もちろん県内外の焙煎士やコーヒーマイスターの人たちに教えてもらったことは多いが、
牧野さんが徹底的にこだわったのは、大野の水に合うコーヒーを探し求めた。
彼が育った大野市は水道水は日本一の水質で、
町中で水道の蛇口をひねれば地下水が出てくる。
軟水でいくらでもゴクゴク飲めてしまう美味しいお水だ。
たつやも大野へ行くと、いくつかの清水を回って、
ペットボトルで持ち帰ることもある。
大野の水に合う珈琲はどれなのだろうと試行錯誤を繰り返した。
味を求めるには、焙煎機1キロという
ちょっとかわいい小ぶりなタイプがいいかもしれないが、
いざ味を決めてたくさんの豆を焙煎するときは、
何度も同じ行程を経なければならない。
しかも同じ味にしなくてはならないので、気を抜くことはできないであろう。
話は少しずれるかもしれないが、大野は絶対的に水がいいので、
当然そこで育つ野菜や果物、水を使う料理は間違いなく美味しい。
野菜はそのほとんどが水分なので、本当に美味しい。
たつやは大野へは定期的に行く機会を持てたので、
大野市土打で農業をしている佐藤順子さんという方の野菜を購入している。
野菜ソムリエでもある彼女が作る野菜は種類も豊富で、
美しく、美味しく、しかも安い!
朝市にもお店を出されているし、週に一度は福井市内のベルでも販売している。
さて、美味しい珈琲を堪能して、牧野さんのお話もいろいろと聞かせていただいて、
一段落したので、ちょっとお店の中を見せていただくことにした。
カウンターに座った時からいろんなものが気になっていた。
とりあえずトイレ見学と思ったら、トイレ前のシンクが何と巨大コーヒーカップ!
これはいい!
たつや的にはドストライク。
最近、シンクはいろいろあるけど、現場を知らない下手な設計士が勧めるのか、
小さくて手が洗い難かったり、水がシンクの外にこぼれたり、
蛇口に懲りすぎて使い勝手が悪い経験をしている。
なので、これには余計に感激した。
モモンガコーヒーはオーナーさんと、
オーナーさんの周りの人たちが一から作っていったのだそうだ。
毎日現場に入るからこそ、望み通りの店作りが出来たのだろう。
その足跡がそこここに残されている。
アーティスティックなチェアー、
お客さんが描かれたというモモンガコーヒーを飲むモナリザ、
フランスのビュバー(インクの吸い取り紙)を思わせる絵、
大小のグリーンたち、手作りのOPEN看板、
オリジナルのマスキングテープ・・・
どれをとってみてもたつやのハートを狙い撃ちしている(笑)
先日は久しぶりにバイクを引っ張り出してきて、
再びモモンガコーヒーを訪れました。
愛車をお店の前に停めたら、何と長いカウンター席の真ん前でした。
たつやにとって後にも先にも最高のオートバイ
Kawasaki Z750F D1(1978年製)が目の前にあって、
モモンガブレンドのフレンチプレスを飲む時間は、
まさに至福のひとときでした。
またこいつと一緒に来よう。
頑張るたつやに愛のポチを^^;
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