2007年06月27日

アンティークC/S・パラゴン編

たつやの珈琲デビューは、高校生の時。
70年代終わりの喫茶店は、
日替わりで、ストレート珈琲をサービス価格で出していたり、
珈琲にちょっとしたおつまみがついていたりした。

それに、その店の常連さんになると
自分専用のカップ&ソーサーを置いてもらい、
行くと、それに珈琲を入れてくれた。

それが、高校生のたつやにとっては、
煙草と同じように大人への入り口のように思えた。

http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/22302448.html

それ以来、珈琲はたつやにとっては
なくてはならない存在になった。


para8.jpg

カンパネルラでアンティークのC/Sを取り扱うようになって、
たつやの感性を魅了して止まない窯がある。

para1.jpg

PARAGON(パラゴン)という英国の窯だ。
美しい色使いと、華麗な花が、大胆な構図の中に描かれていて、
しかも、焼きが非常にしっかりしている。
そのため、焼きの甘い窯で見られるような貫入などはない。

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数年前に、いくつか仕入れたが、今でも少し残っている。
安いモノではないため、一年に数客しか売れないが、
このC/Sの良さを理解し買ってくだったお客さんが、
家で珈琲を飲む時に、ひとときの贅沢な気分を
味わっていただけたら、嬉しく思う。

para3.jpg

para5.jpg

ひとときの珈琲タイムを、お気に入りのカップで
いただけば、きっと極上の珈琲になるでしょう。


para7.jpg

このカップグッド(上向き矢印)はパラゴンではなくエインズレイという窯のもの。
でも生産された時期も同じ1930〜40年代で、お気に入りハートたち(複数ハート)です。

パラゴン(PARAGON)
パラゴンの前身の窯が1900年にスタッフォードシャーに
スターチャイナという会社名で開窯したがパラゴンという
商標名はすでにこの時から使用されていた。
会社名をパラゴンチャイナへと改称したのは、1920年。
この頃から名窯としての 地位を確立した。
現皇太后であるエリザベス女王の母も
パラゴンの作品の美しさに魅せられ、
自ら窯場まで何度も出向いたというエピソードも残っている。
そして1930年代に入るとパラゴンは窯としての全盛期を迎える。
オリジナリティーあふれたパラゴンの作品は、
花や蝶をモチーフにして優しい色合いのアール・ヌーボー風や、
大胆な構図に実用性と可憐さを兼ね備えた
アール・デコ風が多く見られる。


カンパネルラ 
福井県鯖江市本町2-2-22
0778-52-5515
木曜日定休・日曜日不定休
営業時間11時〜18時

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posted by たつたつ・たつや at 23:16| Comment(9) | TrackBack(0) | アンティーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴しいカップにどんなコーヒーを注ごうかって、迷ってしまいますね。
Posted by 山賊 at 2007年06月28日 01:32
はじめまして。
今まで何度となくおじゃましてたんですが、本日「お気に入り登録」させていただきました。

こういう綺麗なカップ、昔実家にもありました。そしていくつか割ったような気が…

またおじゃまします。
Posted by あじゅん at 2007年06月28日 18:44
私の喫茶店デビューも高校生の時でした
レトロ アメリカン調の壁紙にテーブルと布張りの椅子
「純喫茶蔵王」
ここは 
トーストとゆで卵が飲み物を頼めば食べ放題!!
今思えばなんとも不思議な空間でした^^
もちろん私も大人気取りでした〜
けど たつやさんの喫茶店のように品はなかったなぁ(笑)
な〜んだか美味しい熱くて濃〜い珈琲が飲みたくなりました

素敵なカップでね^^

Posted by mama at 2007年06月28日 22:04
山賊さん、いらっしゃいませ〜。
美味しい珈琲が、更に美味しくなるのは、
カップだと思うんですよね。
勿論、目の前に座る人が一番の要素ですが^^;

カップは黙って、ずっとそばにいてくれますよん。
Posted by たつや at 2007年06月28日 22:45
あじゅんさん、ご訪問、コメント、
それにお気に入りへの登録もありがとうございます。

ご実家にあった素敵なカップって、どこのメーカー
だったのでしょうね。
今度帰る機会があれば、割れずに残ったカップを、
一客持って帰って、使われてはいかがですか?

思い出と共に味わえる珈琲になると思いますよ。
Posted by たつや at 2007年06月28日 22:49
mamaさん、
純喫茶蔵王ですか〜^^;
時代を感じさせるネーミングですよね。
今になって考えると、純喫茶に対して、
不純喫茶があったんですかねぇ?

そ、それにしても、飲み物代金だけで、
トースト、ゆで卵食べ放題って???

きっとその店は、今はないでしょうね・・・

そんなことを思い出しながら飲む
温かい一杯の珈琲がまた美味しいんですよね。
Posted by たつや at 2007年06月28日 22:51
飲み物は、アルコールとコーヒーだけで満足できる私にとっても、コーヒーは大人への入り口だったように感じています。小学校の時、ボーイスカウトの隊長さんが自宅のコーヒーミルで、ガリガリ、、部屋いっぱいにコーヒーの香り。。。お〜なんなんや〜その時の感覚は会社でコーヒーを立てて会社に香りが広がる、今でも同じ感覚でハッピーな気分になります(笑)エスプレッソ大好きな私は、リチャードジノリですね。「ベッキホワイト」がいい。
Posted by レジェ at 2007年06月30日 09:18
私にとっても、コーヒーは大人への入り口だったように感じています。小学校の時、ボーイスカウトの隊長さんが自宅のコーヒーミルで、ガリガリ、、部屋いっぱいにコーヒーの香り。。。お〜なんなんや〜その時の感覚は会社でコーヒーを立てて会社に香りが広がる、今でも同じ感覚でハッピーな気分になります(笑)エスプレッソ大好きな私は、リチャードジノリですね。「ベッキホワイト」がいい。
Posted by レジェ at 2007年06月30日 09:29
レジェさんの珈琲デビューは小学生ですか・・・?
やはり早熟というか、○○というか・・・^^;

エスプレッソはたつやも好きです。
というかエスプレッソマシンがいっちゃん好き!
イタリア製とかで、オシャレなマシンがあると
つい欲しくなっちゃうのでは???

でしょ、でしょ、わかります。
だってたつやもおんなじですもん^^
Posted by たつや at 2007年07月01日 20:52
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