今年はまた灯油が値上げされ、家計を直撃している。
寒くなった日に合わせるように
値上げというのもちょっと皮肉だ。
カンパネルラでは8年前から暖房は薪ストーブを使っている。
灯油を燃料にするのではないので、
こと店だけ関すれば値上げには直接な影響はない。
もちろん金銭的なことで薪ストーブを使っている訳ではなく、
まったく別の次元での話なのだが。
冬の燃料のために薪を確保するということは、
かなりの手間隙をかけなくては出来ない。
いろんな人に「薪があったら・・・」という話を日頃からして、
ありがたくも連絡をもらえたら、軽トラで出かけ、
持って帰ると、今度はチェーンソーで玉切りし、
斧を使って割っていく。
1年か2年近く薪小屋に積んでおいて、やっと乾燥した
いい薪になり、ストーブの燃料となる。
だけど、この大変な手間隙をかけても
あまりあるこの暖かさ。
心身共に温めてくれるし、
言葉では表現できない心地よさがあるのだ。
それに聞いた話だが、薪は化石燃料に比べて、
二酸化炭素排出量は、2〜3割程度らしい。
人にも優しいし、地球にも優しい。
それから薪ストーブにはひとつの魔法が存在する。
それは料理!
ストーブが料理してくれる。
先日、今シーズン初めて薪ストーブに火を入れた。
暖房だけで薪を消費するのももったいなくて、
毎年恒例のスープストックを作ることにした。
ちょうどここる☆で調理ボランティアをした時に、
大量にもらってきたキャベツの芯とブロッコリーの茎
(普通なら生ゴミになっちゃうもんだけどね)があったし、
トリガラは懇意にしてもらってる田舎暮らしを
実践している人からいただいたものが冷凍保存されている。
これは放し飼いで、合成飼料は一切使わない健康な鶏だ。
☆ここるhttp://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/20376326.html
タップリ入る業務用の寸胴鍋に、それらと、
鯖江産のネギ・玉ねぎ・ニンジン・ニンニク・大根・カブ
知り合いにもらった月桂樹の葉っぱ・青森産リンゴ・
アメリカ産セロリを入れ、1日半ほどストーブにかけておく。
そうすれば、スープストックの出来上がり。
半分は取り出して保存し、残りには水を足して、
さらにあと2日間ストーブにかける。
これが魔法の調味料になるのだ。
それぞれの素材からの旨味が薪ストーブの
静かな力によって引き出されるのだ。
鍋の下に直接火が当るのではなく、
薪によって暖められた鉄の塊から鍋に熱を伝えるため、
大きな対流がないまま
ジワジワと旨味が引き出されるように思える。
カレーの時も、シチューの時も、スープ料理の時も
パスタソースにも、野菜炒めにも、何にでも使える。
これから寒くなっても、ストーブとスープストックがあれば、
幸せな冬を過ごせる。
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たつやの生きがい(大げさ?)です。
うちも薪ストーブなので、薪作りの苦労は共感できます。。。
お湯をわかすぐらいだったので、参考になりました♪
一度やってみてください、スープストック!
まず最初に、袋入りインスタントラーメン「うまいっしょ味噌味」を買ってきて、
スープストックを半分入れて作ってみてください。
もう、グルメ福井のネタになっちゃうくらいスゴイよん^^
暖房だけで使うのはもったいないということもあって、
うちは、ほとんど毎日のように鍋が乗ってます^^;
トリガラはできれば名古屋コーチンとかを使えたら最高です!
ストーブの上のお鍋、美味しそうな極上のスープが出来ていますね。どんなお料理になるんですか?時間のかかったスープは何にも変えがたいです。
適当にしないと炭水化物と塩分の取り過ぎになっちゃいますよん^^;
スープの第一弾は、ズッキーニとキノコとベーコンの
ピリからトマトソースパスタに使いました。
薄味に仕上げても、ソース自体の旨味があって、
とても美味しくいただけました。
スープストックは冷凍しておきますから、
福井へ来た際にはお持ち帰りくださいね。