魅力的なエリアで、
時折、街中散策をする。
その中に山代コドンというお店がある。
普段はカフェとして運営しているが、
時折、ちょっとしたイベントや
面白い雑貨の販売などをしている。
このコドンが面白いのは、
運営のメインが何人かの移住者ということ。
それぞれの個性を生かした運営がなされている。
なので地元の人には気が付かない
地元の良さや、強みを見つけて、
それを表に出して、商品化して
地元を盛り上げている。
この日は加賀市に住む友だちから、
「今日の展示会はなかなか面白いよ。
いつもと雰囲気がガラリと変わってる。
担当している人のセンスが素晴らしい!」
と教えてもらった。
この日は展示会と販売をやっている関係で、
かなりたくさんのお客さんで賑わっていた。
いろんな商品が並んでいて・・・
たつやが一目見て、これ凄い!
と思った商品があった。
これだ!
このサボテンの器として使われているのは、
山中漆器の木地師さんが最初に作る
粗挽きのお椀。
その後、ロクロに付けられ、
薄く削っていき、ペーパーをかけて
お椀の木地となるが、
この商品は、粗挽きそのままに漆を塗り、
金属製のAという刻印の釘のようなものをあしらっている。
これには一目惚れした。
こんな感性は地元の漆器に携わっている人には、
出てこないだろう。
まさに移住してきた人だから
考えられた伝統工芸の新しい商品だと思った。
他には同じ器を使い、
一か所に穴を開け、
そこにはドライフラワーが一凛。
このセンスも素敵だ!
このその名もずばりARABIKIは
山中漆器と花や植物を組み合わせて出来た
新しい伝統工芸だ。
「少しだけ生活を美しくする日用品」
と書かれていた。
同じ山中漆器でも、お椀を買うニーズと
このARABIKIを購入するニーズは
まったく別で、まさに新しいマーケットを
作り出している。
こうした動きは全国の伝統産業でも
取り組まれている。
日本の伝統技術や職人さんの技と、
新しいクリエーターが出会うことによって、
生まれる新商品は新しい付加価値を生んで、
世界に通用する商品が生まれてくると思っている。
もうひとつ、たつやのツボにはまったのが、
このベンチ。
地元の製材所と一緒に作ったというこのベンチ。
こんなベンチが街中に溢れていたら、
それだけで楽しい町になっていくのではないだろうか。
このARABIKIやベンチを考案した藤永さんと
短い時間だったが、いろんなお話をさせてもらった。
奥様がこちらの方で、東京から移住してきたとのこと。
こうした伝統工芸があったり、自然豊かなこの地が、
とても面白いと言う。
また是非お会いしましょう!
と約束して別れた。
福井の伝統工芸にも是非力を貸して欲しいな。
山代コドン
石川県加賀市山代温泉通り24
営業時間:9時〜17時
定休日:火曜日・木曜日
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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