2020年04月06日

野ばら・小川未明フェスティバル2019

この公演から4ヶ月。
まだ4ヶ月しか経っていないのです・・・
たつやにすれば
もうずっと昔の公演だったような気がするのです。

あんな風に、何の心配することなく、
舞台を観に行けたことが、
まるで天国だったように思えてきます。
今、しばらくは辛抱しなければなりませんが、
一日も早く、この困難を乗り越えて、
また音楽や舞台を楽しめる日が来ることを祈っています。








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今日のブログは、昨年12月22日に、
新潟県上越文化会館に於いて、
開催された小川未明フェスティバル2019『野ばら』
について書きたいと思います。

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たつやがフラメンコに魅せられてしまったことは、
過去のブログでも書いていますが、
きっかけは2006年9月に鯖江市文化センターで開催された
『フラメンコ曽根崎心中』という舞台を観たことでした。
宇崎竜童・阿木燿子ご夫妻がプロデュースした舞台で、
近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」を
フラメンコの舞踊劇としたものです。
江戸時代から文楽や歌舞伎はもちろんのこと、
昭和に入ってからも映画や演劇などでも
繰り返し上演されてきました。
当時、たつやは文化センターでの実行委員会のメンバーでした。
この舞台が鯖江で上演されること自体がとても珍しいことでした。
大都市以外の地方都市では極めて稀なことだったのです。
そんな舞台が鯖江に来ることをとても楽しみにしていました。

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フラメンコ曽根崎心中は衝撃的でした。
まさに魂を鷲掴みされたようで、
頭の先からつま先までが
不思議な電流のようなものに支配された感覚でした。
こんな世界があったんだ!
公演後に、その主役のお初と徳兵衛を演じた
フラメンコダンサーの鍵田真由美さんと佐藤浩希さんと
少しだけお話をすることが出来たのです。
何を話したかまでは覚えていませんが、
お二人は終始、笑顔を浮かべて、
舞台の上とはまったく違う
優しいオーラをまとった素敵な方たちでした。

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その後、フラメンコ曽根崎心中は2008年の福井、
2009年の横須賀、2013年の鯖江、
2014年の東京、新国立劇場、2015年の大阪シアターBRAVA、
2016年の静岡浅間神社、そして2018年12月の新国立劇場。
この公演はなんと平成の天皇皇后両陛下もご覧になりました。

曽根崎心中だけではなく、
鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団『アルテイソレラ』が
主催する公演は、ここ数年はずっと見続けています。
そんな風に追っかけしていることもあって、
アルテイソレラの舞踊団のメンバーや
ミュージシャンの方たちとも、すっかり顔なじみになりました。
公演後の打ち上げにも毎回のように参加させていただくようになり、
たつやのフラメンコに対する想いは大きくなるばかりでした。
いわゆる病膏肓に入るというやつですね^^;

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この小川未明フェスティバルは、
未明の生まれ故郷である新潟県上越市で、
過去に何度か公演を行っています。
この企画は小川未明のお孫さんに当たる
現代詩人の小川英晴さんが尽力して実現しています。
小川さんともここ上越で出会い、
毎回のように、アルテイソレラの公演でお会いします。
豪快で繊細で優しいけど時には厳しく・・・
本当に素敵な方です。

未明の代表作である
『赤い蝋燭と人魚』はどうしても鯖江の人たちにも
見てほしいと思い、2017年に鯖江市文化センターで
公演していただいたこともあります。

その他、『港に着いた黒んぼ』
『牛女』そして今回の『野ばら』です。
たつやはいずれも上越で観ています。

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今回の野ばらは、アルテイソレラの公演としては、
かなり小編成でした。
有難いことに出演者、皆さんと顔なじみになっていたこともあって、
リハーサルから昼食、そして本番、撮影、後片付け・・・
お見送りまでさせていただきました。

アルテイソレラの舞台は何度見ても、
魂が震えます。
これは理屈で説明することは不可能かもしれません。
身体一つで表現するのですが、
圧倒的な魂の力を感じるのです。
日々の努力に裏打ちされた肉体表現に
何か別の精神性いきものが宿る・・・
そんな感じでしょうか。

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たつやはこんな舞台芸術と出会うことが出来、
また光栄にも主催者や舞踊団の方々、
関わるミュージシャンの方たちとまで、
深いご縁をいただけたことに本当に感謝しています。

またこの舞台を必ず観に行きます。
一日も早い終息を祈っています。

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posted by たつたつ・たつや at 21:19| Comment(0) | コンサート・ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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