久しぶりの2位♪ 素直にうれしいです。
表通りより裏通りが好き。
大通りより小さな道が好き。
路地裏好き。
昭和の風景が好き。
昭和の店が好き。
人が好き。
田舎が好き。
こんなたつやは旅先では特に、そんな場所を無意識のうちに求めている。
これは子どもの頃の癖が治らないのか!?
学校の帰り道に、小学校から家までまっすぐ帰ったことは、
多分ないと思う。
違う道を選んで、それも誰かの家の庭を通って帰ったり、
空き家になったところに秘密基地なるアジトを作ったり、
はたまた駄菓子屋に寄り道したり・・・
まぁ、そんな子供だったので、
オトナからはよく怒られたし、問題児扱いされた。
今になって思えば、そんなバカげた経験も、
それなりに役立つこともあるのだと思っているのだが。
さて以前に比べれば、小浜へ行く回数はかなり減ったが、
大好きな神社や街並みがあるので時折、出かけている。
ある日のこと、珍しくこの日は雨。
旅先では大抵、お天気に恵まれるたつやだけど、
さすがにこの冬の時期は、晴ればかりではない。
いつも通る道を外して、一本裏通りを走ってみて感激した。
だって、どう見ても昭和の景色がそのまま色濃く残ってるのだ。
お店はもう営業していないところも結構あるが、
それでもこのまま映画のロケに使えそうな雰囲気のある町だ。
寒く冷たい雨が降っているので、
カメラ片手にゆっくりお散歩という訳にはいかないが、
それでも傘を片手に少しだけ歩いてみることにした。
何だか懐かしい酒屋さんがあったり、
もう営業はしていない様子の立派な料亭だったり、
街道沿いの民家らしく、折りたたみ式の縁台があったり。。。
だんだんこんな風景に巡り合うことも少なくなったなぁと
想いながら、別の路地を覗いてみたら、
ちょっと面白い風景が見えた。
それは移動式のスーパーマーケット。
トラックを改造した移動販売のクルマで、
近所の人たちが集まって、
何やら今晩のおかずをどうするか話し込んでる感じだった。
物珍しさもあって、たつやも何か晩御飯の足しになりそうなものがないか
物色することにした。
榊から果物、生鮮野菜、揚げ物、魚類、お惣菜、お花、お菓子・・・
すごいラインナップで、思わず楽しくなってきてしまった。
おお、さすが小浜やね〜
このアナゴの醤油干しを2本と、
おやつに食べたいコロッケをひとつ、
え〜っと、何この大きなコロッケは?
エビがたっぷり入ってるエビコロッケや、うまいで
じゃ、それひとつね。
それから小浜ならでは!ってものない?
おお!それなら小判や!
おじさんの話によると、小浜では
毎年、節分の時期にだけ、このお菓子を食べるのだそうだ。
縁起物みたいなので、これもひとついただくことにした。
ところで、あんたさん、どっから来られた?
鯖江ですよ〜
おお、鯖江か!マキノちゃんは元気か?
マキノちゃんって、市長の百男さん?
そやそや〜、百男さん、百男さん
実は、小浜ではこんな会話はびっくりするほど何度も経験している。
鯖江から来たと言うと、かなりの確率で、マキノさんのことを聞かれる。
現在の鯖江市長、牧野百男さんは、10年ほど前に、
1年半だけ小浜市の副市長をされていたことがあるのだが、
それだけの短い時間にも関わらず、
小浜の人たちの心をがっちりつかんでいたのだ。
市長ならいざ知らず、副市長で大人気だったのだ。
今、鯖江市は元気だ!とか活気がある!と言われることが多いし、
マスコミにも取り上げられることが多い。
いろんな要因はあると思うが、
たつやはその一番の理由が、牧野百男さんが鯖江市長だからだと思っている。
小浜の路地裏で出会った移動式スーパーのおじさんとの会話の内容が、
まさか牧野百男さんになるとは夢にも思わなかったが、
おじさん夫婦との短いけど、幸せな時間を堪能させてもらうことが出来た。
コンビニもファストフードも悪くないけど、
心の触れ合うこんな移動販売の車が届けてくれる食べ物と真心が、
地域にとって、一番大事なことなのではないかと思った。
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