えっ、それどういうこと?
う〜ん、じゅんちゃんは普通の日本人じゃないよ。

モニカはよくそんなことを言っていた。
モニカは鯖江市の国際交流員として、16.7年前に、
一年間だけ鯖江市に住んでいた。
国際理解フェスティバルというイベントで
各国料理の屋台を企画すると言う担当をしていたたつやと、
イタリアから来たばっかりのモニカと会ったのが
最初の出会いだったと思う。


最初の印象は、何て日本語が上手なのだろう!ということ。
よくそんな言葉まで知っているな!と感心することばかりだった。
それに、やっぱりラテン系の明るい性格で、すぐに仲良しになった。
家族でイカスミのパスタの作り方を習ったり、
他の友人たちを交えて、よく一緒に遊んでいた。

しかしわずかに一年の任期を終えて、鯖江を去り、
モニカは東京の民間の会社で2年ほど勤務をした後に、
イタリアに帰って、結婚し、今はベネチアに住んでいる。

2007年にはもう一人のイタリア人の友だちと一緒に、
鯖江に遊びに来たことがあって、その時も一緒に過ごした。
http://onmyojitatsuya.seesaa.net/article/32115944.html

その後は音信不通になっていたが、
昨年の12月に、フェイスブックメッセージがモニカから届いた。
『じゅんちゃんと連絡とるために、嫌いなフェイスブックを始めました。』
と日本語で書かれたメッセージだった。
すぐに返事を出すと、年末年始に家族で鯖江に来るという連絡だった。
ちょうど何の予定もなかったので、
年末年始を鯖江で一緒に過ごすことにした。

モニカは、鯖江に住んでいる頃、当時彼氏だったエリオと
帰国後結婚した。
エリオの話は何度か聞いていたけど、会うのは初めて。
それに9年前には影も形もなかった
かわいい女の子アンナが一緒に来るとのこと。
とても楽しみに待っていた。

今回、再会したモニカと、
初めて会ったとっても真面目なエリオととってもキュートなアンナ。
それなのに3人ともずっと前から知っているような
ちょっと不思議な感覚で、一緒な時を過ごした。

一緒に年越しそばを食べたり、初詣に行ったり、
ファミレスでご飯を食べたり、ドライブしたり・・・
ここ16年の間で2回しか会ってないにも関わらず、
一緒にいるとすぐに昔の感覚に戻って、
年齢も国籍も忘れて、ずっとおしゃべりをしていた。

ご縁のある人というのは、ずっと離れていても、
また会うことが出来る。
それが地球の裏側であっても。
今度はベネチアで再会しよう!
と言って別れた。
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