小浜市を中心としたエリアは若狭塗箸の産地です。
たつやもここ数年、小浜市へ通う機会が増えて、
必然的にお箸関係の方たちとのご縁も増えてきました。
近年、かなり機械化もされてきている塗箸ですが、
今でも伝統的な作り方をしている職人さんがいます。
牛丼の吉野家の公式通販サイトで、限定販売されている
若狭塗の夫婦箸はこちらで作られました。
一膳一膳、すべて手作業で作られます。
この本あわび貝を使った箸を製造できる職人さんは、
今ではもう数人になってしまっているとのことでした。
ご夫婦2人だけの作業場に伺った時は、
お二人ともがカットしたアワビ貝を一つ一つ
筆を使って箸の原木に糊付けしていました。
箸の原木は4面あるため、アワビ貝も4面に貼り付けます。
一面当たり3個のアワビ貝を使うので、
一膳では24枚の貝を貼り付けることになります。
これだけでも大変な作業です。
手慣れた様子で箸の原木に接着剤を塗り、
筆の先に付けたカットされたアワビ貝を
ひとつひとつ貼り付けて行きます。
角度がずれると箸の面と面一にならないため、
慎重かつスピーディーに貼り付けます。
見ていると大変な作業をしているので、
たつやが、これは大変ですね〜と声をかけると、
お二人にとってはこれが当たり前の作り方なので、
昔からこのやり方だからね〜と笑っていました。
その後は塗りの工程に入ります。
その昔はすべて色漆を塗り重ねていたのですが、
現在はアクリル塗料が使われます。
色を塗り、乾燥。
また違う色を塗り乾燥・・・と10回ほど繰り返します。
そこから研ぎ出します。
当たり前ですが、それも一本一本研ぐのです。
当然、粗い目のベルトサンダーからどんどん細かくします。
これはアワビ貝の箸ではなく卵の殻を使った塗箸ですが、
その工程を表しています。
一体どれだけの手間と時間をかけて、
アワビ貝付きに若狭塗箸が完成するのでしょう・・・
全行程を終えるのには数か月かかると言います。
こうして一膳一膳、すべて模様の違うお箸が完成するのです。
吉野家の外販事業部の方たちは、
この伝統的若狭塗箸を敢えて採用してくださいました。
もちろん他の箸に比べると高価になるのですが、
大量生産できないアワビ貝付き研ぎ出しの夫婦箸を、
限定100セット、現在も通販サイトで販売しています。
箸の頭の部分にさりげなく吉野家のオリエンタルマークが入っています。
ご興味のある方はこのサイトをご覧ください。
吉野家公式通販サイト
https://e-shop.yoshinoya.com/
この夫婦箸がセットになってるギフト商品です。
https://e-shop.yoshinoya.com/shop/g/g666214/
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
再び、北陸のブログランキングに参加します。
応援のポチをよろしくお願いいたします。
こちらをクリックしてくださいませ^^
北陸地方ランキング
記事2903回目