以前から大野市へは大好きなそば店や
友人が開いた民家カフェにぶらりと出かけることがあったが、
ここ数カ月は、仕事で大野を訪れる機会が増えた。
人づてに素敵な自家焙煎珈琲店兼カフェが
一年ほど前に出来たとは聞いていたものの、
訪れる機会がなかった。
その店は大野市の街中のビルの一階にあった。
モモンガコーヒー
なかなか小洒落たネーミングで、
どんな人がやっているのか気になった。
入口は木製の大きなスライド式のドア。
開けた瞬間、あ!いい店だな!
珈琲の香りもそうだが、
店全体から伝わって来た空気感が
明るく、心地いいのだ。
どこに座ろうか迷うことなく、カウンターに座ることにした。
一人でお店を訪れて、ゆっくり過ごしたい時は、
別の席に座るけど、お店のオーナーさんに興味を持った。
初めて来たちょっぴり怪しい客が目の前に座られると、
オーナーさんは多少、緊張するかもしれない・・・。
どんな焙煎機を使ってるのかとか、
コーヒー関連のグッズはどんなものを売っているのか?
使っている家具や装飾品はどんなんだろ?・・・など、
興味は尽きないが、いきなりそれらをジロジロ見るのは、
さすがにやめることにした。
その代わり?メニューをじっくり見た。
いろんな種類の豆があるが、たつやが興味を持ったのは、
同じコーヒーでも、淹れ方が3種類あって、選べるということだった。
一般的なペーパードリップ、それにフレンチプレス、
もうひとつはエアロプレスだ。
いずれも飲んだことがあるが、こうして選べるカフェは初めてだった。
最近は家でもフレンチプレスを使うことが増えたが、
どれくらいの温度で入れたらいいのか?
待ち時間はどれくらいがいいのか?など
適当に入れて飲んでいた。
なので、オーナーさんがどんな風に入れてくれるのかを、
目の前で見たくて、マンデリントバコのフレンチプレスを頼んだ。
元々、コーヒーの味があまりわからない若い頃から、
アウトドアで飲むコーヒーが好きで、
パーコレーターを使って、淹れて飲んでいた。
最後にドロッとした粉がカップの底に残るけど、
豆の油まで抽出される味が結構気に入っていた。
20年ほど前から、電気式パーコレーターが面白くて、
ちょこちょこ買っていたら、
十数台のコレクションになってしまった。
夏は使うことはほとんどないが、これからの季節は、
たくさんの人たちにコーヒーを振る舞う時は、
これらが活躍してくれる。
さて、こうした珈琲豆全部の味が混じった味が好みなので、
フレンチプレスをチョイスした。
焙煎の具合によって温度を若干代えるようで、
マンデリントバコは深煎りなので、
フレンチプレスのお湯の温度は少し下げて93℃。
待ち時間は4分。
ちょっとオシャレな砂時計と、プレスとカップが目の前に出された。
砂が落ちていく様子を見ながら待つ時間がまたいい。
砂が落ち切ったのを確認して、プレスを押した。
この押し下げるという行為が、
『今から美味しい珈琲を飲む!』
という儀式に思えた。
カップに注ぐと珈琲のいい香りがする。
うん、ペーパーで入れたすっきりしたのとは、
全然違っている。
いろんな味が交じり合って、層の厚い味わいだ。
甘味も苦味も旨みも全部混じった感じが好きだ。
プレスは350cc近く入るので、
カップに軽く2杯味わうことが出来る。
1杯目と2杯目とでは、抽出時間が違うこともあって、
また違った味わいになるのも面白い。
続く〜
モモンガコーヒーさんのHPにはこんな風に書かれています。
モモンガの声を聞いたことがありますか?
ジュワジュワ・・・♪
アン アン アン・・・♪
チキチキチキチキ・・・♪
ブツブツブツ・・・♪
・・・♪
モモンガってとっても表現が豊かなんです。
当店ではさまざまな土地で育った良質な珈琲豆を厳選して取扱います。
また、さまざまな表現(抽出)方法で
一杯の珈琲が持つ魅力を丁寧に皆様にお届けします。
モモンガのように。。
今日も珈琲を愛する全てのひとにステキな時間が流れますように。
モモンガコーヒー
福井県大野市元町8-17 中央共同ビル1F
営業時間 10:00-19:00
定休日:火曜日/第3日曜
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