実行委員長をしていた。
みらい塾は夏休み期間中の3〜4日間を
公募した小学4年生から中学3年生までの
子どもたちと一緒に自然体験を大人たちと一緒にする
と言った主旨で行われていた。
この年の会場となったのは
池田町水海地区にある旧水海小学校跡地。
3泊4日のスケジュールで数々の体験メニューを
実行委員会自らの企画で行った。
メインテーマは「池田の龍伝説を探れ!」
企画部長をしていたKくんからの提案で、
巨大な龍を作ることになったのだが、
その時、地元の漆芸家でアーティストの窪田嘉政さんが、
ボランティアで龍の頭を作ってくれた。
その時の出来栄えには、驚かされたものだった。
あれから16年の年月を経て、
つい先日、その窪田嘉政さんに再会した。
風の噂では、彼がその後も漆芸の制作活動をしていることは
知っていたが、どんな作品を作っているのかは知らなかった。
鯖江市下新庄町にある彼のアトリエを訪ねた。
立派な古民家の玄関を入ると、
目の前には彼と、彼のお父さんである窪田嘉晴氏の作品が
ずらりと並んでいた。
嘉政さんの代表的作品のひとつがコレだ。
色紙大の大きさの漆を塗った木の板の表面を
丸刀、平刀、三角刀などを用いて、
模様や図柄を刻む。
その凹部に、金やプラチナの箔あるいは粉末などを
埋め込み、それを漆で定着させるという伝統的加飾技法。
漆を塗った板に三角刀や丸刀、平刀で掘っている(下)
彼の持つ温かい動物と楽器の世界が宇宙空間のような
小さな板の中に表現されている。
『シマウマとピアノ』
たつやが最も感動したのは、
カマキリとテントウムシが出会って
繰り広げられる物語だった。
窪田さんは
「ムシはあまり人気がないんですわ。
気持ち悪いって言われちゃうんです」
と笑って見せてくれたが、
たつやの琴線にはバリバリ響いてきた。
許可をいただいて、作品のいくつかの写真を撮らせてもらい、
ブログ掲載の許可もいただいたので、
是非とも紹介したい。
乱暴もので嫌われていたカマキリくんが、
テントウムシくんと出会って、
いろんな虫が楽器になってくれて、
それをカマキリくんが演奏するという物語。
ここからはたつやの想像の世界だが、
やがてカマキリくんは人気者になり、
たくさんの虫の仲間たちと森の音楽会で、
オーケストラの指揮者になっていく・・・
そんなことを考えさせてくれる
とても心温まる連続作品だった。
彼の夢はこのカマキリくんの物語を
作品展として発表すると同時に、
一冊の絵本として世に出したいとのこと。
是非とも実現して欲しいと思っている。
それにしてもこんな近くに、
こんなに素晴らしい作品を作っているアーティストが!
しかもずっと前からご縁をいただいていたことに、
驚くと同時に感謝している。
またたつやのブログでも彼の活動の様子を
お伝えしたいと思っている。
もし彼の作品を直接見たいと思われる方がいらっしゃれば、
是非、ご連絡くださいませ。
たつやがご案内いたしますので。
junchan.p@vega.ocn.ne.jp
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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