2007年08月01日

アルゼンチンタンゴの夜

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先週末に、武生クラシックスで開催された
『アルゼンチンタンゴの夜』に出かけていった。

バンドネオンとギターによるアルゼンチンタンゴのライブだ。
たつやにとってのバンドネオンという楽器を生で聞くのは、
初体験で、いったいどんなライブなのかも良く知らなかった。
それに、タンゴってどんな曲があるのかさえもわからない。

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だけど、以前に、やはりここで聞いたシャンソンのライブで
Hazzさんの歌を聴いて、
この時も、シャンソンのことはまったく知らなかった
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/30403825.html
こんなに素敵な音楽が世の中には、いろいろあるし、
また素晴らしい演奏者がたくさんいるということを
あらためて知ったこともあって、
この日のライブに行かせてもらった。

バンドネオン奏者は小川紀美代さん、ギター奏者は小林智詠さん。
わずかふたりの演奏会なのに、音の幅がものすごく広く感じるし、
信じられないような美しい音が奏でられる。

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バンドネオンって一台の楽器なのに、右の鍵盤(というかボタン)と
左のそれとでは、まったく違う楽器が歌うような感じなのだ。
また、歯切れのいい音から、ささやくような歌うような音までが、
演奏者の魔法にかかったかのように、
美しいメロディラインが流れてくる。

ギターの小林さんとの息もピッタリで、盛り上がっていくテンポや、
リズムを感じあいながらの演奏は見事だった。

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たつやにとって、ジプシー音楽や、
スペインやアルゼンチンの音楽は、
理屈抜きにして、強く惹かれる。

目をつぶってじっと耳を傾けていると、
ナニカが見えてくる。
そのナニカがはっきり掴めないが、
この記憶は、現世のものではないことだけは確かだ。

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わずか40人程度のアットホームなライブだったが、
本当に魂を揺り動かされたようなひとときだった。

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小川紀美代(おがわきみよ)

日大芸術学部卒。ほぼ独学で奏法を学んだ後2001年
単身ブエノスアイレスに渡り、フリオ・オスカル・パネ氏に師事。
現地ライブハウス、ホテルなどで演奏、
ラジオや新聞で紹介されるなど歓迎を受ける。

2003年には、アルゼンチン最大の音楽祭
「コスキンフェスティバル」に日本代表として出演する。

2005年、大阪市とブエノスアイレス市の友好親善使節の一員として、
大統領府博物館ホールほか4箇所の公式コンサートに参加し、
好評を博す。

現在、アルゼンチンタンゴに限らず、CM、劇伴、演劇との
コラボレーションに積極的に取り組むほか、
幅広いジャンルのミュージシャンとのレコーディングに
も参加している。

「月ノ光」(2007年4月8日)をリリースしている。


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小林智詠(こばやしちえい) 
1980年埼玉県生まれ。南アメリカ音楽の愛好家である両親の影響で
幼いころからフォルクローレに親しみ、9歳でギターを弾き始める。
最初は主にアルゼンチン・スタイルのフォルクローレを演奏、
高校生のころよりフラメンコ・ギターに強く魅かれ、
大学在学中に鈴木英夫に師事。
1999年木下尊惇のユニットに参加。
牧田ゆき、みつとみ俊郎のユニットのメンバーとしても活動する。

2002年10月スペインへ渡航。
マヨルカ島に滞在中、ギターをベンハミン・アビチュエラに師事。
パルマ・デ・マヨルカ市内のレストラン、ライブハウス、
フェスティバルにて演奏。
その後2004年1月に自分のギタリストとしての原点である
アルゼンチンにも渡り、フアン・カルロス・カラバハル、
エル・レフンテとともにサンティアゴ・デル・エステロ州での
フェスティバルに参加。
帰国後の同年3月、東京都内で2夜にわたり
初の自主的な構成によるライブ『スパニッシュ・カレント』を行う。

現在はソロ、自身のユニットでのライブのほか、
岡田浩安、小川紀美代、福田大治、八木啓代、
フォルクローレやアルゼンチン・タンゴを中心に
数多くのミュージシャンのギタリストとして活動。
フラメンコ・ギタリストとしてはイベントでの舞踊伴奏などを重ね、
2007年1月には沖仁のCD『Nacimiento』発売記念ライブに出演。
一方で映画・TV番組・ゲーム音楽のサントラに参加するなど、
自分がたどってきた音楽の経験をもとに、活動の幅を広げている。


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音だけでなくこのカタチや細工の美しさは生つばものです。
貝を埋め込んだ螺鈿細工が見事です。
小川さんがこの日演奏してくださったこのバンドネオンは
ドイツ製で、1920年代のものだそうです。

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バンドネオン(bandoneon)は、主にタンゴで用いられる楽器。
アコーディオンに形が似ているが(同じ蛇腹楽器)、
鍵盤は、ピアノのような形ではなく、ボタン型で、
これが蛇腹を挟んで両側についている。
アコーディオンが1820年代に発明され、
改良して作られたアコーディオンの一種である
コンツェルティーナ(コンサーティーナ)の影響を受けて、
1840年代、ドイツのハインリヒ・バンドが1847年に考案した。
後にアルゼンチンで広まり、タンゴでよく用いられる楽器となった。

基本的なバンドネオン(ダイアトニック型)は、
蛇腹を押すときと引くときで別の音が出る、
音階配置がほぼ不規則といった独特の構造を持つ。
これは発展途上で不足した音階を建て増しした歴史に
理由があるようだ。
この為、習得が非常に難しいことから
「悪魔が発明した楽器」と呼ばれる。
中央のボタンは、隣同士の特定のボタンを同時に押すと、
(アコーディオンの左手と同じように)和音が鳴るようになっている。
これらのボタンを同時に押して、蛇腹を引き、
そのままの指で蛇腹を押すと、
同じ調のV7(ソ・シ・レ・ファ)−I(ド・ミ・ソ)
の関係になるようになっている。

蛇腹を引いたときの方が、音が響く。
蛇腹によく共鳴するためだと言われる。
従って、バンドネオン奏者は蛇腹を引く音を多用し、
蛇腹を引いて演奏しては空気抜きボタンを押しながら蛇腹を戻す、
ということを繰り返すことが多い。
特に、タンゴの鋭いスタッカートは、
膝を使いながら蛇腹を瞬時に引くことによって出される。

ウィキペディアより抜粋


写真については、出演者の許可を得て掲載しています。
posted by たつたつ・たつや at 00:03| Comment(4) | TrackBack(0) | コンサート・ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こにちは!
いつも楽しみ拝見してます
リアルでも毎度です〜

>目をつぶってじっと耳を傾けていると、
>ナニカが見えてくる。
>そのナニカがはっきり掴めないが、
>この記憶は、現世のものではないことだけは確
>かだ。

素敵な文章ですよね。
一字一句、
たつやさんのブログにでてくる
いろいろな表現や文章は、
とても吟味してあるのが感じられて、
読んでいて、とても心地よいです(≧∇≦)b
 私が言う(書く)のもおかしいですが、
これからも、楽しみに拝見させて頂きますので、
がんがってください
*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆
Posted by ツッチー at 2007年08月01日 18:52
おおツッチーさん、いらっしゃいませ。
いつも見てくださるみたいでありがとうございます。

写真を褒めてもらえることはあるのですが、
文章を褒めていただけるとは光栄です。

あまりボキャブラリーがないので、
なるべく人にわかってもらえるよう、
簡潔に書いてるつもりです。

本当は物語風にも書いてみたいんですがね^^

これからもよろしくね♪
Posted by たつや at 2007年08月01日 21:06
たつやさん、こんにちは!
無事北陸〜新潟ツアーを終了し、東京に一週間ぶりに戻りました。

ブログ、拝見しました。
写真、ほんとうによい感じで撮影されてますね〜〜〜。メールでも届いています。ありがとうございます!!
文章もさすが!

私のブログでこちらをリンクさせていただいてもよいでしょうか??あまりにも素晴らしいので。。
Posted by おがわ at 2007年08月03日 12:15
わ〜、素敵な小川さん!
ご訪問、コメント、ありがとうございます。
演奏者の方から直接コメントいただけるなんて、
本当に光栄です^^

それにしても、バンドネオンって素敵な楽器ですね。
音の美しさは勿論、造詣美も素晴らしい。
その魅力を最大限に引き出せる小川さんの演奏には、
魂を揺すぶられるような感じさえ受けました。
毎年、福井に来ていただけたらうれしいな〜。
来年来ることがあったら、鯖江でもお願いしたいです。

また必ずどこかの会場でお会いできることを
楽しみにしています。

リンクの件ですが、勿論うれしく思います。
どうぞ、よろしくお願いします。

Posted by たつや at 2007年08月04日 23:05
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