2007年12月01日

あべ川の名店

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30歳になったら味覚が変わると言われていた。
確かにたつやは変わった。
どう変わったかと言えば、甘いものが食べられるようになった。

それまでは、まず一切甘いものは好きではなかった。
飲み物はもちろん、甘いお菓子などは、
目の前にあっても、手が出ない。
今でも、チョコとクッキーとアイスクリームは
この世になくてもまったく影響がないが・・・。

しかし近頃は、甘い和菓子系が結構好きになった。
アンコ系もそうだが、かみさんや娘の影響もあるのだろうが、
黒蜜+きな粉の組み合わせが気に入っている。

あべ川を自分で買うなんてことは、
一生ないと思っていたのに、
ごくたまだが、買ってみたりする。

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福井市内に昭和の香りそのままに、
なんとも風情のある餅屋がある。
お品書きがあべ川一本!
営業時間も不規則で、その日の用意した量が
売り切れると閉店となる。

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店に入ると古い石油ストーブがひとつっきりあるだけで、
店右側のガラス戸の向こうの小部屋に、
親父さんとおかみさんがいる。
メニューは一品なので、金額を指定して買うことになる。

すいません、500円ふたつと300円ひとつお願いします

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先客は500円四つと300円ひとつ。

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おかみさんが奥から三角に切った柔らかいお餅を持ってくると、
その横で、きっと80年以上は使っているであろうすり鉢
たっぷりの黒蜜が入っていて、親父さんが、
お箸でお餅を一個づつ蜜を浸ける。
そして、その左にあるきっと
90年は使っているであろうきな粉入り重箱で、
やはりたっぷりのきな粉をつけて、パックに入れてくれる。

ということは、先客の分だけで59個、たつやの分で33個、
計92個のあべかわを一個づつ丁寧に作っていくということだ。

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いくつかあべ川が入ると、上からまたきな粉をかけて、
その上にまたあべ川を入れていく。
まったく無駄のない動きで、思わず見とれてしまう。

写真を撮っていいか?と尋ねると、
許可はいただいたが、あまり宣伝はしたくないらしい。
本当に手作りで、決まった量しか作らないので、
常連さんのためにも、静かにしておきたいらしい。

この店は、江戸時代末期に蝋燭屋さんから
餅屋に転業し、現在の親父さんは餅屋で5代目らしい。
きっと江戸時代とさほど変わらない味を守り続けているのだろう。

こんな店は、ずっと残っていて欲しいな。

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ここのあべ川、絶品です!

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ラベル:福井市 スイーツ
posted by たつたつ・たつや at 23:58| Comment(12) | TrackBack(0) | 店グルメ・和菓子・餅他編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おいおい ここは私もよく 買っている店です。
すぐ 売り切れで ガラス戸に小さく 
「本日売り切れ」 と書いてある日が多い。

だから 告知 ブログ の宣伝は ご法度なんです。

しかし ここの安倍川は うまい 大好き。
モチを食べ終えたあと パックにこびりついた
黒蜜黄な粉をせっせと ハシで そぎ落として
口に運ぶ わ・た・し です。


Posted by 勘兵衛 at 2007年12月02日 14:18
なんといっても手作業です。餅の鮮度はやわらかさ、大量生産は出来ません。小さな手打ちそばやさんと同じです。ここの頑固親父さんそば好きです。清水町までよく通っていただきました。
Posted by 葛西 勉 at 2007年12月02日 20:47
あら勘ちゃんの店だったんですね^^;

なんかそんな気がしていたので、
名前だけは伏せたんです。

2時間後に再び店の前を通った時は
売り切れ閉店していました。

こびりついた黒蜜きな粉を・・・
わかるわかる、たつやもやります^^
Posted by たつや at 2007年12月02日 22:54
そっか〜、この親父さん
店以外でどっかで会ってる・・・と
ずーっと前から思っていたんです。

ようやく謎が解けました。
八で会っていたんですね〜。

今度八の会にお誘いしましょうね〜
お土産は勿論、これですな♪
Posted by たつや at 2007年12月02日 22:57
私もあべ川といえば、このお店です!
実家から近いので昔から慣れ親しんだ味です。
私が行く時には、おばちゃんとお嫁さん(かな?)しかいないので、おじちゃんも店頭に出てるとは知りませんでした。
たまに実家に寄る時は夕方が多いのですが、絶対売り切れています(泣)
たつやさんは午前中行かれたのかな?
しかし、たつやさんの行動範囲の広さには驚かされます! さすがです!

ちなみにうちのお母さんは、近くにこんな美味しいお店があるのに、
「甘福(かんぷく)」の草もちあべ川が好きで、予約して買いに行ってます(笑)
こちらも午前中のうちに売り切れなんですよね。

あ、メールしましたので、またそちらも見て下さいね。
Posted by りゅん at 2007年12月03日 16:00
美味しそうですね。
僕にもお気に入りの安倍川もち屋さんがあります。
たぶん、たつやさんもうなずく絶品です。
ただ、冬の間はあたたかい日にしか創らないそうなので、気を長くして待っていてください。
今度、差し入れしますね。
Posted by 大谷 at 2007年12月03日 16:31
りゅんさん、ご訪問&コメントありがとうございます。
ご実家があの辺りなんですか。
風情のあるいいお店ですよね、もちろん味も。

ここは15年ほど前に知りました。
その頃から貴重な存在だったと思っていて、
今でも営業され、これからもずっと伝統の味を
守り続けていって欲しいと願っています。

甘福ってどこですか?
Posted by たつや at 2007年12月03日 23:21
大谷さん
それ、すっごい気になる!
暖かい日にしか作らないって・・・
気温●℃以上とかいう基準があるんですかね?

もしかして、その店ってお餅と黒蜜ときな粉は
それぞれ別々になってるあの店のこと???

う〜ん、気になるよ〜
今夜は眠れないかも^^;
Posted by たつや at 2007年12月03日 23:24
甘福さんは、福井市二の宮にあって、知る人ぞ知る人気のお店らしいです。
よもぎ餅に黒蜜を絡めて作ったあべ川餅です。
売り切れになるのが早いので、予約をしたほうが確実だと思います。
よもぎ餅は好き嫌いの個人差はあると思いますが、うちの母は大ファンですね。
あー、あべ川食べたくなってきちゃいました(笑)

探してみたら、こんなページがありました。
http://www.e-fukui.com/jsp/shopDetail.jsp?ccd=050&sccd=84&clcd=800002&id=6&cls=2
Posted by りゅん at 2007年12月04日 22:12
りゅんさん、早速の情報ありがとうございます。
甘福・・・
名前もいいし、たつやの好きな昭和の店なんだね〜^^

福井に出る機会は結構あるので、行ってみますね。
Posted by たつや at 2007年12月04日 23:09
ここの餅屋は△餅ですね。武生は大概○です。ここのご主人と奥様とお嫁さんとは結構友達です。餅の生産量はご主人の勘だといっておられました。早く売り切れても奥様の機嫌が悪いし、遅くまで売っていても奥様の機嫌が悪いそうです。でも奥様が言っておられました。”うちらの仕事はお彼岸からお彼岸までだ”福井に行ったときは早めに寄ります。大概売り切れですからね・・・。
黒砂糖ときなこが隅まで残っていますから、最後の最後まで嘗めます????。
Posted by 語り部見習い at 2008年06月08日 21:36
語り部見習いさん、
福井県って、かなりの数のお餅や専門店があって
その中には隠れた名店がたくさんあると思います。
何十年もあるいは何百年もお客様に支持されているということは、
それだけでも名店ですもんね。

この餅文化は、これからも残っていってほしいと思います。
Posted by たつや at 2008年06月09日 07:42
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