
たつやさん、薪要りませんか?
えっ!?要る要る要る〜。

こんなお誘いは久しぶりで、思わず小躍りした。
たつやが薪ストーブを入れたのはもう16年ほど前のことで、
当時、薪ストーブを買う人は、少しばかり変人扱いされた(笑)
いまどき、どうして薪なの?
いっぱいいい暖房機器があるに・・・
薪の確保って面倒なんでしょ!?
ストーブ本体の価格を言って、驚かれ、
付随する煙突の価格を言えば、あきれられる始末。

変人扱いされた分、薪はいろんな人から分けてもらうことが出来た。
造園屋さん、土建屋さん、解体やさん、建築屋さん・・・
他に友だちから木を切ったとか、雑木林に入ってもいいとか、
納屋を壊した・・・などなど情報が入って来た。
しかしながら最近は薪ストーブ愛好家が増えて、
薪の確保がだんだん難しくなってきた・・・
というか競争率が上がったのだと思う。
その分、たつやに声があまりかからなくなったのかも知れない。


なので、久しぶりに後輩のU君から
薪の電話をもらったことが、とてもうれしかった。
場所を聞くと同じ鯖江市内の工場内に保管してあった解体材で、
ずっと倉庫に保管してあったので、完全に乾燥していて、
しかも釘やボルトなどもほとんど入っていないものだと言う。


翌日、軽トラにチェンソーと混合油・チェンソーオイルを積んで、
教えてもらった工場へ行った。
ものすごい広い工場の中に、解体材が3山積み上げられていた。
そのうちの1.5山分ほどを分けてもらえることになった。
中には立派なケヤキの柱などもあったが、
それらは薪にするにはあまりにも忍びないので、
知り合いの大工さんに連絡をして引き取ってもらうことにした。

簡単な掃除をすることを条件に、
工場内で玉切りさせてもらうことにした。
チェンソーのエンジンをかけると、
ツーサイクルエンジンの独特の軽快な音が響く。
工場の中なので、それが反響して大きな音に聞こえるのが、
なぜかとても心地よく、楽しくなってくる。

軽トラにきちんと積まないと、量的に乗らないし、
また走行中の落ちたりして危険なので、
積み木をするみたいに隙間なく、
縦横交互に効率よく積んでいく。
玉切りをどんどんしていって、
ある程度溜まると、軽トラに積んで・・・
また玉切りをして・・・
軽トラ一杯になると自宅まで運ぶ・・・
の繰り返しは、単純作業だけど、
これがまた楽しい。

この作業に集中しているので、
他のことは一切考えることが出来ないのがいい。
あっという間に時間が過ぎていく。
気が付くとご飯も食べることを忘れて、
7時間あまりが過ぎていた。
そろそろ切り上げなくちゃ・・・
と思っていた頃に、五寸釘が入ってた材をガリガリやって、
その後は、まったく切れなくなってしまった。
少しお金はかかるけど、
目立てはプロにやってもらった方が断然よく切れるようになるので、
翌日の朝、チェーンソーを買ったお店に持って行くことにした。

工場内で切りきれなかった木材だけは、
軽トラに乗る大きさにだけカットして、
持ち帰って、玉切りすることになった。
薪が豊富にある。
ただそれだけなのに、なんてリッチな気持ちになれるのだろう!
只今、猛烈寒波の到来ですが、薪ストーブの前だけは、
寒さ知らずで、極楽極楽でございます^^
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記事:2575
時々のご更新、楽しく拝読しております。m(__)m
薪のトピック、久々ですね。
その後、ストーブの調子はいかがですか。
私も薪の確保は第一の課題になってきております。
幸い環境に恵まれて、クヌギやナラの太いものを伐採してほしい
などの要望もあって、今のところ薪の調達については、クリアできています。
>薪が豊富にある。
>ただそれだけなのに、なんてリッチな気持ちに>なれるのだろう!
レポートにあるこの文節、いつもいつも感じ入っていますよ。
一度、お会いしたいですね。
近くに来られる機会あればぜひお立ち寄りください。
冬の間しかやっていないという蕎麦屋さんにも行きたいし、高島市に住む先輩にも会いたいし、もちろんオガさんのログハウスにも行きたいです。
3月までには行きたいです!どうぞよろしくお願いします。