それと同時に川に沿った道を走ることになる。
新金谷駅から、千頭駅を目指して走っていると、
頭上に大きな吊橋が見えた。
一旦通り過ぎたのだが、ちょっと覗いてみたくなって、
その先でUターンして、吊橋の下にあった駐車場に車を停めた。
ちょうど一台分だけ空いていて、得した気分。
吊橋の真下をくぐって、右手の石段を上がっていくと、
橋のたもとにたどり着く。
その辺りには10人ほどの人たちが並んでいた。
どうして行かないのだろうと思っていたら、
この吊橋は重量制限があって、せいぜい10人くらいとのこと。
橋を見てみると、どう見ても15人以上の人が渡っている。
ま、多少のことは大丈夫なのだと思うが、
今待っている人たち全員が渡り始めたらかなりの人数になってしまう。
向こうまで行った人たちがこちら側に渡り終えるまで待って、
たつやも他の人の後に続いた。
吊橋なので、当たり前のように揺れる。
しかも足元は40センチほどの幅の板が並んでいるだけで、
11m下が丸見え。
たつやは意外にこういうのは平気なタイプで、
右手に一眼レフカメラを持って、バッグを右肩にかけて、
左手で携帯で動画を撮りながら、スタスタ歩くことが出来る。
途中で左右の景色を観る余裕もあって、
多少揺れてもまったく気にならなかった。
向こう側まで渡り終えて、しばらく待って、
橋の上の人数を確認して、元に戻ることにした。
この恋金橋は高さが11m、全長220m。
結構年配の人や、子どもさんを連れている人たちもいて、
渡り終えるまでに、かなり時間がかかった。
暑い日だったが、この橋の上にいると、
大井川を渡ってくる爽やかな風が心地良かった。
もし誰もいなかったら、橋の真ん中で昼寝でもしたいくらいだ。
すぐ真下を大井川鐡道が走っているので、
蒸気機関車の汽笛の音で目覚めたなら、どんなに幸せだろう。
ひとりのきままな旅は、面白そうなところがあれば、
誰に気兼ねすることなく、自由な選択肢がある。
子どもの頃から、寄り道大好き少年だったから、
今でもその癖が治ってないのかもしれないなぁ。
恋金橋
読み方:こいかねばし
別表記:塩郷の吊橋、久野脇橋
静岡県川根本町の大井川に掛かる、全長220メートルの吊り橋の名称。
「塩郷の吊橋」または「久野脇橋」が正式名称で、
「恋金橋」は公募で命名された愛称である。
恋金橋は、大井川に掛かる吊り橋としては最長であり、
川のほかに大井川鐵道や静岡県道77号川根寸又峡線なども跨いでいる。
静岡県榛原郡川根本町下泉(塩郷)
TEL 0547-59-2746 (川根本町まちづくり観光協会)
大井川鐵道塩郷駅→徒歩5分
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ラベル:静岡県