2008年06月08日

ガラスペン

今日は6月の誠市。
誠市では実行委員会に所属しているので、
毎回顔を出すのであるが、
きまって骨董屋を回って、何かしら買ってしまう。

ガラスモノに弱いたつやは、
高いものは買えないが、ちょっと古くて安価なものを、
気がつけば、ひとつかふたつは手にしている。

gpen02.jpg

gpen06.jpg

今日、ゲットしたのは昭和30年代全盛だったガラスペン2本だ。
随分前に京都に行ったときに工芸品としてのガラスペンを見て、
その機能性や美しさに驚いた記憶がある。
しかしながら、実際に筆記用具として使われていたガラスペンは、
リアルタイムの記憶はなく、会社の人たちがせいぜい金属のペン先に
インクを付けて書いていたことを覚えている。
たつやが中学の頃は、中学入学のお祝いが万年筆で、
高校入学のお祝いは腕時計というのが定番だった。
いつしかガラスペンは、ペン先に、そして万年筆に。
その万年筆も使う人は極端に少なくなり、
ボールペンやシャーペンに代用されてきた。

gpen04.jpg

gpen05.jpg

ガラスペンは、一度インクを付けると、
ハガキ一枚分くらいの文字は楽に書けるという。
今日、売ってくれた業者の人も同じことを言っていた。
半信半疑で、実際にモンブランのインクを付けて、
ノートに文字を書いてみた。
数行でかすれて、インクを補充しなければならないと
思っていたのに、ノートの最後まで文字を書き綴っても、
かすれることはなかった。

gpen01.jpg

このモンブランのインクも以前誠市で買ったもの。
黒に近い濃い青が実にいい色なんです。

gpen03.jpg

乳白色のガラスペンと、琥珀色のガラスペン
どちらも、昭和の香りたっぷりのいい味を出している。

久しぶりに手紙を書くのも悪くないなぁ・・・。

ガラスペンとは、(ウィキペディアより抜粋)
つけペンの一種で、ガラス製のペンである。
1902年に日本の風鈴職人である佐々木定次郎によって考案された。

筆の穂先状のガラスの側面に溝があり、
そこにインクを補充することで
頻繁にインクを補充することなく筆記できる。
金属ペンとは異なり、あらゆる方向にペン先が走り
墨汁が利用できる等の利点があるが、
書き味は金属ペンに劣る。
かつては事務用として重宝されたが、
ボールペン等の登場により、
現在ではほとんど利用されていない。
ペン軸への接続はネジ込み式になっており、
専用のペン軸が必要。

ザ・ベストハウス123(フジテレビ系列)で
ガラスペンについて取り上げられたことがある。
番組内での実験によると、一度インクをつけると、
一般的な金属ペンは2mくらいだったのにたいし、
ガラスペンは20mを簡単に越える結果になった。


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ラベル:アンティーク
posted by たつたつ・たつや at 23:10| Comment(12) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
懐かしい思い出があります。
中学生の時に、少し高価なガラスペンに、外国製のインクを使って交換日記をしました。
大人っぽいそのディテールにはまって(笑)

Posted by きき at 2008年06月09日 00:08
ききさん、それはロマンチックな思い出ですね・・・。
交換日記なんて、今の若い人はやらないでしょうね。
メールで十分なのかもしれません。

でももし大人になって、そのガラスペンで書いた
交換日記が出てきたら、
過去の自分を見つけることができますね^^
Posted by たつや at 2008年06月09日 07:45
昨日はお忙しい中お時間を頂き、ありがとうございましたmm。
とても有意義な楽しい時間を過ごさせていただきました^^。
少しバタバタしておりまして^^;ブログのアップは明日くらいには^^;?
今後とも、またご指導よろしくお願いいたします^^ありがとうございましたmm。
Posted by 板前日記♪ at 2008年06月09日 08:08
ラムネの瓶 火消し壺 全鉄の金づちなどを買われていたのがたつやさんですか?私も骨董に弱くって毎月顔出してます。ちなみに昨日は墨式のアイロンをゲットしました。
Posted by いたち at 2008年06月09日 19:37
板前日記さんは男前板前なんですね〜^^
短い時間でしたが、お会いできてうれしかったです。
また別の機会にゆっくり料理の話とか聞きたいです。
今後ともどうぞよろしくです。

それにしても超貴重豪華食材のお土産ありがと〜^^
このことについて、ブログにアップしてもいいですか?
もう少し後に・・・。
Posted by たつや at 2008年06月09日 22:53
いたちさん、ご訪問&コメントありがとうございます。
骨董が好きになると、どんな魅力的なモノも
新品だとそんなに欲しくならない、
ということはないですか?
たつやはそうです^^;

ラムネのビン、火消し壺・・・
ん〜、そんなの買っていた人いましたね。
今度見かけたら、たつやさんですかぁ?
って声かけてね^^;
Posted by たつや at 2008年06月09日 22:57
いやはや^^;こちらこそありがとうございます。お土産まで頂戴しまして^^;。

お土産の件は大丈夫ですよ^^。
自費での購入ですので!疑惑にならないように^^;部位の違うところを用意しました(笑)。
美味しく食べていただければ幸いです^^。
Posted by 板前日記♪ at 2008年06月10日 07:42
ガラスペン、乳白色の方はかなり好みです^^

ご縁市、どんどん発展している感じですね。
子供たちが立ち止まる回数が増えました^^;

来月も是非行きたいと思います。
Posted by あじゅん at 2008年06月10日 10:30
板前日記さん、ありゃ反則だわ杉本ポーク。
豚カツをしてみましたが、激ウマ!
ホントにありがとね〜^^

そのうちブログに載せますが、
なくなった頃にします。
だって、みんなクレ〜って言いそうだから^^;
Posted by たつや at 2008年06月11日 00:27
あじゅんさんは乳白色の方ですか。
たつやもそうです。
ですが、光を通すと琥珀色が魅力的です。
このガラスペンの弱点は、
落としたら確実に先が折れてしまうこと。
この儚さも、ガラスの魅力ですね。

アイス、ありがと〜
めっちゃ美味しかったよん^^
誠市、是非またいらしてくださいね。
Posted by たつや at 2008年06月11日 00:33
新品だとそんなに欲しくならないという傾向は確かにあります。一種の病気でしょうね。Z50M PZ50から始まって かき氷機 タイプライター 手動ミシン 蓄音機などなど。 ガラスペン調子いいですか?私も5種類ほど持ってますがまだ使ったことがありません。今度お会いしましたら専用の吸い取り紙プレゼントしますよ。ちなみに川中経営の奥様が独身の時子供がピアノ習っていたような気がします。又 そばは吉村のおかき前のムサシヤが好きですね
Posted by いたち at 2008年06月13日 21:58
いたちさん、あなたも相当な重症患者ですね^^;
人にとったらガラクタなのが、
アンティーク好きにはたまらない一品だったりしますもん。
ガラスペンは思った以上にインクが長持ちして、
びっくりしました。
書き味は悪くないと思いますが、もう少し慣れる必要がありそうです。
Posted by たつや at 2008年06月14日 00:42
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