次のような挨拶が載っている。
当店のある若狭小浜は、古来より若狭の海の幸を京へ運んだ
「鯖街道」で知られているように、古くから京都とのつながりが深く、
京文化が根付いた若狭随一の「花街」として栄えてきました。
芸妓たちが唄や踊り、三味線などの伝統芸で宴席に華を添え、
おもてなしするのが花街の「お茶屋文化」です。
当店は創業以来38年間、この伝統を大切に受け継いで参りました。
若狭小浜へお越し際は、当店にてお茶屋ならではの
「おもてなし」をお楽しみ下さいませ。
皆様のご来店、心よりお待ちしております。
たつやが播磨さんを訪ねたのは、
もう3年ほど前のことで、
小浜市でも名士のとある会社の社長さんに
連れて行ってもらったのが最初でした。
小浜市三丁町はとても風情のある佇まいで、
かつて最盛期には48軒ものお茶屋さんがあったそうですが、
その中で唯一、現在もお茶屋文化を受け継いでいるのが
この播磨さんです。
美味しいお料理とお酒をいただきながら、
女将さんとの楽しい会話や、お三味線を聞いたり、歌ったり、
普段、このような機会がないたつやにとって、
とても印象に残った経験でした。
さて、1年ほど前から播磨さんは、
お座敷遊び体験が出来るようになったと聞いて、
仕事仲間と一緒に行ってきました。
小浜市界隈もインバウンドで外国人観光客が、
少しずつ増えているようです。
そこで播磨さんのお座敷遊び体験も、
県外からのお客さんや、外国人観光客に人気のようです。
お座敷遊び体験は信じられないくらいリーズナブルで、
お一人様 1,500円。(今のところはこの価格と聞いています)
但し、2~6名様までで、時間は30分~40分
小学生以上は参加可能とのことです。
お弁当を付けてランチ付きでも5000円ほどで体験も可能です。
この日、教えてもらったお座敷遊びはふたつ。
一つ目は『こんぴらふねふね』
2人向き合って、このお銚子を入れる木製の器を、
叩いたり、取ったりするという単純なお遊びなのですが、
いくつかルールがあって、覚えるには数回練習が必要です。
ただ簡単なのですぐに把握出来ます。
これが実に面白い!
勝っても負けても、皆がゲラゲラ笑ってしまうのです。
たつやVS税理士の先生との対決は1勝4敗と
完全に負け越してしまいました。
そして二つ目のお座敷遊びが、『投扇興』(とうせんきょう)。
投扇興とは日本の伝統的対戦型ゲームの一種で、
桐箱の台に立てられた「蝶」と呼ばれる的に向かって扇を投げ、
その扇・蝶・枕によって作られる形を、
源氏物語や百人一首になぞられた点式にそって採点し、その得点を競う
というものです。
これが実に奥深い。
というか、あまりにも面白くて、たつやははまりそうです。
扇子を投げるにはある程度のコツが必要で、
最初にはその練習をします。
割とこの手のもののコツを掴むのは、
自分でいうのもナンですが、結構得意です。
桐箱の上に乗せた蝶を目がけて、
扇子を投げると、扇子はクルリと一回転して、
蝶に当たって、落とすのですが、
その扇子の位置や蝶の位置、
そして扇子や蝶の立ち姿によって、
複雑な点数が決まっているのです。
点数表を見ると実にたくさんの種類がありますが、
これでもごく一部なのだそうです。
各自10回投げて、その合計点数で勝負するのですが、
これなら楽勝だと思っていたのに、
最後の10回目に逆転されて、
またもや税理士の先生に負けてしまいました。
残念ながら、この楽しさを文章や写真でお伝えすることは、
不可能です。
やっぱりやってみないことにはわかりませんね。
日本人って、風情のあるお遊びをしていたんだなぁ・・・
古き良き時代の粋な遊び体験は最高に楽しかったです。
お弁当付きでも一人5000円ほどで楽しめるプラン、
女子会とかにもおすすめです。
もちろん男子も^^
予約やお問い合わせは播磨さんへどうぞ。
料亭『播磨』
福井県小浜市小浜香取3番地
Tel:0770-52-0362
https://harima-obama.jp/
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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記事2877回目
この数か月後に宴会を播磨さんでやった時に、これでめちゃめちゃ盛り上がり、皆大笑いしました。