2009年〜2013年頃までは、よく石窯パーティーなるものを企画していた。
石窯を作った一番の理由は、仲間が集まる場所を作りたかったから。
火があって美味しいものがあれば、必然的に人が集まって、
楽しく美味しく、そしていろんな人たちの出会いが広がると思っていた。
それは想像をはるかに越えて、そこからいろんなものが生まれて行った。
ちょうどその頃、うちのすぐ近所にあったパン屋さんが、
今までとは違ったパンを販売するようになって、
店員さんもおじさんから若い女の子に代わった。
女の子は広島県出身で、そのパン屋さんの息子さんのお嫁さんで、
いつも明るく元気で、お客さんからも人気があった。
ある日のこと、たつやが石窯を作ったことを彼女に伝えると、
「うちの旦那さん、石窯に興味を持ってると思いますよ」
と言った。
数日後に、その旦那さんはたつやが作った石窯を見に来た。
「ここでパンとかピザとか焼いてみたいんだよね」と言うと、
彼は「なんか持って来ましょうか?」と答えた。
たつやは石窯を作ったけど、ピザ生地もパン生地も作れない。
彼は石窯でパンを焼いてみたいと思っていた・・・
想いが合致して、しばらくしてテストをしてみることになった。
どれくらい火を焚けばパンを焼ける温度に上がるのか?
火を出した後、どんな風に温度が下がっていくのか?
などは試行錯誤して、だんだん石窯の癖がわかっていった。
一枚のピザを焼くためには、窯の温度を250℃くらいまでは上げる必要があった。
それには少なくとも6時間以上、窯の火を焚き続けないといけない。
ということは、ピザを一枚焼くのも、
20枚焼くにも使う薪の量はさほど変わらないということだ。
だったら数人で楽しむのも、何十人で楽しむのも、
同じ手間暇で済むのだ。
以来、そのパン屋の若旦那は、
たつやの石窯パーティーではなくてはならない存在となった。
石窯パーティーはこの数年間で30回くらいはやったかもしれない。
これは2010年に行った石窯パーティーのブログだ。
懐かしい顔ぶれだ。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/148328282.html
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/148435722.html
その後、パン屋さんご夫妻は、鯖江の店を閉めて、
福井市内にペール・メールというパン屋を出店した。
そして数年前に、奥さんの地元の広島県福山市に移転オープンした。
福井から広島に移転するときに、
福井県内のペール・メールファンは悲しんだ。
たつやもとても残念に思ったが、
広島での再出発を祝福して見送った。
福井を発つ数日前には、最後の石窯パーティをして、
彼ら4人家族と仲間が集まって、お別れをした。
あの頃に比べたら、パンの種類も増え、
広島でも大人気のパン屋さんとなった。
2017年の11月、ペール・メールを訪ねた。
女の子だと思っていたリカちゃんは、すっかり2人のママで、
ちょっぴり大きくなった感はあるものの、
相変わらずの笑顔と元気を見せてくれた。
旦那の守さんも、さらに腕を上げて、
本当に美味しいパンを焼き続けている。
再開をハグして喜び合えるのは、本当に幸せなこと。
先日もお取り寄せしたけど、
何を食べても本当に美味しくて・・・。
また福山まで行こうと思っている。
ペールメール
広島県福山市駅家町坊寺230
TEL:084-976-1118
営業時間:月,火,木〜日 9:00〜18:00
定休日:水曜日
やっぱりたくさんの方にブログを見ていただきたくなりました。
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