それに60歳という歳は本当のお爺さんだと思っていた。
それが当たり前のように時が過ぎて、今年の7月29日に還暦を迎えた。
無事に還暦を迎えることが出来たことに感謝して、
これからの日々を過ごしたいと思う。
さてたつやは本当に出会いに恵まれていて、
たくさんの素晴らしい人たち、魅力あふれる人たち、
そして尊敬できる人たちと年齢性別に関わらず、
たくさんのご縁をもらっている。
今回も、誕生日の夜に出会った奇跡のお話。
ご縁のある人とは、ちゃんとつながるんだということを実感した
不思議な経験だった。
今年の誕生日は月曜日だった。
会社に行くと、宅配便が来て、
中を開けてみると、京都のお友だちから、
還暦祝いの赤いネクタイとピンバッチが送られてきた。
たつやの好みとドンピシャ!
とてもうれしいサプライズプレゼントだった。
夜は福井新聞社で行われた勉強会に参加した。
イタリアのラグジュアリーデザインの企業戦略というテーマで、
2時間ほどのセミナーだった。
日本の伝統工芸も参考になる話だった。
セミナー後、お友だちを誘って、
帰りに食事に行くことにした。
9時を回っていたので、とてもお腹が空いていた。
福井市順化にあるラタフィアというワインバーへ行くことにした。
月曜の夜。
ラタフィアはカウンターに2人のお客さん。
テーブル席に2人。
そしてたつやたち2人だったが、
間もなくテーブル席の人が帰って、比較的静かな夜だ。
ラタフィアのマスターに今日はお腹が空いていることを伝えて、
サラダや前菜の盛り合わせ、そして最後にパスタを頼んだ。
この日はいつも以上に美味しく感じられ、
最後に食べたパスタは更にその上を行く味に感動した。
ソースが濃厚で生ハムの切れ端とかで出汁を取っているのではないか?
奥行きのある深い味わいのパスタに驚いた。
お友だちからはこれまたサプライズで、
手作りのバラのコサージュをプレゼントしてもらった。
何て幸せな還暦誕生日なのだろう。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、
気が付くと時計の針はもう少しで12時。
そろそろ帰らなきゃ。
たつやはカウンターに行って清算を済ませ、
マスターに今日の料理やパスタの感想を伝えた。
やはりイベリコ豚の生ハム自体を細かく切って入れたとのことだった。
お礼を言って、帰ろうとしたその瞬間だった。
カウンターに座っていた若い二人の男の子の一人が、
たつやに向ってこう言ったのだ。
「この羊、めちゃめちゃ美味しいです。良かったら食べませんか?」
えっ!?他にお客さんはいない。
たつやに向って、そう言ったのは間違いない。
一瞬戸惑ったが、こんな好意は受け取りたい!
喜んでご馳走になることにした。
確かにその羊は美味しかった。
彼ら二人は福井大学の医学部に通う学生さんだった。
たつやは今日は還暦の誕生日だったこと、
そしてこんな見ず知らずの親父に声をかけてくれたことの感謝を伝えて、
2人に名刺を渡して帰った。
その翌日のことだった。
以下、続く
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