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たつやが住んでいるエリアはいわゆる街中で、
自然豊かな田園風景が広がるようなところではない。
ところが、薪ストーブを入れた16年ほど前から、
少し環境が変わった感じがする。
薪ストーブの燃料は言うまでもなく薪。
しかも少なくとも、1.2年は乾燥させるために、
雨がかからない場所にドンと積んで置いてある。
そうすると、様々な生き物が増えてくるのだ。
例えば、蜂類。
ハキリバチやドロバチ、アシナガバチ、スズメバチ。
甲虫類も見かけることが多くなってくる。
カミキリムシやゴミムシ、たまにクワガタが顔を出すこともある。
半分朽ちかけた薪の中からは、
ハサミムシやゴミムシ、甲虫の幼虫も見かける。
またそれらを狙ってトカゲなども出てきた。
たつやはそういう身近なところで、
生き物が生活しているのは、とてもうれしい。
虫嫌いの人にすれば、とんでもないことかもしれないが、
虫たちの観察をするのは、思いの外楽しいものだ。
昨年の暮れに、ガレージの中にスズメバチの巣を発見した。
もう中に蜂はいないようだったが、
さすがにスズメバチなので、容易に手を出すのはやめた。
しかしいつまでもこのままにするのも嫌なので、
取り外すことに決めた。
先日、回りをじっくり観察して、中に蜂がいないことを確信して、
そっと取り外してみた。
ヘルメットも厚手の服も手袋さえない状態だったが、
その巣をさわってみた。
その感触はすぐに壊れてしまいそうなパイを触っているよう。
薄いパイ生地を何枚か貼り合わせて球状にしたような感じだった。
両手で挟んで、そっと取り外そうとしたが、
しっかり天井にくっついていて、
無理にはがそうとすると巣が壊れてしまいそうだ。
スコップの先で、天井にくっついている部分を外して、
ようやく外すことが出来た。
なんて軽いのだろう。
もし蜂の幼虫や蛹が入っているのであれば、
もっとずっしりするはずだ。
それにしても何とアーティスティックなのだろうか。
この巣はおそらくキイロスズメバチのものだと思うが、
彼らは巣を作る際に、木の皮や木材そのものを噛み砕いて、
唾液と混ぜて、それを材料とする。
そのため、取ってきた木材の質によって、
様々な色が現れる。
たつやの家のまわりにおいてある薪の種類は様々で、
もしかするとそれらを材料にこの巣を作ったのではないだろうか。
アーティストから思わぬサプライズプレゼントをもらった気分だった。
人に危害を加えるのは、ちょっと困るが、
こんなアートを作ってくれるなら、
スズメバチも悪くないと思う。
そろそろ虫たちが動き出す季節、
カメラを持って野外へ出るのが楽しみになってきた。
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