ドライブに出かけました。
この車、TOYOTA MR-Sは
生前、スポーツカーが大好きだった父のクルマでした。
自ら、コレは最後のクルマだと言ってました。
たつやが学生時代、大学、専門学校と
いったいどれくらいお金を父に出してもらったかを考えると、
このクルマくらい、父に買ってあげなくては!
親孝行が出来るとしたら、これくらいしか出来ないと思いました。
当時、持ってた貯金の半分ちかくを使いましたが、
もったいないとは思いませんでした。
音楽が大好きだった父は、
とても高価なカーナビ&オーディオを取り付けました。
その金額を聞いた時には、えっ!?うそやろ・・・と。
情けないことに、父にそのお金だけは出して、とお願いしました。
今になって思えば、全部出してあげれば良かったと後悔しています。
暑くもなく、寒くもなく、青空が広がるこの季節に、
オープンカーで出かけるのは、本当に気持ちがいいです。
今日はお彼岸なので、もしかすると父が乗ってるかもしれない・・・
と意識しながら、ゆっくりそば畑の広がる道を走りました。
河和田から池田町に抜け、上池田から龍双ヶ滝へ。
山越えして宝慶寺を通り、大野市内へ走るルートは、
クルマでもバイクでもお気に入りのコースです。
父が録音していたハードディスクの音楽は、
クラシックから洋楽、ジャパニーズポップスと幅広いジャンルです。
青い空と、緑の木々を眺めながら、峠をゆっくりゆっくり走ります。
カーオーディオから流れてくるのは、ドビュッシーの月の光。
音楽もクルマも映画もメカもこよなく愛した父のことを思い出します。
白いそばの花と、お彼岸に相応しい彼岸花の燃えるような赤が、
とても美しい秋の一日ドライブでした。
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