを何度か見て、
その美しさは何となく感じていましたが、
こんなに間近で見ると、馬の可愛さが際立ちます。
何と言っても目が可愛い

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乗馬の体験もこちらで出来ます。
ポコポコお散歩にエサやりも出来て
料金は2500円という手軽さです。

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暖かくなったら行ってみようかな?
その前に馬のためにもダイエットせんとあかんか^^;


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福井ホースパーク
福井県福井市海老助町8-1
TEL.0776-27-6036 / FAX.0776-27-6038
http://www.fhpark.jp/index.html



昨日こんなことをお願いしたせいかランキングが上がりました。
北陸でも福井でも、一位にはもう届かない数字になってしまいましたが、
またいつか一位になれたらいいと思っています。

実はたつやはブログを書くのに1時間ほどかかるんです。
だからと言う訳じゃないんですが、応援クリックは面倒だけど
多分2秒くらいで出来ると思うんです。
いい子いい子する感じで押してもらえたらやっぱ、うれしいです。


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ラベル:福井市
posted by たつたつ・たつや at 22:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

丸岡町竹田の水車

DSC_6233.jpg

半年ほど前から、丸岡町竹田で大きな水車が作られていた。
そして先日、山中へ行く途中で完成した北陸最大級と言われる
木製の二つの水車を間近で見ることが出来た。

ふたつの水車は直径8mと5mで、遠くから見た時から
その大きさは認識できたが、近づいてみてあらためてその巨大さに圧倒された。
時間が夕暮れということもあって、
西からの低い太陽に照らされて水車が輝いていた。

DSC_6221.jpg

DSC_6227.jpg

ここは竹田水車メロディパークという。
この竹田地区は保育所や小中学校が今年に入って相次ぎ閉鎖されてしまった。
たまたまたつやもこの竹田小中学校の休校式で、
ヒナタカコさんのライブの撮影をさせていただいたので、
その地区の方たちの思いは残念で複雑だったと想像できる。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/146712262.html

その中で「自然豊かなこの地区をもう一度元気にしたい」
いう住民の思いが結実して出来たのがこの施設ということだった。

DSC_6230.jpg

この竹田水車メロディパークでヒナタカコさんが、
竹田小中学校の生徒たちと一年をかけて、
一緒に作り上げたオリジナルソング『僕たちの景色』
(作詞・作曲:ヒナタカコ)
が流れるという話を風の噂で聞いていたので、
ちょっと楽しみにしていた。

DSC_6238.jpg

しかしこの日は時間が遅かったこともあったのかどうかはわからないが、
聞くことが出来なかった。
あの休校式での子どもたちの一生懸命の歌声や、
ヒナタカコさんのピアノや歌を
リアルに覚えているので、
またこの場所で聞いたら感激するだろうなぁ・・・

DSC_8264.jpg

この数日後に撮った夕陽は本当にきれいでした。
いろんなブログでもこの日の空が載っていましたね。
秋がどんどん深まっていく感じです。
コロコロ変る天気が始まると、
福井はそろそろ冬の入り口です。

DSC_8255.jpg

訪問していただいたついでに、ちょこっと応援してくれませんか^^
最近また落ちてきてしまいました(涙)
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ラベル:坂井市
posted by たつたつ・たつや at 22:32| 福井 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月21日

三国の海へ

DSC_6955.jpg

数週間前の日曜日の朝、ツイッターで
『今日はいい天気^^ バイク日和。海へ行くか山を走るか!?』
と何気なく呟くと、しばらくしてから、こんなコメントが返ってきた。
『たつやさん、海にしましょう!今日は船を出すから来ませんか〜』
コメントをくれたのは鯖江の元気印
データ復旧MDSの社長、田辺さんだ。

DSC_6951.jpg

バイク日和=船日和、どちらも楽しめそうな日だ。
という訳で、バイクで三国まで走って、
九頭竜川ボートパークで待ち合わせをすることにした。
このボートパークというところへは初めて行ったが、
広大な敷地にクルーザーやヨットがずらりと並んでいて、
たつやにとってはまるで別世界だった。

DSC_6956.jpg

田辺さんの船が停めてある場所からは、
どうやらフォークリフトで船を下ろす場所まで運んでくれるようだ。
「今日はお天気いいけど、ちょっと波がありますね。
ま、釣りでもしましょう!」

ニコニコ顔で話しかけてくれる。

DSC_6965.jpg

釣りエサや仕掛けなども全部二人分用意してくれて、
至れり尽くせりといった感じで、
思わずたつやもニコニコ^^

は〜い、次、田辺さんの船お願いしま〜す。
というアナウンスが流れるとフォークリフトで、
船を乗せている台ごと、船を下ろす場所まで運んでくれる。

DSC_6959.jpg

DSC_6963.jpg

さぁ、いよいよ出港だ!
たつやにとっては、この手の船は初めてだ。
一番後ろの場所に座って、海の上を走る風に吹かれて、
おおお!気持ちいい^^
「最高っすね〜」

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ちょうど鷹巣沖で船のアンカーを降ろして、いよいよ釣りだ。
(人生2度目の海釣り)
ここでも至れり尽くせりで、釣竿を渡してもらい、
釣り糸を下ろすだけ・・・。
糸を下ろすと同時に、小さなアタリが来て、
釣り上げると10cmくらいのコアジが釣れた。
この子はリリース。
しかしその後は上がってもフグばっかりで、これもリリース。

DSC_6972.jpg

そのうち、たつやにもやってきました。
そう、船酔いが・・・ふらふら
下を向いて何かをしようとすると直ぐにヤバイ状態に。
最初、オカの上では写真を撮っていたのに、
この辺りからはカメラを取り出すことさえ出来ない状態で、
気がつけば、船に乗って座ってから
この場を一歩も動いていないことに気がついた。

だけど、帰る寸前に、田辺さんとたつやに一匹ずつカサゴが釣れた。
だけどここでも写真を撮れずに証拠写真がありません・・・。
ボートで走っている時は平気なのですが、
波に揺られてるのは、やっぱ慣れないといけないんですね。

DSC_6975.jpg

陸に戻ってから、ホッとすると同時にドッと疲れた感じがしました。
たつやを待っていてくれた夕陽に輝く愛車Z2
やっぱり海の上より陸の上がいいねと声をかけました。

田辺さん、ありがとうございました。

訪問していただいたついでに、ちょこっと応援してくれませんか^^
あの〜、図書館さんが作ってくれたチラシに北陸ブログランキング第1位!
と書いてあるんです。
なのでいつも押さな〜いという方も押してくださいまし^^

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ラベル:三国
posted by たつたつ・たつや at 22:26| 福井 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

本物だらけ・越前和紙

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たつやの家は家業が印刷屋だったので、紙とは切っても切れない縁。
子どもの頃から紙と親しんできた。
紙を積んで置く大きな棚がいくつもあった。
その棚に登って遊んでいた時のことだった。
紙の上に乗ることは、神様の上に乗るのと同じだと、
普段は優しかった祖父から怒られたことがあった。

それくらい紙を大切に扱ってきたし、
紙というものが存在しなければ印刷屋という職もないわけで、
紙に対する意識は、普通の人に比べればかなり違うと思う。

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たつやの印刷会社は創業が明治36年(1903)なので、
その頃は、紙といえばそのほとんどが和紙だったはずだ。
今では、そのほとんどが洋紙を使っているが、
お札や和綴じの本、箸袋やお茶会の案内などには、
越前和紙を使って印刷をしている。

鯖江市のお隣に1500年の歴史を持つその和紙の産地がある。
旧今立町だ。
ここは今でも越前和紙の産地として名高く、
世界の画家が絶賛している紙を漉いている。

DSC_0233.jpg

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さて、そんな旧今立町にある越前和紙の里『卯立の工芸館』に行った。
江戸時代中期の紙漉き家屋を移築復元した「卯立の工芸館」では、
伝統工芸士が昔ながらの道具を使って和紙を漉く様子や、
屋外での和紙天日干しなど、和紙が作られる一連の工程を見ることができる。
こういう行程を見ることが出来るのは全国でもここだけだ。

DSC_0295.jpg

DSC_0309.jpg

伝統工芸士というと、ちょっとお堅い感じのイメージだが、
実際には詳しい説明だけでなく、
冗談を交えながら、面白おかしく説明してくれるので、
見学している人たちは一様に楽しそうだ。

DSC_0326.jpg

DSC_0336.jpg

また座敷の方には和紙で出来たクラフトの展示がされていたり、
2階は様々な企画展が行えるスペースとなっている。
たつやが訪れた時には、和紙と光のアート展でした。

福井を旅する機会があれば、是非訪れて欲しい場所のひとつです。

DSC_0331.jpg

たつやが住んでいる地域には、実にたくさんの本物が残っている。
河和田の越前漆器、鯖江のメガネ、鯖江の繊維、
武生の打ち刃物、武生の箪笥・建具、
旧宮崎村の越前焼、そして旧今立の越前和紙

まさに本物だらけの福井県丹南エリア。
本物を知り、本物に触れ、本物を手に入れることができるところなのです。

DSC_0332.jpg

越前和紙の里 卯立の工芸館
福井県越前市新在家町9-21-2
TEL:0778-43-7800
開館時間:午前9時〜午後4時(休館日:毎週火曜)
(パピルス館・卯立の工芸館・紙の文化博物館共通)

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いつも応援、本当にありがとうございます。でもちょい落ち目の三度傘なんです・・・。

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ラベル:伝統工芸 越前市
posted by たつたつ・たつや at 22:54| 福井 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

本物だらけ・越前府中箪笥

DSC_9934.jpg

たつやのブログには何度も登場してくる旧武生市内。
高校3年間を武生市内で過ごしたたつやには、
なんとなく馴染みの深い町で、今でも武生を訪れることが多い。

このことも何度か書いてきたが、
未だに越前市という名前がいいとは思えない。
武生という字面も、たけふという響きも好きなので、
なくなってしまったことは残念でならない。

DSC_9920.jpg

DSC_9924.jpg

武生には武生タンス町というところがあって、
(越前タンス町じゃ、まったく違う場所になってしまいそう・・・)
歴史ある古い通り沿いに、何軒ものタンス店や指物やさんが並んでいる。
狭い通りなので、歩いて回ると風情があってとてもいい。
そういえばフラワーズという映画で使われた家具類は、
ここ武生タンス町のものを使ったらしい。

DSC_9956.jpg

ちょっと前に、タンス町を歩いていると、
コンコンコンという金槌の音が聞こえてきた。
音の方向に歩いていくと、
とあるタンス店の一室で、ノミを金槌で叩いていた。
ガラス越しに、頭を下げた。
「ちょっと見学させてもらってもいいですか?」

DSC_9930.jpg

欅の箪笥を製作しているところだった。
ひとつひとつ部品を作って、仮組みをしながら、
毎日少しずつ進めていくらしい。
コンコンコン、小気味いい音が響き、
小さく薄い削り屑が出てくる。

DSC_9956.jpg

見ず知らずのたつやに、職人さんは
時折、作業の内容を教えてくれる。
たつやもまったくの素人の域を出ないが、
木工をすることもあるので、
それなりに木材のことや仕上がりまでの工程が理解出来る。

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仕上げは、鯖江の漆器職人さんのところで、
拭き漆をしてもらって時間をかけて乾燥させて行う。
それに武生の打刃物の技を活かした金具を取り付けて完成となる。
武生の箪笥・金具に、これまた鯖江の漆器の技が使われいることを知った。
昔から、ずっと同じ手法で作られ、同じ協力先を使い、
100年前、いや300年前と同じタンスが変わることなく
今でも作られていることに感動した。

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ここにも本物があった。
武生の箪笥と打刃物の技術、鯖江の漆の技・・・
それらが融合して始めて出来る本物の箪笥。
やっぱり福井県丹南エリアは、まさに本物だらけ

県外から福井県へ観光に来られる方は大勢いらっしゃいますが、
そのほとんどが所謂観光地や有名スポットへ行くようです。
でもちょっと視点を変えると、
こんな風にとっても面白い場面に出くわします。
いつもと違った旅をしてみると、
もっと福井のいいところを五感で感じさせてくれるはずです。


DSC_9963.jpg

たつやのブログを見て、
ちょっとだけでも興味を持ってもらえたらうれしいです。
いらっしゃいませ、本物だらけの福井県へ
いらっしゃいませ、本物だらけの鯖江市へ

三崎タンス店の三崎様、どうもありがとうございました。

DSC_9945.jpg

越前府中箪笥は、江戸時代末期より現在の福井県武生市で製造が始まりました。
能面などの工芸品、手先の器用なものがお膳風呂(水屋)などを作り、
専業化し旦那衆の家に出入りしたのが武生の指物の始まりともいわれています。
また、福井の文化の中心地は府中(武生)であったことから、
古くから様々な匠の技が入ってきたことは想像に難くありません。
さらに武生は、全国でも指折りの打刃物の産地であり、
北前船によって各地の漆が集められたところでもあります。
伝えられた指物の技に、それらの技が重なり合い生まれたのが、
越前府中箪笥だったと言えます。

往時の府中武生の街は、指物師が軒を連ね箪笥町通りとして栄えました。
米の収穫の終わる秋には嫁入り道具を買いに訪れた人でにぎわいました。
その中でも、武生時代箪笥は、繊細でシンプルな意匠が特徴で、
特に、金具は鍛鎧の技法により秀逸でその風合いは他に類を見ません。

そして今、武生の伝統工芸の匠たちが、古のカタチに思いを馳せ、
その姿を現代の生活スタイルの中に置くことを願い、
新たな視点で生活工芸としての道具作りに取り組んでいます。


ものづくりの町武生より抜粋

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ラベル:越前市 伝統産業
posted by たつたつ・たつや at 21:20| 福井 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

本物だらけ・伝統工芸士佐治武士

タケフナイフビレッジに行った後、
どうしてももっと至近距離での撮影をしたくなった。
飛び散る火花や職人さんの汗まで撮りたい
という想いは日に日に強まっていった。

DSC_0630.jpg

そして武生で打刃物の卸売をされている
ブロガーさんに思い切ってコメントを書いてみた。
越前やっさんブログ
http://blog.etizen.shop-pro.jp/
するとすぐにお返事をいただき、
世界的にも有名な職人さんを紹介していただけることとなった。

DSC_0685.jpg

そして願いは現実のものとなる。
先月の初め、たつやは伝統工芸士佐治武士さんの鍛冶場を訪ねた。
この日も暑い一日だったが、炉がすぐ近くにあるので、
暑いというか熱気が充満している熱い現場だ。
佐治さんのことはカスタムナイフの本などで、
お名前は知っていたが、どんな方なのかはまったく知らなかった。

DSC_0638.jpg

DSC_0643.jpg

仕事をしているところを見学と撮影の許可をいただき、
邪魔にならない位置でカメラを構えた。
佐治さんはハンマーの機械の前に立ち、
打ち下ろすハンマーの下に熱した鋼材を入れて、
場所を少しずつ変えて行く。
赤い鋼材が冷めて鉄色の変わっていくと、
真後ろにある炉の中に入れて、再度熱を加える。

DSC_0699.jpg

DSC_0658.jpg

額に汗が浮かび、筋となって零れ落ちる。
真剣な表情で刃物と向き合う姿は心底かっこいいと思った。
職人さんが熟練した技を駆使して作り上げる本物の刃物だ。

良かったら事務所の方へ
仕事が一段落して、額の汗を拭いながら、たつやに声をかけてくれた。
その表情はさっきの真剣な表情がふっと緩んで優しい目をしていた。

DSC_0746.jpg

佐治さんが作った小刀や鉈、それにカスタムナイフは、
そのどれをとっても美しいのだ。
機能美だけでなく、デザインや仕上がりのフォルムまでが美しい。
これこそ大量生産では絶対に真似の出来ない本物の刃物たちだ。
お話を伺っていても、決して奢ったところは微塵も感じさせない。
作ることは楽しいこと!そう笑いながら話してくれる佐治武士さん。
ココにも福井の本物、タカラモノがいることに、
ますます福井の底力を感じた一日となった。

DSC_0751.jpg

実はたつやは結構この手の刃物が好きで、
密かにカスタムナイフのマガジンを覗いたりしていた。
ひとつのナイフを手にとってみると、
そのズッシリとした重さと、刃先の美しさに心奪われてしまった。
ダマスカス積層鋼に日立安来鋼白紙2号三枚合せ(両刃)
という仕様は見る者を引きつけてしまう魔力がある感じさえする。

DSC_3710.jpg

持ってるだけで心臓が高鳴る感じで、
しばし放心状態だったかもしれない。

佐治さんに無理を承知で譲っていただきたいと伝えると、
そんなに気に入ってくれたなら、と譲ってもらえることになった。

DSC_3712.jpg

あの工程を経て一本一本作られるカスタムナイフで、
本物の値段があるとするならば、
たつやの一本は格安だったと思う。

えへへ、たつやのタカラモノがまた増えました。
でもナイフなので、取り扱いには注意したいと思います。
さすがにアウトドアでガンガン使うのには抵抗があるのですが、
使わずに飾っておくのもどうかと、今は思案中です。


DSC_0735.jpg

佐治武士
1948年生まれ。
700年の伝統を誇る越前刃物の産地武生を代表する鉈鍛冶三代目。
中学を卒業と同時に二代目に師事。
同年、鍛冶訓練校に入学。
1963年、三代目を襲名。
1992年伝統工芸師の認定を受ける。
確かな技術と創意工夫で、優れた刃物を生み出している。


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いつも応援、本当にありがとうございます。
只今、北陸のブログランキング2位ですが
1位のしんたろうさんに引っ張ってもらって全国でも30位前後まで上がっています^^
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posted by たつたつ・たつや at 22:38| 福井 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本物だらけ・越前打刃物編1

DSC_9965.jpg

たつやが住んでいる鯖江福井県にはたくさんの本物がある。

何が本物で何が偽物かの定義なんて曖昧かもしれないが、
日本人にとって福井はまさに本物だらけの町だと思っている。

地元に住んでいるとその本物の良さをついつい見逃してしまいそうだが、
意識をしてそれらを見ることで、
あらためて福井の、丹南エリアの、鯖江のすごさが見えてくる。

DSC_9967.jpg

たつやは印刷関係の仕事をしているので、
職業柄いろんな伝統産業と呼ばれる歴史ある会社や職人さんと
お会いする機会に恵まれているし、
地元の魅力をPRする印刷媒体の依頼を受けることがある。
なので日頃から仕事になるならないに関わらず、
時折本物を作る人や会社を訪問したりする。
(それらがいいブログでの発信素材となるのですが)

DSC_9978.jpg

前置きが長くなってしまったが、
隣の越前市に伝統産業である越前打刃物を紹介したい。

武生にはたくさんの友人や知り合いが多いのに
何故か打刃物関係者がいなくて、
誰でも見学が可能なタケフナイフビレッジへ行った。

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ここへはかなり前に来たことがあるが、写真を撮るのは初めて。
ちょうど工場の2階部分が歩道橋のようになっていて、
上から下の刃物を作る工程を見学することが出きる。
展示室から工場への扉を開けると
ガチャガチャというハンマーの音やモーター音と共に、
猛烈な熱気に包まれる。

DSC_9988.jpg

DSC_9984.jpg

それもそのはず。
鍛冶場と呼ばれる鉄を熱する炉がいくつかあり、
その炉に刃物にする鋼材を入れ、
真っ赤になった状態のものをハンマーでガンガン叩いてカタチを整えている。
ハンマーは機械で打ち下ろすが、
細部や最終仕上げは職人さん自らがハンマーを振るうのだ。

大量生産にはない人間が作るまさに本物の刃物だ。
こうして作られた刃物は、武生から全国の家庭やプロの料理人へと渡り、
そして海外へと運ばれて、世界の料理人に選ばれている。
20年程前なら、刃物はドイツのゾーリンゲンという話を聞いたことがあったが、
今では特にヨーロッパの料理人の間で武生の刃物が評判なのだ。

DSC_9992.jpg

DSC_9998.jpg

こういう地元の産業をじっくり見学する機会は少ないのですが、
あらためて福井の底力を感じざるを得ません。
ものづくりの街として、まさに本物だらけ!
地元を誇りに思うことが出来ました。

武生ナイフビレッジでは、見学や刃物の販売の他、
刃物の砥ぎなどもしてくれます。
たつやも4本ほど包丁を砥ぎに出しました。
そのうち2本はいただいた古い包丁で錆びていたり、
刃こぼれしていたりしたのですが、
新品のように仕上がって帰ってきました。
料金も500〜700円程度なので、気軽に頼むことが出来ました。
カスタムナイフ作りの体験コースなどもあり、
たつやも一度行きたいと思っています。


DSC_9990.jpg

タケフナイフビレッジ協同組合
〒915-0031 福井県越前市余川町越前の里前
TEL 0778-27-7120
FAX 0778-27-7100
打刃物工房見学・製造直売
包丁(和包丁・洋包丁)鉈・鎌・鋏・園芸用品
和式ナイフ・カスタムナイフなど
開館時間 AM9:00〜PM5:00(年中無休)
入場料無料

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只今、北陸のブログランキング3位・・・一位は遥か彼方へたらーっ(汗)
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2010年08月27日

北潟湖の笑顔

北潟湖という湖のことは名前はよく聞くし、
近くを通ることは何度もあるのに、
湖畔でちょっと写真を撮ったり虫の観察をしたりするくらいで、
あまりよく知らないところだった。

お盆休みの一日、最近お気に入りの加賀に行こうと考えていた。
高速道路を利用すれば時間的には早いが、幸い時間はたっぷりあるし、
たつやの好きな寄り道も十分楽しめそうなので三国を経由して行く道を選んだ。

寄り道が高じて加賀に行けなくなったとしてもそれはそれでいい。

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あわら市にある農産物直売施設のきららの丘を覗いたあと、北上した。
北潟湖沿いをしばらく走ると、
右に行くと北潟湖畔公園という看板を発見して、
ハンドルを右に切った。

少し坂を登ると広い駐車場があって、立派な公園になっている。
お盆休みなのに、お盆休みだから、なのかはわからないが
他には2組の家族連れがいるだけで、とても静かだ。

DSC_3836.jpg

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この日は蒸し暑くて、曇天。外でずっと過ごすには些か辛い。
だけど折角ここまで来たなら、少し公園を歩いてみよう。

公園はちょっとした高台にあって、芝生が広がっていた。
公園の中ほどまで行くと、子どもたちの元気な声が聞こえてきた。
声のする方向へ行くと急に視界が開け、眼下に北潟湖が広がった。

DSC_3826.jpg

北潟湖ではカヌーに乗った子どもたちが、
どうやらカヌーポロの練習をしているようだ。

もっと近くで見たいと石段を降りて湖の畔まで行くと
コーチの先生が「はい、休憩はあと五分やぞ〜」と子どもたちに声をかけたところだった。

DSC_3867.jpg

DSC_3869.jpg

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子どもたちは、湖に飛び込んだりはしゃいでいたが、
そのうち助走をつけて湖にダイビングし始めた。
わーわーはしゃぎながら桟橋を走ってくる。

笑い声とセミの声が湖畔に響き夏の空に消えて行く。

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夏の空 湖畔に響く 笑い声 カヌーポロと 蝉の声     
                                    たつや 

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おかげさまで1500記事を褒めていただけたのか、一気にポイントが伸びました。
本当にありがとうございます。
すぐに落ちてしまわないよう、また引き続き応援してくださいね^^
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ラベル:あわら市 笑顔
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2010年08月25日

1500記事目は敦賀花火

2006年4月に始めた『たつやの感性見聞録』というブログは、
2010年8月24日についに記事1500を数えました。
掲載した写真は12783枚、コメントは7986です。
4年4ヶ月は365×4+30.5×4くらいで計算すれば1581なので、
95%の確率でほぼ毎日更新していたことになります。

えへっ^^
ここでヤルジャン!たつや♪と思った人はとりあえず
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この4年以上の間には、いろんなことがありました。
それもブログをしていることで訪れた様々な出会いでした。
もしたつやがブログをしていなかったら今の自分はどんな存在なのだろう?
と考えるとちょっと想像がつかないくらいです。
私自身とは違う『たつや』がひとり歩きしている感もありますが、
このブログの中にウソはまず無かったと思います。
なので、たつやは私の一部であることは間違いないと考えることにしています。

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ま、ブログ上で愚痴を言ったり、マイナスのことを言ったところで、
見てる方がいい気持ちになることはないと思って、
楽しいことばかり書いているから、たつやのイメージは悪くないのでしょうが^^;

どうやらたつやさんってこんな人!(素敵っ)ハートたち(複数ハート)
とかいう印象を持ってもらっている人が結構いるようで、
そういう方と初めてお会いするときはとても緊張します。
『ごめんなさい、こんなおんちゃんなんですわ・・・
イメージ壊したんじゃないっすか^^;』

と言うようにしているのです。

そうすると「いえいえそんな・・・」
とは答えてくださいますが、明らかに落胆してたりします。
ま、仕方ありませんな。

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ある時はカンパネルラに来た若い女の子二人組みが、
たつやの方をチラチラ見て、ひそひそ話。。。
チラチラ見てたら、えっ、違うでしょ、あんなオッサンじゃないでしょ!?
とでも言ってるかのように首を傾げています。
しばらくして見ると、その二人組みはもう居なくなってしまっていましたがく〜(落胆した顔)(笑)

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ブログをやっていたから実現したことを、
ちょっと振り返ってみることにしました。
あまりにも多いので、大きなことだけを羅列してみましたが、
それでもかなりの数だと思っています。

・関西じゃらんの越前そば特集のアドバイザー
・石窯の製作
・フラメンコ曽根崎心中のリハーサルの写真撮影
・チェンバロコンサート&そば会企画と実施
・勝山おさんぽカメラ部への所属
・黒姫別荘に泊めていただき信州でのそばの食べ歩き×3回
・鯖江つつじまつりのそばや横丁企画・実施
・鯖江つつじまつり間部ウォークの企画・実施
・モテ男になるための講座の講師(笑)
・福井新聞にブログのことで掲載される
・ナナ・イロさんとの出会い
・ナナ・イロ初ワンマンライブ〜あ・り・が・と・う〜の企画・実施
・ロフティさんとの共同企画、季節の果物のコンフィチュール製作と販売
・写真の撮り方講座の講師(鯖江・武生で1回ずつ)
・金沢おさんぽカメラ部に参加
・鯖江市商店街連合会でのナナイロ抽選セールの企画とお手伝い×2
・親友が作った幻のタマネギ「札幌黄」の販売
・ナナ・イロ初アルバム発売記念ライブ in Tsutaya 若杉店の企画・実施
・三国旧森田銀行にて小女郎道中写真展に参加
・まったく同じ生年月日の方にアンティーク時計を買ってもらう
・石窯ピザでコンカツパーティのお手伝い
・越前漆器協同組合総合カタログコンペティションにて1位になり、受注
・さばえCM大賞にて賞をいただく
・高知旅づくりコンテストにて、ベストショット賞と人気ブログ3位でダブル入賞
・文楽ロック曽根崎心中鯖江公演のお手伝い
・福井が生んだ珠玉のソングスライブ『音の起源』
 ナナ・イロ、ヒナタカコ、横田はるなの3アーティストによるライブの企画・実施
・輪島温泉にてブログについての講演
・すずや今日楼さんとの出会い
・粟津温泉にてブログについての講演
・越前漆器でランチの企画・実施
・東海じゃらんの越前そば特集のアドバイザー

・一番のタカラモノはブログを通して知り合った方々です。

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1000回を区切りに一度やめようと思っていたブログですが、
いつの間にか1500という数字になりました。
以前はいつやめてもいいや、と思っていましたが、
もう簡単にはやめられない感じもしています。
なのでブログを続けられる環境が続く限りは、
できるだけ続けていきたいと思うようになりました。

最初の頃はあまり気にしていなかったブログランキングなのですが、
数字が上っているとやっぱりうれしくなって、
下がってくると、ちょっとテンションが落ちたりするんです。
なので、たつやが続けていける力をほんのちょっとでいいんです、
ランキングボタンをクリックしてくださいね。


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写真は先日敦賀で行われた花火大会のものです。
知り合いのレストランオーナーが10名乗りのヨットを出してくださいました。
13000発とも言われる大花火大会で、その迫力たるや恐るべし!
船の上から見る花火なんて、超贅沢です。
夏の夜を実感したとても楽しい一日となりました。

今日もこうしてブログを続けられることに感謝しています。

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祝!通算1500記事目

花火と言えば、たつやの後輩たちがさばえ秋HANABIを企画しています。
9月20日に鯖江市日野川の河川敷で行われます。
大きな花火大会ではありませんが、
花火にメッセージを添えて打ち上げるというユニークな企画で、
昨年はプロポーズの言葉や、日頃いえない家族への感謝の言葉など
心温まる花火大会になりました。
金額は5000円からで会場でメッセージを読み上げた後、打上花火が2、3発上がります。
またメッセージは、大会当日「たんなんFM79.1」にて生放送され、
申し込み者には特別観覧席が4席までプレゼントされるとのことです。
たつやも会社と「たつやの感性見聞録」として一口参加することにしました。

締め切りは間近ですが、少し伸びるそうなので、興味のある方は下記アドレスを開いてみてくださいね。
http://www.sabae-jc.jp/hanabi2010/index.html
posted by たつたつ・たつや at 21:09| 福井 ☀| Comment(19) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

福井にいる贅沢・水編

道路沿いにある温度計で30度以下を見ることは最近ほとんどない。
梅雨明けから、ずっと暑い日が続いていて、
さすがに夏生まれの夏大好きたつやも、ちょっと辛くなってきた。
温度計が33℃34℃が当たり前になっていて、
36とか37という数字も時々見かける。

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外で仕事をされている方を見かけると、
身体を壊さないか心配になってしまうほどだ。
暑い夏も少しずつ秋に向かってはいるのだろうが、
それにしても残暑厳しい。

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さて、コンクリートジャングルの都会では
マネしたくても出来ない贅沢がココ、福井にはたくさんある
それは、ちょっと行けば
美味しいお水が湧き出ているところがたくさんあること。
暑い日に自販機で買った清涼飲料水を飲むより、
常に美しい水が流れ出る水を飲める方がよっぽど美味しい。

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越前市味真野地区の治左川のほとりに、
庚申の水という井戸から流れ出る水がある。
柔らかくて、本当に美味しい水だ。
置いてあるカップでがぶがぶと飲んだ。

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ぷわ〜、うまい!

あまりの美味しさにもう一杯。

空の500mlペットボトルに水を入れるとあっという間にまわりが結露して、
その水の冷たさが見た目にもよくわかるのだ。
配達途中の電気やの兄ちゃんが、
車を停めると一目散に井戸にやってきて、
パイプから流れ出る水に口をつけてがぶがぶ飲んでいた。

あ〜、ああやって飲むのが一番旨いんだろう!

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下流ではおばちゃんが何やら洗濯?をしている。
こんな光景がすぐ近くで見れるのは、本当に幸せなこと。
いつまでもココの水が美しく、訪れる人の喉を潤して欲しいと願う。

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誰かの話で水は元々神聖なもの。
すべてを清めるための水だったはずなのに、
いつしか人間は自分たちの汚物を流すのに、水を使うようになった。
それ以来、人間はダメになった・・・。

今更水洗トイレをやめることはできないとは思うが、
やっぱり意識の中に水は神聖なもの。
大切なもの、限りある資源だということを持っていたいと思う。

聞くところによると、今、中国人が日本の山を買っているという。
それは山が目当てではなく、そこに出る水が目当てなのだ。
一旦、所有されてしまうと水がどうなってしまうかは、もう関知できなくなる。
今の日本の法律では、それを取り締まることができないらしく、
ひとりひとりの意識が最も大切なことになってくる。
美しい自然と、何年も何十年もかけて今流れ出る美しい水を、
皆で守っていかなければならないと思う。


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下の写真2枚はちょうど1年前の8月25日の夕方、
産卵をしているギンヤンマを捉えたショットです。
ずっと子どもの頃から憧れていたギンヤンマに出会えたことに感動しました。
たつやの父が子どもの頃には、目の前の道路に水をまくと、
どこからともなくギンヤンマが次から次へと飛来したそうです。
そんな夢のような世界がまた戻ってくるといいのですが・・・。

その日に書いたブログです。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/126481031.html

エアコンの効いた室内もいいけど、
ちょっと水が流れるところに出かけると、
五感で涼しさを感じる場所がたくさんある
我がふるさと福井はやっぱりいいところですね。


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posted by たつたつ・たつや at 22:13| 福井 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月20日

足羽山散策

ちょっと前のことだけど、先日紹介した足羽山の
大久保茶屋へ行く前に、ちょっと足羽山の散策をしてみた。

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足羽山周辺にはたくさんのお寺が並んでいるが、
今までにそういう場所をゆっくり歩くことなどなかったので、
同じ福井県内なのに、ちょっとした旅気分を味わえる。

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東雲寺というお寺のお堂には県指定有形文化財に指定されている
大仏様が安置されている。
木造阿弥陀如来坐像だ。
本像は通肩の衲衣をまとい、腹前で上品上生の印を結び、
結跏趺座をなす典型的な丈六の弥陀坐像である。
桧材の寄木造、彫眼。
像高284.8cm。
制作は室町時代である。 
本像はもと足羽郡東郷赤坂地籍の廃寺に
祀られていたものであると伝えられる。

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そのすぐ隣には阿弥陀如来坐像よりもっと古い
平安時代作と言われている観音様がいらっしゃる。
そういう数百年前に作られた仏像がソコココにあったりするのは、
改めて福井の歴史を奥深さを感じた。

愛宕坂を上るのもホントに久しぶりで、
その上にある足羽神社を訪れるのは小学校の遠足以来?
なのではないだろうか。
微かに記憶がある程度で、
ほんの一場面だけが映像として
たつやの脳裏にかろうじて残っている。

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小型のキツツキの仲間がツガイで飛び回っている。
どうやら木の中にいる虫を啄ばんでいるのだろうか?
家に帰って野鳥図鑑で確認したところコゲラでほぼ間違いないだろう。

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コゲラ・・・wikipediaより抜粋
全長15cmほどで、スズメと同じくらいの大きさ。
日本に生息するキツツキとしては最も小さい。
オスよりメスがやや大きい。
灰褐色と白のまだら模様の羽色をしている。
南方に分布するものほど体色が濃くなる傾向がある。
雌雄の羽色の違いは後頭部にある赤い斑の有無(雄にある)程度だが、
野外ではほとんど見えないため、
羽色で雌雄を区別することは困難なことも多い。


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しばらく山を楽しんで帰ろうとした時に、
愛宕坂の途中にある愛宕坂茶道美術館という建物の前で、
中に入ろうかと思い迷っている時に、
和服姿のきれいなお姉さんと目があった。
(というかきれいな女性にはすぐ目が行ってしまうのですが^^;)

もしよろしかったらお茶席いかがですか?
とこれまた美しい声で誘われたのだ。
本来なら招待客のみのお茶席にも関わらず、
ちょうどキャンセルが出たということで、
そのご相伴に預かることになったのだ。
しかしながら茶道の心得などまったくないたつや。
どうしていいのかどうかわからないので、
他のお客様を見習って、見様見真似でお茶をいただくことに・・・。

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こういう席では、知ったかぶりをしてもすぐに見破られてしまうので、
まったく茶道の心得がございませんので、よろしくお願いします。
と素直にお願いすることにした。

凛とした立ち振る舞いでお茶を入れる姿は実に美しい。
他のお客様がお茶碗や掛け軸、お茶菓子などについて
お話をされていることを聞いていて、
やはり日本人たるもの、基本中の基本でいいから
茶道の心得くらい知っておくべきだと感じた。

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多少足が痺れて、冷や汗をかいたのですが、
それはそれでちょっとした充実感を感じたひとときでした。
誘っていただきましたお茶会の皆様、どうもありがとうございました。

遠くまで出かけていかなくても、
あまり時間を気にせず、自分の感性を頼りに、
知らないところを歩くのは、やっぱり面白いです。
福井は歴史の宝庫でもあるので、
歴史にスポットを当てて歩くのも楽しいかもしれません。

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ラベル:福井市 野生動物
posted by たつたつ・たつや at 22:27| 福井 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

亀の甲地区の人が笑い、漆器職人が胸を張る日

福井県鯖江市の河和田地区は、越前漆器の産地で、
たつやも何度かこのブログで漆器のことを発信している。
その中でも、今越前漆器協同組合が取り組んでいる
掛川市亀の甲地区の2輪山車は半年以上かかって、
かなり完成度が増してきた。

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何度もうるしの里会館に足を運んで、
その進行具合をカメラに収めて、
ここでも紹介したことがきっかけとなり、
掛川市亀の甲地区の方がコメントをいただいたりもした。

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先々週の日曜日、その方たちが総勢26名で、
鯖江のうるしの里会館を訪問するということを知って、
たつやも行ってきました。

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ブログにコメントをくださったむときんさんとご挨拶し、
一緒に山車の部品を見せていただきましたが、
その仕上がりの凄さに感動・感激の連続でした。
少なからずその前の工程を知っているだけに、感動も倍増です。

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モノによっては、鳥肌が立ちっ放しで、ちょっと涙が流れそうです。
それは亀の甲地区の方たちも同じようでした。

「すげ〜!ただただすげ〜!」

「これ組み上がったら泣くよ、絶対」

「職人さんって、カッコイイなぁ」

「この色に関しては冒険だったんです。でもメチャメチャいい!」

などなど。

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こうして亀の甲地区の皆さんは、総額6000万円をかけて、
町内600軒あまりの方たちが自費で製作しているのです。
そのうちの仕上げ部分を今回、縁があって鯖江の漆器職人さんが、
担当することになりました。

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「これはもう職人の意地やの!手間隙を考えてたらあかん!」
「この仕事はずっと未来まで残るさけ、いいもん作らんとな」

職人さんたちも、亀の甲地区の人たちも全員が笑顔です。
いつもは控えめな職人さんたちも、
ほんの少し誇らしげだったのが印象的でした。

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今月中には納品とのこと。
10月のお祭りで、正式にデビューです。
たつやも是非、行きたいと考えています。

1月5日の記事『鯖江が世界に誇る技』
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137501044.html
1月21日の記事『掛川市・亀の甲区の山車』
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/138972841.html
3月21日の記事『鯖江と掛川から世界に発信!』
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/144274510.html

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見学の後、亀の甲地区の方と職人さん、組合の方々が親交を深めました。

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posted by たつたつ・たつや at 21:13| ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

北府不動明王@旧武生

高校時代、冬の間は福井鉄道で西鯖江駅から西武生の駅を利用していた。
最近になって西武生駅は北府(きたご)駅という名前に変更になったが、
未だに当時の面影を残していて、
昨年は某携帯電話会社のCMのロケ地として使用されたことは、
記憶に新しい。

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その北府駅から歩いて3分のところに北府不動明王さんがある。
高校時代から数えれば、30年以上経っているのに、
またその道は何度も通っているのに、その存在を知らなかった。

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そもそも不動明王さんがどういう存在なのかさえ、
浅学菲才のたつやにはよくわからないので、
ちょっと調べてみると、大日如来の化身であるらしい。
といっても大日如来もわからないのだが^^;
結局よくわかりません

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さて、お不動さんと言われる不動明王は
旧武生市内でもいくつか知っている。
そのほとんどが美しい水が湧き出るところにあって、
たつやのイメージでは水の守り神のような感じだ。
ここの北府不動明王は、旧北国街道から
2〜30m東に奥まったところにあり、
車に乗っているとうっかり見過ごしてしまう。

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歴史を感じさせる神社・仏閣は旧武生市内にたくさんあって、
何度か町歩きをしているたつやにとっては、
近くても旅気分を十二分に味わえるエリアで
何度も驚くべき歴史の深さに感動している。
勿論、こちらの不動明王さんも凄かった。

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信者さんがお不動さんにお水をかけるのだろうが、
完全に苔むしていて、
10年や20年では到底ここまでのお姿にならないだろう。
恐らく数百年かかっているのではないだろうか。

南越瓜割清水(極楽の一滴)
という看板がかかっていて、
そのお水の成分分析表も貼ってある。

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たつやもお水を一杯いただいたが、
軟水の大変美味しいお水だった。
こうして数百年の間、旅人の喉を潤したのだろう
と考えると、ちょっと不思議な感じがした。

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やっぱり武生はいつも面白い発見があって、
たつやの旅気分をくすぐってくれる。


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北府不動明王
福井県越前市北府2丁目2-23
0778-24-4143

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ラベル:越前市 神社仏閣
posted by たつたつ・たつや at 20:35| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

明治時代の眼鏡製造工程

鯖江市は眼鏡枠の生産地として有名だが、
その歴史について学ぶ機会やそういう資料に触れる機会がなかったが、
この度、めがね会館の中に明治〜大正時代の眼鏡の製造工程
知ることができる貴重な場所が出来た。

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たつやはそれを知らずに、有名人の眼鏡コレクションを見に行ったのだが、
アンティークが好きなこともあって、
そこにあった古びた道具や機械、机などに興味を持った。

その道具などがどのように使われたのか?
実際にこんな設備でどうやって眼鏡を作っていたのか?


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そこには一人のおじさんがいて、
興味深そうに見ているたつやに声をかけてくれた。

何しろ動力のない時代。
今では考えられない手仕事の連続で作られていたのだ。

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最初の工程は金属枠の合金を作るところ。
金と銅を熔かして合金を作るのだが、
その熱源は炭。
そこにフイゴで空気を送り温度を1000度近くまで上げる。
しかし金は1064℃銅は1084℃で熔ける。
炭だけでは温度が上がりきらないということで、
それにコークスと松ヤニを加えて最後の100℃を上げるのだそうだ。

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熔けたものを型に流し込み合金の延べ棒を作る。
その後はハンマーで叩いて伸ばす。
ある程度の細さにまで仕上げた後は写真のような大型の木枠に、
約3mm角の穴に通して、反対側からテコを利用して引っ張り一定の線にする。
更に凹型の型を通してレンズをはめる溝を付ける。

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その後、その金属をわらと一緒に燃やしてナマスのだそうだ。
こうすることによって金属を柔らかくして加工しやすくする。
説明してくれた水嶋実英さんの話によると、
眼鏡を作る会社?は必ず百姓もやっていたのだそうだ。
なぜならいつもわらが必要だったからだ。

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そういえばこんな時代はどうやってあの小さなネジを作っていたのだろう?
と思って聞いてみると、
「じゃ、ちょっとこっせて(作って)みますか?」

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えっ!?本当ですかぁ^^

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ネジ山の上にマイナスの溝をカナのこで入れています。

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ヤットコの間にネジを挟んでやすりをかけて仕上げます。

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本当に出来ました。
直径2mmの小さなマイナスネジです。


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机の下に置いてある木の鉢は高価な金属の削りくずを集め、
再度熔かして利用するためのものです。


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ロウ付けです。

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メッキの工程もまさに手作業です。

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しかしながら時間を忘れてお話を聞き入ってしまった。
後から知ったのが、閉館時間をとうにオーバーしていたのだ。
それなのに、本当に親切にまた丁寧に説明していただき、
おかげで、いろんなことを知ることが出来た。

ご説明をいただきました水嶋実英さんは
鯖江の別司でおとうさんの時代から眼鏡を作り、
その時代の機械や作業場を保存していて、
資料的価値のある貴重な道具や仕掛品などが、
今回のめがね会館の資料として非常に役立ったのだ。

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たつやの印刷会社(合資会社 藤田印刷所)も明治36年1903年)創業で、
今でも多少の古い機械や材料、活字などが残っています。
何度か処分しようとも考えましたが、
資料的な観点から少しは残していきたいと思うようになりました。

鯖江の眼鏡枠は世界全体の2割、日本の9割以上を生産する産業ですが、
長年、先人たちの手仕事や日々の努力によって
その基礎が培われたことを知ることが出来ました。
それは鯖江市民のたつやにとっても、本当に良かったと思います。

鯖江にお越しになったら、是非めがね会館もご覧になってくださいませ。
他に有名人の眼鏡コレクションコーナーや、
メーカー直売のリーズナブルで質の良い眼鏡を販売するショップもあります。

めがね会館
福井県鯖江市新横江2丁目3−4
TEL.0778-52-9111
http://www.megane.gr.jp

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ラベル:鯖江市 伝統産業
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2010年04月10日

桜本塁打

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夕陽が傾いて、沈むまでのほんの30分ほどが、
この桜が一番輝いている時間帯だと思う。

桜の花びらも、人々の笑顔も自然のスポットライトが
赤く照らしている。

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味真野小学校の校庭の桜の木は、そのど真ん中にあるが、
その昔は校舎のすぐ脇にあった。
校舎移転の際に伐採の話があったと聞くが、
切られることなく、校舎のみが移転し、
必然的に桜は校庭のど真ん中に残った。


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広い校庭では子どもたちが野球をしている。
大きな桜をバックに誇らしげなピッチャー。

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あそこまで打ったらホームランだね。
桜本塁打という感じだろうか?


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味真野小学校にて 平成22年4月8日

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記事1383 
ラベル: 越前市
posted by たつたつ・たつや at 21:53| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月06日

2010年の味真野小学校の桜

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2000年から毎年、この桜を見ている。
というより、呼ばれていると言った方が正確かもしれない。

味真野小学校の桜を眺めて、
やっと本当の春がやってくるように思う。

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このエドヒガンという大木は、
たくさんの人を引き寄せ、
そして皆が自然と笑顔になり、
心を癒してくれる。
しかも多少寒くても、暑くても、
雪が多くても少なくても、
小学校の入学式を迎える頃には、
ちゃんと満開の花を咲かせてくれる。

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毎年、この桜の写真を撮っているが、
桜の写真は本当に難しくて、どうも苦手だ。
ただここに集まってくる人たちと桜が織り成す景色が好きだ。
それこそ小さな子どもたちから年配の方まで、
たくさんのドラマがこの桜を中心に生まれているのを、
ほんのひととき切り取っただけの写真だが、
ちょっとした人生の一コマの一枚になってるかもしれない。

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味真野小学校の桜のことを書いた過去記事です。
毎年、1枚か2枚気に入った写真が撮れる素敵な場所です。
よろしかったら順番に見てくださいね。

2007.4.8
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/38205156.html
2008.4.9
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/92815217.html
2008.4.5
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/92364008.html
2009.4.8
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/117102799.html

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味真野小学校
福井県越前市池泉町9-1

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なかなか厳しいランキングです。
最近訪問してくれる方も減っちゃって(涙)

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記事1379 
ラベル:越前市
posted by たつたつ・たつや at 22:38| ☁| Comment(14) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

鯖江と掛川から世界に発信!

静岡県掛川市掛川駅南地区の亀の甲区の二輪屋台の
漆塗りは蝋色という工程に入りました。

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しばらくうるしの里会館に行けていなくて、
その進み具合が気になっていたのですが、
職員のUさんから時折、メールで進行具合を伝えていただけます。

そういえばこの二輪屋台を作った掛川市の寺田建築さんも、
数週間前にこの鯖江に来られたそうで、
それを知っていれば是非お会いしたかったものです。

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ブログというのは、時には想像もつかない展開が
開けることがあるのですが、
今回もちょっと面白いことがおきそうです。

以前書いたブログに掛川の方からコメントをいただいたり、
そういえば掛川祭りのDVD販売のダイレクトメールがきたり^^;
たつやもこれを機会に是非掛川に行ってみたい!
と思うようになったり・・・

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それにしても職人さんたち、カッコイイわ!
何度かお邪魔するうちにたつやの顔も覚えてもらいました。
印刷会社ということも知っていただき、
カタログに掲載した職人さんもまんざらではない様子でした。

鯖江と掛川の世界に誇れる技術が融合し、祭りで披露され、
掛川から世界に発信されることは、
産地として本当にうれしく幸せなことです。

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前回のブログは
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/138972841.html

前々回のブログは
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137501044.html

kdDSC_0619.jpg

蝋色・・・
漆塗りの表面を専用の炭で砥ぎ、
その砥いだ表面にさらに漆を擦り込ませ
「鹿角粉」で丹念に磨き上げます。
その表面は鏡のような光沢を持ち、
漆独特の凛とした質感と品格が醸し出されるようになります。


6月には完成するということで、
また進行具合をブログでお知らせできたらと思っています。


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記事1364 
posted by たつたつ・たつや at 23:56| ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

CM越前漆器職人編

先日、音の起源ライブのCMを作成し、
ブログにアップしたのですが、そのCM回数が
週間ランキングで一位となり、びっくりしました。

ちょっと面白くなって、
鯖江のCM大賞に応募した漆器職人さんの写真を使って、
ちょっと作ってみました。
う〜ん、あの時これを知ってたら、
もう少し上を狙えた???(笑)

これもニシザワ紙文具のnaoppuさんのおかげです。
ブログに貼り付けるだけなら、無料というのもうれしいです。

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記事1347 
ラベル:鯖江市 越前漆器
posted by たつたつ・たつや at 18:02| ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月25日

勝山の雪景色

冬の晴れた日の山は一段と近く見える。
空気が澄んでいることもあるのか、
クリアな空間が山々との距離を近づけるのかもしれない。

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音の起源ライブは、鯖江や越前市、福井市を中心に
チケット販売協力を呼びかけているが、
それだけでは心配なこともあって、
いろんな地域の友人・知人にもお願いしている。

1000枚のチケットを販売するには、
並大抵のことでは難しいのだが、
このライブの素晴らしさを信じて、
またアーティストさんたちの実力を考えれば、
完売も可能だと確信して頑張っている。

kyDSC_7761.jpg

勝山という町は大好きなところで、
毎年何度か出かけるのだが、
不思議なことに、冬の時期が圧倒的に多い。
というのも、年の市や勝山左義長まつりが
この時期に行われるためだ。

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今年も勝山左義長まつりは、2月27日.28日の2日間行われる。
今回たつやは家の慶事があって、行けないだろうが、
この日の美しい雪の勝山の景色を見ることが出来て、
ちょっと得した気分だった。

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毎日、こんな景色を見れる勝山の人が羨ましいな^^
何気ない工場さえ、山をバックに誇らしげです。
雪化粧しているためかな?


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この日は、新しいレンズも試してみました。
室内での写真には、なかなか面白そうな感じです


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記事1346 
ラベル:勝山市
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2010年01月28日

向笠千恵子さんと一緒に@ロハス越前

日本の朝ごはん』や『日本の朝ごはん食材紀行』など
その他たくさんの著書で知られるフードジャーナリストで、
エッセイストの向笠千恵子さんが、先日福井に来られました。

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ちょっとご縁があって、
今回の取材のお手伝いをさせていただいたのですが、
折りしも福井は物凄い雪が降った日に重なり、
大変足元の悪い中での行脚となりました。

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2日目の朝にアポイントを取っていたのが、
旧今立町にあるロハス越前の代表、田中滋子さんでした。
前日から降り続いた雪が50cm近くも積もっていて、
ロハス越前さんの駐車場も雪でいっぱいです。
どうにか一台止める場所を見つけ、中に入ると、
田中さんは朝の米粉パンの仕込みをされていました。

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どうやら雪の影響で、予定通りの作業が進まず、
最初の取材は田中さんがパン生地を捏ねてる
厨房におじゃまして行われました。

たつやも地元にいながら知らないことばかりで、
このロハス越前さんの取り組みには
感銘を受け、またとても興味を持ちました。

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その後、農家民宿をされている笹村さんのお宅を訪ねました。
県内外から農家民泊を希望される方がいらっしゃると、
ロハス越前の事務局から、お客様を受け入れてくれる農家さんを
紹介するシステムになっています。

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最初、笹村さんの奥様がこの話を持ってきた時に、
知らない人を泊めるなんてとんでもない!
とご主人は反対したそうです。
しかしながら、やってみなければわからないと、
何組か受け入れるうちに、ご主人もその楽しさと
人との交流のあたたかさに魅せられ、
今ではご主人の方が積極的とか^^

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そういえば様々な媒体が笹村さんの農家民宿のことを取り上げていました。
国内の旅行雑誌だけでなく、台湾の旅行本にも大々的に紹介されています。
写真を見ると、若いきれいな女の子と、笹村さんのお父さんが
こぼれんばかりの笑顔で納まっています。
なるほど、これはヤメラレナイですね〜^^


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この他にもロハス越前さんは様々な活動を幅広く行っています。
たつや的にも興味のあるものが多く、
今年は、ココでちょっと体験をしてみたいと思っています。

う〜ん、やっぱり福井はいいわ♪
すばらしい人材と自然と食べ物がいっぱいです。
向笠さんがいらっしゃったことで、
また改めて福井の良さを再認識した日でもありました。


ロハス越前(元「今立型エコ・グリーンツーリズム推進協議会」)
福井県越前市粟田部町9-1-9 
越前市今立ふれあいプラザ 工芸王国内
Tel&Fax 0778-43-0879  
E-mail:info@lohas-echizen.org 
ロハス越前さんのホームページ
http://www.lohas-echizen.org/index.php

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posted by たつたつ・たつや at 22:33| ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

向笠千恵子さんと一緒に@あさひ愛農園

先日、フードジャーナリストエッセイスト
向笠千恵子さんが、農林水産省関連で来福された。
たつやは1年半ほど前に、知人を通して紹介を受け、
その時は半日ご一緒させていただき、
とても楽しく、有意義な一日となったが、
時間が短く、ゆっくりお話ができなかったことを残念に思っていた。

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そして今回、わざわざ向笠さんの方から、
ご連絡をいただき、光栄なことに、
福井県の仕事の後で、プライベートでお会いする機会を得た。

前もって、メールでやり取りをした中で、
向笠さんがお知りになりたいことをお聞きし、
福井での滞在スケジュールに合わせて、
たつやの方でコーディネートすることになった。

キャラ2-1.jpg

物凄い雪の日、最初の取材地へご案内した。
越前町(旧朝日町)のあさひ愛農園手作りみそ工房の寺坂さんを訪ねた。
寺坂さんは、たつやが「桃のコンフィチュール」を作るきっかけとなった方で、
桃だけでなく、お米や味噌などの販売を手がけている。
つい最近、新しいお店をオープンし、
手作り味噌やおかず味噌などの販売を中心に、
ココで味噌作りの体験が出来るように作られている。

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たつやの家に常備されているおかず味噌『お菜味噌』
地元産の完全無添加で作られたメチャメチャ旨いお味噌♪
味噌のつぶつぶの大豆、シソの実、ナスが入っています。
唐辛子が入った辛いタイプもあります。
これをアツアツのご飯に乗せて、いただくのは最高です!


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それに向笠さんが興味を持たれている報恩講料理に詳しい
旧朝日町の婦人会のお二人にもご足労いただき、お話をお聞きした。

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『生どら』で有名な旧織田町のあんま屋さんで作っている味噌どら焼。
もちろんお味噌はあさひ愛農園さん。


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予定していた時間をはるかに超えてしまうくらい話が弾み、
また寺坂さんご夫妻の温かで、楽しいお人柄に触れ、
実に楽しく、心も身体も温まるひとときだった。
向笠さんも、とっても気に入ってくださったようで、
またの再会を約束されていた。

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あさひ愛農園・手作りみそ工房
福井県越前町東内郡4-604
0778-34-0643

一進一退の攻防です^^;
でも、いつも以上の応援、ありがとうございます。
あなたのポチッ!で、たつやも元気になります^^
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posted by たつたつ・たつや at 23:21| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

掛川市・亀の甲区の山車

昨日付けの福井新聞にも掲載されていたが、
鯖江の漆職人たちが掛川駅南地区の亀の甲区の二輪屋台を塗っている。

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鯖江市の河和田地区は越前漆器の産地として有名だが、
生活様式の変更や、経済危機の影響、後継者不足などにより、
売り上げも下がり、なかなか厳しい状況にある。
しかしながら産地の伝統の技と誇りを守るため、
この度、越前漆器協同組合の新しい取り組みのひとつとして、
掛川駅南地区の亀の甲区の山車の漆加工に取り組んでいる。


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普段は器が主体なので、手のひらに乗るようなサイズのものを
塗っている職人さんたちだが、
このような大きなモノを扱うのは初めてらしい。
しかし順調に作業は進んでいるようだ。
山車は完成すると3m以上の高さになる。
今回うるしの里会館に運ばれた部品は700点だ。
その部品ひとつひとつに職人さんの技と命が吹き込まれていく。

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たつやは仕事の関係上、度々うるしの里会館を訪れているが、
その度に山車の進行具合が気になって、
職人さんたちにお願いして、写真を撮らせていただいている。
今は、下地作業の最終段階に進んでいる。

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職人さんたちが砥石を片手に、黙々と下地の表面を磨いている。
バケツを横に置いて、布やスポンジなどで水をつけて拭き取りながら
阿吽の呼吸で作業は続く。

先日、ブログに載せたときには、
まだ木地の表面仕上げの段階で、木地がよく見える状況だったが、
今は木地表面には下地が施され、かなり進んだ印象がある。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/137501044.html

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たつやはこれからも時折、掛川駅南地区の亀の甲区の山車の進み具合を、
このブログの中で紹介していきたいと思っている。
そして、掛川の方々や、この山車の持ち主(持ち町?)さんにも
是非見ていただけたらと思っている。

そして鯖江の職人さんの技や心意気を感じとっていだだけたならば、
こんなに幸せなことはないと思っています。


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掛川祭(かけがわまつり)は、
静岡県掛川市で10月第2週に行われる祭典。
各種の芸能と屋台祭りおよび獅子舞の三つの面で有名。
特に3年に1度(数え年で4年に1度。丑・辰・未・戌年)
行われる大祭を掛川大祭(かけがわおおまつり)といい、
それ以外の年は便宜的に小祭という。

屋台の形式
掛川の祭り屋台は、俗に「御所車型」と言われている二輪屋台である。
ただ、御所車と全く同じ形というわけではなく、
屋上には縁側に当たる浜床があり、跳高欄で囲まれ、
各町の余興や由来にちなんだ出し物(人形、獅子など)が飾られている。
ただし、掛川祭は芸能の祭りでもあり、
囃子の締太鼓は屋台正面の出高欄で演奏される。
そのため遠州の他地域の二輪屋台と比べて出高欄が大きめに作ってある。
このような型を出囃子と呼び、古い屋台では出囃子が無いものや、
後から改修により取り付けられたものもある。


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posted by たつたつ・たつや at 21:39| ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

鯖江が世界に誇る技

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越前漆器協同組合の新しい事業のひとつとして、
日本の祭りには欠かせない山車の漆塗りを行っている。
先日、仕事でうるしの里会館を訪れた時に、
大勢の職人さんたちが集まっていた。

今日はいったい何の日なのだろ?

と疑問に思って組合の方に聞いてみると、
この大きな山車の漆塗りをするプロジェクトの
最初の説明会の日だったそうだ。

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今手がけているのは、静岡県掛川市で行われる
掛川祭りの山車で、車輪だけでも直径が1800mm近くある。
一回目の説明会が行われた数日後に行った時は、
ちょうど下地を手がけている真っ最中だった。

欅などの堅い木を使った車輪は当然繋いであるのだが、
その繋ぎ目や、木の出っ張ったところや逆に凹んだところを、
削ったり埋めたりする工程だ。
その後は、職人さんが分業で、漆の下地を塗っていく。

sdDSC_4554.jpg

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小さなノミで削る職人さん。
ペーパーがけをする職人さん、下地材を練り合わせる職人さん、
そして何人かの職人さんが下地を丁寧に縫っていく。
対象物が大きいため、自分の身体を動かしながら、
作業を黙々と続けていた。

sdDSC_4562.jpg

sdDSC_4559.jpg

今や全国的の手仕事の職人さんが少なくなっていて、
この手の漆塗りをすべて行うことができる産地は、
越前河和田をおいて他にないという。

すごい技術集団がこの鯖江にはいるのだ。

元々は1500年前に継体天皇が冠の修理を片山村
(今の鯖江市河和田地区)の漆職人に依頼したところ、
見事な技に感動され、漆器を作ることを奨励したというところから、
始まっている我が町鯖江の伝統の技です。

sdDSC_4568.jpg

私たち鯖江市民ももっと誇りを持って
越前漆器を発信していかなくては!
それにしても職人さんって、絵になると思いませんか?
カッコイイでしょ!?
カッコイイって思ったらランキングも応援してね〜


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ラベル:越前漆器 鯖江市
posted by たつたつ・たつや at 22:49| ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

謹賀新年

平成22年が始まりました。
新年、明けましておめでとうございます。

旧年中はいろんな方から公私共にお世話になり、
またブログを通してのご縁もいただき、
本当にありがとうございました。

本年もまた昨年以上のお付き合いをお願いします。

mjDSC_5646.jpg

『たつやの感性見聞録』も2006年4月のスタート以来、
何と4年近く続けていくことが出来ました。
記事の数は1300近くにもなり、いただいたコメントは6600、
掲載した写真は10800枚にもなりました。

もともと継続ということは、あまり得意ではなかったし、
ましてや文章を書くなんて、子どもの頃は最も嫌いなことでした。
それなのに、ブログだけは、こうして続いているから不思議です。

もっとも今では文章を書くことは嫌いではなくなりましたが、
ほぼ毎日のように更新できるなんて当初は考えられないことでした。
なので、いつパッと更新が止まるかはわかりませんが、
書けるうちは書いていきたいなと思っています。

mjDSC_5757.jpg

舟の安全祈願でこのような竹と松のお飾りを付けるのですね。
三国町にて2010.1.1


さて福井のお正月は雪で始まりました。
ここ十年近くは暖冬の影響か、正月に雪があることは
ほとんどなかったのですが、今年は真っ白です。
年が明けて、近所の神社に初詣に行きましたが、
吹雪のせいか、人も少なく、例年になく早く帰ってきました。

mjDSC_5633.jpg

帰って来た時に、急に空が広がり満月が顔を出していました。
月の明かりで電線がくっきりと雪面に写し出されています。
空気がピンと張りつめていて、神秘的な美しい夜でした。

mjDSC_5701.jpg

午後からは、ふらりと三国まで行くことにしました。
家でじっとしていることがもったいない^^;
福井市までは結構雪が積もっていたのに、
三国にはほとんど積雪がなく、
同じ福井県なのに全然違う景色です。

mjDSC_5669.jpg

mjDSC_5693.jpg

三国神社にもお参りして来ました。
家族連れや若い人たちのグループが初詣に来ていて、
日本のお正月らしい光景があちこちで見られました。

mjDSC_5716.jpg

2010年、皆さんにとっても、たつやにとっても
素晴らしい一年になりますように♪


今年もブログランキングの応援、よろしくお願いしま〜す。

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記事1297
ラベル:三国
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2009年11月27日

越前漆器完成品

越前漆器制作工程の写真を撮影させていただいている時に、
特にお世話になったのが、土直漆器さんだった。
この会社では漆器が出来上がるまでのほとんどの工程がなされている。
箸やお椀、皿類、箱物がところ狭しと展示室に並べられていて、
その中から数点だけを見せていただいた。

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最初に見たお椀の蓋。
見返しというらしいが、お椀の蓋を開けた時に広がる世界がコレ。
いつも見える蓋の外の部分は普通に仕上げていて、
普段は隠れているところに見事な細工をする・・・
いかにも日本人らしい芸術センスを感じる。

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もうひとつ見せていただいたのが、コレ。
お椀の蓋の中央部分に描いてあるのは、山の峰々。
蓋の外の部分に滝が、お椀本体に流れる水、
そして下部は滝つぼが描かれている。
ひとつのお椀の中に、自然界の水の流れを表現しているのだ。
あらためて越前漆器の奥深さを知ることになった。

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それから最近人気なのが越前塗りのお箸
ハートや★の模様が入っているものがポピュラーなのだそうだが、
ドクロの模様が入っているものも、需要が結構あるのだそうだ。
これらの箸はすべて、土直漆器にて一貫生産している。

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鯖江が世界に誇れる技術があります。
越前漆器の良さを少しでもわかっていただけたら
鯖江人としてたつやも嬉しく思います。


河和田にはうるしの里会館があって、
そこで越前漆器を実際に手にとって購入することが可能です。
産直ということもあって、売店では2割引での販売となっています。


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株式会社土直漆器
福井県鯖江市片山町6-1-2
0778-65-2560

小さなお椀の中にある日本人の魂、素晴らしいですよね♪
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posted by たつたつ・たつや at 22:59| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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