福井県内の祭りやイベントは大抵、春から秋にかけて行われるが、
勝山はこの厳しい冬の時期に、年の市や左義長がある。
考えてみれば、このふたつの祭りも、旧正月を迎える準備と、
正月明けの一年の始まりを意味していたのだから、
きっと他の地区でも、同じような伝統行事や政(まつりごと)が
あったのだと考える方が自然のような気がする。
それが勝山ではその伝統がずっと住民によって受け継がれて、
今ではそれが大きな街の祭りとして存在している。
それぞれの地区で笛や三味線や歌を練習し、
子どもたちも踊りや太鼓を覚え、
家族中、地区中、そして市民が心底左義長を楽しんでいる。
太鼓櫓では、その地区の人が舞台で歌い、
太鼓を敲き、うかれて踊る。
その横にはお世話する人のテントが張られ、
近くの建物や別テントで地区の屋台が出ている。
沢地区では、写真を撮っていたたつやにまで、
暖かい豚汁を運んでくれた。
総合テントでも、豆腐と野菜の汁をご馳走になった。
下長渕地区では、つきたてのお餅をいただいた。
観光に来ている人にまで、祭りを楽しんでもらおうという
勝山の人の心意気が、伝わってくる。
蝶よ〜 花よ〜
花よのネンネ
まだ乳のむか
乳くびはなせ〜
乳くびはなせ〜
この左義長囃子がしばらく耳に残っている。
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