これが最初はそうでもなかったのだが、
何でも凝り性のたつやは、結構ハマってしまった感がある。
ブログが多少おろそかになったのは、
フェイスブックの弊害によるところもあると思う。
だけどブログのいいところはいつでも過去記事に戻れること。
フェイスブックでは過去記事は消えてしまったり、
見ることが出来たとしても、適当に端折ってしまうので、
探すのに一苦労する。
もともと知り合いの多いたつやだが、
フェイスブック上のお友だちも知らない間に1800を超えてしまった。
時折、知らない人からお友だち申請をもらうが、
基本的に承認しない。
だけど丁寧なメッセージ付きで送ってもらえると、
その人の人間性だと信じて、フェイスブック上での友だちになる。
7月2日の夕方にお友だち申請と共に、丁寧なメッセージが届いた。
茨城県水戸市で、日本蕎麦を経営してます、Kと申します。
向笠千恵子さんから、来ました。
向笠さんは、全国商工新聞の
「めぐりめぐりて、食べもの記」と言う連載をしています。
面白いし、ためになります。
もしよろしければ、食を通して、お友達に、なって下さい。
よろしくお願いいたします。(^-^)v
何と言うタイミングだろう。
実はこの2日後に水戸へ行く予定だったのだ。
昨日のブログに書いたように、
水戸の隣町であるフラメンコ公演に行くためだ。
たつやにすれば茨城県はほとんど未知の領域。
出来ればお昼前に水戸に着いて、
偕楽園辺りを歩いてみようと思っていた矢先のことだった。
住所を聞いて、地図で調べてみるとまさに偕楽園のすぐそばにある
日本蕎麦のお店だった。
常陸秋蕎麦を使って、そばを打っていると言う辺りも気になった。
たつやが大好きだったそば店『八平』の店主が、
よく使っていたそば粉だったからだ。
そして2日後の7月4日。
Kさんがやっている店『白河そば店』を訪ねた。
白河という名前は福島県白河出身の先代から名付けた。
白河時代から数えて100年にもなる老舗そば店。
この地、水戸に移ってきて30年近くになるらしい。
混雑時を避けるために、11時半頃暖簾をくぐった。
席について、メニューを見たが、すごい種類があって、
何を食べたらいいのかわからない。
だけど、福井ではいつもおろしそばを頼むのだから、
関東ではモリを頼むのがスジだろうと勝手に思い込んで、
メニューを眺めたら、シラス丼とモリそばのセットが目に付いた。
福井でこの手のセットメニューを頼むと、
大抵がそばは少な目、丼はミニ丼というパターンが多いので、
そのつもりで待っていたら、とんでもない量のそばと丼が出てきた。
たつやが注文した時には出前で出ていたKさんが戻ってきて、
わざわざたつやの席までご挨拶に来られた。
一度もお会いしたことのないKさんとたつやなのだが、
ただフェイスブックでやりとりをしただけで、
何だかとても親しみが湧いていた。
さて、そばからいただくか!
それにしてもすごい大盛になっている。
おそらく200gはあるのではないだろうか?
腰が立つ力強い麺ながら、のど越しの良い仕上がりになっている。
そば粉は常陸秋蕎麦の細挽きだろう。
少し甘めのダシと良く合う。
関東風のかえしを使った濃い味とは違っていた。
半分くらい食べ終わったところで、
Kさんがサービスですと天ぷらを持って来てくださった。
揚げたてサクサクで、これもそばに合わせて綺麗にいただいた。
もうこれだけで十分なのだが、
シラスたっぷりのシラス丼を食べなくてはならない。
さすがシラスの産地だけあって、本当に美味しい。
シラスは一匹残らず食べたが、
さすがにご飯だけは残ってしまった。
食後にKさんお手製の梅ジュースまでいただいた。
たつやも何かお礼がしたいと思ったのだけど、
手土産のひとつも持って来ていない。
そうだ!家族の写真をプレゼントしよう!
土曜日のお昼時、本当に忙しい時間帯に、
ちょっとだけ厨房に入らせていただき、
KさんとKさんのご両親の写真を撮らせていただいた。
お父さんは大の写真嫌いだというところを、
何とかお願いして、撮った貴重な一枚です。
後日、Kさんにお礼のメッセージと共に、
写真をお送りしたら、とても喜んでくださいました。
こんな不思議なご縁の面白さと同時に、
ご縁をいただけたことに感謝しています。
白河そば店
茨城県水戸市見川3丁目720-1
029-241-1289
営業時間:11時半〜20時
定休日:火曜日
また良かったら応援してくださいね。
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