入口には何人ものスーツ姿の人が並び、
そこにも入れない人は外に並ぶ。
駐車場には次から次へと県内外のナンバーを付けた車が入ってくる。
松岡のけんぞう。

福井で、蕎麦やさんの食べ歩きを長年しているが、
平日のお昼でこんな光景に出くわしたのは初めてだ。
玄関先にある下駄箱には三十近くの靴が並べられてる。
ガラス張りの狭い厨房では店主の高柳さんをはじめ、
スタッフは大忙しだ。


やっと席が空いて中に入るとテーブル席が十あって、
そのどのテーブルにも、お客さんが座っている。
あまりにもすごい光景なので、
連れて行ってくださった方に聞くと、ほぼ毎日こんな感じらしい。
待っている間に、オーダーをしておいた八合盛りが来た!

大きなザルに一合づつ山になって、盛られて出てくる。
この出し方にも大きな特徴があり人気の秘密か?!

長野の戸隠辺りにはぼっち盛りと呼ばれる盛り付け方があるが、
それの量が多いといった感じだろうか。
おろしそばのダシは大きめの鉢にたっぷり出てくる。
また醤油、大根の搾り汁が別の容器に入って出てきて、
つけ麺としても食べることができる。
だからお客さんは好みの味を試しながら
食べるシステムになっている。
この辺りもお客さんの心をグッとつかむのかもしれない。

おろしそばのダシはやや甘目。
醤油と大根の搾り汁の組み合わせはすっきり系で辛口。
どちらもレベルは高い。
蕎麦自体を味わうならたつや的には後者かなぁ。
ただ麺自体は大量に茹でるためか、ややヌメリが残っていて、
若干、腰が弱いようにも感じた。
三人で十三合いただきました。
たつやだけで七合は食べちゃいましたかね?

福井でもこれだけお客さんを集めることが出来ることを
証明しているカリスマ的けんぞう。
福井の有名店として、福井のそばの美味しさを
いろんな方面に発信していっていただきたいと思う。
県内の他のそばやさんでも、けんぞうさんのように
沢山のお客さんが毎日列を成す光景が見られるといいですね。
手打ち蕎麦けんぞう
福井県吉田郡永平寺町松岡春日3−26
0776-61-1481
定休日:毎週月曜日と第4火曜日
[火〜金] 11:00〜14:00 17:00〜18:30
[土・日・祝] 11:00〜18:30
福井への蕎麦食いの旅は延々と続きそうです。
有名店です。
若手そばやさんの憧れでもあります。
こんな感じのお店があと数店あれば、
また福井のそばをもっと広くPRできると思うのです。
また、是非、福井にお越しください。
ロンドさんの演奏を聴きながら、最高のそばが
食べられる企画を立てていますからね〜^^
福井のそばは本当に全国に誇れる食べ物だと
思っています。
けんぞうは、かの長島茂雄氏も来られてるんですよ。
イスコさんの名前の上をクリックしても、
うまくつながりませんが、小松の方?