オーナーの藤原さんから、
今度、たくら小学校の跡地でマルシェをするので、
遊びに来てくださいと誘っていただいた。
聴けば11月20日の日曜日開催とのこと。
珍しく何の予定もなかったので、
行くよ〜と返事をした後、ふと思い付いた。
今回はお客様でなく、出展者として
参加したい!
青空の下でケリーケトルでお湯を沸かして
プレスでコーヒーを提供したい!
と急に降って湧いてきたのだ。
そして、その場で藤原さんに出店をお願いした。
越前市の自家焙煎珈琲のたちばなやさんにお願いして
コラボ店舗で出店することにして、
たつやはケリーケトルの実演販売をしてみることにした。
やる以上、美味しい珈琲を提供したいという想いで、
お水は小浜の名水『雲城水』を汲みに行った。
そしてコーヒーを入れるお湯はその水を使って、
すべてケリーケトルだけで沸かすことにした。
当然、ガスコンロや電気ポットを使えば、
簡単にお湯を沸かすことは出来るが、
この日は敢えて、燃料費のかからないエコな方法で
コーヒーを淹れることにしたのだ。
燃料は乾いた松ぼっくりや小枝、
それに廃材を細かく鉈で割ったものを使用し、
電気やガスには頼らずに、
天然のエネルギーを使うという
徹底的に効率を無視したスローなコーヒーやさん。
ケリーケトルとは、
100年以上前に作られたヤカンで、
水を入れる部分の内部が空洞になっていて、
底の部分から小枝や松ぼっくりを燃やすと
煙突効果により火が上がり、
その熱を使ってお湯が沸かせるというアイテムで、
近年はアウトドアだけでなく、
防災グッズなととしても人気がある。
慣れれば1.2リットルの水を3.4分で沸騰させることが出来る。
たつやはこのケリーケトルを知った8年ほど前から、
この商品に惚れ込んで、代理店資格を取って、
カンパネルラで販売してきた。
しかしながらカンパネルラが不定期な営業になり、
ほぼ休業状態なので、
ケリーケトルもあまり出ない状況が続いている。
もちろん、連絡をもらえれば販売可能なのだが・・・。
そんなこともあって、
超久しぶりにクラフトマーケットに参加して、
自分が楽しむつもりで、ケリーケトルと
燃料を持ち込んで、コーヒーやさんをオープンした。
当日はお天気にも恵まれ、
たくさんのお客さんが来られていて、
中には顔なじみの人も多く、
コーヒーも用意した分はほぼ完売状態。
肝心のケリーケトルは?というと、
売れたのは一つ・・・
という少々さみしい結果だったが、
何よりもやっていてとても楽しかった。
廃材を鉈や小さな斧を使って細かく割りながら、
それを燃料にしてお湯をただひらすら沸かす。
ただその繰り返しなのに、楽しく仕方ないのだ。
ちょうどお湯が切れてしまい、
新たにお湯を沸かすところからコーヒーを淹れようとすると、
出来上がりまで10分近くかかってしまうのだが、
それでもお客さんは納得してくれて、
待っていただいた。
ケリーケトルの真ん中の煙突から赤い火と煙が上がって、
中の水が沸騰してポコポコ言い出すと、
自然と人か集まってきて。興味深そうに覗いてくれる。
この日だけで2リットルのペットボトル8本を
ケリーケトルだけで沸かした。
珈琲用だけでなく、途中、あまりにもお腹が空いて、
カップ焼きそばのお湯も当然、ケリーケトルで。
久しぶりに野外で過ごして、
火を眺めながら、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる・・・
なんだかとても楽しく、一日中笑顔で過ごせた。
やっぱりいいな!ケリーケトル。
ご興味のある方はたつやまでご連絡ください。
現物を見ることが出来ますので^^
junchan.p@vega.ocn.ne.jp
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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