2016年02月14日

甘棠園(かんとうえん)@敦賀市

ご訪問ついでに、ここクリックしてね〜
ありがとうございます。
皆さまのお蔭でホント、久しぶりの1位です。
嬉しくってまた更新してます^^

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旅先では、昭和の街並みを歩いたり、
その地でしか食べられない名物を食べるのが好きですが、
歴史や文化を感じることが出来るところも好きです。
ただ、あまり観光地化されたところや、
昔の建物を今風に建て直したところは、
何となくですが敬遠してしまいがちです。
しかしながら、有名ではないのに、時折びっくりするくらい
素晴らしい建築物や街並みに出会うことがあります。

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敦賀市粟野地区には、柴田氏庭園「甘棠園(かんとうえん)」
という素晴らしい庭園があります。
7.8年前にも行ったことがあるのですが、
その当時は建物の一部が朽ちかけていたり、
庭自体も荒れていたりしたのですが、
ここ何年かの間に、古い蔵を解体したり、
母屋に手を入れて、手直ししたことで、
見違えるように綺麗になりました。

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普段は管理している人はなく、中へ入ると、
自動音声で、お庭や柴田氏に関する案内が流れます。

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出来れば、この母屋の縁側に座って、美しい着物女性が淹れてくれた
美味しいお抹茶でも飲みながら、お庭を眺めたいのですが、
残念ながら、普段は中に入ることが出来ません。
その代わりと言ってはなんですが、
縁側の真ん中辺りに、とても大きなくつ脱ぎ石があり、
その石の上に座ると、そこが特等席になるのです。
正面に日本庭園、そしてその遥か向こうに野坂山が見えます。

写真01337.jpg

借景をうまく使っているのは、各地の日本庭園でも見れるのですが、
この敦賀の粟野地区にはあまり大きな建物が建っていないことや、
すぐ近くに住宅がないことから、
庭の真ん中にきれいな稜線の野坂山が見えるのです。

DSC_5531.jpg

たつやも小春日和の温かな日差しを受けて、
しばしくつ脱ぎ石の上に座って、お庭を眺めていました。
この光景は、今も昔もちっとも変っていないのだろうなぁ。
昼間もいいけど、ここから見るお月様はさぞかし綺麗だろうなぁ・・・。
美しい女性の膝枕で、月を眺めたらどんなに幸せだろうなぁ・・・
などという妄想がどんどん膨らんで来ました(笑)
昔の日本人の美意識は、我々現代人の何十倍も何百倍も高かった気がします。

DSC_5556.jpg

柴田氏庭園は、中を回遊することが出来ます。
あまりにも静かで、今が平成の世であることを
忘れてしまいそうな気がするほどです。
また人が作ったとは言え、長い月日を経ているので、
自然の森の中にいるような気持ちになります。

DSC_5525.jpg

DSC_5561.jpg










敦賀市の観光協会のホームページの説明を見ると
次のように書かれています。

写真01338.jpg

野坂山を借景とした回遊式林泉庭園

江戸時代、小浜藩主の命を受け当地の新田開発にあたった
敦賀の豪農・柴田権右衛門の旧宅である。
江戸前期に出来たもので、別名「甘棠園(かんとうえん)」とも呼ばれています。
参勤交代時は小浜藩主の休憩所にもなりました。
敦賀のシンボルである野坂山を借景にし、
簡素な古式書院造りと庭が落ち着いた空間をつくり出しており、
国の名勝に指定されています。

「甘棠園」のヤマモモ・クスノキ

柴田氏庭園は別名を「甘棠園(かんとうえん)」と称し、
これは仁政をこころがけることを喩えた「甘棠の愛」という
中国の故事(「詩経」)にあやかったものです。
この故事にちなみ、屋敷の西側には「甘棠の木=ヤマモモ」が植えられています。
またその近くにはクスノキの老齢巨木がありますが、
これは柴田家が楠正成の子孫を名乗ったことにちなむものと思われる。
なお、ヤマモモは柴田家の本家である野坂柴田家の庭園にも植えられており、
こちらも市の天然記念物に指定されています。

DSC_5550.jpg

たまにはこんな施設を見学するのもいいですね。
借りることが可能であれば、
こんなところでお茶会なんて素敵ですよね。
出来れば、着物美女に囲まれて^^;
どなたかたつやの妄想を実現してくださいませんか(笑)

DSC_5540.jpg

柴田氏庭園(甘棠園)
福井県敦賀市市野々町1-18-2
見学可能時間:8:30〜17:00
問合せ先:敦賀観光協会 0770-22-8167
     敦賀観光案内所 0770-21-8686









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posted by たつたつ・たつや at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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