味真野小学校は、小学校であると共に、
校庭の桜の木が越前市の観光スポットの一つとなっている。
桜の種類はエドヒガンで、高さ約15m、幹回り約3m、
枝張りは南北約17m、東西に約20m、樹齢は約150年とされる。
平日、授業が行われている時間は校内での見学不可である。

1905年(明治38年)旅順要塞攻略に伴う戦勝記念として、
現在の味真野小学校の前身となる清雅小学校の校庭へと移植された。
1929年(明治42年)には味真野小学校の移築に伴い現在の場所へと移された。
この時、桜の木は校舎の横に立っていたが、
1978年(昭和4年)の新校舎竣工に伴い旧校舎が取り壊されたため、
校庭の中央に位置することとなった。
1978年(昭和53年)11月1日、武生市(のちに越前市に合併)により
味真野のサクラとして文化財(天然記念物)に指定された。

樹齢が150年ということなので、このエドヒガン桜は
明治・大正・昭和・平成というそれぞれの時代を見続けてきたのでしょう。
当たり前のことなのかもしれませんが、
毎年春になれば、臼ピンクの美しい花を一杯に咲かせたのだと思います。
それも一度も休むことなく、150回繰り返したのだと思うと、
自然が持つ不思議な力を感じます。
150回のうち、たつやが訪れたのは、ほんの十数回。
こうして撮影をするのは、たったの3回。
だけど、人それぞれの物語が、150年間あったということでもあります。
撮影した方々、それぞれの物語が、
この写真の中にわずかでも表現出来たら幸いです。








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