この2ヶ月はたつやにしては、少しばかり大変な案件があって、
ゆっくりブログを書く時間さえ、なかなか取れませんでした。
でもようやくちょっと時間に余裕が出来そうで、
しな〜っとブログも復帰します。
今までにたまっているブログネタもたくさんあるので、
少しずつ、紹介していけたらいいと思っています。
以前から明治期から昭和初期に建てられた西洋建築が好きで、
滋賀県に比較的多く残っているヴォーリズ建築を見に行っていました。
最近はなかなか行く機会はなかったのですが、
東京に行った時に、時間を見つけて、いくつかの西洋建築を見ることが出来ました。
東京には学生時代6年も住んでいたにも関わらず、
こうした建築物はもちろん、文化芸術というものへの関心が薄かったので、
ほとんど行ったことがありませんでした。
今の年齢になっていろんなことへの関心が増えて来て、
もともと持っていた好奇心がむくむくと膨らんできたみたいです。
普段、福井で暮らしていると車ばかりに乗っているので、
歩くことがあまりないのですが、
東京へ行くと、気が付けば一日で、20000歩近く歩いています。
この日も千駄木辺りから散歩を始めて、
気が付いたら上野の不忍池に着いてびっくりしました。
そこから目的だった旧岩崎邸庭園はすぐです。
NHKの大河ドラマ『龍馬伝』を見ていた時に、
岩崎弥太郎の子ども時代が描かれ、
後に三菱の創業者となったことを知り、
その頃から、旧岩崎邸庭園を見てみたいと思っていました。
wikipediaより一部抜粋
旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端一丁目にある都立庭園である。
三菱財閥岩崎家の茅町本邸だった建物とその庭園を公園として整備したもので、
園内の歴史的建造物は国の重要文化財に指定されている。
洋館は、1896年(明治29年)に竣工し、
岩崎家の迎賓館として用いられた西洋館である。
木造2階建、屋根はスレート葺き、外壁は下見板張りとする。
お雇い外国人として来日し、独立後は三菱・岩崎家の仕事を数多く手がけた
ジョサイア・コンドルの設計である。
北面を正面とし、正面玄関部分は平面四角形の塔屋となっている。
反対側の南面は1階、2階とも列柱のある大きなベランダを設ける。
晩年の作品に比べると装飾性が強く、
内外装とも全体のスタイルや装飾は英国17世紀のジャコビアン様式を基調としつつ、
南面のベランダにはコンドルが得意としたコロニアル様式がよく表れている。
一方、客室の天井装飾、床のタイル、暖炉などの細部には
イスラム風のデザインを施すなど様々な様式を織り交ぜている。
岩崎久弥の留学先であった
ペンシルベニアのカントリー・ハウスのイメージも取り込まれている。
なお、東側のサンルームは後年(1910年頃)の増築である。
内部は階段ホールを中心に、1階には岩崎久弥が用いた書斎、客室、大食堂などがあり、
2階には内向きの客室や集会室などがある。
建設当時は多くの部屋や廊下の壁面に金唐革紙が貼られていたが、
現在当時の壁紙は失われている。
平成の修復に際して、2階の2部屋だけ金唐革紙が復元されている。
この建物を設計したジョサイアコンドル氏の建物は、
5年ほど前に、三重県桑名市にある六華苑で見ていますが、
その建物の素晴らしさに感動したことをよく覚えています。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/183680684.html
残念ながら、旧岩崎邸の内部の撮影は出来ませんでしたが、
その調度品や内装の素晴らしさには、驚きを隠せませんでした。
日本の伝統技術を駆使して、それを見事な西洋建築と融合したことで、
より優雅さを演出しているのです。
この建物と同じものを今、建てようとすれば、
いったいいくらかかるのでしょう。
数十億は軽くかかってしまうのではないかと素人ながら思ってしまいました。
旧岩崎邸のまわりは広い芝生広場になっています。
敷地の外には高いビルが見えてしまうので、
ちょっと残念な気もしますが、
ここが東京のど真ん中ということを忘れてしまうくらい
緑が豊かで、気持ちのいいところです。
旧岩崎邸庭園
東京都台東区池之端一丁目
開園時間:午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始(12月29日〜翌年1月1日まで)
入園料:一般 400円 65歳以上 200円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
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記事:2674
湯島からすぐのところだったんですね。
当時は文化財よりも麻雀の方が魅力的だったんですよね^^;