小浜市加斗、飯盛(はんせい)地区にある飯盛寺(はんじょうじ)。
前回訪問からわずか4ヶ月・・・再訪が叶った聖地です。
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炎が勢いよく燃えて、白い煙が空に昇っていく・・・
まだ燃えずに残っていたヒノキの葉を
丸太を井桁に組んだ護摩焚きの基礎の中に入れて、
完全燃焼させるとバチバチと音をたてて、
白い小さな灰がひらひらと舞い上がった。

火の勢いが落ち着くと、
山伏たちは丸太をバラバラにして
それらを並べて1本の道を作った。

これが何を意味しているのか最初はわからなかった。
山伏たちはまだ火が残って燃えて煙があがっているところを
竹の棒を使ってバンバン叩いて火を消していく。
叩いては消え、また火があがり、また叩く。
何度も何度も繰り返して、そのうち火は消え煙だけが残った。

丸太を左右に並べた道には、山伏たちの手によって、
入り口と出口には、ヒノキの葉を敷き詰められた。
どうやら準備が整ったようだ。


私たちに続いて皆さん、渡ってください。
そう、テレビでしか見たことがなかった火渡りの行である。
裸足になった山伏たちは般若心経を唱えながら、
まだ煙の上がる道を歩いていく。
距離にすれば4メートルほどだが、熱そうだ。
渡り終えた山伏は出口の両側に立って、
後を続く住民の人たちを迎える。


その時、錫杖で鈴を鳴らしながら、
それぞれの肩や腰、足、背中などを撫でてもらう。
そうすることで、痛いところや患っているところが良くなるのだそうだ。
80くらいのおばあちゃんは、
昨年、膝を触ってもらったら、それ以来調子がいいと、
話していたので、効果が高いのだろうと思う。


たつやも裸足になって、列に参加させていただいた。
裸足になって土の上を歩くと、前日の雨で濡れているし、
それだけで足が冷たくなったせいかもしれないが、
火渡りの行は、熱さを感じることはほとんどなく、
左右から聞こえる山伏さんたちからの般若心経と、
錫杖で背中や肩を触ってもらった感触だけが、
鮮明に記憶に残っている。

渡り終えてから、地区の方たちがふるまってくれた
白玉入りぜんざいと、温かいお茶が本当に美味しかったです。

飯盛寺のご住職は第70代というから、その歴史は千数百年。
この護摩焚きや火渡りの行が、
いったいいつごろから続いているのだろうか。
千年以上に渡って変わることなく、
ずっとこの小浜の地に伝えられているという奇跡が、
当たり前のように目の前で繰り広げられていることが、
夢を見ているようで、現実離れした一日だった。
飯盛寺へはまた違う季節に訪れてみたいと思う。
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