ここ飯山のなかむらだ。
村上春樹が、もっともインパクトを受けたのが、
この店だったようだ。
今ではセルフといううどんやのスタイルも
認知されるようになったが、
ネギを自分で刻んだり、生姜をおろしたり
するだけでも驚愕だった上に、
ネギが切れると裏の畑で客がネギをとってくる
という伝説を作った店だ。
2001年に行った時には、かなり迷ってやっとたどり着いた。
ドラム缶が置いてある角を曲がり
なかむらの駐車場に入るのだが、
その入口は軽自動車ならば大丈夫だが、
普通車にはかなり際どい角度だった。
そのため、近所のおじさんがボランティアで誘導係をしていた。
そのなかむらも、いつしか土器川の堤防側からも
駐車場に入れるようになったし、
ドラム缶があったキツイ角度もなくなり、
片側は空き地になっていた。
農作業小屋?風のうどんやさんの建物はそのままだったけど、
外壁をきれいに張り替えて、きれいになっていた。
この日は、十時半過ぎに行ったため、並んでいる人も30人程度。
駐車場の車は、9割以上が県外ナンバーだ。
建物の中には大きな釜が置かれ、次々とうどんが茹でられている。
釜あげをもらい、玉子を入れた通称釜たまでいただく。
うどんの熱で、玉子が微妙に固まり実に美しい。
うどんのカルボナーラ状態という感じだろうか。
太陽の光を浴びて、なかむらの釜たまが黄金色に輝く。
ツルツルといくらでも食べられるなかむらのうどん。
みんな美味しそうに、うどんを食べている。
なかむら
香川県丸亀市飯山町西坂元1373−3
0877-98-4818
営業時間 9時〜14時 売切次第
定休日 火曜日
ぼくは二度、さぬきうどんを食べに行ってますがあまりディープなところへは行かなかったので・・
ここと「がもううどん」には死ぬまでに一度は行ってみたいと思ってます。
この「辺境・近境」を読んでいってみたくなったんです。
さぬきに行くなら絶対に行くべきうどんやさんの
ひとつであることは間違いないと思います。
今回がもうは行けませんでした。
ここもなかなかですね〜^^