ホントに出会いって不思議。
まさかあの時のご縁がずっと続くなんて。
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実はたつやはこのねむさんの油絵の個展を9月に企画したのです。
そのことに関してはまたゆっくりブログでも紹介しようと思っています。
あの頃はあまりにもいろんなことが忙し過ぎて、
ブログでも告知したかったのですが、それすら出来ませんでした。
電気もガスも水道もない掘立小屋の中で、
ロウソクの光を頼りに油絵をずっと描いてたねむさん。
在日韓国人2世として、大阪西成で生まれ、
放浪ばかりしていたそうです。
たつやはねむさんの絵がとても好きだったのに、
ねむさんは描いたことだけに満足し、
描いた絵を燃やしてしまうのです。
ねむさんにとって絵は人に見せるものではなく、
自分自身と向き合う時間の表現のひとつだったのでしょう。
だけど、70を前に、一度くらい個展をしてみたらと、
何度か通って説得して、それが9月の個展につながったのでした。
個展が終わって、すぐにねむさんに会いに行きたいと思っていながら、
ようやく行けたのは11月も半ばのことでした。
個展を企画したこともあって、
ねむさんの家族、れいちゃんやソウルくんとも、
とても仲良しになりました。
だから今回はねむさんだけでなく、ねむファミリーに会いに行きました。
ちょうどその日は、ねむさんの村の人たちの収穫祭をしていました。
たつやにすれば、ねむさんファミリー以外はすべて初対面。
それなのに、何の違和感もなく、す〜っと受け入れてもらいました。
集まっていたのは5.6家族で、子どもたちを入れても20人くらい。
餅つきをしていたところへお邪魔したものだから、
着いてすぐに搗きたてのおろし餅を食べさせてもらいました。
そこから次々といろんな美味しい食べ物が出て来ます。
それもすべてこの地で採れた無農薬の野菜やお米。
この辺りは過疎化がひどく、若い人がどんどん減ってしまったのですが、
最近になって、別の地域の人が無農薬の栽培地を求めて、
少しずつ集まって来ているのだそうで、
同じ価値観の人が、こうして秋の収穫を祝って集まっていたのでした。
ねむさんの古い友だちのマリオさんが、
天然酵母のパンと手打ちパスタを作ってもってきてくれます。
そのうちマリオさんはギターと尺八を出してきて、
演奏会が始まりました。
日系ブラジル人のマリオさんは、本場ブラジルのサンバを歌います。
それに合わせて、ねむさんが空き缶を叩いて、
適当に一緒に歌うのです。
それを聞くとも聞かずとも、
それぞれが食べたり、話したり、遊んでいたり・・・。
何て豊かな光景なのだろう。。。
たつやはねむさんに強烈に魅かれた。
そしてこのご縁が続いて、広がっていく・・・。
それってとても素敵なことだな。
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ラベル:石川県