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たつやが魚を捌けるようになったのは、
釣キチのYちゃんが、
釣ってきた大きなスズキをもらったのがきっかけでした。
なんせ、魚なんて捌いたこともなかったし、
自分で刺身を作るなんて夢にも思いませんでした。

便利な世の中になったもので、
先生はyoutubeでした。
魚の捌き方の動画はたくさんありました。
繰り返し繰り返し見て、
何とか三枚におろしたことをよく覚えています。

以来、Yちゃんは仕事が忙しくなって、
なかなか釣りに行く機会は減ったようですが、
それでもわずかの時間を見つけて、
年に1.2回遠くまで行くみたいです。

先日、久しぶりに電話があって、
「たつやさん、魚あるんやけど」
彼はいつもそうですが、
どんな魚があるか何匹あるかとかはまったく言いません。
「クーラーボックスに入れて、
裏口に置いておきますから。」
とだけ言って電話を切ります。

たつやが帰って、そのクーラーボックスを見て、
まず驚愕するのです。。。
クーラーボックスがとにかくデカい!
その大きさは120センチはゆうにありそうです。

で、次に開けて更にびっくりぽん!
えええ!何コレ〜!
重さ12sのヒラマサは測ってみたらちょうど1メートル!
それに60センチクラスのハマチ、
もう一匹はヒラスズキでした。

ハマチはありがたいことに船長が内蔵を出してくれていて、
あっという間に三枚おろしが出来たのですが、
1mのヒラマサは釣ったそのままの状態だったので、
かなり苦戦しました。
包丁があまり切れなかったので、まずは砥ぎからです。
大きな出刃と小さな出刃を2本、砥ぎました。

これもしお刺身にしたら7.80人前は取れるんじゃないか!?
と思うほどのすごい量です。
この時期のヒラマサは脂がしっかり乗っていて、
特に薄腹の部分は、最高に美味しいです。
捌いている間に、これは鯖江市に半年間お試しで住むプロジェクト
『ゆるい移住』のメンバーにおすそ分けしようと思いつきました。
これだったら、きっと皆で食べられるし、
鯖江のいい思い出になるのではないかと思ったのです。

夜、遅い時間でしたが、
ゆるい移住メンバーが住む団地に、
かなりの量の柵と、頭、それにアラと胃袋を持って行きました。
サプライズプレゼントにメンバー、喜んでくれました。

さて贅沢なことにお刺身はちょっと飽きてしまったので、
以前から一度チャレンジしてみたかった粕漬け、
それも味醂粕に魚を漬けるということをすることにしました。
ただ味醂粕ってどこで手に入れればいいのかわかりません。
ネットで検索するといくつか引っかかったのですが、
出来れば福井県内で入手したいと思い、
フェイスブックで、味醂粕を探しているという
メッセージを流しました。


福井市桃園にある田嶋酒造さんで、
みりんを作っているという情報を得るうちに、
田嶋さんご自身とご連絡が取れて、
販売はしていないという味醂粕を分けてくださることになったのです。
県内で味醂を作っていることは知らなかったので、
一緒にその味醂と吟醸の酒粕を購入することにして、
宅配便で送っていただきました。

田嶋酒造さんで作られているのは味醂なのでしょうが、
「密醂酒」というれっきとしたお酒でした。
お洒落な瓶に入っていて、ラベルも可愛いお酒です。
味醂粕と吟醸酒粕に混ぜて、この密醂酒を加えるのですが、
その前にちょっと味見をしてみました。

これは甘くて美味しい!
お酒がまったく飲めないたつやなので、
小さなおちょこに半分ほど入れて、
舐め舐めしながら、粕床を作りました。


そしてあのヒラマサに塩を多めに降って、
数時間寝かせた後に、粕床の中に漬け込みました。
今夜、このヒラマサの味醂粕漬けをいただきました。
わぁお!最高です!
これは旨い!
Yちゃんにも粕漬けにして、お返ししなくては♪

どうなるかわかりませんが、塩辛いへしこも漬けてみました。

男の料理は楽しいですね!
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