2017年05月11日

如意輪観世音菩薩@中宮寺

連休の中日、5月1日の夜、
「・・・奈良・奈良・奈良・・・そうだ奈良へ行こう!」
と天のささやきが聞こえた訳ではないのですが、
急に奈良へ行きたくなりました。

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明日(5月2日)の仕事が終わったら、すぐに奈良へ行こう。
どっかリーズナブルなホテルが空いてないかなぁ。
ネットで検索してみたら、
たつやが東京へ行った際に時々利用するスーパーホテルの
奈良・大和郡山店が一部屋だけ空いていたのです。
これはもう行くしかない!
天然温泉が付いていて、朝食・駐車場が無料で、
しかも口コミの評価がかなり高いので、
すぐに予約を入れました。

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奈良へ行くということしか決めずに、奈良に向かったので、
大和郡山がどこにあるのかさえ、知らずに車を走らせました。
連休後半の直前ということもあって、
奈良市内へ行く国道は多少、混んではいるものの、
夜の9時前に宿泊先のホテルへ到着しました。

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部屋は2段ベッドがある清潔感ある空間で、
まだ建物自体が新しいこともあって、
とても居心地が良く、コスパの高いホテルでした。
天然温泉のお風呂に入って、すっきりして
ホテルラウンジに置いてあった奈良の旅行ガイドを一冊手に取って、
ペラペラとページをめくっていて、
ふと手が止まりました。

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アルカイックスマイルの飛鳥仏に会う
[中宮寺]菩薩半跏像
優雅に微笑む飛鳥仏の代表作

なんと美しい観音様なのだろう!
明日はココへ行こう!
奈良へ行こうって急に思ったのは、
もしかするとこの観音様に会うことだったのでしょうか?

中宮寺の場所を探してみると、
ホテルから車で30分もかからない距離で、
あの有名な法隆寺のすぐ隣にあることがわかりました。
明日の朝は早起きして、ここへ行こう!

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朝食を終えて、すぐに法隆寺へ向かいます。
観光客用の駐車場に車を停めたのですが、
朝早いこともあって、観光客はほんのわずかでした。

小学校の修学旅行で来た記憶がかすかにあります。
五重塔や夢殿の前でクラス写真を覚えています。
法隆寺の境内はとても広く、じっくり見ていると、
ここだけで半日以上、費やしてしまいそうなので、
結構、早めに回って、少し離れた夢殿へ向かいました。

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夢殿から目指す中宮寺は目と鼻の先にありました。
拝観料を払い、中庭を通って、お寺に行きます。
池の上を通って、階段を上がって、本堂に入ると、
正面にあの美しい観音様がいらっしゃいました。
観光ガイドブックには、菩薩半跏像と書いてありましたが、
正式には如意輪観世音菩薩でした。

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拝観に来られた人は、目の前に座って、
説明の録音を聴くことが出来ます。
もともとは色がついた木製の観音様だったのですが、
長い年月の蝋燭や線香の煙によって、
今の漆黒の観音様になられたということでした。

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たつやは角度を変えて、
結構長い間、この観音様と対峙していました。
何か観音様からメッセージでも来ないかなぁ・・・
と期待していたのですが、
凡人のたつやには何もわかりませんでした^^;

ただただ美しい!
なんと魅力的な微笑みなのでしょう。

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後から聞いて驚いたのですが、
アルカイックスマイルとは古典的微笑みのことで、
その代表的なのが、この如意輪観世音菩薩なのだそうです。
「世界の三つの微笑像」は、
レオナルドダビンチのモナリザ
エジプトのスフィンクス
そしてココ中宮寺の国宝でもある如意輪観世音菩薩
なのだそうです。

お寺の売店で、この如意輪観世音菩薩の
絵葉書を3種類と大きな写真を一枚、買いました。
もちろんお寺では撮影が出来ませんが、
こうして家に帰ってからもじっくり対峙することが出来ます。
大きな写真は額に入れて、たつやの机の横に飾りました。

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中宮寺HPより抜粋
国宝 菩薩半跏像(如意輪観音)について
東洋美術における「考える像」で有名な、思惟半跏のこの像は、
飛鳥時代の彫刻の最高傑作であると同時に、わが国美術史上、
あるいは東洋上代芸術を語る場合にも
欠かすことの出来ない地位を占める作品であります。
また国際美術史学者間では、この像の顔の優しさを評して、
数少い「古典的微笑(アルカイックスマイル)」の典型として高く評価され、
エジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで
「世界の三つの微笑像」とも呼ばれております。
半跏の姿勢で左の足を垂れ、右の足を膝の上に置き、右手を曲げて、
その指先きをほのかに頬に触れんばかりの優美な造形は、
いかにも人間の救いをいかにせんと思惟されるに
ふさわしい清純な気品をたたえています。
斑鳩の里に伝統千三百余年の法燈を継ぐ中宮寺の、
この像は、その御本尊として永遠に私たちを見守ってくださるでしょう。








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posted by たつたつ・たつや at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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