そのガラス戸に入っていた硝子の
あまりの繊細さと美しさに魅せられてしまった。
家具職人がひとつひとつ手作りしてた時代の家具は、
80年近く経った今も、全く変わらず、むしろいい味を出している。
その本棚は、カンパネルラの絵の具入れとして使っている。
普段はガラス戸が要らないので、外して置いておいたら、
不注意で倒して割ってしまった・・・。
あ〜、もう二度とこんな硝子は入らない・・・。
かなりショックだった。
だけど、その割れた硝子を捨てることが出来なかった。
そして最近ふとしたことをキッカケに、
この硝子を入れたブレッドボックスを作ってみたら
これがことの外、いい感じに仕上がり、
お客さんからも評判が良かった。
セール期間中に、割安で予約を取ったら、
5台の注文をいただいたので、11月中に休みを利用して、
10台製作することにした。
メキシコタイルを入れたバージョンやノーマルなタイプ。
取っ手をイギリスのアンティークのポーセリンノブにしたり、
カントリー蝶番の種類を変えたり、ハート型を変えたり、
いろんなバージョンで仕上げた。
ひとつだけ、手間隙はめちゃめちゃかかりましたが、
こんなタイプも作ってみました。
割れた硝子たちも、こうして再利用されて
喜んでいることと思います。
この硝子を作った職人さんも、喜んでくれるかな?
カンパネルラに置いてあります。
カンパネルラ
福井県鯖江市本町2-2-22
佐野蕎麦2階
0778-52-5515
定休日・木曜、日曜不定休
年末年始は12月27日〜1月4日までお休みします。
ごめんなさい・・・年明けにいらしてくださいね^^
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かなりピンチです^^;
ワォ、このガラスを作った職人さんにとっては涙ものですね。
見せてあげたいな。
たつやさんみたいに物を大事に使う、使い続ける、生かす。
そんな考え方が好きです。だからアンティークが好き。
昨日はパンをごちそうさまでした。
心もおなかもいっぱいになりました。
当時は、硝子を一枚一枚型に流し込んで作ったんでしょうね。
知り合いの親戚の家を解体する前にもらって家具に
ついていた硝子なんですが、
その部屋には、なんと1932年のカレンダーが
一枚も捲らずに、飾られていたんですよ。
割れた硝子がこんなカタチで蘇って、
また人に愛されることは、作り手にとって、
本当にうれしいことです^^