お昼は大抵、近くの蕎麦屋さんで食べるが、
今回は地元に人に教えてもらったお店へ行くことにした。
蕎麦花亭。
お店の名前からすればそば専門店と思いきや、
夜は居酒屋になるし、お昼はサービスランチをはじめ、
沖造り定食・天ぷら定食・トンカツ定食・手作りハンバーグ定食・
海老フライ定食・にぎり寿司など、
まさに蕎麦も寿司も食べられる食堂といった感じだった。
たつやが勝山が好きな理由として、
昭和の街並みが残っていることと、
昭和のお店がまだまだ現役でいることだ。
蕎麦花亭は、まさにそんな昭和の食堂を思わせる
佇まいだったので、何だかとても身近に感じた。
お店には初めて入ったし、店のおばちゃんとも初めて会ったはずなのに、
もうずっと前からの知り合いみたいな感じで、
なんの違和感もなく、普通に会話してた。
食後にはおばちゃんが怪我をした話から、
肩と背中のマッサージをしてあげることになったくらい、
たつやにすれば親戚のおばちゃんちに遊びに来たという感覚だった。
さて、蕎麦花亭は、ちょっと面白い造りになっている。
玄関を入ると、左手に座敷があってテーブルが3つ。
正面に椅子のテーブルがひとつあって、
その奥がまた座敷になっているのだが、
掘り炬燵になっていて、目の前にネタケースが並ぶ。
夜になると、そのケースの中に魚介類が並ぶのだそうだ。
勝山という土地柄、海のモノのメニューが多いと思っていたら、
こちらのおばちゃんは南越前町の旧河野村の出身で、
朝一、浜に電話をして、いいネタがあると
勝山から旧河野村まで、走るのだそうだ。
もうひとつ、気になる写真があった。
この店のお水は、霊水を使っているということ。
『たらたら山の霊水』を汲んでくるのだそう。
写真を見る限り、石仏が並んでいて、
霊験あらたかな場所のようだ。
春になったら、是非一度訪ねてみたい場所だ。
そんなお水で捏ねたお蕎麦はいったいどんな味なのだろう!?
結局、おろしそばが付いた『蕎麦花サービスランチ1200円』を頼むことにした。
内容は出てくるまでわからないという(笑)
おろしそばが付いてくることだけは確かなお店のおまかせランチだ。
運ばれてきたのは、でっかいトンカツとおろしそば、
ご飯と味噌汁とお漬物というボリューム満点のランチだった。
おろしそばは、勝山では珍しいごつごつした感じの太目の腰のある麺で、
旨味たっぷりのダシとほとんど辛くない大根おろしがかけられている。
量的にも結構なボリュームで、
勝山市内で出されるおろしそばの3割〜5割増しくらいだろう。
(勝山のおろしそばは量的に少な目のお店が多い)
ツルツルとすするそばではなく、
しっかり噛んで食べるそばだ。
細い上品なそばもいいが、こういう田舎そばも旨い!
トンカツを食べ終えたときは、もう、お腹いっぱい。
お茶受けに、おばちゃんが作ったという奈良漬けを出してくれた。
これがまた絶品!
これ売ってたら買って帰りたい〜
って思うほどの美味しさだった。
蕎麦花亭(そばはなてい)
福井県勝山市旭町1-3-17
0779-87-0228
営業時間 10:00〜14:00 16:00〜22:00
定休日:火曜日
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