
高山から白川郷まではずっと雪道が続く。
もちろん、ほとんどはきれいに除雪してあるが、
アイスバーンになっている箇所もあって、
運転には結構神経をすり減らす。
ゆとりをもって明るいうちに白川郷に着く予定だったが
意外に時間がかかり、マイカー駐車場に入れたのは
五時を少しまわっていた。


ライトアップはこの一月二月のわずかに数日だけの期間限定のため、
ものすごい数の車が村の山手にある大きな駐車場に
ひっきりなしに入ってくる。
駐車協力金500円を払い、そこから合掌造りの集落まで
シャトルバスが運行される。
バスには家族連れやグループ、
そしてカメラや三脚を持った人が乗り込んでくる。

バスを降りて白川郷合掌造り集落に着いた頃は、
夕闇が迫り、ちょうどライトアップが始まったところだった。
最初はあまりの人の多さに戸惑ったが、
それはそれと切り替えて、ライトアップされる雪の中の
幻想的な合掌造りの建物を撮影しながら歩いた。




集落のはずれに、展望台に上がる道があって、
すぐに着くだろうと思い、登り始めた。
登っていく人よりも、降りて来る人が多く、
寒くて暗い坂を上るのだが、思ったよりも遠いみたいで、
なかなか展望台に着かない・・・。
ようやく展望台に着いたが、集落を見渡せる場所には
三脚・三脚・三脚・・・
やっと空いた場所にカメラをセットし撮影。
一通り撮影した後は、あまりの美しさに寒さを忘れて眺めていた。

ウィキペディアより抜粋
白川郷・五箇山の合掌造り集落は、
飛騨地方の白川郷(岐阜県大野郡白川村)と
五箇山(富山県南砺市)にある合掌造りの集落で、
1995年12月9日にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
合掌造りは、江戸時代から始められた養蚕のため、
屋根裏に棚を設置したのが始まりと言われている。
豪雪による雪下ろしの作業軽減と屋根裏の床面積拡大のため、
急な角度を持っているユニークな茅葺屋根になったと考えられている。
また、合掌造りの屋根はどの家屋も東西を向いている。
これは、屋根に満遍なく日が当たるようにするため、
集落が南北に細長い谷にあり、
南北それぞれの方向から強い風が吹くので、
風を受ける面積を少なくするためと言われている。
合掌造りを守る地域住民の連携形式の「結(ゆい)」により、
補修や茅葺の葺き替えが30年〜40年に一度は行われている。
屋根の葺き替えには、多くの人手と時間
(全て葺き替えるのに二日間はかかる)を要する。
白川郷と五箇山の集落地帯は、有数の豪雪地帯であることによって、
周囲との道路整備が遅れたため、
奇跡的に合掌造りの住居構造が残った。
しかし、過疎化や住民の高齢化により、
結の活動による、合掌造りの維持活動も限界となっている。
今年、白川郷の合掌造り集落のライトアップを
見るチャンスは残すところ一日だけです。
2月16日土曜日が最後です。(午後5時半〜7時半まで)
行きたい人は今度の土曜日です。

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行きたいと思いながらもなかなか行けないのが
白川郷。。。
物語の中のような、でもしっかりと伝統を守り続ける人々の素晴らしい姿だと思っています。
それにしても、気温はスキー場どころではなく低かったのではないでしょうか?とても美しと同時に、寒さが足元からキリキリと迫ってくる写真ですね。
茨城から福井に帰る(行く?)途中に信州経由
白川郷・富山・石川コースなら可能かも^^;
ライトアップを見て、まっすぐ福井ならその日のうちに
着きますよ。
世界遺産になって、観光客が激増し、
マナーの悪い人も増えたとか・・・
生活している人が多いエリアだからこそ、
大切にしたい歴史・文化・習慣なのでしょうね。
小民家マニアとしては絶対に押さえて置きたい建物なんでしょうね。
今までに何度も行かれているのでは?
今回は中に入って見学する時間はなかったのですが、
ライトアップとは別の時期に、ゆっくり構造とかを
見てみたいと思っています。
確かに寒かったですが、展望台まで登っただけで、
汗かいてしまいました^^;