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フラメンコ曽根崎心中としては初の野外公演
『静岡浅間神社』を楽しみにしていたたつやは、
公演の5時間前に既に会場に到着していました。
一通り、雨の中を舞台周りや神社を見学した後、
しばらく町歩きに行くことにしました。
近くにあった商店街をブラブラして、
どこかでお茶でも飲んで一服しようと思っていました。
少し歩くと、交差点の角に気になるお店を発見しました。
それは、ミニカー専門店でした。
というか車関係のミニチュアのプロショップで、
いろんなサイズで、多種多様な車が並んでいました。
マニアが見たら、きっと涎ものばかりなのだと思います。
価格もかなりお高く、たつやも冷やかしで入ったつもりでした。
お買い得コーナーで立ち止まりました。
というのは今は亡き父が乗っていた日産のフェアレディ―Z
の金属製の模型があったのです。
機種はちょっと違いますが、色は白で、雰囲気はそのままでした。
父が亡くなって1年ほど経った時に、
父が36年間、大切に大切に乗っていた父のその車を、
どうしても維持出来なくて、断腸の想いで手放しました。
36年間の実走行距離は20800kmという恐らく日本で一番の状態のいい
1978年式日産フェアレディ―280Zだったと思います。
しかもその模型は訳あり商品で定価の三分の一くらいになっていました。
あぁ、こんなところで父の車に出会ったし、
これは家に飾っておこうかなぁ・・・
「今、買わないと絶対に後悔するから、買えば!?」
いきなり大きな女性の声が後で響きました。
まさか神様がたつやに言ってる???訳ないか(笑)
後を振り返ると、真っ赤と黒のワンピースを着た素敵な女性が、
一緒にいた男性2人のうち、一人に向かって力説していたのです。
珍しいなぁ・・・大抵はそんな子どもみたいな玩具を買って・・・
と文句のひとつも言いそうなのに、勧めるなんて。
「やっぱり買い!ですかね?」
たつやは彼女に向かって聞きました。
いきなり見知らぬ人から声をかけられたにも関わらず、
「そりゃ、買いです^^」
と即答してくれたのです。
3人は東京から来られたご夫妻とお友だちで、
何となくそんな予感はしてたのですが、
やはりフラメンコ曽根崎心中を観に来られたのだそうです。
阿木燿子さんとは音楽関係でのお友だちらしく、
フラメンコ曽根崎心中は初めて観られるということでした。
開場まではまだかなり時間があるので、
3人は静岡おでんを食べに行くと言うので、
あつかましくもご一緒させていただくことにしました。
歩いて5分ほど行った商店街の一角におでんやさんがありました。
名代静岡おでん「おがわ」です。
店先にはステンレス製のおでん鍋が置かれ、
竹串をさしたおでん種が、湯気を上げて、
たつやたちを迎えてくれました。
お店の中にはたくさんの色紙が貼ってあったので、
今までもたくさんの有名人が
ここで静岡おでんを食べていたことがわかります。
それぞれ好きなおでん種を選んで、お皿に取ってもらいます。
静岡おでんの一番の特徴は、
ふりかけのような粉をかけて食べることでしょうか?
鰹節と青のりなどをブレンドした粉を、
おでん種にふりかけて食べるのですが、
これがまた美味しい!
この粉だけ買って帰りたいほどです。
さっきまでまったく知らなかった方と一緒に、
小さなテーブルを囲んで、一緒におでんを食べる・・・
不思議なご縁です。
こういう旅先での成り行きって大好きです♪
3人はとっても素敵な方たちでした。
旅先でのいい出会いに感謝しています。
またきっと何処かでお会い出来ると確信しています。
静岡おでん おがわ
静岡県静岡市葵区馬場町38
054-252-2548
営業時間:10時〜18時半
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
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記事:2656
でも味が濃い訳ではありませんでした。あの粉がいい感じで、粉だけ買いたかったな^^
お隣なので、行ってみてくださいな。