石徹白村を福井県にしなかったことだ!
30年前に、たつやは福井県民の意識改革運動
誇りの国創造運動デザインコミュニティふくい
という団体に所属していた。
デザインコミュニティ、通称デザコミでの活動は、
たつやの感性を作り上げる原点にもなった。
有名観光地よりも誰も知らないような田舎の中に、
ふくいの宝ものがある・・・。
当時は、何万件と集まったふくいの宝を検証し、
広報誌を作る委員会に所属し、
県内の誰も知らないような街角の風景や、
お店、旅先で出会った人たちのことを取材し、
写真を撮り、文章を書いていた。
その頃、先輩から聞いた言葉が、
一番はじめに書いた文章である。
いとしろ・・・という言葉だけでは、
どんな字を書くのか想像できなかったが、
調べてみると、石徹白という漢字だった。
そんなところなら行ってみなくては・・・
と思いながらもなかなか行く機会はなく、
時は流れてしまった。
石徹白村(いとしろむら)は、
かつて福井県大野郡に存在した村である。
九頭竜川の支流である石徹白川上流に存在した。
昭和の大合併の越境合併により、
大部分が岐阜県郡上郡白鳥町(現・郡上市)に編入されたが、
一部は大野郡和泉村(現・大野市)に編入された。
昭和の合併の時代には住民と行政の間で、
いろんな問題があり、結局、石徹白村は岐阜県となってしまった。
昨年の10月、
大野市にある宝慶寺から国道158号線を和泉村を目指す。
九頭竜駅を過ぎたところで、左折。
山奥に進むにつれて、道幅はどんどん狭くなってくる。
すぐ右手には石徹白川が流れている。
そのうちクルマ一台しか通れない道になるため、
向こう側から車が来るとすれ違いが出来ない。
ただ交通量は極めて少ないが、季節の良い週末は、
何台かすれ違うことがある。
石徹白に入ると驚くほど空気感が変わる。
それになんて美しい日本の風景が残っているのだろう。
空が広い!
こんなに山の中に入ってきたはずなのに、
広い大地が現れて、驚いた。
左手に白山が見えるが、
他の山々は石徹白村を囲むようにあって、
そこだけが広大な大地となっているのだ。
ここが聖地であることは、肌で感じることが出来る。
変な表現かも知れないが、
UFOが着陸するなら、こんな場所を選ぶのではないか?
一軒一軒の家には薪が並べられ、
畑があり、採れた豆を干す風景が当たり前で、
たつやは瞬時にこの土地の素晴らしさに魅せられてしまった。
そこかしこに美しい宝箱がある。
30年前に先輩が言っていた意味がよく分かった。
ここで紹介した写真は、昨年10月と今年5月に訪れた際のものを
アップしているので、季節感はバラバラですが、
きっと四季を通じて、まだまだ魅力的なところがあるのだと思います。
最近は一眼レフを持たない旅が慣れてしまったのですが、
これからまたブログを再開したので、
ちゃんとカメラを持ち歩こうと思っています。
コレ、九頭竜駅で食べたマイタケご飯弁当。
美味しかった〜^^
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
再び、北陸のブログランキングに参加します。
応援のポチをよろしくお願いいたします。
こちらをクリックしてくださいませ^^
北陸地方ランキング
記事2871回目
懐かしい想いで文章を読ませてもらいました。
私も当時は、あちらこちらとふくいの誇り(宝)を探して町歩きをしたものです。
デザコミお会いしていたんですね。
私はこの活動がなければこのブログもなかったと思っています。
ずっとデザコミでの実体験が生かされていると感じていて、忘れることはありません。
よろしければ『旅先にて・福井県内編』を覗いてみてください。福井の宝がたくさんあると思います。