15年前の講演会でお聞きした話は今でも鮮明に覚えています。
おもちゃを集めてきて、それをはじめてレンタルすることになり、
そのお礼として謝金が来た・・・
これこそが「おもちゃの恩返し」だと言われました。
そのコレクションが雑誌ポパイに掲載され、
その時に載っていたのが、元、皇室の別荘だったという
海を庭にしてしまった白亜の家だったのだそうです。
以来、北原さんはずっとその夢を追い続けて、
15年後にこの家に住むまでになりました。
そして北原さんは自分の家族や友だち、そしてファンのために、
自宅を開放して、ライブパーティーやガーデンパーティーや
勉強会などを年に数回行っているのです。
たつやの夢が初めて叶ったのは、
なんでも鑑定団の見学の3ヶ月後の2017年10月23日のことでした。
折しもその前日には超大型の台風21号が上陸し、関西から関東まで、
被害をもたらしていたのです。
前日の夜に北原さんの会社のスタッフTさんから、
ライブ縮小のお電話をいただきました。
前日の台風で北原さんのご自宅も被害にあい、
先着50名だけのライブになりましたとのことでした。
お天気次第で150名可能のライブイベントだったのですが・・・。
たつやは先着50名には入っていなかったので、
残念ながら参加は出来ないというお話でした。
あぁ、残念!だけど仕方ないかぁ・・・
と一瞬落ち込んだのですが、スタッフTさんに、
「あの〜、実は私は福井から参加なのですが、
もう横浜に来ているんです。
万が一、万が一キャンセルが出たら、
私を一番にしていただけませんか」
そして当日の朝、Tさんから電話がかかってきました。
どうぞいらしてくださいと。
ツイテル〜!北原さんから教えてもらった魔法の言葉が
自然に口から出てきました。
横浜の桜木町で待ち合わせてバスに乗り、
横浜の北原さんのブリキ博物館へ行きました。
あの時、たつやにこのパーティーのことを
教えてくださったスタッフさんとも再会し、
今日の奇跡を喜んでくれました。
バスの中では、何と北原さん自身が、
バスガイドさんのように、1時間の道のりを、
ず〜っとお話をしてくださいました。
それも参加者が爆笑したり、時にはとても心に残る話も。
見てもらったらわかるけど、
佐島の家はもうぐちゃぐちゃなんだよ。
俺はもう悲しくて悲しくてたまらないんだよ。
あの家は僕のコレクションの一部だから、
コレクションが傷つくって、わかるでしょ?
俺の気持ち!
だけどさ、俺は今、幸せなふりをしているんだよ。
そしてそのふりをしていると、本当に幸せになるんだよ。
台風一過の佐島の空は美しい青空が広がっていて、
海の向こう側に富士山が見えるところに北原さんの家はありました。
家の中は全部開放で、好きに見学してもらっていいとのこと。
ただ台風の被害であちこち傷んでいるから気をつけてください。
それにこっちのトイレが壊れちゃったから、別棟のを使ってね。
さっきまで停電だったんだよ。
もうライブ出来ないかなぁって話してたらバンドメンバーが
アコースティックでもやろうよ!と言ってくれたんだよ。
それで縮小はしたけど今日はご機嫌なライブをやろうとね。
スタッフや近所に住む俺の仲間が何事もなかったかのように、
家の中を全部きれいにしてくれた。
ありがたいよね。
これは後から聞いたのですが、
この芝生の周りには全部、フェンスがあったけど、
全部流されてしまったので、
白いガーデン用のチェアを並べていたのだそうです。
海の向こうに富士山を望む曲面ガラスは、
波のために粉々になってしまい、こうして板が当てられています。
オシャレなフードやドリンクが用意され、
あちこちで参加者たちが記念撮影をしています。
一人で参加したたつやにもいろんな人たちが話しかけてくれて、
フェイスブックでのお友だちになったりしました。
ライブは北原さんがバンドを組んでるテミヤンバンド。
なんて贅沢なライブなんだろう!
最高のロケーション、最高の音楽、最高の天気。
憧れの人の自宅、素敵な参加者たち・・・。
ライブの途中、北原さんから
母屋のトイレが使えるようになりました
というインフォメーションがあり、一人の若い男性が呼ばれました。
あのさー、すごいと思わない?
彼、今日俺のライブに宮崎から参加してくれたんだけど、
うちに来てトイレを見るなり、
近くにホームセンターがないか?って聞くんだよ。
そしたら彼、水道の仕事してて、
材料を買ってきて、さっき直してくれたんだよ。
会場から大きな拍手が起こりました。
スタッフや友だちがライブの準備をしてくれて、
アコースティック覚悟してたら、さっき電気が通って、
いつもお世話になってるレストランから美味しい料理が届いて、
こうしてトイレまで直っちゃって、
俺、本当についてるよな〜。
感謝とありがとうはホントに奇跡を起こすんだよ!
楽しく幸せな時間はあっという間に過ぎていきます。
でも帰りのバスの中も北原さんは横浜に着くまで、
ず〜っとお話をしてくれたのです。
さっき、水道直してくれた黒松くん、
あいつさっき俺のところきて、
証人になってくださいって言うんだ。
なにかと思ったら、彼女連れてきてたんだけど、
その子に俺の目の前で結婚してくださいってプロポーズしたんだよ。
えええええええええ!?
すご〜い!
キャーステキ〜
バスの中は大盛り上がりです。
最後の最後まで北原さんは参加者を楽しませてくれたのでした。
その時の黒松さんとはその後もフェイスブックでの交流があります。
またたくさんの素晴らしい参加者たちとも新しい出会いがありました。
参加して良かった!というか奇跡が起きて参加出来て本当に感謝です。
この日は一生忘れられない日となりました。
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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