2015年04月05日

お彼岸の飯盛寺(3)火渡り編

火渡りを体験してきました。
小浜市加斗、飯盛(はんせい)地区にある飯盛寺(はんじょうじ)。
前回訪問からわずか4ヶ月・・・再訪が叶った聖地です。
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炎が勢いよく燃えて、白い煙が空に昇っていく・・・
まだ燃えずに残っていたヒノキの葉を
丸太を井桁に組んだ護摩焚きの基礎の中に入れて、
完全燃焼させるとバチバチと音をたてて、
白い小さな灰がひらひらと舞い上がった。

DSC_5414.jpg



火の勢いが落ち着くと、
山伏たちは丸太をバラバラにして
それらを並べて1本の道を作った。

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これが何を意味しているのか最初はわからなかった。
山伏たちはまだ火が残って燃えて煙があがっているところを
竹の棒を使ってバンバン叩いて火を消していく。
叩いては消え、また火があがり、また叩く。
何度も何度も繰り返して、そのうち火は消え煙だけが残った。

DSC_5428.jpg

丸太を左右に並べた道には、山伏たちの手によって、
入り口と出口には、ヒノキの葉を敷き詰められた。
どうやら準備が整ったようだ。

DSC_5434.jpg

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私たちに続いて皆さん、渡ってください。
そう、テレビでしか見たことがなかった火渡りの行である。
裸足になった山伏たちは般若心経を唱えながら、
まだ煙の上がる道を歩いていく。
距離にすれば4メートルほどだが、熱そうだ。
渡り終えた山伏は出口の両側に立って、
後を続く住民の人たちを迎える。

DSC_5445.jpg

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その時、錫杖で鈴を鳴らしながら、
それぞれの肩や腰、足、背中などを撫でてもらう。
そうすることで、痛いところや患っているところが良くなるのだそうだ。
80くらいのおばあちゃんは、
昨年、膝を触ってもらったら、それ以来調子がいいと、
話していたので、効果が高いのだろうと思う。

IMG_4352.jpg

DSC_5453.jpg

たつやも裸足になって、列に参加させていただいた。
裸足になって土の上を歩くと、前日の雨で濡れているし、
それだけで足が冷たくなったせいかもしれないが、
火渡りの行は、熱さを感じることはほとんどなく、
左右から聞こえる山伏さんたちからの般若心経と、
錫杖で背中や肩を触ってもらった感触だけが、
鮮明に記憶に残っている。

DSC_5484.jpg



渡り終えてから、地区の方たちがふるまってくれた
白玉入りぜんざいと、温かいお茶が本当に美味しかったです。

IMG_4355.jpg

飯盛寺のご住職は第70代というから、その歴史は千数百年。
この護摩焚きや火渡りの行が、
いったいいつごろから続いているのだろうか。
千年以上に渡って変わることなく、
ずっとこの小浜の地に伝えられているという奇跡が、
当たり前のように目の前で繰り広げられていることが、
夢を見ているようで、現実離れした一日だった。

飯盛寺へはまた違う季節に訪れてみたいと思う。



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...










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posted by たつたつ・たつや at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅先にて・福井県内編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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