2016年11月07日

平等院

京都で宿泊しようとホテル情報サイトを覗いてみたが、
一泊3万円とか高価なホテルしか空いていなくて、
結局、探しに探して、大津市郊外のビジネスホテルが見つかった。
このホテルは部屋にトイレもお風呂もなく、
ドアはまったく防音が効かないため
夜中にずっと廊下で喋っている
非常識な中年男女の会話がうるさくて、
枕が変わったせいもあってか、
あまり眠れずに朝を迎えた。

14962314_1352193248148850_566413572_n.jpg

さて、今日は何処へ行こうか。
地図を眺めてみると、意外にここから宇治市が近いことがわかった。
そうだ!世界遺産にもなったことだし、
小学6年生の修学旅行以来の平等院へ行こう!
平等院鳳凰堂が10円玉に描かれていることは、
誰でも知っているが、歴史的背景がどうだったのかは、
もうすっかり記憶の彼方へ消え去っていたので、
ネットで調べてみることにした。

DSC_4411.jpg

平等院は、京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院。
平安時代後期・11世紀の建築、仏像、絵画、庭園などを今日に伝え、
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
山号を朝日山と称する。
宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、
現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となっている。
本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通、開山は明尊である。


DSC_4408.jpg

DSC_4421.jpg

ちょうど日曜日ということもあって、
平等院には、たくさんの観光客が来ていた。
半分以上は外国人観光客で、その9割がアジアからか。
中国人のグループが大声で喋っていたり、
自撮り棒を使って記念撮影してる光景があちこちで見られる。
そういえば、たつやもこの鳳凰堂の前で
クラスメイトと一緒に記念撮影したんだなぁ。

14958047_1350173368350838_288052772_o.jpg

DSC_4414.jpg

外は適当に散策して、目的だった平等院ミュージアム鳳翔館へ。
この鳳翔館は2001年に開館した近代的な博物館で、
扉絵、鳳凰、梵鐘、雲中供養菩薩像などの国宝物を
良好な状態に収蔵・公開している。

14958150_1352193241482184_961260691_o.jpg

たつやが一番感動したのは、
雲中供養菩薩像26躯です。
もちろん写真撮影は出来ないので、
図録を携帯で撮った写真を載せていますが、
この何とも言えない美しさと気品。
本当に雲の上に乗って、空を飛んでいるようです。
他にもたくさんの国宝や重要文化財も見たのですが、
この雲中供養菩薩像の前では心を奪われて、
一時間近くも動くことが出来ませんでした。

14937997_1352193251482183_1403608973_n.jpg

この菩薩像を作った方のことはわかりませんが、
何百年にも渡って、見る人の心を掴んで離さない
まさに生きている仏様なのだと思いました。

歳と共に、仏像に魅かれていくのは、
日本人のDNAだったり、
前世の記憶の中にあるのかもしれないですね。

14961500_1352193244815517_784030546_n.jpg

平等院のミュージアム鳳翔館へは、
必ずまた行きたいと思っています。

平等院もこの五芒星の真ん中を貫く
レイライン上にあることがわかりました。

10821967_855237001185958_1436832136_o.jpg









北陸のブログランキングに登録しています。
応援のポチリがたつやの元気の素です^^

人気ブログランキングへ

記事:2680
posted by たつたつ・たつや at 23:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
歳と共に仏像に魅かれていく…。
ほんと、そうですね。
若い頃は全く興味がなかったのに不思議です。

福井市立郷土歴史博物館では、
福井の仏像展を〜23日まで開催しています。
福井にも、負けず劣らずの端正で凛々しい仏像様が
いらっしゃいましたよ。
同じチケットで、養浩館庭園も見られて
大満足でした(^^
Posted by そらるん at 2016年11月08日 12:18
そらるんさん、不思議ですよね。

昔は仏様って怖かったです。。。
仏像展の割引チケットを財布に入れて、
行く機会を伺っています。
養浩館庭園も見れるなんて、お得ですね。

情報、ありがとうございます。
Posted by たつや at 2016年11月08日 20:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック