今森さんとの出会いは必然だったように思える。
数年前に行ったマキノ町にあるピクニックランドの特設会場で、
虫や琵琶湖周辺の里山の風景を撮った写真集を見つけた。
ペラペラと頁をめくると、はっとするような美しい風景や、
どうしてこんな瞬間を切りとれるのか?
と思うような昆虫の写真が次から次へと出てきた。
それが最初の出会いだった。
以来、一度お会いしたいと思っていた。
写真家「今森光彦氏」
http://www.imamori-world.jp/
滋賀県出身の彼は、フィールドである琵琶湖をとりまく
すべての自然と人との関わりをテーマに撮影している。
一方、熱帯雨林から砂漠まで、
広く世界の辺境地の写真を撮り続けている。
これは今日たつやが撮影しました
一ヶ月ほど前に滋賀の今津町にあった道の駅で
こんなチラシを見つけた。
里山ジャンボリー2007感動する心
星野直子 対談 今森光彦
「星野道夫からのメッセージ」
主催・高島市、高島市教育委員会
一部フィールドワーク
「今森光彦さんの案内で
星野直子さんと一緒に石田川を散策しよう」
二部対談「星野道夫からのメッセージ」
持って帰って早速申し込みの電話を入れると、
既に一部は定員(80名)に達したということだった。
諦めきれなくて、キャンセル待ちを入れてもらった。
そして、そんな申し込みをしたことも忘れかけてた時に、
高島市役所から電話が入り、一部から参加できることになる。
そして本日、滋賀県は高島市今津の石田川散策と
安曇川ふれあいセンターでの対談に行ってきました。
今津を流れる小さな川、石田川沿いを歩く。
こんなに小さな川なのに、琵琶鱒という大きな鱒が多いときには、
何百匹も遡上するのだそうだ。
川には鵜よけ用に貼られたテグスにトビが引っかかっていた。
役場の人が救出したが、怪我をしていて飛べないようだ。
その後、動物病院に運ばれて、
治療を受け、数日中には復帰できそうとのことで一安心。
途中、今津漁業者センターで組合長の大釜さんから
石田川の説明を受け、また琵琶鱒を見せてもらった。
話の中で、やはり地球温暖化で雪が降らず、
琵琶湖の生態系に影響し、魚が減っているらしい・・・
特に生き物に対する造詣が深い今森さんと
一緒に歩くことは、本当に勉強になるし、楽しい。
出来ることなら、もう少し時間があれば良かったなぁ。
二部は、今森さんと星野さんの対談。
アラスカで星野道夫さんが撮った写真を見ながら、
いろいろな思い出話。
その中にも温暖化による北極付近の動物の危機の話があった。
2時間の対談は、あっという間に終わってしまいました。
星野道夫さんと今森光彦さんというふたりの写真家から、
命の大切さや、地球の美しさ優しさ厳しさを
教えてもらえたように感じました。
たつやにとって、今日の一日は
とても充実した有意義な日となりました。
星野道夫 1952年千葉県に生まれる。
慶応義塾大学卒業後、動物写真家田中光常氏に師事。
1978年語学習得のため渡米、同年アラスカ大学入学。
以後、アラスカを生活の基盤にして撮影、執筆活動をする。
1996年カムチャツカ半島にてヒグマの事故により急逝。
1990年木村伊兵衛写真賞受章。
※写真は主催者、両氏の許可を得て掲載しています。
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