右手に高級料亭風の店が見えた。
ちょうどお昼どきということもあって
スーツ姿のお客さんがたくさん出入りしている。
たつやの旨いもん探しアンテナがピピッと反応した。
敷居が高そうなことと賑わっていることから考えても、
多分予約をしなくてはいけないだろうなぁ・・・
そのすぐ近くで見つけた駐車場に車を停め、
そこの管理人のおじさんに聞いてみた。
「あそこの高級そうなうなぎやさんって、
お昼はどれくらいなんですか?
予約なしでも大丈夫ですか。」
おじさんによれば、かなり昔からの料理屋で、
昼は二千円でもお釣りがくるし、
予約をしなくても大丈夫とのこと。
一緒に行った組合のメンバーふたりと相談して、
ここに行くことに決めた。
安心して入り口のドアを開ける。
一階はお客さんでいっぱい。
商談がある一時までには店を出たい旨を伝えると
通常は予約席の二階に案内してくれた。
メニューの中から、櫃塗し(ヒツマブシ)の特を選んだ。
特というのはご飯+鰻+ご飯+鰻となっているもので2750円
(通常の櫃塗しはご飯+鰻で2100円)
ちょっと贅沢だけどせっかく名古屋まで来たのだから。
やって来ました!
蓋を開けると、お〜びっしり刻んだ鰻が並んでいる。
お茶碗に移して、いっただきま〜す。
細く切った鰻の食感、タレと鰻の油が微妙に混ざりあった
ご飯に染みたコンビネーションはたまらない。
日本食ならではの繊細な味のハーモニーだ。
最初は上品に一口づつ味わっていたが、
後ではかきこむように食べてしまった。
(その方が旨い!んですよ)
鰻には山椒の粉をかけるよりも
ほんの少しのワサビを添える方がたつやの好み
山椒では刺激が強くて鰻の香りを打ち負かしてしまうように思える。
しかしながらワサビは、ちゃんと共存するような気がするのだ。
そして、いよいよお茶漬けでいただく。
上品な超薄味の熱々のダシをかけ、好みの薬味を入れる。
鰻のタレと熱々のダシ、ワサビが混ざりあって、
今まで食べた一品とは全く別の食べ物となる。
山葵が溶けて、更に旨さを掻き立てる逸品。
この食べ方は福井では味わえない。
あまりの美味しさに写真を撮り忘れました・・・
量もたっぷりあって、十分納得の特櫃塗しでした。
うなぎ 日本料理 名古屋なまずや
愛知県名古屋市中区葵2−14−26
TEL:052-935-4120/FAX:052-935-4125
営業時間:平 日 11:00〜15:00 (オーダーストップ14:30)
:平 日 17:00〜22:00 (オーダーストップ21:30)
:土日祝 11:00〜22:00 (オーダーストップ21:30)
営業日 :年末年始を除き、年中無休。
なまずやの名前の由来・・・
その昔、中山道沿いの御茶屋「なまずの蒲焼き」
を供していたのが発祥とされています。
その後、岐阜に移り「うなぎの蒲焼き」を始めたところ、
それが評判になり「なまずや」という名の
「うなぎや」になったということです。
さらに時を刻み昭和二六年、ここ尾張名古屋の地に
『名古屋なまずや』として営みを創めました。
なまずやホームページより
※ブログランキングありがとうございます。
只今ベスト3です。
また、場所がよいですね。浜名湖の近くですから、鮮度もよさそうです。
27歳から33歳までの岐阜勤務時代にたまに行きました。
当時はひつまぶしより うな丼ばかりでしたね。
別メニューで 肝焼き があって 頼むと
どんぶりに一杯 肝焼きが出てきて ビールの
つまみになっていました。
しかし たっちゃん いろんなとこ チャレンジ
するなあ!!
まさか なまずやが出てくるとは !!
鰻の旬は春なんですか?
鰻は大好きなんですが、これこそ値段と味は
比例するように思うんです。
あ〜、また鰻食べたくなってきちゃった^^;
国の出先機関に提出書類を持っていくのに、
この店の前を通りかかったんです。
もう、旨い光線が出ていて・・・。
かんちゃんの思い出の味だったんですね。
そんな話でまた盛り上がりましょ!?
某そばやさんででも。