雪の日は乗れないし、暑すぎても乗りたくない。
エアコンはないし、ナビも音楽もない。
だけどやっぱり降りられないオートバイ。

暑くもないし、寒くもなくて、最高の青空が広がっていると、
どうしてもバイクに乗りたくなる。
どこへ行くのか?何しに行くのかなんていう目的はないけど、
ただバイクに跨って、自然の中を走るだけ。
普段は眠っていたバイク乗りの血が騒ぐのだろうか?
車では出さないスピードで峠越えのワインディングロードを走ると、
いつしか自分の年齢さえ忘れて、走りに熱中する。

行くあてのないときのほとんどは海へ向かう。
越前町から旧越廼村までは、
適度なアップダウンとタイトなコーナーが続く山道で、
たつやにとっては走りなれた道であると同時に、
どこかホッとする田舎の風景が連続している。

景色のいいところにバイクを停めて、
1978年生まれの彼女をモデルにして、写真を撮る。
御年37歳の美女は、未だにたつやを魅了してやまない。
新しいバイクではないので、重いし、パワーもそれほどないし、
うるさいし、燃費は悪いし、時速300kmで走れる訳ではないのだけど、
とにかくすべてが好き!
世界最高峰のデザインだと本気で思っている。


旧越廼村から海岸線を北上すると、鮎川地区がある。
その右手に『Cafe nic』がある。
お店の前にはテラス席が設けられている。
うれしいことにバイクだけがお店の前に停めることが出来る。
マスターに聞くと、テラス席から海を見るのに、
バイクだったら邪魔にならない・・・ということだったが、
たつやにすれば自分の愛する彼女を眺めながら、
美味しいコーヒーを飲めることが何より嬉しかった。

それを計算した訳でもなかったが、
たつやはちょうどバス停の看板のすぐ横に愛車を停めた。
青い空と青い海、赤いZ2とバス停の看板という組み合わせは、。
ファインダーから覗いて、絵になるな〜なんてひとりほくそ笑んでいた。

たつやの他に横浜ナンバーのハーレーのカップルが来ていた。
テラス席で飲んでいたコーヒーがちょうどなくなる頃に、
二人が帰るために外に出てきた。
お気をつけて〜
笑顔を返してくれる。

マスターは二人とバイクを記念撮影。
この写真はお店の中に飾ってあるマスターのハーレー
(1985年製造)に貼ってもらえるようだ。
マスターは道路に車が来ないかを確認して、
お二人を見送っていた。
テラス席からその様子をずっと眺めていたが、
ちょっとした心遣いやかける言葉が
マスターのお人柄の素晴らしさを感じることが出来た。

たつやも帰り際に、彼女とのツーショットを撮ってもらいました。
もしかすると、この写真も
ニックのハーレーに貼ってもらえるかもしれません。

バイクに乗り続ける限り、こんな一日は至福の時間です。
またニックへも行こうと思っています。

Cafe nic
福井県福井市鮎川町19-9-4
0776-76-3058
営業時間:10時〜日没まで
定休日:水曜日
頑張るたつやに愛のポチを^^;

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