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柴燈護摩法要で護摩焚きが終わるとすぐに
火渡り行の準備が始まります。
やぐらに組んだ杉の丸太からは煙があがっています。
それらを竹の棒で、崩して、一本の道を作ります。

さっきまでものすごい勢いで火が燃えていた跡地なので、
地面からはもうもうと煙があがり、
時折、炭になった燃えカスから火も上がっています。
それらを修験者たちが、青竹を使って、
地面を何度も叩き、火を消していきます。

渡る前と渡り終えた場所には、柴の葉っぱが敷き詰められていました。
青竹で叩くのは道の真ん中辺りで、
左右の丸太の部分からは、ずっと煙が出ています。
どう見ても、まだ熱そうな感じですが、
最初は7人の修験者さんたちが、裸足で渡る準備をしています。

渡る前に一礼して、最初の修験者さんが渡ります。
さすがにすっと歩いて行く・・・
と思いきや、最後の一歩のところで表情が変わり、
急いで柴の上に乗ったのを見逃しませんでした。

続いて修験者さんたちは全員渡り終えると、
錫杖をシャンシャンと鳴らしながら、
その場で左右に分かれて、真言を唱え続けます。
これからが一般の人たちの火渡りが始まります。
たつやは7.8番目に並びました。
ちょうど3人目に渡った小学校3年生くらいの男の子が、
一旦、渡り出して、3歩目に
あ、あっつ〜、あつ!
と言って、戻ってきました。
これを見て、住職さんも修験者さんたちも
そして見物している人たちも皆、笑っていました。

たつやも一礼して、歩き始めました。
時間にすれば3秒ほどでしょう。
裸足で待っていて、足が冷えたことや、
少し足元が濡れていたこともあってか、
熱さをあまり感じることなく、渡り切ることが出来ました。

渡り切ると7人の修験者さんたちに囲まれて、
真言を唱える中で、皆さんが錫杖で身体のあちこちを
さすってくれます。
こうすることで、無病息災が約束されるのだそうです。
たつやも昨年のお彼岸に火渡りを体験し、
そして今年も無事にまた火渡りをさせていただけたことに、
あらためて感謝の念が湧いてきました。

渡り終えた後は、何だかとっても清々しい気持ちになれます。
タライの水で足を洗い、タオルで拭いて靴を履きます。
その頃には、美味しい粕汁とぜんざいが準備されていて、
帰る前に皆に振る舞ってくださいました。

火渡りの後、青空の下で食べる温かい粕汁とぜんざい、
何と贅沢な時間なのでしょう。
あまりにも美味しくて、
粕汁2杯とぜんざいも2杯いただいてしまいました^^;
飯盛寺さんでは、
宗派に関係なく、誰でもこの火渡りに参加できるので、
もっとたくさんの方に来てほしいとおっしゃっていました。
また来年、是非一緒に参加しましょう!
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