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何年かぶりに勝山の左義長まつりに行って来ました。
ブログを始めた頃には、何年か続けて行っていたのですが、
しばらくはなんだかんだと用事が重なり、
今年は久しぶりの勝山左義長まつりでした。


10年ほど前に比べると、
勝山の人が左義長に対する想いが、
ぐっと強くなった感じがしました。
それぞれの区に櫓が建ち、
その上で、地区の人たちが太鼓と笛、そして歌と踊りを、
披露してくれるのですが、
大人は勿論、子どもたちまでが、
心底この左義長を楽しんでいることが、
よく伝わってきました。


何カ月も前から、ずっとこの日のために、
練習を重ねてきたのでしょう。
交代とは言え、櫓での歌や踊りは、ずっと続くのですが、
特に子どもたちは得意げな表情で、
太鼓や踊りを披露してくれるのです。

雪深い勝山ですが、
左義長の前日には雪が降って、道は真っ白になったのですが、
翌日には雨で溶けて、たつやが訪れた日曜日は、
お天気に恵まれ、まさに春の陽気を
しっかり感じることが出来る日でした。
まずは勝山左義長、櫓の上の子どもたちです。


勝山市の「左義長」は小笠原公入部以来300年以上の歴史を誇っており、
毎年小正月の行事として、旧暦の1月14日に行なわれていました。
現在は、観光客や祭り主催者の利便を考慮して、
2月の最終土曜、日曜に開催しています。
勝山市街地の各町内に12基の櫓を建て、
その上で赤い長襦袢姿の大人たちが子供を交え独特のおどけ仕草で
三味線、笛、鉦による軽快なテンポの囃子にのって浮かれます。
この様は全国で「勝山左義長」だけの特徴であり、人々はこれを奇祭と呼んでいます。
日曜日の夕方になると、各町内の御神体が弁天桜で有名な弁天河原に運び込まれ、
「ドンド焼き」の準備が進みます。
午後8時30分、神明神社で採火した御神火が各区の松明によって、
弁天河原のドンド焼き会場に運ばれ9時の狼煙を合図に一斉に点火され、
冬空美しく雪に映えて燃え盛る炎の競演とともに祭りのフィナーレを迎えます。
この「ドンド焼き」で神を送り、五穀豊穣と鎮火を祈願しながら
2日間にわたる火祭りの行事が全て終了します。
「勝山左義長まつり」は、奥越地方に春を呼ぶ祭りと言われ、
これを境に勝山に春の足音が聞こえてきます。

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