2015年09月10日

大井川鐡道賛歌・子どもたちにも愛されて

大井川鐡道を旅していると、
どんどん昔の記憶が蘇ってきて、
たつやが中学生だった頃の話をブログに書かせてもらった。
たつやの感性見聞録は、昔のことはなるべく書かないと
自分の中で決めてやってきたけど、
そろそろ過去のことを多少振り返るのも悪くないと思うようになった。
これから益々記憶は薄れていくばっかりだけど、
こうして思い出した時に、書き留めておくのは、
ブログをやっているおかげだと改めて感謝している。

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蒸気機関車を追って、いたのは中学1年生から高校2年生まで。
県内ではぎりぎり小浜線と越美北線を走っていたし、
福井機関区や敦賀第二機関区などへは、よく出かけた。
駅で見学希望を伝えると、そこに大学ノートが一冊置いてあって、
それに住所と名前を記入すれば、誰でも見学が可能だった。
当時は障子紙を持って行って、
蒸気機関車のナンバープレートに被せて
写し取る拓本を良く取った。
ぼろきれで煤を拭いて、それを障子紙の上からなぞれば、
浮き出たナンバープレートが写し取れるというものだ。
結構長い間、持っていた記憶はあるが、さすがに今は一枚も残っていない。

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能登、山陰、信州などへは中学一年生の時から一人旅をしていた。
中学卒業と同時に北海道へ行き、その夏休みにも北海道に行った。
冬休みには、気仙沼へ行き、昨日ブログに書いたラサ工業へ行った。
そしてその年の秋に、日本の鉄道からすべての蒸気機関車が姿を消したのだった。

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札幌に行った時に、確か高島屋デパートで『さよならSL展』という
催し物をやっていて、そこでSL部品の即売会をしていた。
マニア涎ものは、何と言ってもナンバープレート。
真鍮製のずっしりしたプレートは30000円で販売していた。
中学生だったたつやには買えるはずもなく、眺めるだけ。

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それでもそこにあったD51についていた前照灯を5000円で購入した。
当時としては、すごく大きな金額の買い物だったが、
このチャンスを逃したら、もう二度と手に入らないと思った。
鉄製なので、ずっしり重く、持って歩くのは困難だった。
デパートから札幌の駅までは、背中にキスリングという大きなザックを背負い、
両手でその前照灯をかかえて歩いた。
50歩歩いて休み、30歩歩いて、休み・・・そんな繰り返しで
駅まで歩いたのだろう。
駅には荷物扱所があって、国鉄の駅ならば、何処へでも送ることが出来た。
そこにいた駅員さんが段ボールの箱を崩して、
前照灯を丁寧に梱包しながら、
「すごいな!どうしたコレ?」
「さよならSL展で買いました」
「ここまでずっと一人で持ってきたの?」
「はい、これ鯖江駅までお願いします」

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この前照灯は今でもたつやのリビングに飾ってある。
大学時代で一人暮らしをしている時にも、この前照灯を持って行った。
たつやの元に来てから、40年。
久しぶりに埃を払ってやらなきゃ。






大井川鐡道はたつやのようなリアルタイムで
蒸気機関車を見ていた世代だけでなく、
ファミリーで行っても十二分に楽しいところである。
ちょうど夏休みのお盆休みということも重なって、
すごい数の子ども連れの家族が訪れていた。
人気キャラクターのきかんしゃトーマスの実物がここにあるのだ。
以前はトーマスだったが、最近になってジェームスも仲間入りした。

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さすがにお茶処、お抹茶のスムージーです。
スタッフさんがとても気持ちのいい無料休憩所の食事です。

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トーマスフェアも開催されていたので、
千頭駅はものすごい人で溢れかえっていた。

大井川鐡道も最近はお客さんが減ったこともあって、
赤字路線になってしまいました。
たつやもこれからなるべく行って、乗ったり、
お土産を買ったり、食べたり、泊まったりと、
ささやかながら、大井川鐡道を応援したいと思っています。

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もしたつやのこのブログで大井川鐡道に少しでも興味を持ったら、
是非、足を運んでみてください。
SLだけでなく、風光明媚な山と川、広がる茶畑、
あちこちに温泉があって、実に素晴らしいところです。
それに沿線の人たちは、みんなSLが大好きです。
一度は行ってみてくださいね〜^^







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posted by たつたつ・たつや at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・国内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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